近隣・区内の法人関連事業所が集まって、毎年度末に活動報告・学術発表の場として「白石区民医連アカデミー」というのが開催されています。

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第4回の今回2018年3月16日は、「地域」がテーマでした。



その基調講演でわたしが発表したときのスライドです。

180316 白石区民医連アカデミー「地域分析と民医連の役割」佐藤健太 by けんた on Scribd





スライド・話の構成は以下の通りで

1.簡単な病院の紹介

2.患者・利用者・住民個々人の周辺や過去といった「上流」をみることで地域が見えてくるというSDH・SVSの話

3.地域の歴史や地理的分布を知ることで地域自体が見えて患者・利用者・住民の見え方が変わってくるという地域分析の話

4.それを踏まえて法人の歴史や立場や綱領を再確認してこれから考えていく材料を提示する

という形でした。



当日は100人弱は集まってて、眠そうな人は1-2名、けっこう多くの人が激しく頷きながらメモを取りながら聞いてくれていました。

こういう院外の人も招くイベントでは、内科外来や急性期病棟からの参加が少なくて、「外部は盛り上がるのに、内部が変わらず残念」というパターンになりやすいんですが、今回は各病棟や外来からも参加者があり、また管理者クラスの参加も多くて影響がきちんと残りそうな感じでした。

実際、翌日のベッド調整会議でも「うん、昨日の話を踏まえると、こういう人こそうちがうけなきゃね」と現場がかわりつつあるのを感じています。


せっかく外部にたくさんお呼ばれして講演力(?)的なものを磨いてきたし、うちの病院の機能や役割を隅々まで知り尽くす努力を続けてきて、周辺地域もここに住んで生活しながらデータ取ったり人に聞いたりして少しずつ詳しくなる工夫もし続けてきたので、それをうちの病院や連携している近隣介護・歯科関係者と共有できたというのは、わりと感無量な感じがしています。

満足♪



で終わってはだめなので、このあと具体的にまた動いて、動かして、それを定期的に再評価して微調整して、そうこうしているうちに組織間の壁やしがらみがほどほど減ってきて、気がついたら経営も黒字で余力もついてきて、周辺地域にとけ込んだ新病院の建設に踏み込める!くらいを目指したいなぁとおもいます。

某病院のように、患者集め・経営に特化しすぎると大事なものが損なわれてしまうので、地域住民の信頼や、地域におけるオンリーワン的な役割の発揮とその自覚を育みながら「私は誰のためにどういう力を身につけ、どういう形でどこに還元することでやりがいを感じたいか」をはっきりさせ、その上での発展ができるように頑張りたいです

書いてみて気付きましたが、良い病院の運営は、望ましい総合医の育成とスタンスが一緒なんですね。通りで違和感なくできるわけだと今納得しました。




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