今週土曜日の北海道リハビリ学会で、「総合診療医による、リハ医・セラピストの手の届かない場所・病期の地域リハビリテーション」という講演をしてきます。

aaaaa
http://rehab-med-hokudai.jp/do-reha/


その準備で、運営側のニーズや、予想される参加者の潜在ニーズ想定をつめていたんですが、ふと、参加者であるリハ関係者に「そもそも総合医ってなに? ていうか前に喋っているあいつは誰?」をわかりやすく伝える必要性があるよねと思いました。

できるだけ正確に、かつわかりやすく伝えたいので、「そもそも自分は、リハについて何を学び、どんな実践をし、どんなことができるようになったんだろうか?」について、まず自分が正確に理解しようと思って、パソコンに入っているすべてのリハ関連のデータを見直してみました。

最初は大したもんじゃないだろうとおもっていて、全部列挙したら自己紹介の代わりになるだろうと甘く見ていたんですが、やってみたら1時間位かかってもまだ全部整理できず、「とてもじゃないけど膨大すぎて、1時間の教育講演では触れられない」ことがわかりました(´・ω・`)ショボーン


というわけで、当日の自己紹介は超圧縮5分版くらいになりますが、せっかく列挙したメモがもったいないので、こっちに乗せることにしました。


「○○年」というのは西暦の下2桁のことです。
執筆や研究関係は、出版・発表された日だったり、企画の準備を始めた日だったりで統一感ありません。
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05年初期研修開始 リハ学ばず
07年総合診療後期研修開始 リハ学べず
11年北海道プライマリケア医のためのリハビリテーションフェローシップ開始

12年4月:亜急性期病棟の多職種共同リハ栄養学習会・スイーツ部 立ち上げ

12年5月:脳卒中リハビリテーション第3版「退院後の在宅療養支援」 分担執筆

13年2月:リハビリ技術者研修会「リハビリテーション栄養」 講演

13年4月:函館陵北病院「リハ栄養」 講演
    専攻医向け、遠隔リハカンファ 立ち上げ

13年6月:勤医協中央病院「高齢者肺炎の治療-リハビリにおけるチーム医療・多施設連携」シンポジストとして発表、その後病院間連携の仕組みづくりへ

13年8月:家庭医療学夏季セミナー(学生向け)、「住み慣れた我が家で長く元気に暮らそう!続けたくなる往診のすすめ」WSを専攻医と共同で運営

13年9月:リハビリ技術者集談会「フィジカルアセスメント」 講演

14年5月:JPCA日野原賞候補演題 発表&受賞
「一般内科病棟患者における、 入院時栄養評価(MNA-SF)と臨床的転帰に関する前向きコホート研究」

14年5月:第1回、北海道発 総合診療医・プライマリケア医のためのリハビリテーション研究会 立ち上げ&基調講演

14年6月:JARM「リハフェローシップの研修内容・成果報告」ポスター発表

14年8月:リハセミナーin札幌「札病内科でのリハ影響研究報告」

14年10月:道勤リハビリ医療推進プロジェクト 5回の会議で、当法人に必要なリハ人材を検討。
「回リハに専門医を、それ以外は専門医以外がリハを学び質をあげよう」の結論に


15年1月:法人内の関連院所でのリハ栄養学習会in釧路、15年9月・16年7月北見、18年3月西区病院

15年3月:小規模病院での総合医のためのリハビリ研修プログラム 専攻医への集中研修プログラム立ち上げ、1号生受講

15年6月:JPCA地方会「総合医が教える総合医のためのリハビリ」WSを専攻医と一緒に運営→簡易ADL評価、ICFカンファ7分割表

15年 :「セラピストによる総合診療専攻医への教育」の研究へ協力

15年7月:プライマリ・ケアカンファ「リハの強度とタイミング」エビデンスレビューのレクチャー

15年7月:「その患者さん、リハ必要ですよ」の分担執筆

16年3月:リハビリ認定医合格!

