病院家庭医を目指して ~野望達成への道~

地域密着型病院で活躍する家庭医を目指し、札幌市内で働いてるDr_kentaです。 病院外来でのプライマリケア、内科急性期病棟の老年・緩和ケア、リハビリテーション栄養を中心に、医学教育や院内システム改善などにも関心を持ちながらいろいろやっている日常を記録していきます。ちなみに「病院家庭医」という正式な呼称はありません(造語です)。 また医師による記載ですが、医学的な内容を自分や身の回りの方に適用していいかどうかは直接診察のうえでの判断が必要です。記載内容を試して発生したいかなる不利益も責任は負い兼ねますのでご了承ください。

リハビリ・栄養

Gノート増刊「総合診療×リハ」に、書評を書いていただきました!!

今年の3月にでた、羊土社Gノート増刊の「これが総合診療流! 患者中心のリハビリテーション」の本ですが、書評を書いていただきました!

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これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション 全職種の能力を引き出し、患者さんのQOLを改善せよ! (Gノート増刊) [ 佐藤 健太 ]これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション 楽天



しかも、藤沼先生に!!

以下、webサイトからの引用です
https://www.yodosha.co.jp/yodobook/book/9784758123204/
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筆者の考えでは,総合診療,家庭医療,リハビリテーション,老年医学,緩和ケアといった分野は,ほぼ同じパラダイムの医学系専門分野である.
特にリハビリテーションについては健常な部分を伸ばすという,ある意味,ヘルスプロモーションや健康生成といったコンセプトを臨床医学に導入したところがきわめて画期的だと考えてきた.
わが国の総合診療分野の若手のトップランナーの一人である佐藤健太先生の編集による本書はそうした筆者の印象をきちんと言語化してくれている点で非常に感銘を受けた.


各論に入っていくと,総合診療医が病棟や外来,在宅等で出会う問題に対して,リハビリテーションを「処方する」という意識が強化されるようになる.
特に評価に関しての記述が非常に具体的で参考になる.
つまり,地域基盤型プライマリ・ケア担当総合診療,すなわち家庭医療の分野で提示された患者中心の医療の方法(patient-centered clinical method:PCCM)と,リハビリテーションの分野から生み出された人間の生活機能と障害を分類するフレームワークとしての国際生活機能分類(international classification of functioning, disability and health:ICF)が全体の基調音になっている.
この2つのフレームワークが全く出自が異なるにもかかわらず,むしろ相補的に機能しうる印象をもつところがおもしろい.
PCCMとICFは理論的に接続可能で,リハビリテーションの分野と総合診療の分野が学び合う価値がここにもあるだろう.


リハビリテーションは専門職連携実践(interprofessional collaboration:IPC)の最も先進的な分野の一つであるが,地域包括ケア時代の総合診療もIPCはかならずビルトインすべきコンテンツであり,リハビリテーションから学ぶべきエビデンスやパール群は数多いものである.
本書のセラピストの職能についての詳述はその一助になるだろう.
また,本書の診療科別のリハビリテーションもコンパクトにまとまっており,全体像をつかむのによい.


いずれにしても総合診療医がリハビリテーションを学ぶのによい入り口になる構成と内容であり,総合診療を志す医師だけでなく,すでに地域医療を実践しているベテラン医師達にも一読をすすめたい.

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自分の後期研修中に、3ヶ月だけ外部研修させてもらい、そのときにお世話になったボスで、家庭医療の考えかたや、家庭医の教育のコツ、家庭医療や医学教育を他職種で継続していく組織・文化づくりなどを学ばせていただき、今でも普段の考え方の基本になっています。

内容もほんとに読んでいただいたようで、家庭医療の「患者中心の医療の方法(PCCM)」とリハビリの「国際生活機能分類(ICF)」を融合させ基調にしているところを指摘していただいていて嬉しいです。



いかんせん値段がかなりお高いのでとても恐縮ですが、ほどほどの売れ行きのようでありがたいところです。

直接の交流やSNSなどから感じる手応えとしては、リハ専門医の熟練クラスだと「そうそう、そうなんだよ!」という感じで想定以上に共感してくださる先生方が多く、リハ専門医を目指す専攻医だと「面白い切り口もあるけど全体に浅いよね」という感じ(そういう本なので的確に読んでいただいてるなと思います)。

メインターゲットの総合診療の専攻医からは、「買いました!」は聞くけど、「実際にこれを読んでこの通りやってうまくいきました!」というのはあまり耳に入らず。
そういう目で振り返ってみると、お勉強のためのテキストにはなっても、その通りやればよいマニュアルとしては不親切でもあり(そこを目指したわけではなく、具体的に深めたい人のために参考文献をできるだけ豊富につけてもらってます)、またやはりボリュームがありすぎて通読もしにくいだろうし、そもそも即効性のあるようなターゲットでの記載も少ないのでそんなものかなと思います。

できれば、この本を書いて終わりではなく、この本を通してできたつながりやきっかけを上手く活かして、今後の日本の総合医がリハを学ぶ環境が動いたり、実際に総合医が担当する患者のADL・QOLアウトカムがいい方向に動く流れを少し促進したり出来たらいいなぁと思います。









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「内科×リハビリ」の雑誌特集もでました!!

今度は、「内科医のための、内科疾患のリハビリテーション」の雑誌特集がでましたよ!!

