病院家庭医を目指して ~野望達成への道~

地域密着型病院で活躍する家庭医を目指し、札幌市内で働いてるDr_kentaです。 病院外来でのプライマリケア、内科急性期病棟の老年・緩和ケア、リハビリテーション栄養を中心に、医学教育や院内システム改善などにも関心を持ちながらいろいろやっている日常を記録していきます。ちなみに「病院家庭医」という正式な呼称はありません(造語です)。 また医師による記載ですが、医学的な内容を自分や身の回りの方に適用していいかどうかは直接診察のうえでの判断が必要です。記載内容を試して発生したいかなる不利益も責任は負い兼ねますのでご了承ください。

リハビリ・栄養

リハ栄養レクチャー「慎重に口から食べる方針になった人への少しでもQOLの高まる栄養療法」

法人内の総合診療専攻医向けに行った、リハ栄養ワークショップの資料です。


90分・3部構成になっています。

1.食べられない高齢者の全体像の捉え方

2.嚥下機能障害の医学的評価の方法論

3.栄養療法

この3つ目を自分が担当していて、「慎重に口から食べる方針になった人への少しでもQOLの高まる栄養療法」について、印象に残りやすいように、理屈や正確さよりもインパクトやわかりやすさを重視した雑スライドですすいません。

180825-リハ栄養ワークショップ_栄養パートレクチャースライド by けんた on Scribd





今回は、自分が主な企画担当者でしたが、若手からスタッフを募集しました。

後期研修終了後のスタッフからは1名
都市部大病院救急総合内科も地方中小病院家庭医療もなんでも経験し、食べられない動けない高齢者へのチームアプローチの経験も豊富であり、全体デザイン・タイムキーピング・専攻医の相談役など

専攻医からは3名
当院内科・総合診療科での病院家庭医療やリハ栄養を1年経験して実践を積んだ後、大病院救急総合内科でそのままはできないジレンマや病院機能によって最適なリハ栄養は異なるではという観点も持ちつつあるプレゼン隊長に、Bio-medicalな診断のところを熱く語ってもらいました。

大病院救急総合内科を1年、その後地方中小病院家庭医療も経験し、今年は小児科や救急などのローテートをこなしつつも、食べられない人たちを元気に幸せにしたいエネルギーに満ち溢れるじいちゃん・ばあちゃん好きには、NarrativeやContextなどの全体像と、心身機能・活動などの生活能力をバランスよく考えるワークを。

そして地域中核病院からスタートし、地域性や医療文化の違いや日々の忙しさに翻弄されながらも、「これでいいのか?」と立ち止まり悩む姿勢は失わない真摯な若者には、悩みまくった事例を出してもらって理想的ではない環境でどうやって振る舞えばいいかの題材を提供してもらいました。


それぞれの問題意識、これまでの経験値や勉強してきた内容、今の診療環境、キャラクターやプレゼンの得手不得手などを考慮して役割分担してみて、いい感じに収まったかなと思います。

アンケート内容やイベント後振り返りでは、参加者の前提条件の想像とメッセージの絞り込みはうまくいったかなという手応えはありましたが、全体の時間調整、ワークのガイダンスの甘さなどは反省点でした。

とはいえ、それは少ない準備期間で進めたのである程度折り込み済みであり、内部専攻医向けにまず一発やって反省点を明確にして、次回は全国学会・セミナーなどでドンとやってやろうという壮大なPDCAの計画の一旦なので良いことにします。

初回実験にお付き合いいただいた内部の方々はほんとにありがとうございましたm(_ _)m


次に出せる場がきまったら、早めに告知しますね。



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当院リハ技師対象の質的研究「総合診療専門医のリハビリテーション教育研修に関するセラピストの意識」が掲載されました

「総合診療専門医のリハビリテーション教育研修に関するセラピストの意識」という研究が掲載されました!!

無題1


○題目
「総合診療専門医のリハビリテーション教育研修に関するセラピストの意識」

○掲載誌

  理学療法科学33巻3号:473-479 2018          

○URL  
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/33/3/33_473/_article/-char/ja



自分がやった研究ではないのですが、自分のリハ関係の勉強や活動でつながったリハの教授の関わっている研究で、無事掲載されましたというご連絡をいただきました。


以前はうちの総合診療専攻医向けにレクチャーをしてくれて、その時の専攻医たちの影響を質的研究にまとめて頂いたこともありました。

理学療法化学というリハ系雑誌の、2017年4月号に掲載された、
原著「総合診療専攻医のリハビリテーションに対する意識と教育研修のあり方—質的研究—」です。
aaaaa
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/32/2/32_301/_article/-char/ja/



今回は、総合診療医と普段接しているリハビリのセラピスト側に対して、総合医たちとの関わりや学習についてのインタビュー等を行い質的にまとめられています。

この視点(リハからみた総合医)の研究は前例がなく、総合医のリハ能力習得や、総合医・リハ医と看護師やリハ技師の連携を割と重視している自分からすると、ヨダレが出るほど欲しかった研究でもあります。


複数施設の研究ですが、当院セラピストたちの意見も入っているので「まあそうだよね」という内容もあるし、「へー、そう感じてるんだ」という驚きもあり、気付きが深まった気がします。

うちのリハ技師長にも同じ論文は届いていて先日少し話題にしたのと、うちの総合診療専攻医たちが久しぶりにリハへの関心を高めていて「なんかリハ勉強したいっす」と言い始めてくれたので企画を立ち上げつつあったのと、先日リハ学会ではなした「ヤマダゴンベエさんを、総合医視点でリハ・ICFするとどうなるか」のレクチャー資料を院内セラピスト学習会で使ってもらえることになったりと、自分の周りのリアルワールドにも動きが出てきていて面白い感じになってきています。



自分もこうやって、関心テーマについてコンスタントに論文まとめて、論文をきっかけにしたコミュニケーションや活動の拡大を繰り返していくサイクルに入ってみたいなぁと思います。

もうひと踏ん張りがんばるかーヽ(`▽´)/







 

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北海道リハ学会の教育講演資料、公開します!

本日午後から、北大臨床大講堂で開催される、北海道リハビリテーション学会での教育講演の資料です。

全国規模の「リハ医」学会の地方会でなく、北海道オリジナルの、医師だけではなくリハに関わる多彩な職種が集まるアクティブな「リハ学会」です。


180714 道リハ教育講演(佐藤)配布資料 by けんた on Scribd




早口でたくさんの情報をしゃべりますが、ハンドアウトの印刷が間に合うか微妙なラインなので、あとでじっくり見たい方はブログからダウンロードしてね。と案内するつもりです。


もう少し情報しぼってゆっくとした語り口調で進め、質疑応答時間もごっそり作ってやろうと思ってたんですけどね…

学会の教育講演だし、直前で抄録みたら「エビデンスをレビューし」とか書いちゃったので、頭の方にエビデンスを簡単にまとめて「退院後が本番だぜ!」という話をしながら、総合診療×リハビリとか、地域医療×リハビリで切り口を増やしながら、参加者それぞれが考えるきっかけを与える感じを目指すことになりました。

どうなることやら


気になるのは、懇親会がオープンではなく幹部+講師で小規模にやるらしいので、せっかく教育講演を多職種向けにしたのに交流が深まらないともったいないなと思っています。

休憩時間とかに名刺交換できるといいですね。


でわ!





 

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リハビリ関連の研修・教育・研究・講演・執筆の履歴をまとめました

今週土曜日の北海道リハビリ学会で、「総合診療医による、リハ医・セラピストの手の届かない場所・病期の地域リハビリテーション」という講演をしてきます。

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http://rehab-med-hokudai.jp/do-reha/


その準備で、運営側のニーズや、予想される参加者の潜在ニーズ想定をつめていたんですが、ふと、参加者であるリハ関係者に「そもそも総合医ってなに? ていうか前に喋っているあいつは誰?」をわかりやすく伝える必要性があるよねと思いました。

できるだけ正確に、かつわかりやすく伝えたいので、「そもそも自分は、リハについて何を学び、どんな実践をし、どんなことができるようになったんだろうか?」について、まず自分が正確に理解しようと思って、パソコンに入っているすべてのリハ関連のデータを見直してみました。

最初は大したもんじゃないだろうとおもっていて、全部列挙したら自己紹介の代わりになるだろうと甘く見ていたんですが、やってみたら1時間位かかってもまだ全部整理できず、「とてもじゃないけど膨大すぎて、1時間の教育講演では触れられない」ことがわかりました(´・ω・`)ショボーン


というわけで、当日の自己紹介は超圧縮5分版くらいになりますが、せっかく列挙したメモがもったいないので、こっちに乗せることにしました。


「○○年」というのは西暦の下2桁のことです。
執筆や研究関係は、出版・発表された日だったり、企画の準備を始めた日だったりで統一感ありません。
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05年初期研修開始 リハ学ばず
07年総合診療後期研修開始 リハ学べず
11年北海道プライマリケア医のためのリハビリテーションフェローシップ開始

12年4月:亜急性期病棟の多職種共同リハ栄養学習会・スイーツ部 立ち上げ

12年5月:脳卒中リハビリテーション第3版「退院後の在宅療養支援」 分担執筆

13年2月:リハビリ技術者研修会「リハビリテーション栄養」 講演

13年4月:函館陵北病院「リハ栄養」 講演
    専攻医向け、遠隔リハカンファ 立ち上げ

13年6月:勤医協中央病院「高齢者肺炎の治療-リハビリにおけるチーム医療・多施設連携」シンポジストとして発表、その後病院間連携の仕組みづくりへ

13年8月:家庭医療学夏季セミナー(学生向け)、「住み慣れた我が家で長く元気に暮らそう!続けたくなる往診のすすめ」WSを専攻医と共同で運営

13年9月:リハビリ技術者集談会「フィジカルアセスメント」 講演

14年5月:JPCA日野原賞候補演題 発表&受賞
「一般内科病棟患者における、 入院時栄養評価(MNA-SF)と臨床的転帰に関する前向きコホート研究」

14年5月:第1回、北海道発 総合診療医・プライマリケア医のためのリハビリテーション研究会 立ち上げ&基調講演

14年6月:JARM「リハフェローシップの研修内容・成果報告」ポスター発表

14年8月:リハセミナーin札幌「札病内科でのリハ影響研究報告」

14年10月:道勤リハビリ医療推進プロジェクト 5回の会議で、当法人に必要なリハ人材を検討。
「回リハに専門医を、それ以外は専門医以外がリハを学び質をあげよう」の結論に


15年1月:法人内の関連院所でのリハ栄養学習会in釧路、15年9月・16年7月北見、18年3月西区病院

15年3月:小規模病院での総合医のためのリハビリ研修プログラム 専攻医への集中研修プログラム立ち上げ、1号生受講

15年6月:JPCA地方会「総合医が教える総合医のためのリハビリ」WSを専攻医と一緒に運営→簡易ADL評価、ICFカンファ7分割表

15年 :「セラピストによる総合診療専攻医への教育」の研究へ協力

15年7月:プライマリ・ケアカンファ「リハの強度とタイミング」エビデンスレビューのレクチャー

15年7月:「その患者さん、リハ必要ですよ」の分担執筆

16年3月:リハビリ認定医合格!

