総合診療をするうえで避けて通れない不確実性の分析や扱い方について、複数の理論体系をまとめ、かつ実践可能な形で整理したレクチャーの資料です。

複雑性と不確実性_完成版.pptx by けんた on Scribd



自分は準備の指導にはかかわりましたが、後輩がたくさんの参考文献を読み込み、膨大な該当事例を分析しながら落とし込んでくれました。

個人的には、これだけ難しく、かつ総合診療的に専門性の高い内容を、自分自身がではなく後輩がこのレベルで喋れるようになってくれたということが一番嬉しいと感じたポイントでした。


内容のレベルとしては、総合診療後期研修2年目以降くらいが程よい対象学年かなと思います。

初期研修医や、後期研修1年目だとピンと来ない部分もまだけっこうあるかもしれません。



いつでもこの分類で小難しいことを考えるべし!というメッセージではなく、なんかうまくいかない、ツライ、大変だと感じる事例に出会ったとき、安易に「モヤモヤを抱えながら中腰で粘るんだ」とか「複雑なものを複雑なままとらえよう」とか「とりあえず患者さんに寄り添えばいいんだよ」とかではなく、「複雑な状況そのものも分析し、分類すれば、対応がシンプルに決まることもあるよ」ということを伝えたかったです。

中には曖昧なまま付き合い続けられる特性をもった若手医師もいますが、たとえそれができても多職種と共有したり、次の医師に引き継いだりすることは出来ないため(分析して言語化できていないので伝えようがない)、すでになんとなく対応できちゃっているひとでも習得する必要性や意義はあるだろうと思います。

その逆で、内科診断学とか理詰めで全部整理したくて、複雑さとか心理社会的問題とかそういうのは苦手ですというタイプの人にとっては、普段の「勉強して、その理論体系を事例に当てはめて、理解が深まって、自ずと対応が決まる」といういつものパターンで複雑な事例をみれるようになる便利ツールなので、習得すると良いだろうとおもいます。




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