909905



Amazon(まだ画像なし、予約対応中)


南山堂の該当ページはこちら
http://www.nanzando.com/journals/chiryo/


 


今年3月には、自分が編集幹事となって、Gノート増刊「総合診療×リハビリ」の本を出しました。

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【送料無料】 これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション 全職種の能力を引き出し、患者さんのqolを改善せよ! Gノート増刊 / 佐藤健太 (医師) 【本】【送料無料】 これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション 全職種の能力を引き出し、患者さんのqolを改善せよ! Gノート増刊 楽天
 

過去に、出版の報告をしたブログ記事はこちら








このときに、内部障害(内科疾患による身体障害)について、特に腎臓障害のところで内部障害リハに関する国内第一人者の上月先生にご執筆いただいていました。




今回は、私自身は編集や執筆等での直接関与はありませんが、私が編集委員として協力させていただいている「南山堂 治療」で、同じく上月先生が編集幹事として書かれていてなかなかうれしいものがあります。

編集委員の立場は、「この世の中に、欲しい本がなければつくってしまえばいいじゃん!」という発想が形になる確率が高いので、とてもありがたいなぁと思っていますm(_ _)m



今回は、対象が総合診療医限定ではなく、内科医全般向けですね

執筆者の所属をみても、総合診療医はおらず、内科専門医かリハ専門医が主体です。

そういう意味ではより一般的かと思いますし、在宅や療養病棟とかをまだ知らない初期研修医や、臓器別内科の専攻医あたりにはとっつきやすいかもしれません。



編集社のページで紹介されている目次を引用してみます。けっこう面白そうなラインナップですね。

特集の目次

■総 論

内科疾患で今なぜ内部障害リハビリテーションが必要か?(上月正博)


■循環器

心筋梗塞のリハビリテーション(大宮一人)

心不全のリハビリテーション(牧田 茂)

末梢動脈疾患のリハビリテーション(杉村浩之,他)


■呼吸器

COPD のリハビリテーション(黒澤 一)

間質性肺炎のリハビリテーション(海老原 覚,他)

誤嚥性肺炎のリハビリテーション(海老原 覚,他)


■生活習慣病

糖尿病のリハビリテーション(細井雅之,他)

脂質異常症のリハビリテーション(木庭新治)

高度肥満症のリハビリテーション(鈴木文歌,他)

高血圧のリハビリテーション(有田幹雄)

慢性腎臓病のリハビリテーション(笹瀬謙太郎,他)

NAFLD/NASH のリハビリテーション(水田敏彦)


■応用編

がんのリハビリテーション(岡 阿沙子,他)

高齢者内科疾患のリハビリテーション(金丸晶子,他)

重複障害のリハビリテーション(上月正博)


ほかにも今年度からは、Twitterで超有名なDr. ヤンデルの連載も始まっており、なかなか面白いです。



うちの医局は定期購読してますが、もし気に入ったら個々人でもご購入くださいな。
2500円なので、比較的お安いですし・・・

(編集委員なのでCOIありの記事とおもって差っ引いて読んで下さい。たくさん売れたからと行って私の懐は特に変わりませんが)






 

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Gノート増刊 「これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション」の見本ページ公開

明日3月1日に発売予定の、Gノート増刊「総合診療×リハビリ」の本ですが、編集者に頼み込んで見本ページのPDFファイルをもらえました!!




昨日の宣伝ページはこちら

Gノート増刊 「これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション」完成しました! 3月1日発売です!!


販売サイトはこちら

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そして、頂いた見本ファイルはこの2つです。

総合医リハ見本「目次」 by けんた on Scribd



総合医リハ見本「リハ処方箋記載のポイント」 by けんた on Scribd




あと、羊土社のホームページに、自分の原稿以外もみれる「立ち読み」コーナーがありました!
https://www.yodosha.co.jp/gnote/book/9784758123204/index.html




「リハ処方箋記載のポイント」は、具体的な処方箋記載例提示して「こう書け!」ではなく、書くときのポイントや、各施設でセラピストと協働でより良いものを作っていくための考え方などに重点をおいています。

2ページ分だけ公開許可をえたので、ちょうどいいところで切れていててごめんなさい(続きが気になる人は買ってほしいっていうメッセージですね)。


個人的には、今回公開対象にはならなかった、「第1章 総合診療×リハビリテーション 1.総合診療とリハの共通点・親和性」という総論がめっちゃ力作です。

また、「第3章 リハに関わる専門職種たち」の最後にオマケ的にかいた「コラム リハ関連職種たちの、アイデンティティ確率までの歴史と現在の立ち位置」も個人的にはかなりお気に入りです。


もちろん、自分以外が担当の原稿も、どれも読み応えありますよ(原稿チェックしていて、「おお、そうなんだ! おもしれー」と深夜に興奮した原稿がいくつもあります)。




なお、見本PDFのブログ掲載は羊土社さんの許諾を得ており、紙面にも 出典を記載してもらいました。

また二次編集出来ないようにPDFファイルにしてもらっているので大丈夫だとおもいますが、一応出版物の一部ですのでweb上で二次編集したり出典明記せずにデータのみの二次配布はご遠慮くださいね。
(本記事のシェア自体は問題ないと思います)




 

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Gノート増刊 「これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション」完成しました! 3月1日発売です!!

Gノート増刊 「これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション」の発売が確定しました!


表紙もでき、製本も終わり、当初の予定通り3月1日に発売されるそうです!
予約は今日から対応しているそうです。


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Gノートのツイッター宣伝はこちら



Gノートのフェイスブックページでの宣伝はこれ



羊土社の掲載ページはこちら
https://www.yodosha.co.jp/gnote/book/9784758123204/index.html


目次をみると、すごそうな感じが伝わると思うので、羊土社ページから引用してみます。

第1章 総合診療 × リハビリテーション
総合診療とリハの共通点・親和性【佐藤健太】
リハのエビデンス,すごいところ【菅藤佳奈子】
患者さんの意欲を引き出す,患者中心のゴール設定【今江章宏】
家族を支援し一緒に取り組むための,家族志向のリハ【丸山淳也,松坂英樹】
地域包括ケアシステム時代の,リハが活きるまちづくり【井階友貴】
総合診療医のためのリハ研修〜総合診療とリハを両方習得し融合させられるキャリアプランとは?【花本明子】
<コラム>総合診療医がリハを学ぶ意義〜非専門医へのリハ普及活動に尽力するリハ専門医より【上月正博】

