2006年04月09日

ロメ姉ちゃんと僕 お祭りバージョンです

調子に乗って 新作をアップします。
スカラベオさん ナカムラさん イラストを描いてくれたらWEB絵本が出来るかも…

ちなみに次回はロメ姉ちゃんが入院します。
僕が、お兄ちゃんになる予定です。

誤字、脱字、その他いろいろ、書き込みしてくださいね。

今日は僕の誕生日。
みんながお祝いしてくれた。おいしいケーキも欲しかったおもちゃも貰って僕は大喜びだった。
でもそれよりも、ロメ姉ちゃんがそっと僕の所にやって来てこう言ってくれたのが驚きだった。
「お誕生日のお祝いに今度の三日月の晩に猫集会にご招待するわ。今度の集会はお祭りだから楽しいわよ」


何日かたった、三日月というより、猫の爪のように月が細くなった晩。
ロメ姉ちゃんが、僕を呼びにきた。
僕はロメ姉ちゃんが言うように 鏡に月の見える窓が映るようにすると、ロメ姉ちゃんはいつもは嫌がる尻尾をつかむ様に言った。
「強く握らないでね、それと向こうに着くまで放さないでね」
「うん」
ロメ姉ちゃんと僕は鏡の中に入って行った。
入るともうそこはお祭り会場だった。
たくさんのちょうちんと屋台。
ロメ姉ちゃんともう一人の猫が猫の耳のカチューシャを持ってきてくれた。
「着けなさい、そうしないと話が聞こえないからね」
ぼくがカチューシャを着けると色々な声が聞こえてきた。
ロメ姉ちゃんと一緒に来た猫が僕にこう言った。
「ようこそ 猫集会に、楽しんでいってくださいね。でも、ここであったことは内緒ですよ、そうしないとロメオさんがもう二度とこられなくなりますからね」
「大丈夫です、私が責任持って一緒にいますから…」
ロメ姉ちゃんがそう言うと一緒に来た猫は僕の顔をなめてから祭り会場に行った。
「まず、長老に挨拶だけはしとかないとね」
ロメ姉ちゃんはお祭り会場の中の一番大きなテントに向かって歩いていった。
行く途中で、僕は屋台に何度も立ち止まりそうになったけど、ロメ姉ちゃんとはぐれるわけに行かないから急いでついて行った。
大きなテントの中には、やさしそうな目をした、大きな三毛猫が居た。
目が合った僕は慌てて、あいさつした。
「こんばんは、よく来たね。ロメさんや、この子が今日のお客様かい?」
「はい、やんちゃですが、良い子です、よろしくお願いします」
「うんうん、坊や、ここにはめったな事では来られないんだよ。猫は一生に一人だけ猫集会に人間を呼んで良いのさ、おまえも楽しんでおいで、でも他の人間には内緒だよ」
「はい」
ぼくは姿勢を良くして返事をしてしまった。
「それでは長老失礼します」
ロメ姉ちゃんが言うと、三毛猫の長老は僕にお金の入った袋をくれた。
「楽しんでおいで、これは猫ばあちゃんからのお祝いだよ」
「ありがとうございます」
僕は、貰った袋を持ってお祭りに行った。
屋台はいろんな店があった。
最初に、かき氷を買った、いろんな色が有って、シロップをかけないのに虹みたいに七色に分かれていて、食べても食べても七色のままで七色の味がするかき氷。
「なんたって、虹のふもとの水で作ったかき氷は人間界じゃたべられないからね」
そう言ったぶち猫さんはへたくそなウインクをしてくれた。
猫の世界の水ヨーヨーは振ると、いい匂いがして他の猫は酔っ払ってしまっていた。
「またたびが入っているの、私のそばで振らないでね」
ロメ姉ちゃんには釘を刺されてしまった。
良い音のするまりがあったり。良くはねて、じゃれ付きたくなるようなボールが有ったり。
一番のお気に入りは 綿菓子だった。
昼から夕方の綿菓子を食べると最初は白い甘い綿菓子なんだけど 夕方になるとオレンジの色と味になっていくんだ。
ロメ姉ちゃんがそっと教えてくれたんだけど、夕方から夜の綿菓子も有るんだって、僕はお財布の中の最後の金を使ってそれを注文した。
これって すごいんだ、オレンジ色の綿菓子が、黒くなって、おまけに何か光ってるんだよ!
食べると、チョコレート味で、光っているのを見たら、こんぺいとうなんだ。
キラキラ光っていて、食べると甘ーいお星様。
ぼくは夢中になって、食べていた。
太鼓の音が鳴り響き出して、子猫たちの数が減ってきた。
「そろそろ帰らないとね。子猫の時間はもう終わりなの、みんな帰っていったでしょ」
「うん…」
ぼくと、ロメ姉ちゃんは神社において有る鏡のところに行った。
そこに居た、真っ白な猫さんが、長老から貰ったぼくの袋を受取ってこう言った。
「楽しかったですか?気をつけて帰ってくださいね」
「はい」
そう言って、おじぎをすると、ぼくとロメ姉ちゃんは鏡の中に入って行った。

数日後、ロメ姉ちゃんは、この日のことは誰にも話しちゃ駄目だって、ぼくに約束させた。


gpz250r_neko at 09:10│Comments(6)おたく | 童話 小説

この記事へのコメント

1. Posted by はっしぃ   2006年04月09日 01:37
ついに続きリリースですね。
シリーズ化しつつありますね。
た・の・し・み
にしてます。
2. Posted by SJ   2006年04月10日 16:50
楽しみになってきました。
定期的に、新作があがるといいなぁ。
待ってますよ。
3. Posted by SCARABEO   2006年04月11日 09:21
ロメ姉ちゃんから「誰にも話しちゃ駄目」と
言われるまでの数日間に、もしかして誰かに
話してしまいそうになっちゃうのかな〜と
ハラハラしました(汗)。

で、ウゴ絵、描きましたんでお知らせ:-)
4. Posted by あやぞう   2006年04月11日 10:52
ねこさん、わが家の子どもたちを主人公に、
こんなにもステキなお話をつくっていただき、
本当にありがとうございます。
どんどん引き込まれてしまいました。

最近、王子とロメオはチューしあうほどに、
なかよしになってきましたよ。

次作も楽しみにしています!
5. Posted by ねこ   2006年04月11日 14:43
はっしいさん
調子に乗って書いてしまいました。
SJさん
次回作はSJさんのリクエストのパターンかな???
スカラベオさん
もう、すてきなイラスト有り難うございます
可愛くて、可愛くて…・
でも なんとなくロメ姉ちゃんの顔も見たかった気がするわがまま猫です
実は、話したかったけど、この間のことがあったから我慢していた僕です
今は、お祭りのことを話したくて、我慢してます
ロメ姉ちゃんがお祭り行けなくなるとかわいそうだからね
あやぞうさん
王子と、ロメ姉ちゃんのチューみたいです
こんな風に、知らない間に二人はどこかで冒険してるかもしれませんね
次は入院ロメ姉ちゃんです。
いつもロメ姉ちゃんに迷惑かけるんじゃなく少し大人の僕を書きたいです
6. Posted by Shoe Insert   2014年09月18日 22:35
5 Sweet blog! I found it while surfing around on Yahoo News.

Do you have any suggestions on how to get listed in Yahoo News?

I've been trying for a while but I never seem to get there!
Thanks

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