お正月の三が日は完全お休みですが、遊びに行く予定を入れそびれてしまい、家族も全員実家に返しているので暇しています。

代わりにというかなんというか、普段は日常業務で時間が取れて全くできていなかった執筆作業をひたすらやっています。


2013年から企画をあたため、色んな場面で実践や教育を行いブラッシュアップしてきたもので、ちょうど1年ほど前に「よし!2018年中にぜったいやるぜ!!」と意気込んで始めたものです。

2018年が予想よりも忙しくなってしまったせいで終わりませんでしたが、2019年の学会で平積みしてもらえるようにラストスパートを掛けているところです。


あんまり重たいと読みたくなるので、薄めの200ページ程度を目指していますが、1ページ1000文字とざっくり計算しても20万字必要になります。

総論と各論にわけて、各論は医長や専攻医の協力も得ながらやっているので100%全部自分で書くわけではないですが、最終的な体裁を揃えるためにほぼ全部手を入れる予定なので、気分的には15万字書くぜ!位の感覚です。

「型が身につくカルテの書き方」ですら140ページだったので、自分の中では前人未到の領域です・・・





ただ、この「ひたすら長文を書き続ける作業」が、思いの外楽しいんですよ。やってみると


毎日仕事が忙しい中で「書かなきゃ・・・、でも書けない」と思っていたときは日々苦痛でしたし、年末に入って「あ、書く時間が取れたぞ。でも気が重いな」と感じていたときもなかなかに辛かったですが、いざ書き始めてみたらめっちゃ楽しいし、いくらでも書けるしでとても快適です♪

こんなだったら、あと2日早く書き始めていたらもっと良かったのに・・・というのはいつも原稿書いていて思うことなので反省しないなぁと思いますが、この勢いなら仕事始まったあとも(家族いない分無限に自由時間があるので)なんとか締切までにそれなりのものに持っていけそうです。



元旦には、数年前とか何ヶ月か前に集めておいた資料、過去に他の機会で行った講演資料、協力者が書いてくれた各論原稿などを読み返して、頭の中を本の企画とイメージでいっぱいにして、以前に書いた目次を見直してアウトラインを定めるところまでやりました。
6時間くらいやったかな。

2日には、「昨日あそこまで頭に詰め込んで、書き進めるイメージを作ったんだから、今書かないとイメージと熱意が消えてもったいない!」と自分を追い込んでなんとか書き始めました。
残念ながら午前中は寝坊してしまったのとまだ体調も不十分だったので、午後から5000字くらいかいて、それを見直して、この出だしなら・・・ということで残りの章の構成を見直して、必要な材料を集め直してで終わってしまいました。
3時間くらいは頑張ったかな。

3日には、朝からちゃんとおきれて体調もよかったので、前日買い込んでおいたコンビニ弁当や菓子パンやお菓子で糖質を断続的に補いながら(食べすぎても眠くなるし、空腹になっても集中力切れるので)、10時から16時まで小休憩3回くらいはさみながらひたすら書き続けて一気に1万字以上書けました。
そういえば昼ごはん食べてないな。

書きながらイメージが具体的になり、枝葉を切り落としながら説得力を高める情報を付け足して、だいぶ骨格がはっきりしてきた気がします。



ちなみに、自宅で書き物をする時は、セブンイレブンのチョコシューが好きです。
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全部開けると一気に食べてしまって、もっと食べたいという思いや胸焼けにやられてしまうので、5個ずつ小皿に開けて、1章書き終わったらまた5個食べていいルールで自分に自分へ餌をあげる形にするととてもはかどります。

ローソンのチョコカルシューでも、無印商品のシューチョコでも構いません。




そんなこんなでようやく合計2万字弱書けたところです。

総論の2割、全体の1割しか書けていませんが、1字も書けていない状態や、アウトラインだけ作って中身を書けずにもやもやしていた頃に比べるとだいぶ「進んだ! 頑張った!!」という気持ちが出ました。

一度この状態まではいったら、一気に勢いでかけてしまうことは経験上なんとなく想像つくので、だいぶ気がラクになりました。





にしても、ホント書いていて楽しいです。

なんでか考えてみましたが、書くこと自体が楽しいというより、考えていることを全部表現して良い自由さが嬉しいのかなと思いました。





学生時代は「口は災いの元ということわざは君のためにある」と友達に言われるくらい、無駄に喋って失言で大失敗することもしばしばでした。

初期研修医の頃は記憶があやふやですが、とにかくひたすら勉強しまくって、その内容を人に教えたくてしょうがなくて、でもいまほどネットやSNSでの交流はなかったのでクソ長いレクチャーして嫌がられ、最終的には同じくらいクソ細かくてクソしつこい勉強をする動機と深夜にひたすら感染症や救急・集中治療の勉強内容を教え合うようなことをずっとしていました。