17年3月:Gノート増刊「これが総合診療流! 患者中心のリハビリテーション」責任編集+執筆

17年4月:褥瘡委員会+NST委員会統合
    多施設共同、web会議でのリハカンファ(総合医・リハ医・セラピスト参加)の運営を若手に譲渡

17年 :白石区地域分析の実施と、JPCA地方会での発表

18年4月:若手病院総合医カンファレンス
「誤嚥性肺炎に対する 病院総合医による こだわりの病態診断学」

18年4月:在宅医学会、地域リハシンポジウム
「急性期病院と地域を繋ぐ地域包括ケア病棟から 総合診療×リハビリの視点での地域リハビリテーションへの提言」

18年6月:リハ医学会 若手総合医向け教育講演
「リハに総合診療を足すと見えてくる、ICFの生活機能以外」

18年7月:北海道リハ学会、教育講演
================================

以上です。
長いですね。


総合医として、常に「特定の領域に偏らない、苦手や強みを作らない」ことを意識してきました。

なので、たまたま売れてしまったカルテの本とか、リハの本とかがあると、それ関連の講演やイベントの依頼が増えるんですが、極力お断りして「リハとかカルテとか、まあちょっとだけ知ってますが、プロには叶いませんし、あくまで総合医なので、普通にCommon diseaseを見てるだけですよ」をキープしたいと思っていました。

なので、自分主観では「リハにはあまりかかわらなくなった」と思っていました。
でも、意外とそうではなかったんですよね。

たぶん、「リハが特別なこと、苦手なことや難しいことではなく、総合医の日常臨床で普通に取り込んで活用している一スキル」として体に馴染み、総合診療の文脈のなかで内科診断学やグラム染色スキルやエコー技術等と同じように「普通に使うようになった」から、意識からは消えていたのかなと思いました。

いいことかなと思いますが、専門医から見るとこういうのは「素人が中途半端にしって偉そうにしやがって」に見えたりするものなのでしょうか。ぶっちゃけたところを聞いてみたい気もするし、怖い気もします。



あと、せっかくの教育講演なので、参加者の方々は結構期待してくれていると思うので、「あの、自分普通なんでつまんないっすよ」というスタンスだと失礼かとも思います。

ので、今回のリスト作りながら、ある程度「自分ならではの強みとか実績」も一応まとめてみました。

こんな漢字です。
①多職種共同、資源のないフィールドでのリハビリテーション栄養や
②「MNA-SF」研究
→リハ栄養の実践、教育、研究

③高齢者肺炎・誤嚥性肺炎の、嚥下専門医・STがいない環境での嚥下評価と治療
④ICF・QOLと生活機能を統合するICFカンファ7分割表
→総合診療とリハ医学の統合

⑤地域分析と法人の機能を考慮した、リハを担う人材の養成、検討と実施
⑥リハ専門医不在環境での、総合医やリハ技師のためのリハ研修プログラム開発(遠隔フェローシップの立ち上げと受講、院内総合医+セラピストでの導入研修)
⑦web会議でのリハカンファシステム(総合医・リハ医・セラピスト、6施設合同)
→リハ専門医に限定しない、リハ環境が整っていない状況での、リハを担う人材の育成

とかこんな感じですかね。

いずれも、リハ専門医がたくさんいる大学医局や、リハセンター病院では出にくい発想や実践ですね、きっと。
総合医っぽいかも。



そんな自分が、生活期(急性期→回復期のあとの地域でのリハ)について、総合医視点で話をしてくる予定です。

スライドがまだ1枚もできてない(さっきまで作ってきた経歴一覧は全部削除したので)という地獄状態ですが、あと数時間頑張って力尽きるまで頑張ってみます。

こんな直前まで準備できなかったのは毎週学会参加や講演があったり、毎日外来何時間もやって消耗したせいです。怠けたわけではないです。たぶん。


よし、準備に戻ります。

でわ!!

 

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【学会参加報告】日本リハ医学会第55回学術集会

先々週に参加してきた、リハ医学会の参加報告を、簡単にですがまとめておきます。


別途、超長文の参加メモ(13ページ、13400字)があるんですが、流石に長いのでアップロードするのはやめておきます。

今回のは、医局の学会出張枠で費用補助もらって参加した人が提出する、院内・医局用の学会参加報告書の、A4で1枚の簡単なものだけです。



学習・研修会、セミナー、学会等 参加 報告書

記 載 者

氏名:けんた

セクション:医局

記 載 日

201872

名  称

日本リハビリテーション医学会 第55回学術集会

開 催 日

2018年 6月27日(木)~   7月 1日(日)

開催場所

福岡国際会議場

主  催

佐賀医大 リハビリテーション科 

プログラム

 別紙参照

発表演題

[ 有 ] (有りの場合は発表原稿を添付して下さい。)
 →別紙抄録・ハンドアウト参照

参加前にもっていた目標から見て、具体的にどのような学びがありましたか

パネルディスカッション 若手医師に聞いてほしいリハビリの話

 演者として、リハ医のための総合診療の講演をした。
かなりウケて、リハ・総合の親和性・共通点を体で感じ
られた。
演者・座長で交流も深め、今後総合医のためのリハフェロー全国展開の打ち合わせができた。

合同シンポジウム6 心臓リハビリテーションのトピックス

 既知の内容のおさらいという印象。関心が続かず、次のセッションもあったので途中退室。

スイーツセミナー パーキンソン病・症候群のリハ

 英語でのセッションだが聞き取れた。PDPSPMSAなどの病態、評価、治療など
 おさらいできた。
 前のセッションから移動したらすでに満室で、単位登録のお金払い済といったら入れてもらえ
 たが、肝腎のスイーツは全部はけてしまっていてもらえず。どんなスイーツだったのか気になる。

特別講演8 神経・筋難病とリハビリテーション医療

 あまり楽しめなかった。なんでだろう。

特別講演9 自験例から考える脳卒中後遺症のリハビリテーション医療

 日本の脳卒中リハの生き字引のような先生で歴史を理解できた。
 rTMSなど新しい治療のエビデンスやコツなども見えて理解が深まった。
 今後最新の脳卒中リハの論文を読む上での予備知識が増えた。

教育講演36 リハビリテーション医療において留意すべき精神症状・行動障害

 おもにせん妄の話で、ほかうつ病やアパシー(無気力)にも触れていた。
 教科書的な薬物・非薬物療法の他、エキスパートオピニオン的な使い分けや、推奨がうまく出せない領域の中の人的本音など聞けて参考になった。

教育講演37 サルコペニア診療ガイドライン2017とリハ医学

 サルコペニア・リハ栄養業界の第一人者的な講師で、プレゼンも今学会随一くらいに上手だった。

 熊リハパワーライスや集団起立訓練など理論上は正しく昔からあるもののエビデンスをガンガンだしていてすごいなぁと思った。努力すればああなれるとは思えない(総合医ゆえに特定の病態を集めて深める診療にならない、研究データを出せるような電子カルテシステムや統計協力者がなく自分の余力も足りないなど。弱気か・・・)

教育講演51 リハビリテーション患者における排泄マネージメント

 泌尿器科医による、尿流動態検査を前提とした講義で、プライマリケア医にもリハ医にもハードル高めに感じた。もう少し現場の非専門医目線があると嬉しいんだが

今後の医療・看護活動に生かしていきたいと考えられる内容はありましたか?

具体的に書いて下さい。

総合診療医とリハ医の、若手~中堅レベルの交流は魅力的でメリットも多いと実感できた。また、両業界で元気な人とのコネも複数できたため、学会レベル・個人レベル両方でいろいろと活動していけそう。とりあえずは、総合若手にリハフェローをやってもらうための根回し・協力をしていこうとおもう。
協会内のリハ指導医や他科ベテラン医、民医連つながりで有名な先生、ツイッターだけで知り合いだった先生、多くのセラピストとも交流ができてよかった。

講演とポスター含め、知的刺激をもらえてモチベーションが少し上がったのと、最先端の話題にざっと触れられたので今後の論文レビューがしやすくなったと思う。

リハ栄養は、改めて院内で強化していきたいと思った。まずは内部での学習会と、リハ関連の研修システム再構築を相談してみようと思った。

その他、特記すべき事項

この時期の博多はとても暑かった。。。ご飯は美味しかったです。

 西や南に行くたびに、街を歩く地元民の顔つきが強い・濃ゆい感じがして、北海道・東北とは人種が違うなぁと思った。

 



とりあえずこんなところです。

1日半くらいの参加でしたが、ちゃんと勉強してきましたよ報告でした。


当日の講演資料はこっちに載せています。

日本リハ医学会での「若手リハ医のための総合診療」教育講演のプレゼン資料公開


 

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日本リハ医学会での「若手リハ医のための総合診療」教育講演のプレゼン資料公開

今日のリハ医学会、教育講演で「若手リハ医のための総合診療」のお話をちょこっとしてきます。


全体で90分の企画ですが、15分のミニ講演4つ(病棟発熱診療、総合診療、内科的知識、整形外科的知識)と総合討論30分に分かれており、自分の持ち時間は15分しかありません。

しかし、自分が総合診療を学んだあとにリハ医学を学び、その共通点と、微妙に異なるがゆえに互いを拡張するポテンシャルの高さ、それを後期研修が終わったあとでも刺激的に学べて日々ぐんぐん成長して面白かったあの感覚を伝えきりたい!!とおもったら、90分の基調講演並みの資料になっていしまいました。

これでも半分くらいに削ったんですが、本番では更に削るか、駆け足でポンポンしゃべるため、先にブログに資料をあげておきます。

180629 Jram教育講演「リハ医のための総合診療」公開資料 by けんた on Scribd



リハ専門医にとってみたらリハ視点が浅すぎて、家庭医療専門医にとっても家庭医療学の提示の仕方が浅すぎる・雑すぎると写ってしまいそうな「広く薄い」内容ですが、あえてそうしたからいいんです。

リハを学んでいる最中に、もしくはリハを学び終えたあとのどこかの段階で、家庭医療専門医(→新専門医制度の総合診療専門医)と一緒に働いたり、お互いの知識や技術を教え合う・学び合うような研修を組んでみてほしい!というのが狙いなので、たくさんぶつけてみて1個でも「お、それ面白そう。どこで学べるの?誰が詳しいの?」と引っかかってくれれば幸いです。


では、あとは当日の会場で!!