第2章 総合診療医のリハの実際(評価〜指示〜実施の注意点)
総合診療医にもできる,簡易的フィジカル評価【佐賀加奈子】
総合診療医視点にリハ視点を融合させた,ICFによる総合評価【勝田琴絵】
総合診療医に必須の,リハビリテーション栄養とサルコペニア【若林秀隆】
総合診療医も必見の,リハメンタル評価 〜意欲障害(アパシー)の鑑別診断【堀口 信】
総合診療医が知っておくべき,リハを導入するとき/控えるとき【五十嵐衣つ華】
総合診療医でもここまでは書きたい,リハ処方箋記載のポイント【佐藤健太】
リハチーム内における総合診療医の役割【松浦広昂】

第3章 リハにかかわる専門職種たち
総論:リハにおける多職種連携【齋藤正美】
[リハの3大セラピスト]PT(理学療法士)【伊藤賢太】
[リハの3大セラピスト]OT(作業療法士)【飯尾智憲】
[リハの3大セラピスト]ST(言語聴覚士)【笹谷正吾】
[看護・介護系の専門職]Ns(看護師)【鈴木桂子】
[看護・介護系の専門職]CW:ケアワーカー(介護福祉士)〜現場で働くケアワーカーとともに進める維持期リハ【阿部哲理】
[看護・介護系の専門職]MSW:医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)【青木達人】
<コラム>リハ関連職種たちの,アイデンティティ確立までの歴史と現在の立ち位置【佐藤健太】

第4章 現場で役立つ! 診療科別(障害別)リハビリテーション
[神経筋骨格系(肢体不自由)]神経系 ①脳卒中【後藤郁美】
[神経筋骨格系(肢体不自由)]神経系 ②神経変性疾患【後藤郁美】
[神経筋骨格系(肢体不自由)]運動器系―関節症,運動器不安定症【澁谷仁美】
[内科系(内部障害)]心臓リハビリテーション【大関祥子,藤原 大】
[内科系(内部障害)]呼吸器リハビリテーション【山田大志】
[内科系(内部障害)]腎臓リハビリテーション【上月正博】
[老年・虚弱系]認知症【平原佐斗司】
[老年・虚弱系]誤嚥性肺炎【鵜飼万実子,岡田唯男】
[老年・虚弱系]廃用症候群,フレイル【佐野康太】
[悪性腫瘍系]がんリハビリテーション【宮越浩一】

第5章 現場で役立つ! 診療場面別(病期別)リハビリテーション
[病期別]ICUでのリハ【福家良太】
[病期別]一般急性期でのリハ【堀 哲也】
[病期別]回復期でのリハ【和田恵美子】
[病期別]地域包括ケア病棟でのリハ【金 弘子,吉田 伸】
[場所別]通所リハ(デイケア)・通所介護(デイサービス)での生活期リハ【松下貴裕,松谷 祥】
[場所別]自宅でのリハ(訪問リハ)【橋本茂樹】


 自分自身がリハビリフェローとして学んだときにお世話になった指導医やセラピストたち、自分がある程度できるようになってから指導しながら一緒に学んだ専攻医達、さらに関連領域で有名な「一度お話きいてみたい」と思っていた憧れの有名人たちに原稿を依頼し、皆さん快く協力してくれて、個人的にはかなり満足感の高いラインナップになっているかと思います。

目次構成からも伝わるかと思いますが、「総合医目線のリハビリ」を、理論面や具体的な知識、他職種への理解を深める章、そして疾患別だけでなく病気・場所別の章も作ることでだいぶ網羅的に表現できたと思います。

まだ発展途上というか、一分野として認識されていない「総合診療×リハビリテーション」であり、内容もまだまだ発展途上の部分もあるかもしれませんが、この本をきっかけにより関心が高まり、実践と研究も深まり、もっと具体的で有効性の高いものが出来ていけばいいなと思います。


どうぞお手に取っていただき、実践してみた感想や、読んでみてイマイチだと思った部分のフィードバックなどいただければ嬉しいです。

よろしくお願いしますm(_ _)m 

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「リハ処方のコツ 2016年度版」まとめ直しました。廃用症候群が厳しくなったことの注意点と、収益の視点で疾患別リハの病名選びのコツを書き足しました

研修医たちがリハ処方に困っていたので、8年前に作った「リハ処方のコツ」の資料をまとめ直しました。
 

リハ処方のコツ_16年度版 by けんた



 

 
近年はリハ関連の制度がグイグイ変わるのでついていくの大変ですよね。

研修医が今まで初期研修中に本院でやっていたように「リハ処方は病名1-2個適当に書いておけば、あとはリハ側でいい感じにやってくれる」では、今後はうまくいきません。

リハ技師がカルテを丁寧に読み込んでリハ処方箋を調整したり、病名や起算日が不適切だったら医師に疑義照会して(その時間と心理ストレスは相当なもののはず)という無駄が既にたくさん出ていますし、今後はもっと増えていくでしょう。

ていうか、「多職種連携が得意だぜ!」とか言っている家庭医が、「でもリハはわかんないから丸投げっす。だって指導医がそうしていたから」といっちゃうのは相当カッコ悪いとおもうので、なんとかしましょう

もちろん自分で全部リハビリやるとか、リハ専門医クラスのリハ処方箋をかける必要はないと思いますよ。

医療福祉資源を動員するために問題点を同定してMSWと連携するとか、介護サービスを調整するためにケアマネと連携するためにも最低限の知識は必要だよねというのと同じ感覚です。

主治医意見書をほぼ白紙でだして介護資源利用できるなんて甘いことは考えてないですよね。事務が下書きしてくれるから深く考えてこなかったという人は家庭医療専門医試験通らない(自分が受験した時は、10分で初回診察して、間髪入れず次の10分で主治医意見書を書くという実技試験がありました)ので要注意です。