17年3月:Gノート増刊「これが総合診療流! 患者中心のリハビリテーション」責任編集+執筆

17年4月:褥瘡委員会+NST委員会統合
    多施設共同、web会議でのリハカンファ(総合医・リハ医・セラピスト参加)の運営を若手に譲渡

17年 :白石区地域分析の実施と、JPCA地方会での発表

18年4月:若手病院総合医カンファレンス
「誤嚥性肺炎に対する 病院総合医による こだわりの病態診断学」

18年4月:在宅医学会、地域リハシンポジウム
「急性期病院と地域を繋ぐ地域包括ケア病棟から 総合診療×リハビリの視点での地域リハビリテーションへの提言」

18年6月:リハ医学会 若手総合医向け教育講演
「リハに総合診療を足すと見えてくる、ICFの生活機能以外」

18年7月:北海道リハ学会、教育講演
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以上です。
長いですね。


総合医として、常に「特定の領域に偏らない、苦手や強みを作らない」ことを意識してきました。

なので、たまたま売れてしまったカルテの本とか、リハの本とかがあると、それ関連の講演やイベントの依頼が増えるんですが、極力お断りして「リハとかカルテとか、まあちょっとだけ知ってますが、プロには叶いませんし、あくまで総合医なので、普通にCommon diseaseを見てるだけですよ」をキープしたいと思っていました。

なので、自分主観では「リハにはあまりかかわらなくなった」と思っていました。
でも、意外とそうではなかったんですよね。

たぶん、「リハが特別なこと、苦手なことや難しいことではなく、総合医の日常臨床で普通に取り込んで活用している一スキル」として体に馴染み、総合診療の文脈のなかで内科診断学やグラム染色スキルやエコー技術等と同じように「普通に使うようになった」から、意識からは消えていたのかなと思いました。

いいことかなと思いますが、専門医から見るとこういうのは「素人が中途半端にしって偉そうにしやがって」に見えたりするものなのでしょうか。ぶっちゃけたところを聞いてみたい気もするし、怖い気もします。



あと、せっかくの教育講演なので、参加者の方々は結構期待してくれていると思うので、「あの、自分普通なんでつまんないっすよ」というスタンスだと失礼かとも思います。

ので、今回のリスト作りながら、ある程度「自分ならではの強みとか実績」も一応まとめてみました。

こんな漢字です。
①多職種共同、資源のないフィールドでのリハビリテーション栄養や
②「MNA-SF」研究
→リハ栄養の実践、教育、研究

③高齢者肺炎・誤嚥性肺炎の、嚥下専門医・STがいない環境での嚥下評価と治療
④ICF・QOLと生活機能を統合するICFカンファ7分割表
→総合診療とリハ医学の統合

⑤地域分析と法人の機能を考慮した、リハを担う人材の養成、検討と実施
⑥リハ専門医不在環境での、総合医やリハ技師のためのリハ研修プログラム開発(遠隔フェローシップの立ち上げと受講、院内総合医+セラピストでの導入研修)
⑦web会議でのリハカンファシステム(総合医・リハ医・セラピスト、6施設合同)
→リハ専門医に限定しない、リハ環境が整っていない状況での、リハを担う人材の育成

とかこんな感じですかね。

いずれも、リハ専門医がたくさんいる大学医局や、リハセンター病院では出にくい発想や実践ですね、きっと。
総合医っぽいかも。



そんな自分が、生活期(急性期→回復期のあとの地域でのリハ)について、総合医視点で話をしてくる予定です。

スライドがまだ1枚もできてない(さっきまで作ってきた経歴一覧は全部削除したので)という地獄状態ですが、あと数時間頑張って力尽きるまで頑張ってみます。

こんな直前まで準備できなかったのは毎週学会参加や講演があったり、毎日外来何時間もやって消耗したせいです。怠けたわけではないです。たぶん。


よし、準備に戻ります。

でわ!!

 

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