 

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第63回北海道リハビリテーション学会学術集会のチラシできました、教育講演してきます

北海道リハ学会で、教育講演してきます!

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第63回北海道リハビリテーション学会
開催学会案内

http://reha-med-hokudai.sakura.ne.jp/do-reha/meeting.html




今年度の、リハ関連学会系活動4連発のうち、最後の1個になります。


4つあるぜ!というのを並べた記事



1つ目の、プライマリ・ケア連合学会主催の病院総合医向け誤嚥性肺炎の診断推論・嚥下リハ・ACP学習企画の紹介



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在宅医学会、地域リハシンポジウムの発表資料

今日の在宅医学会での発表資料です。

180430-在宅医学会地域リハシンポジウム by けんた on Scribd




時間制限のため早口になるとおもいますので、聞き取れなかった、あとでじっくり見たい方はこちらからどうぞ

いちおう講演開始時間に公開されるよう、予約してあります。

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今週末は、日本在宅医学会初参加 & シンポジウムで発表もしてきます!

今週末から開催される日本在宅医学会の第20回記念大会に参加してきます。
無題
http://www.20zaitaku.com/




先週末の、東京での病院総合医の学習会が終わったあと、謎の疲労感に週の前半は持っていかれ、月曜・火曜はエンドレス外来地獄、水曜はカンファカンファ会議会議会議、木曜は外来外来カンファカンファカンファ当直、金曜は救急しながら外来外来外来と往診とカンファ会議カンファで、気がついたら明日出発になってました。

自分の発表のアウトラインはできたところで、肉付けの資料も一定は集めたけど、残りの時間でどこまで膨らませられるか。

というのと、持ち時間20分なので、制限時間に収まるのかも同じくらい心配。


ホントは明日一日病棟当番しながら合間で完成させて、夜は飲み会で発散して、日曜日にゆっくり出発して色んな企画みて、月曜に朝イチ会議(うちの法人の在宅専門医育成プロジェクトの会議、みんなあっち集まるのでじゃあそこで会議しちゃおう的な)して、そのあとシンポジウム発表して、午後のんびりいろいろ見てかえる予定でした。

が、飛行機手配をミスっていたようで、明日土曜夕方出発しての前泊だったようなので、当番の調整、飲み会のキャンセル、スライド詰める時間の圧縮などで今丁度焦っているところです。。。(-_-;)


人に依頼すると、細かいこと忘れちゃうのは困りもんですね。すいません。



今日はいろいろと消耗したのと、当直翌日で朦朧としているので帰りますが、なんとか明日早起きして頑張ろうと思います。






以下、以前に別記事をブログに載せたときの説明をコピペしておきます
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自分の出番は、
2018年4月30日 10:20〜12:00 第6会場
シンポジウム20:地域リハビリテーション〜リハ職のみなさん!飛び出せ地域へ〜
です。

在宅診療に命をかける様々な専門家の集う学会で、リハはちょこっと、在宅もちょこっとな自分が登壇するのは相当な場違い感がありますが、敢えて空気は読みすぎずにいきます。

「包括ケア病床のある地域密着型中小病院で働くリハ認定医ももっている病院家庭医」という立場で、病院のこと、総合医のこと、総合×リハの拡張性、Health promoting hospitalの可能性や、普段やっている多職種共同学習・地域連携などにもふれながら、学会参加者のみなさんが普段聞きなれない・あまり考えつかないような視点を提示して、その後の全体ディスカッションの幅が広がるような役回りを担えればと思います。

他のシンポジストとしては、理学療法士や作業療法士などで、行政側で働いていた(いる?)人や専門誌に記事書いちゃうような先生方なので、いろんな視点の組み合わせでいい感じになりそうです。

この企画は、大会長の先生が、「地域リハビリテーション」の視点でなんかいい感じの企画をしたいと考えていて、そんな折に冒頭で紹介した「患者中心のリハビリテーション」の本を目にしていただいたようで、他のお知り合いの先生にわざわざ私の連絡先を聞いてご連絡いただいたという流れでした。

やっぱり何か書いて世に出してみるものですね。

あと、普段の自分を知らない状態で、出版物だけみて依頼いただいたということは、何倍かよそゆきの背伸びした自分に対する期待感からの依頼だとおもうので、その期待を裏切らないように、というかいい方向で期待を裏切るくらいな感じで貢献できればと思います。

 

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回復期リハビリテーション病棟 担当医代理的仕事から感じたこと。慣れない仕事は面白い!

法人内の関連病院で医師不在となったところがあり、穴埋めでうちの回リハ担当医師がそっちにいき、不意に回リハ担当医が不在になるということがちょっと前にありました。


もちろん、そのことで病棟にいる患者に不利益があってはならないので、内科・総合診療科の救急当番が随時対応にのる(普段からある)システムをフル稼働しながら対応をしていました。

ただ、それだけだとどうしても事後対応になる(つまり、患者が体調を崩してからの相談になる)ため、後手に周り診断や治療のタイミングがワンテンポ遅れるかもしれません。

また、他科・他病棟の医師に応援を要請するというのは、病棟看護師やケアワーカーなどからしたらけっこうなストレスでしょうし、その結果相談の域値が上がってアンダートリアージになることも想定されるでしょう。


というわけで、試行錯誤しながらですが、自分の立場や能力で出来る範囲を考えながら、かつ現場(回リハ病棟の師長とか)からの意見・ニーズも拾いながら、いろいろと調整してみました。


まずは、副院長の立場から、所属科や病棟の立場を越えて(つまり、内科・総合診療科の利益を最大化する立場という枠組みを一旦横において)考えてみました

まあ、病棟責任者不在の間に勝手に色々やるわけにもいかないというのもありますが、まずは師長の相談役っぽくなることは意識して、普段廊下ですれ違う頻度を増やし(各病棟のルーチンスケジュールや役職者の職務内容をざっくり把握しとけば偶然ぽく何度もあうのは可能です。気持ち悪いかな?)、あいさつ普段より3割増しでふやし、会議等で同席したときに声かける回数ふやしたり。

そういう地道な努力の成果なのか、相手側が意識的にヘルプを出してくれたのかはわかりませんが(師長室もうまく調整してくれていたように思います)、結果的にコミュニケーションの頻度や濃度は増え、いろいろ相談をしてもらえ、細かい相談に対応できた気がします。

心なしか師長の笑顔が増えた気がしたのは、よかったです(これも自分の成果というよりは、他のもろもろが色々組み合った結果と思いますが)。



次に、ベッドコントロールセンター(BCC)の責任者の立場として、回リハ病棟のベッドコントロールに少し口をだしてみました

ベッドコントロールの仕事とは、入院患者の選定と入院のタイミング・ペースを決めることが主で、その他には病状や組み合わせ考えて部屋移動させたり(これは現場の師長・主任の裁量でやることがほとんどですが)、退院のタイミングやペースを決めたり(これはパスである程度決まっていつつ、退院調整のMSWや看護師の打ち合わせで決まっていく部分が大きいですが)という実務レベルのことがあります。

また、それらの結果として(もしくはそういった動態を調節する理論的根拠として)、病棟の機能や役割を見定め、地域や連携先医療機関のニーズを読み、どういう病態・重症度の患者を、どういう勤務体制や曜日に受けるのが最も現場ストレスが低く、スタッフのパフォーマンスが高まり、患者のリハの質やQOLが高まるかも考えたりします。

という定義が世の中にあるのかは知りませんが、自分なりに2年ほどこういう仕事に取り組みつつ、様々な管理や経営の本をよみながら、急性期病棟(一般急性期+地域包括ケア病床で、5科=内科・小児科・産婦人科・耳鼻科・眼科の混合病棟)でやってきた経験からそう理解しています。

で、責任医師がいないままだと、入院の確定が進まない仕組みだったため、予定通り順調に退院者がでていくと空床ができてきて、それは経営的にもデメリットなわけです(患者一人あたり1日○円の収益があるとすると、空床が○床ある状態が×日続くと掛け算でものすごいことになっていってしまう)。

一方で、患者だけでなくリハスタッフのインフルエンザもちらほらあり(こちらはICT委員長でもあるので、なんとかかんとか制御してアウトブレイクに至らないようにねじ伏せるわけですが)、スタッフが減りすぎると提供できるリハビリの単位数が減ってしまい充実加算というのが取れなくなるかもしれないので、むやみに満床にすればいいわけでもなく、適正病床数を事務次長と師長とのやり取りで見定めてもらい、それが決まってくる頃に決断できるように他の情報を集めておいて決断できる心の準備をそっとしておいたりしてました。

で、偉い人たちの会議で「空床がこのままだと増えていくんだけどどうしたらいいんですかね」と、偉い人が独り言に見せかけてつぶやき、みんなの視線が自分に集まるといういつものパターンで話が振られたので、「あ、じゃあ」という感じで決断責任を引き取りました。

幸い、すでに受け入れ判定会議的なものは終わっていて10名程度の待機者リストはあったので、責任医師が「この病態の人はうちで見て良い」という判断はされた中から選ぶだけだったので、今の状況でも安全にみられる症例の選定を師長がしたのを自分もみせてもらって「この症例でいいですよ」と判断して、紹介元との調整をしてもらっていろいろ経て、数名の受け入れが決まりました。

おかげで、なんとか驚くほどの赤字は作らずに、かつ安全な範囲でのベッド調整ができたようには思います。
ふう・・・


あとは、現場の臨床医として、特にリハ認定医の資格を持っている立場として、出来ることをしてみました。

まあ、普通の急変は、内科・総合診療科のスタッフや後期研修医なら、普通に対応できます。
誤嚥性肺炎や尿路感染症とか(嚥下障害や排尿障害を抱える人はおおいですからね)、てんかん発症とか(脳卒中発症後数ヶ月経ってからの発症がおおいので回リハでのてんかんは意外と多いです)、脳卒中再発とか(一度脳卒中起こした人はハイリスクですね)の対応です。

一方で、急変する前の人のリハ処方箋の作成(急性期で、疾患治療の傍らで適当に研修医が書くような適当テンプレリハ処方ではなくて、ちゃんと回復期のリハを専門的視点でおこなえて、かつ内科的な臓器障害の程度をみたり急変リスクや栄養状態を踏まえて負荷量や医師に相談する域値を定めたりするちゃんとしたやつ)は、一朝一夕ではできないので、自分の出番かなと思います。

偉そうなこと言いながら、セラピストから見たらクソみたいな処方箋かもしれませんが、まあ出来る範囲で誠心誠意心を込めてしたためてみましたよ。頑張りました。

他にも、前医からの情報を読み解いて、そこだけ見れば情報が概観できるようにカルテまとめておいたりして、チーム医療が初日の患者到着した瞬間からフル起動出来るように前日までに準備したりね。