話がそれました・・・


そんな「リハは知らんからまかせたわー」状態が続けば、医師やリハ技師の時間がもったいないし、適切だったら取れるはずの点数がとれずに同じ働きなのに収益が減るようだと困ります。

そこで今回は「医師が知っていさえすれば、リハ技師の手間が減り、点数の取り漏らしが減る」ことを重点に置いて書き足してみました。

結果的に点数・費用のことばかり書いてある印象を持つ人もいるかもしれませんが、医療機関が過剰に設けるのは賛否両論あるものの、最低限職員を支え必要充分な医療機器・診療環境更新のための収益は必要と思いますのでこれくらいの記載は必要だろうと思います(副院長の立場でこういう記載が増えたという面も否めませんが)。



最初はリハ技師長さんに資料作りとレクチャーを依頼しようと思って動いていましたが、病床再編やその他もろもろでかなり忙しそうだし、自分も勉強し直したかったので結局自分で作ってみることにしちゃいましたが結果オーライでした。

現在の診療報酬制度を調べなおしたり、1回自己流で作った資料をリハ技師にチェックしてもらって修正や追記、追加資料をもらったりすることで、自分にとってもかなり勉強になりました。



まずは、うちの研修医連絡用Facebookグループで共有して、質問がたくさん出てきたらまとめてレクチャーしちゃおうかなと思いました。

また、個々の勉強だけではうまくいかない部分があれば、病棟看護師やリハ技師、電子カルテシステム変更が必要ならシステム課・診療情報管理課などとも相談してシステムのほうを変えていければなおよいですね。

 


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【リハビリテーション認定医】、合格しましたよ-!!!!

3月頭に受験してきた、リハビリテーション医学会認定臨床医(通称、リハ認定医)ですが、


無事、合格しました!!!!




昨日夜に医局戻ってきてメールボックス見たら、リハ学会からの封筒があり、もしやと思ってドキドキして見たらその内容でした。

とても事務的な文章で、地の文と同じフォントで「試験に合格され、認定臨床医に認定されました」と書いてあるだけだったので、疲れた頭と目で見つけるのに苦労して合格したのかどうか最初分かりませんでしたが、二度見して間違いないです。


やっほい♪


2011年の秋から「北海道プライマリ・ケア医のためのリハビリテーションフェローシップ」の遠隔指導を受けて、2年位集中的に症例経験と勉強を重ね、2013年からは後期研修医の指導も始め、2014年秋には受験しようと試みたものの必修単位取れてなくて流れ、2015年に再度単位揃えて症例レポートともに提出し、2016年3月の受験でようやく合格しました。

長かった・・・



きっとリハビリを本業に研修と受験対策したら2年で取れたと思いますけど、総合医や指導医やその他諸々しながらなので5年で取れたのは良かった方と思いましょう。

今後総合診療+リハビリやりたい人には、もっとすんなりとしっかり取れるような環境整備や指導などで貢献していければと思います。





 

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病院・在宅合同での「生活期リハビリテーション」の講演会+事例検討会やります!

久しぶりに、リハビリ関連のイベント告知です!


2014年から2年間、当院の医師・多職種と、勤医協在宅(訪問看護・ヘルパー・施設などの法人)との合同で
 
様々な学習会(施設での入浴前の高血圧対応とか、肌荒れのケアの仕方とか)や

事例検討会(初めての施設看取りを行った施設とか変わった訪問看護師・診療所とでの振り返りなど)をしてきました。


2016年度1発目は、
 
日時 … 4月28日木曜日18時から20時

​会場 … 菊水ビル(当院裏の、食堂がある建物)

テーマ … 「生活期リハビリ」です。



参加希望の方は、できれば事前に連絡ください。
このブログコメント欄でも、私と個人的に繋がっていればメールやSNSメッセージでも良いです。
 
もちろん、当日飛び入り参加でも大丈夫です。



また​、この日は打ち上げとして懇親会もします。

同日20時から

会場は「たつみキッチン」→病院近くの子連れでもいけて美味しいピザやパスタが食べれる素敵なお店です。

会費とかは未定ですが、部屋貸し切りで、リハスタッフと交流できます。
 
リハビリに関心があるけど学ぶきっかけがなくて・・・という方々も参加してもらえると「ああ、とりあえずリハ技師はこういうこと考えてるんだなぁ」とわかって明日からの連携がしやすくなると思います。



最後に内容についての宣伝です。

リハビリというと、
急性期病棟でとりあえずオーダーして廃用が進まないためのものとか
回リハや療養病棟で、ADLの低い患者を持ち上げるために多職種がやるものという感覚があるかと思います。

しかし、そもそもリハビリというのは、「障害を抱えつつも新しい生活に適応し以前よりもQOLの高い状態を目指す」ものです。

なので、むしろ退院してからが本番であり、
日常の中で頑張りすぎずに長く続けて適応していく必要があります。


そんな「生活期・維持期」のリハビリテーションをテーマに、
まずは考え方や知識面のレクチャーを受けます。

さらに、当院回リハと訪問リハのスタッフが関わった事例をもとに
多職種・多施設で検討会を行い、理解を深めます。

そして、ただのお勉強ではなく、
普段から連携している人たちでの合同学習なので、
今後のリハ症例の連携システム改善に役立てるところまで持っていく予定です。


​乞うご期待!!




オマケ
 
この3年ほど、当院でのリハビリ研修環境の整備を進めてきました。

総合診療3年コースの中で、

家庭医療専門医とった後のフェローシップとして、

在宅専門医取得のためのフェローシップと平行して、 

そして循環器内科や神経内科など臓器別内科の研修をしながらでも

リハビリの研修を行い、希望者はリハビリ認定医を取れる仕組みを作っています。


この辺も興味ある方はぜひご連絡ください。

でわ!


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リハビリテーション認定医試験の受験報告

リハ認定医試験、終了!