後期研修医になると、そういう「ひたすら教えてくれるしひたすら聞いてくれる同期」もいなくなり、初期研修医にその熱をぶつけてしまい「先生は1個聞くと100答えるから正直うざいっす」と正直な後輩に言われて死ぬほど凹んだり、でも反省はしなかったようでその後も教え続けてしまっていました(その結果、多くの失敗や学びがあって医学教育を続けられているとは思いますが、当時の犠牲者たちにはホント申し訳ない)

そしてスタッフになると、流石に学生や研修医に直接教えまくれる機会も減り(いわゆる屋根瓦方式のため、自分が途中の世代をすっ飛ばしまくるわけにもいかないよねと思えるくらいにはおとなになりました)、でも総合診療グループの上司や同期が集まる学習会やメーリスにぶつけても「メール長い」と言われたり「先生のレクチャーはくどいからもう少し要点を絞って」と言われたりで、ぶつけ先がなくてブログを始めたというところも正直なところです(ブログは、読まない自由、リアクションをしなくて良い自由があるのがいいですね)。


でも、やっぱり対象を絞って、特定の人に、自分が勉強し、身につけ、実践しているそのコツとか秘伝とかを全部伝えたい欲望はものすごくあるんですよね。

だからといって「総合診療やりたいっす、いろいろ教えてください!」という後輩が来てくれても、全部教えようとすると「まだまだ序盤なんすけどね」とか「とりあえず基本のおさらいをしておくとね」という段階で「めっちゃお腹いっぱいっす」となるので教えきれないのです。

だんだん、相手のニーズや関心、すでに持っている知識や経験などを踏まえて、対象者に応じたレクチャーをその場で編み出す能力は身につけて、それはそれで満足しているんです。


でも、感覚的には、教えたいことの1割くらいしか教えられてないという感じです。

普段喋っている、口にする内容も、たぶん頭で考えていることのうち50分の1くらいしか喋ってない気がします(カンファのときとか、質問されたときとか)。


ブログだって、書きたいことを全部書いているとすぐ1万字超えてしまって「誰も読まない長文」になってしまうので、なんとか5000字超えないようにという自己ルールを作っていたり(すぐにはみ出しますけど)、そもそも書く時間が徐々に取れなくなってきているので5分~10分で書き終わる程度のことしか書けず、何より同僚や後輩や家族が読み始めるという「言葉をある程度選ばないといけない」状況にもなってきてしまったため、当初ブログに期待していた「言いたいことを全部書き放題」という場ではなくなってきました。




でも、単著の書籍ならそういう制限はないんです!

好きなだけ書けます。20万字ですよ!!

しかも、科学的文書に説得力を持たせるために、主張のあとにはその根拠となるデータや考えを述べなきゃいけないので、普段だったら結論と1-2個の簡単な根拠しか言えないところを全部言えるんです。


もちろん、読みやすさやメッセージを考慮して枝葉はめちゃくちゃ切り落としますが、それでも「いうべきこと、説明すべきこと、伝えるべきこと」は全部詰め込める自由がそこにはあるのです。

これはほんとに楽しい。



強くなりすぎて、戦ってもらえる相手がいなくなってしまった○○○が、異世界とか宇宙から来た強大な敵を見つけてワクワクが止まらない感じ、今ならわかる気がします。





もうほんとね、リアルタイムライブとかで動画形式で全国放送を毎晩展開したいくらい。

医者向けなので大した閲覧者はでなくても、それなりのYouTubeの収益でたりしないかな?
DVDにしたら、国試予備校のやつみたいに毎年安定して売れないかな?

とか考えちゃうくらい言いたいことが山程あるんですが、それを文字のカタチにして永久固定して、医学書としては比較的安価な設定で、結構ちゃんとした出版社にバックアップしてもらって広く読んでもらえる形にできるってほんとすごいです。



学生の頃には、本を書いて出版するなんて想像もしませんでしたが、これはもうかなり天職何じゃないかと思うくらい楽しいです(才能がめちゃくちゃあるとかそういうことではなく、向いていて楽しいという意味です。うぬぼれてはいません)

もう少し仕事整理して、暇になって、他のジャンルの話も毎年1冊くらいのペースで出せたらいいなぁ。


そんな暇あったら論文書けよという声も聞こえてきそうですが、科学的にきっちり詰めきらないといけないルールの範囲内ではどうしても表現しきれないと悩みまくった結果たどり着いた結論なので、とりあえず今回のテーマについては単著の書籍以外ありえませんでした。

ずっと本ばっかり書いても独りよがりの寂しい人になってしまうので、書籍と論文を交互に書いていくとバランスがいいのかもしれませんね。




という感じで、書籍の原稿書いていて楽しいぞ!という思いを、原稿書きすぎて疲れたのでブログを書くという別の形を挟むことで気分転換しつつ、書き出してみました。


流石に小指と薬指がつってきたので、少し指を休ませるためにお散歩してきます。

この正月は、ポケモンGO!でいい感じにレベルアップ&ポケモン集めが進んでいてなかなか幸せです。


















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