残念ながら、週末に向けて忙しくなる時期だったため、患者到着後に徹底的リハ診察をして病態を読み解いたり、脳卒中なら脳画像を、骨折なら骨画像含め運動器系画像や栄養状態を、臓器障害のリハなら臓器機能データなどを読み解いて、「こういう病態だよ。だからこういう障害がでて、こういう不都合で患者さんが困るはずです。という目で各職種評価してみて下さい。当たったら効率よく話が進むし、外れていたらそれは患者固有の特性かもしれないのでもっと深めてみましょう」というメッセージを出して多職種への支援(ときには挑戦状)を送ったりするのまではできなかったので不完全燃焼のまま終わりましたが、まあそれはそれでいいかなと思います。


それと、まだ終わりでなく、研修指導者の立場で、これを機に研修医の満足度や研修の質を高めつつ、今後も起こり得る回リハ担当医不在をより安全に低コストでカバーできないかも追求してみました。

前の週の研修振り返りで、「コンパクトな規模の病院で、外来や在宅で見た患者の急性期みて、そのまま回リハ病棟でも担当続けて、退院したあともずっとみれるような研修をしたいから○○病院に行きたい」という話を聞いていたり、リハ視点でけっこう興味深くずっと見続けたいような人が何名か急性期→回リハに転科が続いたみたいな前提条件があったのを思い出して、「あ、これうまく繋がりそう」と思いました。

次の週の振り返りで、「担当患者の回リハ転科後の担当継続したいかな?」と聞いてみたら、「迷惑でなければ、やりたいです。ていうかやりたいです」と2回言われました。
その旨師長にも伝えてみて快諾があり、担当医にも伝えて前向きな返答もあったので、少ししたら具体化してみようかと思います。

3~4年前くらいは、在宅や老年やリハをちゃんと見たい後期研修医がいて、その人が普通に急性期→回リハと継続的に主治医したり、別の人は1週間くらいの「短期集中リハビリ研修」を組んでセラピスト等についたり集中的にレクチャーしたり回リハ病棟の多職種カンファに参加したり家屋訪問や装具外来に参加したりして予備知識付けてから、半年でどんな症例を担当するか目標を一緒に作って計画的にやったりしていました。
その翌年くらいから「あ、家庭医療学とかリハとかはいいっす。内科なんで、オレ」みたいな人が集まる時期が数年続き、ちょうどその時期の師長も「あ、若い人がチョロチョロしても返って面倒なんで」みたいなサバサバした人だったので下火になっていました。

それでも、「また希望者いたら再開しようかな。あ、師長変わったから現場に慣れてきてくれたら相談しようかな」と心のなかでは温めておいたし、希望者が出れば家庭医療後期研修後にリハ認定医がとれるリハフェローシップの環境もきちんと作って準備しておいたりとかはしておいたんですよね。
今後報われることはないかもと途中で心が折れかけたこともありましたが、数年ごしで、そういうのに興味をもつ研修医と、たまたま回リハの担当医が不在になりやすいタイミングが合致して、うまく再開にこぎつけたのは奇跡なのか、偶然なのか、狙った通りの成果なのか判然としませんが、まあ結果オーライで良かったなと思います。



おお、思ったより長く書いてしまいましたが、そんなことを思いながら、色んな立場や肩書をうまく使いながら、程よく暗躍して、経営的にも現場管理的にも研修の面でもいろいろな貢献ができてかなと思いました。

最近副院長的な仕事がおおく、一方で現場のプレイヤーの仕事で多忙にもなり、なんとなくこういう「現場レベルでの多職種での相談とか、研修の質改善とかのために動き回って、すぐに成果が出るようなちっちゃいPDSAを回す」みたいなのがなかったので、とても新鮮でやりがいがあり楽しい経験でした。

もうホント最近の仕事は、「ここでこうすれば1千万円が動く」とか「このまま行くと職員の大量辞職につながりかねない」とか「そもそもこの病院の存続に関わる」とかそういう話題のなかで決断し、動き、結果が出るのは半年とか5年後とかそういう話ばっかりだったので、こういうちっちゃい仕事は楽しいですね。


家庭医療や総合診療の後期研修では、こういう小さくすぐ成果がでるが一人の努力や才能だけでは成し遂げられないような、診療の質改善系の「非臨床系の課外タスク」的なことを経験し、それを振り返り、文献的考察も付け加えて達成していくという課題があります。

今の自分から見ると、後期研修医が与えられるこういうタスクは上記のような「ちっちゃくて楽しい仕事」ですが、当の本人からみると「自分の裁量権を越えた、自分の経験値にない、大きくて未知で新しく大変な不快な仕事」と映ることも多いですが、乗り越えてみると多くの成長があるし、それを少しずつ積み重ねていくと自分のような大きくて終りが見えない仕事でも「ああ、あの仕事の延長だな。とりあえずなんとかはできそう」と思えるようになるので、地道に頑張ってみて下さい。

一定の規模の病院勤務でなければこういうスキルは役に立たないように思うかもしれませんが、診療所のように小さく閉鎖的な組織の運営はまた違ったコツがあってやりがいがあるし、地域により近い立場で地域という組織に対して何かしかけるときにもこういう小さな課外活動経験は大きく役立つとおもいます。



まあ、色々書きましたが、シンプルに一言でまとめよと言われたら「リハビリって楽しいなぁ。もっとかかわりたいなぁ」ですかね。

不明熱の診断推論と同質の、それをもっと複雑にして深めたような奥深さがあり、ICFの概念から想像できるかもしれませんが個別性がめっちゃ高くて一例一例の経験から学べることが多く、でもリハ医学をきちんと学べばある程度標準化した対応をして質を一定異常に保つことができ、面白い領域なんすよね。

リハ専門医をとって「リハが本業な総合診療医(Subspecial with subgeneral)」になろうとは思いませんが、比較的簡単に取れるリハ認定医程度の知識や技術や経験を細く長く続けながら、そこで得たものを総合診療のフィールドで出会う様々な症例や出来事や事象に活かしていくような「リハに関心を持ち続けることで得られた治験を本業に注ぐ総合診療医(Generalist with special interest)」で有り続けたいと思います。

今回は、総合医とリハ医と教育者と管理者の様々な立場や経験を、家庭医療学やそれに関連するフレームワークを使いながら統合して振る舞えた(理論的背景は今回詳述してませんが)というのが、自分的に一番ツボだったのかもしれません。
うん、そうですね。ここまで書いてようやく腑に落ちました。

せっかくここまで書いたんだからポートフォリオにすればよかったと後海しています。
3月末に、ポートフォリオ発表会があるんですけど、うちの法人は後期研修医だけでなく指導医もショーケースポートフォリオを作るので、ネタ探しの産みの苦しみをして、他のエントリーで抄録書き終わったあとなんですよね、今。

ああ、もったいない。。。

ポートフォリオに出来るネタがありすぎて、年1回の発表機会では消化しきれない、というとても贅沢な状況にあると前向きに捉えることにします。


でわ!!







かいりは、院長代理、ベッドコントロール

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関連病院での「リハ栄養の基本と、それを時間も人手もお金もない小病院で広め、実践していくために」の講演会してきました!

昨日は、関連病院の西区病院のリハ室温にご招待いただいて、「リハ栄養の基本と、それを時間も人手もお金もない小病院で広め、実践していくために」的なテーマで、医局公開学習会というセッティングでやってきました

あ、内容はごく普通のリハ栄養で、後半の質改善は組織特異的な内輪の話なので、プレゼン資料公開はありません。すいません


予想通りですが、リハ技師や栄養士は知識と情熱ありあまってて、忙しすぎて余裕のない部門をどう巻き込むかで悩む。の構図が背景にありました

これは、ニッチですが自分の専門領域なので張り切って頑張ってみましたよ


リハ栄養は、今の疾患治療優先の病院医療へのアンチテーゼ的で「リハ栄養やってる、ゆえに我が正しい!」になりやすく、

一方で「んなことわかってんだよ! でも時間も余裕もないし、もっと優先順位高いことすらできてなくて、わたしらが一番胸痛めてんだよ」の対立構造になりやすいので、

信念対立解明術的なスタンスがひつようなんですよね。


ということを改めて思いだしたので、締めの挨拶でその辺にもふれてしまいました。

せっかく情熱で盛り上がった懇親会に水を指すことになるかもと不安もよぎりましたけど、逆に涙流す人や深くうなずく人も多くて良かったです


西区の未来は明るいし、むしろ偉そうに講演してしまった自分にブーメランが帰ってきそうなので、襟をただしてまた日々がんばります



次は札-西合同医局飲み会を一年ぶりにするのと、西区から苫小牧に異動になるSTやうちから苫小牧にいく研修医がいるので苫小牧でのリハ栄養学習会とかやらねばですね


全国の知らない人向けの講演や執筆もやりがいは大きいけど、身内対象の学習イベントのほうが「誰が元気になり、何が変わっていくのか」が見えやすくていいもんですね



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「総合診療×リハ」に関する実践経験が増え、学会発表機会も次々降って湧いてきていて、何かの大いなる流れを感じます…

なんか、リハ的な流れがぐわーっと来ています。


背景としては、自分がリハビリテーションフェローシップでリハビリを学び、リハ認定医を持っているというのは有ると思います。

さらに、もっと大きなきっかけとしては、昨年「総合診療×リハビリテーション」の本を出したのが大きいと思います。
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しかし、それ以外にも他のイベントをきっかけとした個人的つながりや、自分はつながってないんだけど所属している組織に昔いた人から声がかかってとか、色んな形で「リハに関連したイベント」の声が掛かるようになりました。




たくさんありすぎて自分でもわからなくなってきたので、時系列で整理してみます。


うちの病院に来たのが2011年で、その年からリハフェローの研修も始めていました。


2013年頃から声がかかり始めたようで、最初はリハ卒後4年目の研究の相談がありました。

当院回リハ病棟患者全例のMNA-SF調査が行われ、その結果「めっちゃ低栄養いるわ!」というのがうちのセラピスト集団で共有され、その後から今に至るまで「回リハ入院患者に対して、全症例にMNA-SFでの低栄養スクリーニング」が行われるようになり、低栄養に気が付かずにハードリハして返って弱らせるという案件はほぼゼロになりました。

また、それで終わりでなく、「MNA-SFでスクリーニングすると多くの人が引っかかりすぎて、全例NSTにかけられないから返っていみなくね?」という次の疑問もでてきて、大量のスクリーニング陽性者を重症度別に分類して現場セラピスト、病棟管理栄養士・看護師、NSTチームがそれぞれ分担していい感じに全体関与する仕組みを作ろうという議論までは持ってくることが出来ました(具体化していくための壁がたくさんあって気が遠くなりますが、壁までたどり着けたのは大きな前進です)。