昨日は絶望的な気分でしたけど、終わってみれば「案ずるより産むが易し」で大したことなかったです。


100問のマークシートで制限時間2時間

総合内科専門医試験は二時間×3コマ、家庭医療専門医は筆記二時間くらい?+実技試験もあって、それらよりはすごくあっという間でした。

まあ、専門医でなく認定医試験ですからね。この二つより難しかったら逆に問題ですね



自分はいつも時間余るんですが、今回も見直し込みで90分で退室。

過去問の使い回しか、同じ疾患で選択肢変えただけのが多く、過去問2回分で十分でした

全くわからん!て問題は1割もなく、悩んだり自信ないのが2割くらい、のこりはさくさく解けて、マークミスや、二つ選べとか誤っているものを選べとかでクアレスマしてないかに時間使いました。


内容的には、脳卒中より整形多めかな。

内部障害は少なくて、廃用もちょびっと、概念や安全とかの総論もちょびっとなので、リハ研修全くしてなくてないかだけとか、回リハでなく療養や在宅担当だけだと少し辛いかも。

栄養の問題が入ってきてたのが新鮮ですね。過去問にはない傾向だけど、この数年は全国学会でも演題増えてきてますからね。



最後にアンケートがあり、改善しようという前向きさを感じました。

所属先の選択肢になかったので総合診療科を、他に持ってる専門医資格のリストにもなかったので家庭医療専門医ってしっかりかいてきましたよ

せっかく親和性高いんだから、そのうちこういうところの選択肢にも入るといいなぁという願いをこめて、まだ使ってない鉛筆で書いてみました



あと、試験終了時刻が公開されてなくて遅めの時間で帰りの飛行機予約してました。

学会ホームページにも、過去に受験したリハ医のブログとかにもないの。

仕方ないから飛行機遅めに予約したんだけど、さすがに3時間待ちは辛いので早めてもらいました。
パック予約だけど、天候で便調整があってOKになったって。ラッキー♪


試験は12時開場、13時から受験票みて着席確認と試験説明開始、13時半から試験開始、一時間たてば途中退室可で帰宅できる、10分前からは退室不可で15時半終了、アンケート記載してるあいだに解答用紙など回収して終わりなので途中退室しなかった場合は少し長めに16時に会場でても間に合う飛行機がいいかもです

来年度がどうなるかわかりませんが…


直前1ヶ月切ってから届く受験票に同封される説明用紙みてようやく、終了時間わかるというのは、飛行機でないといけない土地のものには辛いですよ。飛行機の早割ってもんがあるんだから

ただ、うちの法人は専門医合格したらあとで受験料や交通費出るので、受かる自信あるならギリギリまで待ってもいいんですけどね

でもそのお金はみんなで稼いだなけなしのものだから、やっぱり可能な限り早割ですよね


最後は愚痴っぽくなりました…



そうそう、やはし試験は詰め込みまくって消耗するよりも、きちんと体調整えて、最大の脳パフォーマンス発揮できることに集中するべきだなとも思いました。

若ければ無理も利くけど、だんだんきつくなってくるし、ただでさえ日常診療でカツカツなレベルまですり減ってますからね

昨日がっつり寝たのはほんと正解でした。

行きの飛行機も余裕あるのにして、心理的にも、最後の詰め込み的にもよかったです。

あと、毎年3月の東京開催なので、花粉症ある人はマスクとクスリの準備も超重要です!




ちなみに、ごほうびスイーツは、羽田空港内にある、ねんりん家のホットバームクーヘンセット♪
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クリームじゃなくアイス選びました、トッピングに

久しぶりに食べると良いですねー

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【読書記録】「嚥下障害、診られますか?」をよみました。リハの勉強が億劫だけど、一般内科や総合診療病棟で日常的に誤嚥性肺炎みている人にオススメの、具体的な入門書です!

昨日の記事に続いて、リハビリ関係の情報共有です。


誤嚥性肺炎というと感染症内科、呼吸器内科、少し胸水やむくみがあれば循環器内科に押し付けられることもあったかもしれません


しかし、個人的には「誤嚥性肺炎は総合医がみるべし!」という思いがあります。


感染症だけではない(抗菌薬が当たるだけで患者がハッピーになることはない)し、呼吸器疾患ではない(酸素投与や人工呼吸器設定が熟練していても救えないことは多い)とも思います。

そこには「嚥下障害」の問題が大きいので、この根本を叩かないとどうにもならないからです(心筋梗塞起こした結果の心不全なのに、ダラダラ利尿薬だけ使ってもダメなのと同じで)

かといって、リハビリテーション専門医は脳卒中や整形疾患、そして回復期などはいい感じですが、バイタル動きまくりで心臓・呼吸・認知機能その他諸々を急性期の場で診ることに長けたリハ専門医は数少ないのではと思います。



そんなわけで、内科全般とリハビリをきちんと扱える総合医が主治医になって全部管理できればいい感じになるのでは!?と思っていて、実際今それをすごく実感しています。

また、これを研修医に自分の視点を細かく教えていくと「認知症高齢者の繰り返す誤嚥性肺炎」という、普通の急性期病院や心ある総合病棟の後期研修医ですら「負け戦、やっつけ仕事」という人が多い疾患でも、やり甲斐や面白さを感じてくれます。


ただ、これを「この一冊読んどけばとりあえずいいよ」といえるようなテキストがなく、リハ研修で学んだ情報や自分で作ったオリジナルレクチャーをしなきゃ行けないのが「広く伝達する」うえでとても大きな障害でした。

「これならいっそ、くり返し教えるのがめんどくさくてカルテの書き方の本を書いたのと同じように、総合医による高齢者肺炎の見かたの本作ったらいんじゃね!?」と思い始めていたんですが、まさにその思いを100%実現した本が出版されました!!




この本です!!!