さらに、当時研究していた若手セラピスト君が他の関連病院では今や主任を張っていて、今度その病院でリハ栄養を盛り上げるための(というか医者にもっと関心を持ってもらうための)イベントの相談もされたりして波及効果が広がっています。


2015年にも、マッチョな4年目PTから、今度は運動耐容能をみるSPPBの全例調査について相談してもらえ、最初はただデータ集めて解析しました研究になりそうでしたが、最終的にはうちの回リハかんなの疾患別でのSPPBと在院日数やバリアンスとの関係が見えて、より早期の退院を検討するための材料になったりしていました。


2017年には、2013年の研究の発展版として、「全例最初にMNA-SFとるけどさ、その後の栄養状態の経時的モニタリングしてないよね。包括支払い病棟だからしょっちゅう血液検査出来るわけでもないからよくわかんないし・・・」という問題に対して調査が行われました。

結果として、「リハによって筋力やADLが大きく改善した人達でも、1~2ヵげつ以内に血液データが大きく動くわけでもないから持ち出し覚悟で全例採血するとか意味ないし、むしろ俺らセラピストがみれる体重変化や筋量変化とかが相関ありそうだから、俺ら頑張ればよくね?」みたいな結果がでたり

まあ、短期間のフォローではたりないけど、老健退院者のその後もみてみるといろいろ面白そうだぜということがわかってきて、将来は超急性期→回リハ→老健や施設と継続的にモニタリングできる仕組みやモニタリング項目の選定につながっていきそうな広がりも感じられました。


どれも、学術的な妥当性はやや脇においておけば(4年目の短期間でやる簡単な研究なのでそれでいいのです)、結果的には現場の切実な問題がきちんと言語化され、実際に測定され、その結果をみた驚きや納得が現場で共感し拡散され、現場の空気感が代わり、そしていくつかは実際に現場のプラクティスが変わった! みたいなのをこの数年で目の当たりにしました。




また、少し変わり種では、先日紹介した「看護学教授とその学生たちによる当院現場看護師解析研究」と似たテイストで、「リハ系教授による、当院総合診療後期研修医達解析研究」もありました。

2015年にお声掛けいただき、研修医達を集めて、まずは教授からの濃厚なレクチャーを受け、その前後での変化や、総合診療医のリハ学習ニーズなどを質的解析で検討した研究です(先日正式にPublishされたのでようやくここに書けます)

理学療法化学というリハ系雑誌の、2017年4月号に掲載されました。

原著「総合診療専攻医のリハビリテーションに対する意識と教育研修のあり方—質的研究—」です。
aaaaa
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/32/2/32_301/_article/-char/ja/


これも、現場の指導ニーズを、外部の、しかも多職種の視点で分析していただけたお陰で、今後自分がどのようにリハのエッセンスを、今の時点でそこまで明確されたリハ学習ニーズが気づかれていない若手たちに伝えるかを考える上でけっこうなインパクトがアリました。

更に今後は、研修医側だけでなく、セラピスト側の検討も行われる可能性があり、結果次第では「医師・セラピスト両者にとって、過度に負担にならず、潜在的ニーズに合致して相互にとってよい刺激を与え合える」ような研修環境構築のヒントを、勝手にもらえる可能性がでてきました。

すごい!!



ここまでの、リハ系職種による研究によって、自分や現場にガシガシ影響がでてきている!!というだけでもけっこう満足していたんですが、今年の2018年はさらにアクティブな、自分主体で外に打って出る感じのイベントのお声掛けが増えてきています。

誰かが背後で何かを操って、自分を何かいい感じに育てて何者かにさせようと暗躍しているんじゃないかと勘ぐってしまうくらいです。ちなみに「暗躍」って好きな言葉です。



一つ目は4月ころに企画されている、プライマリケア連合学会の病院総合医委員会(自分もこれの委員です)と、同学会若手医師部会コラボの学習企画です。

まだちゃんとした宣伝がでていないのと、オチを言ってしまうとつまらないので詳しくは説明出来ませんが、単なる内科学とか総合診療学だけでなく、その中の自分の出番で「リハ的視点、リハ的深み、リハ的面白さ」を上手く提示できるような役回りを担えそうです。

何名かの講師を立てて、協力・分担・リレー形式で一つの事例を深めまくるもので、他の先生方が超有名総合内科・診断学の神様みたいな人や、若手で台頭してきたなんでもやっちゃえる家庭医療の新星みたいな人達なので、敢えてその中で他の人と被らないように自分の見せ方を考えた結果「内科診断学にリハ医学を溶け込ませるとすげーぞ!」的なところを上手く伝えられればいいなぁと思いました。

どうなるかまだ見えていませんが、頑張ってみます。

これは、学会の委員会で議論していて急に出てきた企画で、当たり前のように自分が講師になる流れにただただ身を委ねていたらこうなりました。誰かに命令・推薦された記憶すらなく、とても自然な流れでこうなってました。不思議。



2つ目は、これも4月の最後にある、日本在宅医学会の第20回記念大会でのシンポジウムです。
無題
http://www.20zaitaku.com/


自分の出番は、
2018年4月30日 10:20〜12:00 第6会場
シンポジウム20:地域リハビリテーション〜リハ職のみなさん!飛び出せ地域へ〜
です。

在宅診療に命をかける様々な専門家の集う学会で、リハはちょこっと、在宅もちょこっとな自分が登壇するのは相当な場違い感がありますが、敢えて空気は読みすぎずにいきます。

「包括ケア病床のある地域密着型中小病院で働くリハ認定医ももっている病院家庭医」という立場で、病院のこと、総合医のこと、総合×リハの拡張性、Health promoting hospitalの可能性や、普段やっている多職種共同学習・地域連携などにもふれながら、学会参加者のみなさんが普段聞きなれない・あまり考えつかないような視点を提示して、その後の全体ディスカッションの幅が広がるような役回りを担えればと思います。

他のシンポジストとしては、理学療法士や作業療法士などで、行政側で働いていた(いる?)人や専門誌に記事書いちゃうような先生方なので、いろんな視点の組み合わせでいい感じになりそうです。

この企画は、大会長の先生が、「地域リハビリテーション」の視点でなんかいい感じの企画をしたいと考えていて、そんな折に冒頭で紹介した「患者中心のリハビリテーション」の本を目にしていただいたようで、他のお知り合いの先生にわざわざ私の連絡先を聞いてご連絡いただいたという流れでした。

やっぱり何か書いて世に出してみるものですね。

あと、普段の自分を知らない状態で、出版物だけみて依頼いただいたということは、何倍かよそゆきの背伸びした自分に対する期待感からの依頼だとおもうので、その期待を裏切らないように、というかいい方向で期待を裏切るくらいな感じで貢献できればと思います。



3つ目は、6月に開催される日本リハ医学会第55回学術集会での、「総合診療×リハビリ」コラボ企画のシンポジストです。
無題1
http://www.congre.co.jp/55jarm2018/


今までも、プライマリ・ケア連合学会側のほうにリハの若手が来てくれてのコラボイベントはずっとあったみたいですが、今回はプライマリ・ケア連合学会の家庭医・総合医がリハ学会側に参加してのコラボイベントとのことです。

出番は、6月29日金曜午後(予定)

セッション名はパネルディスカッション 若手医師のための企画「若手医師に聞いてもらいたい、患者アプローチとリハビリテーションのハナシ」です。

メンバーのバランスもよく、普通にかなり勉強になるセッションになりそうです。

座長は、佐賀医大リハ科の先生と、亀田ファミリークリニックのリハ×家庭医療両方いけるあの先生です。 

演者は4人で
若手総合内科医から「総合診療医が教える 明日から使える回復期病棟での発熱のミカタ」
自分(中堅病院家庭医?)から「リハ医に必要な総合診療的知識(ICFの生活機能以外を深掘りする方法)」
そしてリハ医から「リハ医に必要な内科的知識」と「リハ医に必要な整形外科的知識」です。

自分のところでは、ICFの健康、個人因子、環境因子を理解するための家庭医療学的理論体系・ツールや、これらの要因の組み合わせ方(複雑性や統合ケア)などを、事例ベースで紹介することで、リハ専門医を目指す人達が「あれ?家庭医療も勉強したほうがおもしろくね?」と思ってくれることを目指してみます。

まあ、普段院内で、総合診療後期研修医相手にやっているレクチャーがベースにあるので、あれをちょちょいときれいに整えて、いつもの調子で喋れば、外部・他学会の人からみたら相当面白い(やりすぎたらついてこれない?)くらいにはなるかなとタカをくくっています。
もう少し時期がちかくなったら真剣に考えます

これも、「総合診療×リハビリ」の本を出版する時、座長の先生に原稿執筆を依頼していたのが縁で、昨年のプライマリ・ケア連合学会の会場でも簡単にご挨拶する機会があって、今回連絡を頂いたという流れだと思います。
別に「今回原稿お願いしたんだから、今度はこっちに仕事回してよね」というお願いをしたわけでも、内心にそういう下心があったわけでも無いんですが、自然に繋がって活動が広がっていく感じは心地よさすらあります。


この3つだけでも「いやー、2018年すごいな。何だこの勢いは!?」と思ってたんですが、先月更に追撃のお誘いがありました。


4つ目になりますが、7月に道内で開催される、北海道リハビリテーション学会で「総合医からみた生活期リハについて」の教育講演(!!)をするよう司令を頂きました!
無題2

http://rehab-med-hokudai.jp/do-reha/

この学会は、日本リハ医学会の北海道支部(あっちはリハ医師の集まり的な感じ。認定医更新単位稼ぎになんどか地方会に参加したことはあります)ではなく、北海道の医師や多職種からなる独自の学会だそうで、どちらかというと多職種が元気に参加し、発表し、交流しているようなイメージだと思います。

さすがに、リハ認定医しか持っていないほぼ8割方総合診療医の自分が教育講演するのは結構ビビりましたが、話を伺った感じでは医師以外の多職種(セラピストや看護師)の発表も多い学会で、自分の他にもう一人の教育講演する人も医師以外だと聞いて少し安心しました。
道内のリハ・看護系なら、上の方で書いた研究関係でお知り合いになった先生方や、うちの法人のリハ関係者もいるかもしれないので、そこまでアウェイ感はないかもしれません。

なにより、今回お誘いいただいた先生は、もともとうちの法人のリハ医をしていた先生で、直接一緒に働いたことはないですがお噂はかねがね同世代の先生方から聞いており、この学会の偉い立場でもあるということで、大いなる流れと勢いを感じてなされるがままにお引き受けしました。

この先生からは、昨年もお誘い頂いていて、そのときは「日本リハ医学会で地域リハ・在宅リハを盛り上げていく組織を作っていくので、その偉い人に紹介するから顔出せ」的な、これまたなんだかすごい話でしたが、医師体制や他の予定で参加できずお断りしていました。
その引け目もあったかもしれませんが、今回は他の3つのイベントのイメージが頭にあったり、リハ関係のコラボ研究の面白さが身にしみていた時期でもあり、最初に頂いた電話の時点で二つ返事で引き受けてしまいました。

たぶん1時間くらいの持ち時間ということらしいですが、自分の経歴や資格が基準を満たせばリハ関連学会の単位認定もされるよう調整中らしいです(自分の話をきいて、学会の資格取得・更新の単位が認定されるって、書いてみるとなんだかすごい話ですね…)



どの話も、誰かのお誘い、お導き、引き合わせなどが介在していたり、他の視点から考えると絶望や悪い知らせだった(詳しくは書けませんが)はずなのにそれが二転三転してひっくり返ったら自分のやりたいことに化けてたり

リハビリ認定医とったり、リハビリ×総合診療の本だしてからしばらくたちましたけど、なにかの大いなる力なり流れなりが動き始め、同時多発的にいろんなことがおきる2018年になりました。



一連のイベントおわったら振り返ってみて、今とはどういう風に違った世界が見えてくるのか、それを踏まえて次にどこへ行くのか考えてみたいです。




ちなみに、それと関連があるわけではないですが、いま医者が足りない影響もあって病棟直接主治医対応する数が一定いるんですが、その患者のなかで「リハ的要素の大きい患者」がけっこういて、これも何かの偶然なのかと不思議に感じています。

単に、ほぼリハのみの症例や、リハの評価や計画立案が難しそうな症例は、忙しい時期にリハ知識まだ少ない若手が担当するよりも自分がちゃちゃっとやっちゃったほうがみんなの負担少ないと判断して、意識的に自分で担当しているのかもしれませんけど。


他の病院から回リハ病棟転院の紹介があり、回リハ病棟に空床できるまでのつなぎとして内科の一般病床や地域包括ケア病床でうけて、担当するケースがけっこう面白いです。

内科的合併症の有無や病状の評価をしておいてセラピストがどの程度負荷かけてよいのかの安全管理しておいたり、

骨折症例では骨粗鬆症に対する1~6ヵ月もつ点滴をしておいて時間稼いだりとか、

老年症候群、特に認知症の病態評価して、かかわりや教育上の注意点を整理しておいたりとかの、アシスト的な仕事はけっこう楽しいです。


けっこうマニアックな部位の脳卒中で、特殊なリハが必要だからそっちで総合医×回リハでいい感じにやってとねじ込まれた症例でも、内科学的診断、老年・精神医学的評価、そしてリハ評価・嚥下評価を詳細に行い、その全体像を統合して、セラピストや他科専門医とも相談して方向転換して、けっきょく回リハじゃないほうがより適切という結論になったり。

他、在宅や外来で、徐々に弱ってきてギリギリの生活になってきていて、内科治療学だけではどうにもならない人たちがいて、肺炎や心不全で入院して2週間弱で通り過ぎていく間に問題点を整理して、介入方法を整えて戻していったり

そもそもリハ的疾患や主訴でなくてもICFで評価することで、非がん終末期ケアの論点整理ができて、臨床倫理的に非常に難しい問題でもあっさり方向性が決まってきたり


まあとにかく面白いです。

この2ヵ月くらいで、次のリハ認定医更新のレポート症例全部確保できたんじゃないかってくらい多彩でした。(更新って症例レポートいるのか把握してないので調べないとな)




そんな感じで、リハを楽しんでいますが、それでも自分の働き方や心の中のアイデンティティは「総合診療医ど真ん中」でぶれてないのが、また一層面白いなぁと思います。

傍からみていても、自分のことを「あ、リハ医だ」と思う人は、学生や研修医でもいないと思います。


この感じが、Subspecialを持ったがゆえにSubgeneralっぽくなってしまう現象ではなく、その地域のニーズに合わせて特別な関心領域を深めつつ常に総合診療を実践し続けた「Generalist with specialinterest」の境地なのかなと思ったりします。

総合医になった後やその前に「とりあえず自分が頼りにできるサブスペを持っておこう」ではなく、「常にジェネラルをやりながら、必要に応じて必要な分だけ関心とニーズに応じて付け足していけばいいんだよ」ですね。

だいたい、今の時代の総合医が20年先どころか、5年先に必要とされる能力すら予測しきれないんだから(そもそもキャリアも読みきれず5年後にどこで何してるかもわからないし)、先に用意しておくなんて無理な話ですよね。



話がそれました。

総合医ですが、リハ的活動が広がるダイナミックな2018年がやってくるぞ!!というお話でした。

がんばります!!


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Gノート増刊「総合診療×リハ」に、書評を書いていただきました!!

今年の3月にでた、羊土社Gノート増刊の「これが総合診療流! 患者中心のリハビリテーション」の本ですが、書評を書いていただきました!

Amazon
これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション 全職種の能力を引き出し、患者さんのQOLを改善せよ! (Gノート増刊) [ 佐藤 健太 ]これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション 楽天



しかも、藤沼先生に!!

以下、webサイトからの引用です
https://www.yodosha.co.jp/yodobook/book/9784758123204/
============================
筆者の考えでは,総合診療,家庭医療,リハビリテーション,老年医学,緩和ケアといった分野は,ほぼ同じパラダイムの医学系専門分野である.
特にリハビリテーションについては健常な部分を伸ばすという,ある意味,ヘルスプロモーションや健康生成といったコンセプトを臨床医学に導入したところがきわめて画期的だと考えてきた.
わが国の総合診療分野の若手のトップランナーの一人である佐藤健太先生の編集による本書はそうした筆者の印象をきちんと言語化してくれている点で非常に感銘を受けた.


各論に入っていくと,総合診療医が病棟や外来,在宅等で出会う問題に対して,リハビリテーションを「処方する」という意識が強化されるようになる.
特に評価に関しての記述が非常に具体的で参考になる.
つまり,地域基盤型プライマリ・ケア担当総合診療,すなわち家庭医療の分野で提示された患者中心の医療の方法(patient-centered clinical method:PCCM)と,リハビリテーションの分野から生み出された人間の生活機能と障害を分類するフレームワークとしての国際生活機能分類(international classification of functioning, disability and health:ICF)が全体の基調音になっている.
この2つのフレームワークが全く出自が異なるにもかかわらず,むしろ相補的に機能しうる印象をもつところがおもしろい.
PCCMとICFは理論的に接続可能で,リハビリテーションの分野と総合診療の分野が学び合う価値がここにもあるだろう.


リハビリテーションは専門職連携実践(interprofessional collaboration:IPC)の最も先進的な分野の一つであるが,地域包括ケア時代の総合診療もIPCはかならずビルトインすべきコンテンツであり,リハビリテーションから学ぶべきエビデンスやパール群は数多いものである.
本書のセラピストの職能についての詳述はその一助になるだろう.
また,本書の診療科別のリハビリテーションもコンパクトにまとまっており,全体像をつかむのによい.


いずれにしても総合診療医がリハビリテーションを学ぶのによい入り口になる構成と内容であり,総合診療を志す医師だけでなく,すでに地域医療を実践しているベテラン医師達にも一読をすすめたい.

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自分の後期研修中に、3ヶ月だけ外部研修させてもらい、そのときにお世話になったボスで、家庭医療の考えかたや、家庭医の教育のコツ、家庭医療や医学教育を他職種で継続していく組織・文化づくりなどを学ばせていただき、今でも普段の考え方の基本になっています。

内容もほんとに読んでいただいたようで、家庭医療の「患者中心の医療の方法(PCCM)」とリハビリの「国際生活機能分類(ICF)」を融合させ基調にしているところを指摘していただいていて嬉しいです。



いかんせん値段がかなりお高いのでとても恐縮ですが、ほどほどの売れ行きのようでありがたいところです。

直接の交流やSNSなどから感じる手応えとしては、リハ専門医の熟練クラスだと「そうそう、そうなんだよ!」という感じで想定以上に共感してくださる先生方が多く、リハ専門医を目指す専攻医だと「面白い切り口もあるけど全体に浅いよね」という感じ(そういう本なので的確に読んでいただいてるなと思います)。

メインターゲットの総合診療の専攻医からは、「買いました!」は聞くけど、「実際にこれを読んでこの通りやってうまくいきました!」というのはあまり耳に入らず。
そういう目で振り返ってみると、お勉強のためのテキストにはなっても、その通りやればよいマニュアルとしては不親切でもあり(そこを目指したわけではなく、具体的に深めたい人のために参考文献をできるだけ豊富につけてもらってます)、またやはりボリュームがありすぎて通読もしにくいだろうし、そもそも即効性のあるようなターゲットでの記載も少ないのでそんなものかなと思います。

できれば、この本を書いて終わりではなく、この本を通してできたつながりやきっかけを上手く活かして、今後の日本の総合医がリハを学ぶ環境が動いたり、実際に総合医が担当する患者のADL・QOLアウトカムがいい方向に動く流れを少し促進したり出来たらいいなぁと思います。









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「内科×リハビリ」の雑誌特集もでました!!

今度は、「内科医のための、内科疾患のリハビリテーション」の雑誌特集がでましたよ!!