基本的には、自分のアイデアが、他の人に先に実現されることは、悔しいというより「ラッキー」と思う性質なので、今回もとても嬉しいです。

10月に出張したときの飛行機内で一気に読みましたが、自分が苦労して学んだことがほんとに凝縮されて書いてあります。


内容としても、リハ専門医レベルではなく、でも実践で使えないような超入門でもなくて程よいです。

対象者も、特に総合医に限定せず、「初期研修医なら誰でもこれくらいはやってほしい」くらいで幅広いのでとてもよいです。

自分が個人的に学び実践してきて「こういう場面ではこういう評価、介入だよね」と思っているもののの内容の解離もほとんど無いので、教える時の参考資料としても使いやすいです。



というわけで、ほぼすべての医師にオススメであり、病院総合医やるなら「読んでないとちょっときつい」くらいの重要書籍だと思います。

超オススメ!!

(ちなみに、この本は献本されたわけではなく、一切のCOIはありません)

 

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【web資料紹介】プライマリ・ケア医向けのリハビリ自己学習資料

最近お知り合いになったリハビリ関係者の方から、プライマリ・ケア医や総合医向けのリハビリ自己学習用web資料を教えていただきました!!


いつもだと面倒なのでSNSに放り投げて終わりなんですが、自分のアカウントでさえTwitterやFacebookの過去情報見つけるの大変なので、今回はブログに貼っつけてシェアします。

自分のブログの記事にしちゃえば、Googleで「病院家庭医 ・・・・」とキーワードを入れるとすぐに見つかるので便利なんですよ。



1つ目は、あの産業医大からです。

産業医学 × リハビリテーション医学 は自分個人の中ではとてもアツく、学問的にも実践レベルでも相性がよく相乗効果が半端ないと思っていますのでかなりコーフンしてます!!




「かかりつけ医のためのリハビリテーション研修」シリーズ

<提供:産業医科大学リハビリテーション医学講座>
無題


https://el.med.uoeh-u.ac.jp/course/view.php?id=11


目次はこんなかんじです。
1 筋力 関節可動域の検査
2 関節可動域
3 片麻痺評価
4 ADL評価
5 歩行障害
6 嚥下障害
7 廃用症候群
8 介護保険と福祉サービス
9 mRSとBathel Index



2つ目はプライマリ・ケア医向けに行政が出している資料集です。

学会や大学主体だと、それに縁遠い人には届きにくいかなぁと思いますが、国や行政がこういうのをやると開業医含めより広く届くのかもと思ったりします(とはいえ、自分はそういう情報を漏らさずアップデートする手段を用意出来ていないので、知り合いに教えてもらったりTwitterで流れてきたのを拾うくらいしか出来ていませんが。


東京都かかりつけ医リハビリテーション普及促進事業
無題2

 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/sonota/riha_iryo/kakaritukei_riha.html



「リハビリを勉強したい!!」という熱意はあるものの、ツテも基礎知識もなくてとっかりがなく、でも夜とか意外と時間あって勉強する時間だけはあるんだよねという方には最適かもしれません。



これとは別途、当院で家庭医療を勉強しながらリハビリも学べる仕組みは作り成長させ続けていますし、ある方と協力して家庭医向けリハ教育ツールの開発にも関われそうですし、今後もプライマリ・ケア連合学会関係のセミナーなどで家庭医向けリハ学習ワークショップも展開していきます(WS公募に通ればですが)ので、乞うご期待ですよ!!

総合医・家庭医がリハを学ぶ・教えることとか、特に熱意のない人でも当たり前にリハビリを臨床に活用できることが大事だとおもいますので、ある程度のところまで行けば、よりハードルを下げて簡易的な学習アイテムを生み出していきたいなぁと思います。

リハビリに命を捧げている先生方からすれば侮辱に感じるかもしれませんが、10万人の医師がリハ知識ゼロで100人だけ100点よりは、1万人くらいが10点取ったほうが地域へのいい影響は大きいと個人的には考えているので見て見ぬふりをしていただければ幸いです・・・・
 

 

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病態別実践リハビリテーション医学研修会に参加してきます! 金曜夕方の出発のバタバタはなんとかクリアして、あとはひたすら学ぶのみです…

これから東京向かいます!!

リハ認定医受験の必修単位とるために、病態別実践リハ医学研修会に参加してきます。

学会参加や発表の他にこういうのも必修というのがめんどいですね。


神経系の復習しときたかったので、前向きに勉強してきますよー。・゚・(ノ∀`)・゚・。




前泊必要ない開始時間なことが登録後にわかって後の祭り

前泊余裕持って出れる時間帯での飛行機予約お願いしたら、17時の定時前に出ないと間に合わない便で、ちょっとバタバタしてしまいました



内科午前外来1欠のため休みの人を無理言って来てもらったところ、更に他の人の病欠も発生したなか、自分が一番上の世代だったので回し役として頑張りつつ、救急当番も担い、

午後も、内科医師2欠だったので救急当番続行しつつ、胸腔穿刺補助や病棟カンファ参加して、

並行して臨時入院3件や回リハ入院患者の診察・指示だし・週末申し送りとか、他科急変対応とか、外来重症患者他院搬送助言とかもして、なんとか16時には全部落ち着かせて申し送りも終えて出てこれました。


金曜の出張は、時間無理掛からないように工夫しないとダメっすね。

次から検討します



とりあえず、ここからの移動では、3日くらい放置してるメール処理して、そのあとはリハ認定医の過去問や、誤嚥性肺炎のマニアックな勉強などして過ごします!