909905



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南山堂の該当ページはこちら
http://www.nanzando.com/journals/chiryo/


 


今年3月には、自分が編集幹事となって、Gノート増刊「総合診療×リハビリ」の本を出しました。

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【送料無料】 これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション 全職種の能力を引き出し、患者さんのqolを改善せよ! Gノート増刊 / 佐藤健太 (医師) 【本】【送料無料】 これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション 全職種の能力を引き出し、患者さんのqolを改善せよ! Gノート増刊 楽天
 

過去に、出版の報告をしたブログ記事はこちら








このときに、内部障害(内科疾患による身体障害)について、特に腎臓障害のところで内部障害リハに関する国内第一人者の上月先生にご執筆いただいていました。




今回は、私自身は編集や執筆等での直接関与はありませんが、私が編集委員として協力させていただいている「南山堂 治療」で、同じく上月先生が編集幹事として書かれていてなかなかうれしいものがあります。

編集委員の立場は、「この世の中に、欲しい本がなければつくってしまえばいいじゃん!」という発想が形になる確率が高いので、とてもありがたいなぁと思っていますm(_ _)m



今回は、対象が総合診療医限定ではなく、内科医全般向けですね

執筆者の所属をみても、総合診療医はおらず、内科専門医かリハ専門医が主体です。

そういう意味ではより一般的かと思いますし、在宅や療養病棟とかをまだ知らない初期研修医や、臓器別内科の専攻医あたりにはとっつきやすいかもしれません。



編集社のページで紹介されている目次を引用してみます。けっこう面白そうなラインナップですね。

特集の目次

■総 論

内科疾患で今なぜ内部障害リハビリテーションが必要か?(上月正博)


■循環器

心筋梗塞のリハビリテーション(大宮一人)

心不全のリハビリテーション(牧田 茂)

末梢動脈疾患のリハビリテーション(杉村浩之,他)


■呼吸器

COPD のリハビリテーション(黒澤 一)

間質性肺炎のリハビリテーション(海老原 覚,他)

誤嚥性肺炎のリハビリテーション(海老原 覚,他)


■生活習慣病

糖尿病のリハビリテーション(細井雅之,他)

脂質異常症のリハビリテーション(木庭新治)

高度肥満症のリハビリテーション(鈴木文歌,他)

高血圧のリハビリテーション(有田幹雄)

慢性腎臓病のリハビリテーション(笹瀬謙太郎,他)

NAFLD/NASH のリハビリテーション(水田敏彦)


■応用編

がんのリハビリテーション(岡 阿沙子,他)

高齢者内科疾患のリハビリテーション(金丸晶子,他)

重複障害のリハビリテーション(上月正博)


ほかにも今年度からは、Twitterで超有名なDr. ヤンデルの連載も始まっており、なかなか面白いです。



うちの医局は定期購読してますが、もし気に入ったら個々人でもご購入くださいな。
2500円なので、比較的お安いですし・・・

(編集委員なのでCOIありの記事とおもって差っ引いて読んで下さい。たくさん売れたからと行って私の懐は特に変わりませんが)






 

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Gノート増刊 「これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション」の見本ページ公開

明日3月1日に発売予定の、Gノート増刊「総合診療×リハビリ」の本ですが、編集者に頼み込んで見本ページのPDFファイルをもらえました!!




昨日の宣伝ページはこちら

Gノート増刊 「これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション」完成しました! 3月1日発売です!!


販売サイトはこちら

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そして、頂いた見本ファイルはこの2つです。

総合医リハ見本「目次」 by けんた on Scribd



総合医リハ見本「リハ処方箋記載のポイント」 by けんた on Scribd




あと、羊土社のホームページに、自分の原稿以外もみれる「立ち読み」コーナーがありました!
https://www.yodosha.co.jp/gnote/book/9784758123204/index.html




「リハ処方箋記載のポイント」は、具体的な処方箋記載例提示して「こう書け!」ではなく、書くときのポイントや、各施設でセラピストと協働でより良いものを作っていくための考え方などに重点をおいています。

2ページ分だけ公開許可をえたので、ちょうどいいところで切れていててごめんなさい(続きが気になる人は買ってほしいっていうメッセージですね)。


個人的には、今回公開対象にはならなかった、「第1章 総合診療×リハビリテーション 1.総合診療とリハの共通点・親和性」という総論がめっちゃ力作です。

また、「第3章 リハに関わる専門職種たち」の最後にオマケ的にかいた「コラム リハ関連職種たちの、アイデンティティ確率までの歴史と現在の立ち位置」も個人的にはかなりお気に入りです。


もちろん、自分以外が担当の原稿も、どれも読み応えありますよ(原稿チェックしていて、「おお、そうなんだ! おもしれー」と深夜に興奮した原稿がいくつもあります)。




なお、見本PDFのブログ掲載は羊土社さんの許諾を得ており、紙面にも 出典を記載してもらいました。

また二次編集出来ないようにPDFファイルにしてもらっているので大丈夫だとおもいますが、一応出版物の一部ですのでweb上で二次編集したり出典明記せずにデータのみの二次配布はご遠慮くださいね。
(本記事のシェア自体は問題ないと思います)




 

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Gノート増刊 「これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション」完成しました! 3月1日発売です!!

Gノート増刊 「これが総合診療流!患者中心のリハビリテーション」の発売が確定しました!


表紙もでき、製本も終わり、当初の予定通り3月1日に発売されるそうです!
予約は今日から対応しているそうです。


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Gノートのツイッター宣伝はこちら



Gノートのフェイスブックページでの宣伝はこれ



羊土社の掲載ページはこちら
https://www.yodosha.co.jp/gnote/book/9784758123204/index.html


目次をみると、すごそうな感じが伝わると思うので、羊土社ページから引用してみます。

第1章 総合診療 × リハビリテーション
総合診療とリハの共通点・親和性【佐藤健太】
リハのエビデンス,すごいところ【菅藤佳奈子】
患者さんの意欲を引き出す,患者中心のゴール設定【今江章宏】
家族を支援し一緒に取り組むための,家族志向のリハ【丸山淳也,松坂英樹】
地域包括ケアシステム時代の,リハが活きるまちづくり【井階友貴】
総合診療医のためのリハ研修〜総合診療とリハを両方習得し融合させられるキャリアプランとは?【花本明子】
<コラム>総合診療医がリハを学ぶ意義〜非専門医へのリハ普及活動に尽力するリハ専門医より【上月正博】

第2章 総合診療医のリハの実際(評価〜指示〜実施の注意点)
総合診療医にもできる,簡易的フィジカル評価【佐賀加奈子】
総合診療医視点にリハ視点を融合させた,ICFによる総合評価【勝田琴絵】
総合診療医に必須の,リハビリテーション栄養とサルコペニア【若林秀隆】
総合診療医も必見の,リハメンタル評価 〜意欲障害(アパシー)の鑑別診断【堀口 信】
総合診療医が知っておくべき,リハを導入するとき/控えるとき【五十嵐衣つ華】
総合診療医でもここまでは書きたい,リハ処方箋記載のポイント【佐藤健太】
リハチーム内における総合診療医の役割【松浦広昂】

第3章 リハにかかわる専門職種たち
総論:リハにおける多職種連携【齋藤正美】
[リハの3大セラピスト]PT(理学療法士)【伊藤賢太】
[リハの3大セラピスト]OT(作業療法士)【飯尾智憲】
[リハの3大セラピスト]ST(言語聴覚士)【笹谷正吾】
[看護・介護系の専門職]Ns(看護師)【鈴木桂子】
[看護・介護系の専門職]CW:ケアワーカー(介護福祉士)〜現場で働くケアワーカーとともに進める維持期リハ【阿部哲理】
[看護・介護系の専門職]MSW:医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)【青木達人】
<コラム>リハ関連職種たちの,アイデンティティ確立までの歴史と現在の立ち位置【佐藤健太】

第4章 現場で役立つ! 診療科別(障害別)リハビリテーション
[神経筋骨格系(肢体不自由)]神経系 ①脳卒中【後藤郁美】
[神経筋骨格系(肢体不自由)]神経系 ②神経変性疾患【後藤郁美】
[神経筋骨格系(肢体不自由)]運動器系―関節症,運動器不安定症【澁谷仁美】
[内科系(内部障害)]心臓リハビリテーション【大関祥子,藤原 大】
[内科系(内部障害)]呼吸器リハビリテーション【山田大志】
[内科系(内部障害)]腎臓リハビリテーション【上月正博】
[老年・虚弱系]認知症【平原佐斗司】
[老年・虚弱系]誤嚥性肺炎【鵜飼万実子,岡田唯男】
[老年・虚弱系]廃用症候群,フレイル【佐野康太】
[悪性腫瘍系]がんリハビリテーション【宮越浩一】

第5章 現場で役立つ! 診療場面別(病期別)リハビリテーション
[病期別]ICUでのリハ【福家良太】
[病期別]一般急性期でのリハ【堀 哲也】
[病期別]回復期でのリハ【和田恵美子】
[病期別]地域包括ケア病棟でのリハ【金 弘子,吉田 伸】
[場所別]通所リハ(デイケア)・通所介護(デイサービス)での生活期リハ【松下貴裕,松谷 祥】
[場所別]自宅でのリハ(訪問リハ)【橋本茂樹】


 自分自身がリハビリフェローとして学んだときにお世話になった指導医やセラピストたち、自分がある程度できるようになってから指導しながら一緒に学んだ専攻医達、さらに関連領域で有名な「一度お話きいてみたい」と思っていた憧れの有名人たちに原稿を依頼し、皆さん快く協力してくれて、個人的にはかなり満足感の高いラインナップになっているかと思います。

目次構成からも伝わるかと思いますが、「総合医目線のリハビリ」を、理論面や具体的な知識、他職種への理解を深める章、そして疾患別だけでなく病気・場所別の章も作ることでだいぶ網羅的に表現できたと思います。

まだ発展途上というか、一分野として認識されていない「総合診療×リハビリテーション」であり、内容もまだまだ発展途上の部分もあるかもしれませんが、この本をきっかけにより関心が高まり、実践と研究も深まり、もっと具体的で有効性の高いものが出来ていけばいいなと思います。


どうぞお手に取っていただき、実践してみた感想や、読んでみてイマイチだと思った部分のフィードバックなどいただければ嬉しいです。

よろしくお願いしますm(_ _)m 

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「リハ処方のコツ 2016年度版」まとめ直しました。廃用症候群が厳しくなったことの注意点と、収益の視点で疾患別リハの病名選びのコツを書き足しました

研修医たちがリハ処方に困っていたので、8年前に作った「リハ処方のコツ」の資料をまとめ直しました。
 

リハ処方のコツ_16年度版 by けんた



 

 
近年はリハ関連の制度がグイグイ変わるのでついていくの大変ですよね。

研修医が今まで初期研修中に本院でやっていたように「リハ処方は病名1-2個適当に書いておけば、あとはリハ側でいい感じにやってくれる」では、今後はうまくいきません。

リハ技師がカルテを丁寧に読み込んでリハ処方箋を調整したり、病名や起算日が不適切だったら医師に疑義照会して(その時間と心理ストレスは相当なもののはず)という無駄が既にたくさん出ていますし、今後はもっと増えていくでしょう。

ていうか、「多職種連携が得意だぜ!」とか言っている家庭医が、「でもリハはわかんないから丸投げっす。だって指導医がそうしていたから」といっちゃうのは相当カッコ悪いとおもうので、なんとかしましょう

もちろん自分で全部リハビリやるとか、リハ専門医クラスのリハ処方箋をかける必要はないと思いますよ。

医療福祉資源を動員するために問題点を同定してMSWと連携するとか、介護サービスを調整するためにケアマネと連携するためにも最低限の知識は必要だよねというのと同じ感覚です。