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リハビリテーションセミナーin釧路、行ってきました

この土日、8月15日・16日は釧路に行ってきました。



リハセミナー自体は、自分が札幌に戻ってきてリハビリフェロー研修を初めた2011年からうちの病院でやっていて、その後うちで研修した後期研修医が赴任した先でもやろうということになって、釧路にある関連地方病院や札幌市内の本院で開催したことがあります。

今回行ってきた釧路の病院は、昨年うちの病院で研修していた後期研修医が現在赴任している病院で、自分も後期研修医時代にお世話になった病院です。

懐かしさ全開で、1時間位早めに付きましたが、医局のソファーに座って研修医とかとダラダラ1時間過ごせていて居心地良かったです。



基本プログラムは

14時~16時 : 病棟ラウンド

16時~17時 : 多職種ICFカンファ

17時~18時 : レクチャー

19時~    : 懇親会

でした。


今回は、リハスタッフから、「自分たちも参加して、みっちり相談したい症例」が4例あるということで、少し変則的にやりました。

全員で病室に押しかけたら患者も病棟スタッフも大変ですし。


最初に30分×3例をラウンドに当てて、リハ室に集合して担当医プレゼン→担当リハスタッフプレゼン→頭部画像や、動画で動きや訓練風景を共有→患者にリハ室に来てもらい実際の動きを見て、必要に応じて医師が追加診察→集団ディスカッションという流れでやりました。

そのあと、1時間半をカンファに当てて、1例をじっくりと、担当医プレゼン→担当リハスタッフプレゼン→画像や動画共有→小グループに分かれてディスカッション→全体でICFカンファレンス→その他フリーディスカッションという流れでやりました。


出てきた事例は、腰部脊柱管狭窄症術後だがADL自立していた高齢者が繰り返す急性疾患で廃用が進み歩行障害が顕著になった事例、脳塞栓後の不全片麻痺と注意障害のある患者のリハ介入方法、遷延性低血糖で高次脳機能障害が強くなった患者の機能診断と予後予測を踏まえての今後の長期方針相談などでした。

障害の責任病巣や病態を明確にすることでか変わり方や予後予測が明確になった事例や、できていること・できるかもしれないこと・残されているはずの機能に目を向けることでリハ選択肢が大きく変わった事例、疾患の治療内容や環境・個人要因による制約が明確になったおかげで帰って選択肢を明確に出来た事例など、「多くの職種で、視野を広げながら、意見や質問を交流する」ことで多くのことに気がつくことができ、実際の患者ケアの向上にも貢献できそうでよかったです。


レクチャーもニーズが多かったので、1時間×1個ではなく、30分×2個になりました。

1個目はリハビリ指導医からの「地域包括ケア」で、全体像を提示した上で、リハ職種のできること・すべきことや地域との関わり方などを提示していただきました。

特に中堅以上のスタッフはこの辺への関心が高く、懇親会でも色々と盛り上がりました。


2個目は、自分からで、いつも高齢の「リハビリテーション栄養」についてで、今回は30分バージョンなので考え方のポイントだけ示して、事例での検討や具体的な知識の暗記などはすっ飛ばしてやりました。

以前にレクチャー聞いた先輩が沢山いるし、配付資料や参考テキスト提示などもしたし、昨年度うちのあと釧路に行っていた研修医のお陰でNSTもかなり活動的にやっているみたいなので、あとは個々人で勉強できるでしょう。NSTにP/O/S全部入ってやってるらしく、しかも全症例スクリーニングも取り入れていて、また各職種の評価項目や方法などの見直しも議論されていてハイレベルだな-と思いました。


懇親会は、医者が5人(函館から指導医、札幌から自分、北見から後期研修医1名、釧路から2名)、リハが8人、薬剤師が1人で14人くらいで、リハや栄養や地域のことで大いに盛り上がり、人数が不足していて大変な看護師業務やモチベーションをどうするかとか、来年度の医師体制考えてどうやって今の盛り上がりを維持するかなどを、酔った勢いに乗せて真剣に語りあかりました。

二次会も断りきれず参加して、翌日朝起きるのたいへんでしたけど、楽しい夜でした。




ちなみに先週はお盆休みの影響か外来患者数はすごく少なかったですが、医師の休みもあったおかげで外来ヘルプ回数が多く、また意外と病棟は回転しており、火曜に風引いたのが治らぬままに土曜釧路いって、日曜帰ってきてから当直しているところなので疲れは溜まってきております・・・(_ _;)

今週は月・火・木に時間外の会議や学習会、火曜は朝に本院でのレクチャーも、金曜に飲み会、土曜は実家から両親来て温泉連れてったりと意外に忙しく、来週以降もなんだかイベントは多いんですが、9月13日には総合内科専門医試験があるので勉強しなきゃいけないので、また風邪引いて倒れないようにしたいと思います。

試験勉強、どこから手を付ければいいやら。。。とりあえず過去問眺めてどれくらいやばそうか確認してみようかな。総合診療なら勉強しなくても受かりそうだけど、内科の、特にRare diseaseについては詳しい知識があやふやになってそうだけど、ちょうどそろそろ知識のアップデートしたい時期だったので、余裕あれば試験勉強じゃなくてきちんとした勉強したいなぁ・・・




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リハビリテーションセミナーin札病、久しぶりに開催!なんだかんだで飲み会とか雑談が楽しかったー♪

今年度初の、リハビリテーションセミナーin札病、無事終わりましたヽ(=´▽`=)ノ


14時〜 病棟ラウンドで、主に内科病棟入院患者のプレゼン、ベッドサイド診察、ディスカッション×3例

16時〜 リハ的困難事例の多職種カンファ×2例

17時〜 リハレクチャー&ディスカッション(チーム医療やカンファレンス、ファシリテーションをテーマに)

という構成でした。



内科診断学的に行き詰っていた症例の見方がリハ診察でがらっと変わったり、商店を絞った病歴聴取や頭部画像読影で病態判断が根本から変わったりでとても刺激的でした。


懇親会は、リハ指導医と自分と、当院でリハ研修歴のある総合後期研修医たち、リハの内科病棟主任や回リハからNSTにグイグイ食い込んできてくれる人や、在宅の訪問リハしてて野心的な方など参加で、随時席替えなどしながら交流・意見交換・雑談・愚痴など交えながら楽しく盛り上がりました♪


飲み会の中で、一緒に在宅リハ研究しましょうよー!と盛り上がって、名刺交換しつつリサーチクエスチョンのディスカッションしたり、いまの若手がすでに出来上がったリハ栄養評価システムを当たり前に感じすぎて大切さが伝わってないのどうしようかと、職種を超えて同じ視点で盛り上がれたりで楽しく過ごさせてもらえました。


あと、個人的には、懇親会や帰り道で、「研修終わったら札病戻ってきたいんですけど、ダメですか?」って言われたのが、今年度の指導医人生ダントツのハイライトでした☆

手塩にかけて育てた人が、いろいろめぐって成長して、いろんな現場を知ったうえで帰ってきてくれることは指導医冥利に尽きますね!

とくに、初期研修から目をかけてきたと思っている人たちにそういうこと言われると涙腺ゆるゆる胸激アツですヽ(=´▽`=)ノ

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プライマリケアカンファ抄読会資料公開「超早期リハは穏やかに、回復期はしっかりじっくり」という結論から、「はじめチョロチョロ、中パッパ理論」へ

明日のプライマリケアカンファで発表する資料ができました。

イベントの説明とかは、昨日の記事参照をhttp://blog.livedoor.jp/gp_ken/archives/8900648.html 


完成した資料がこっちです。

リハの強度とタイミング-はじめチョロチョロ理論atPCC by けんた




最初に簡単に背景を紹介し、結論もだすことで、参加者であるプライマリケア医とか診療所の医師にも「あ、オレも関係あることだ。聞いたほうがいいかも」って感じてもらった上で、
 
「超早期にガッツリとリハやると死亡率あがるよ!」という脳卒中・COPDの論文を簡単に紹介し、

逆に予後が良くなるリハ栄養的論文と対比しながら、

「超急性期~回復期移行までカバーする、適切なリハ開始時期、リハ強度」についてまとめることができたと思います。

(細かいことをいうと、予後悪化論文の2個は本文含めて読んだけど、それ以外はざっと二次資料見ただけなので曖昧ですが、そこはメインメッセージではないので許してくださいな) 
 


個人的には「はじめチョロチョロ中パッパ」理論がお気に入りです。

なんとなく、結語をまとめていたら頭のなかに「はじめチョロチョロ」って浮かんでみて、その後webで語源とか意図する意味とか、炊飯器の開発の歴史まで調べているうちに「ああ、これ、同じだわきっと。少しアレンジすれば覚えられるんじゃないかな」と思いました。

スライドにもあるように、急性期は他職種でのシステムケア、退院後も地域の他組織・他職種で継続的に関わる必要があるので、医者しか理解できない英語の理屈だと広がりにくいなぁという思いがあり、なんとか日本語でイメージしやすい感じにできればいいなあという思いが根底にあったので、それでひょいと浮かんだのかもしれません。


もう少しエビデンスレビューができればちゃんと出版とか論文書いたりできそうですが、とりあえず言い出しっぺとしての証拠は残しとこうとおもって公開してみました。

どうですかねぇ・・・。ワリとイケてると思うんですが
 


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7月22日のプライマリケアカンファ(全国web学習会)で抄読会発表担当します。「超急性期強化リハでの予後悪化についての論文」紹介と、その一般化について

今度の7月22日水曜朝7時半からのプライマリケアカンファで、私が発表を担当します。
 
札医大の地域医療総合医学講座がやっていたプライマリケアレクチャーシリーズ(木曜日)の水曜日版で、週によってケーススタディーや抄読会などになっています。


直近の予定表をコピペしておきます。
http://web.sapmed.ac.jp/chiiki/ 
=================
【7月PCC・PCLSののテーマ】
第525回 7月16日(木) ■プライマリ・ケアレクチャーシリーズV-CUBE 
 心房細動のガイドラインから学ぶ
      講師: 吉野 光晴先生
      所属: 松前町立松前病院(北海道)

7月22日(水) ■プライマリ・ケアカンファレンス V-CUBE
 抄読会
      担当: 勤医協札幌病院(北海道)

第526回 7月23日(木) ■プライマリ・ケアレクチャーシリーズV-CUBE 
  孤独死とAi(死亡時画像診断)
      講師: 森 利光先生
      所属: せたな町国保病院(北海道)

7月29日(水) ■プライマリ・ケアカンファレンス V-CUBE
 番外編
      担当: 松前町立松前病院(北海道)
===================


今回は「抄読会」担当なので、単独でそれなりにインパクトのある「論文」を紹介しつつ、そこからプライマリケア医・総合医がつかえそうな一般化された知識を提供できればと思います。
 
具体的には、
「超早期にガッツリリハやると死亡率あがるよ!」という脳卒中・COPDの論文を紹介し、
そのリハ内容や患者背景を深めつつ
逆に予後が良くなりリハ栄養的論文と対比しながら
「超急性期~亜急性期における、適切なリハ開始時期、リハ強度、栄養の必要性」についてまとめる予定です。


論文自体は手元にありますが、
スライド作成に使える時間があと1時間位しかないのでざっくりやるつもりです。
関心と時間があるかたはぜひご参加ください。


このwebカンファ・学習会システム自体は、道内に限定せず広く全国から参加あるみたいなので、「田舎すぎて学ぶ機会がないぜ-」と悩んでいる方は気軽に連絡取って参加してみたらいいかもしれませんね。
 
地理的条件を理由に医学的な勉強が遅れるという言い訳はすでに通用しない世の中ですが、そうは言っても普段からスーパー指導医やめっちゃ勉強している研修医に大量に暴露される教育病院にいるか、地方で内科医数名で死ぬほど頑張って日々ギリギリという環境にいるかでは、意識せずに自然に暴露される情報量には限りがあり、MRさんの情報提供やM3・日経メディカルなどだけではかなーり偏るので、いい機会ではあると思います。

 


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