主治医意見書をほぼ白紙でだして介護資源利用できるなんて甘いことは考えてないですよね。事務が下書きしてくれるから深く考えてこなかったという人は家庭医療専門医試験通らない(自分が受験した時は、10分で初回診察して、間髪入れず次の10分で主治医意見書を書くという実技試験がありました)ので要注意です。

話がそれました・・・


そんな「リハは知らんからまかせたわー」状態が続けば、医師やリハ技師の時間がもったいないし、適切だったら取れるはずの点数がとれずに同じ働きなのに収益が減るようだと困ります。

そこで今回は「医師が知っていさえすれば、リハ技師の手間が減り、点数の取り漏らしが減る」ことを重点に置いて書き足してみました。

結果的に点数・費用のことばかり書いてある印象を持つ人もいるかもしれませんが、医療機関が過剰に設けるのは賛否両論あるものの、最低限職員を支え必要充分な医療機器・診療環境更新のための収益は必要と思いますのでこれくらいの記載は必要だろうと思います(副院長の立場でこういう記載が増えたという面も否めませんが)。



最初はリハ技師長さんに資料作りとレクチャーを依頼しようと思って動いていましたが、病床再編やその他もろもろでかなり忙しそうだし、自分も勉強し直したかったので結局自分で作ってみることにしちゃいましたが結果オーライでした。

現在の診療報酬制度を調べなおしたり、1回自己流で作った資料をリハ技師にチェックしてもらって修正や追記、追加資料をもらったりすることで、自分にとってもかなり勉強になりました。



まずは、うちの研修医連絡用Facebookグループで共有して、質問がたくさん出てきたらまとめてレクチャーしちゃおうかなと思いました。

また、個々の勉強だけではうまくいかない部分があれば、病棟看護師やリハ技師、電子カルテシステム変更が必要ならシステム課・診療情報管理課などとも相談してシステムのほうを変えていければなおよいですね。

 


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【リハビリテーション認定医】、合格しましたよ-!!!!

3月頭に受験してきた、リハビリテーション医学会認定臨床医(通称、リハ認定医)ですが、


無事、合格しました!!!!




昨日夜に医局戻ってきてメールボックス見たら、リハ学会からの封筒があり、もしやと思ってドキドキして見たらその内容でした。

とても事務的な文章で、地の文と同じフォントで「試験に合格され、認定臨床医に認定されました」と書いてあるだけだったので、疲れた頭と目で見つけるのに苦労して合格したのかどうか最初分かりませんでしたが、二度見して間違いないです。


やっほい♪


2011年の秋から「北海道プライマリ・ケア医のためのリハビリテーションフェローシップ」の遠隔指導を受けて、2年位集中的に症例経験と勉強を重ね、2013年からは後期研修医の指導も始め、2014年秋には受験しようと試みたものの必修単位取れてなくて流れ、2015年に再度単位揃えて症例レポートともに提出し、2016年3月の受験でようやく合格しました。

長かった・・・



きっとリハビリを本業に研修と受験対策したら2年で取れたと思いますけど、総合医や指導医やその他諸々しながらなので5年で取れたのは良かった方と思いましょう。

今後総合診療+リハビリやりたい人には、もっとすんなりとしっかり取れるような環境整備や指導などで貢献していければと思います。





 

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病院・在宅合同での「生活期リハビリテーション」の講演会+事例検討会やります!

久しぶりに、リハビリ関連のイベント告知です!


2014年から2年間、当院の医師・多職種と、勤医協在宅(訪問看護・ヘルパー・施設などの法人)との合同で
 
様々な学習会(施設での入浴前の高血圧対応とか、肌荒れのケアの仕方とか)や

事例検討会(初めての施設看取りを行った施設とか変わった訪問看護師・診療所とでの振り返りなど)をしてきました。


2016年度1発目は、
 
日時 … 4月28日木曜日18時から20時

​会場 … 菊水ビル(当院裏の、食堂がある建物)

テーマ … 「生活期リハビリ」です。



参加希望の方は、できれば事前に連絡ください。
このブログコメント欄でも、私と個人的に繋がっていればメールやSNSメッセージでも良いです。
 
もちろん、当日飛び入り参加でも大丈夫です。



また​、この日は打ち上げとして懇親会もします。

同日20時から

会場は「たつみキッチン」→病院近くの子連れでもいけて美味しいピザやパスタが食べれる素敵なお店です。

会費とかは未定ですが、部屋貸し切りで、リハスタッフと交流できます。
 
リハビリに関心があるけど学ぶきっかけがなくて・・・という方々も参加してもらえると「ああ、とりあえずリハ技師はこういうこと考えてるんだなぁ」とわかって明日からの連携がしやすくなると思います。



最後に内容についての宣伝です。

リハビリというと、
急性期病棟でとりあえずオーダーして廃用が進まないためのものとか
回リハや療養病棟で、ADLの低い患者を持ち上げるために多職種がやるものという感覚があるかと思います。

しかし、そもそもリハビリというのは、「障害を抱えつつも新しい生活に適応し以前よりもQOLの高い状態を目指す」ものです。

なので、むしろ退院してからが本番であり、
日常の中で頑張りすぎずに長く続けて適応していく必要があります。


そんな「生活期・維持期」のリハビリテーションをテーマに、
まずは考え方や知識面のレクチャーを受けます。

さらに、当院回リハと訪問リハのスタッフが関わった事例をもとに
多職種・多施設で検討会を行い、理解を深めます。

そして、ただのお勉強ではなく、
普段から連携している人たちでの合同学習なので、
今後のリハ症例の連携システム改善に役立てるところまで持っていく予定です。


​乞うご期待!!




オマケ
 
この3年ほど、当院でのリハビリ研修環境の整備を進めてきました。

総合診療3年コースの中で、

家庭医療専門医とった後のフェローシップとして、

在宅専門医取得のためのフェローシップと平行して、 

そして循環器内科や神経内科など臓器別内科の研修をしながらでも

リハビリの研修を行い、希望者はリハビリ認定医を取れる仕組みを作っています。


この辺も興味ある方はぜひご連絡ください。

でわ!


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リハビリテーション認定医試験の受験報告

リハ認定医試験、終了!

昨日は絶望的な気分でしたけど、終わってみれば「案ずるより産むが易し」で大したことなかったです。


100問のマークシートで制限時間2時間

総合内科専門医試験は二時間×3コマ、家庭医療専門医は筆記二時間くらい?+実技試験もあって、それらよりはすごくあっという間でした。

まあ、専門医でなく認定医試験ですからね。この二つより難しかったら逆に問題ですね



自分はいつも時間余るんですが、今回も見直し込みで90分で退室。

過去問の使い回しか、同じ疾患で選択肢変えただけのが多く、過去問2回分で十分でした

全くわからん!て問題は1割もなく、悩んだり自信ないのが2割くらい、のこりはさくさく解けて、マークミスや、二つ選べとか誤っているものを選べとかでクアレスマしてないかに時間使いました。


内容的には、脳卒中より整形多めかな。

内部障害は少なくて、廃用もちょびっと、概念や安全とかの総論もちょびっとなので、リハ研修全くしてなくてないかだけとか、回リハでなく療養や在宅担当だけだと少し辛いかも。

栄養の問題が入ってきてたのが新鮮ですね。過去問にはない傾向だけど、この数年は全国学会でも演題増えてきてますからね。



最後にアンケートがあり、改善しようという前向きさを感じました。

所属先の選択肢になかったので総合診療科を、他に持ってる専門医資格のリストにもなかったので家庭医療専門医ってしっかりかいてきましたよ

せっかく親和性高いんだから、そのうちこういうところの選択肢にも入るといいなぁという願いをこめて、まだ使ってない鉛筆で書いてみました



あと、試験終了時刻が公開されてなくて遅めの時間で帰りの飛行機予約してました。

学会ホームページにも、過去に受験したリハ医のブログとかにもないの。

仕方ないから飛行機遅めに予約したんだけど、さすがに3時間待ちは辛いので早めてもらいました。
パック予約だけど、天候で便調整があってOKになったって。ラッキー♪


試験は12時開場、13時から受験票みて着席確認と試験説明開始、13時半から試験開始、一時間たてば途中退室可で帰宅できる、10分前からは退室不可で15時半終了、アンケート記載してるあいだに解答用紙など回収して終わりなので途中退室しなかった場合は少し長めに16時に会場でても間に合う飛行機がいいかもです

来年度がどうなるかわかりませんが…


直前1ヶ月切ってから届く受験票に同封される説明用紙みてようやく、終了時間わかるというのは、飛行機でないといけない土地のものには辛いですよ。飛行機の早割ってもんがあるんだから

ただ、うちの法人は専門医合格したらあとで受験料や交通費出るので、受かる自信あるならギリギリまで待ってもいいんですけどね

でもそのお金はみんなで稼いだなけなしのものだから、やっぱり可能な限り早割ですよね


最後は愚痴っぽくなりました…



そうそう、やはし試験は詰め込みまくって消耗するよりも、きちんと体調整えて、最大の脳パフォーマンス発揮できることに集中するべきだなとも思いました。

若ければ無理も利くけど、だんだんきつくなってくるし、ただでさえ日常診療でカツカツなレベルまですり減ってますからね

昨日がっつり寝たのはほんと正解でした。

行きの飛行機も余裕あるのにして、心理的にも、最後の詰め込み的にもよかったです。

あと、毎年3月の東京開催なので、花粉症ある人はマスクとクスリの準備も超重要です!




ちなみに、ごほうびスイーツは、羽田空港内にある、ねんりん家のホットバームクーヘンセット♪
image


クリームじゃなくアイス選びました、トッピングに

久しぶりに食べると良いですねー

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プロフィール

けんた

家庭医療をベースに病院で働く「病院家庭医」なるものを目指して爆進中です。
病名や年齢にかかわらずどんな人の悩みにも対応できる診療能力を身につけることを目指して、北海道各地の病院で初期・後期研修を受けました。

総合内科を中心に研修を開始し、途中から家庭医療学や医学教育学、臨床研究などに興味を持ちながら学習し、2011年に家庭医療専門医を取得しました。
現在は札幌市内の小規模病院で、家庭医療学をベースにした病院総合診療を行ったり研修医・学生・多職種の教育に関わったりしながら、プライマリケア医のためのリハビリテーションフェローシップに参加し学び続けています。

将来は病院をベースにしながらも病院内だけにとどまらず、各医療機関の連携、さらには教育、政治・行政、娯楽などを含めた広い意味での地域共同体を作っていく橋渡しをして、健康に楽しく暮らせる街づくりに貢献できたら面白いなと思っています。

日々の研修での気付きをつづりながら、何か大きな発見が得られないか、blogを通して模索中。

少しでも面白いなと思えた記事があったら、拍手アイコンを押してもらえると、モチベーションがアップしたりします。

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