じぶんメディア

門ノ戸一孔・ファーストブログ

2011年07月

蓮舫氏ツイッター炎上のウラ読み

一番じゃなきゃダメですか?
一番じゃなきゃダメですか?
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先日、蓮舫氏がなでしこジャパンにお祝いの言葉をつぶやいたら、ツイッターが炎上した
内容はサッカーの予算を削っておいて、おめでとうもなにもないというような内容だったかと思う。

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私自身も大して確かめずに批判めいた記事をアップしたのだが、少し違うらしい。

例えば本著のP203(要約)。

 ・JOCと日本体育協会は、文部科学省の天下り団体、そして昔の元選手たちの利権団体なのだ。

 ・この2つの団体は目的は違うものの極めて似通った事業を行っている。

 ・だから1つにしてしまえば、2つの団体にかかって経費を圧縮できる。

これらのことをマスメディアはしっかり伝えていただろうか?
むしろ、著名な元アスリートの人たちをメディアに登場させて非難させていたことが強く印象にある。

善玉悪玉をはっきりさせないと庶民に受けないとは、複数の関係者から聴いたことがある。
この場合は事業仕分け人を悪玉にしたかったのだろうけれども。

一番じゃなきゃダメですか?を一躍流行語にしたスーパーコンピュータ事業。
実際にUSTREAMで実況中継されるまで、2度も打合せを行っていたらしい。
にも関わらず、予算が欲しい理由は一番になることではなくて、「夢」だった。

蓮舫氏は関係者14名から一番になれる可能性についてヒアリングしていた。
そして誰一人なれると名言したものはいなかったことも掴んでいたのだ。

世界で一番になるために予算を付けていたのに、内部ではなれないと諦めていた組織。
そこに鋭くメスを入れたことを正しく報道されていただろうか?

よくマスコミは官僚の思惑通りに動くといわれる。
世の中を善悪に分かりやすく分類した上で、視聴者の感情に訴えるやり方。
まぁやり方自体はどうでもいいが、結局損をするのは我々庶民なのだ。

官僚だって自分たちの天下り先を確保したい気持ちは理解できるではないか。
だからこそ、よく情報を取り、彼らを監視しなくてはならないのだと思う。

ポピュリズムを煽るようなメディアは無視して、真実に近づく努力をしなければと思う。




デフォルトより格付け引き下げの方がリスクは大きい、米国債

8月2日まで、あと6日に迫ってもなお、米債務上限引き上げ問題が解決していない。
ネット上では楽観論も多く見受けられるが、共和党がここまで粘る理由はなんだろうか?

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債務上限を引き上げてたとしても、国債を買ってくれなければ、何の意味もなくなる。
その国債を買っている主役の一人はFRB(連邦準備制度理事会)だ。

ここが必要なだけドルを刷って米国債を購入すれば、販売の問題は解消する。
ただ、大量に刷れば刷っただけ、ドルの相対的な価値は下がる。
共和党は、このFRBの通貨発行権に手を入れたいのではないか?

FRBは議会に承認された機関ではあるが、内部監査などは一切受け付けない秘密組織だ。
しかも、旧体制G8の中央銀行を牛耳ることで先進国を支配してきたといわれる。

G20に事実上、権限が移った今、旧体制の親分を弱体させることで、
新体制へスムースに移行させる意図があるのではないだろうか。

前置きが少し長くなったが、過日の記事にも書いたように、デフォルトの可能性はゼロに近いようだ。
米議会で合意が得られなくても支払いに必要な税収は確保してあるという。

しかし、もっと大きな懸念は「AAA」の格付けが引き下げられることだと関係者は口を揃える。
米格付け会社は、もともとアメリカには甘く、ヨーロッパには厳しい(日本はそれ以上)といわれる。

引き下げ程度に関しても、トリプルAからワンランクしかダウンしないのは、首を傾げたくなるが、
仮に「AA」に引き下げられた場合に起こる利回りの上昇は、
長期的に見て1000億ドルの損失になると関係者は見立てをしている。

いずれにしても、アメリカ1極体制からの移行は容易ではないようだ。








とりあえず米国債デフォルトは回避か!?

運命の日「8・2」をあと1週間に控え、少し動きが出ている。
連邦債務上限の引き上げに絶対反対だった米下院共和党が妥協案を示した

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連邦債務上限を1兆ドル引き上げる代わりに、向う10年間の年間歳出を1兆2000億ドル削減する内容だ。
共和党が土壇場まで態度を変えなかったのは、米国の財政破綻が近いことをアピールするのが狙いか?

アメリカ政府の債務上限引き上げは年中行事になっているとの指摘もある。
しかし、これは裏を返すと各国の期待する方向ということも出来るのではないか。

貿易で得られたドルで米国債を購入するパターンは、中国や日本に限らず広く普及している。
だとすれば、手持ちの米国債の価値が下がることを誰が望むだろうか?

米国債がデフォルトすれば、ドルの信頼も大きく失墜する。
ドルに代わる基軸通貨も確たるものがない現状では、市場が大混乱に陥る可能性がある。

米下院共和党と足並みを合わせるようにして、IMF(国際通貨基金)も債務上限引き上げを促した
IMFは世界経済の舵取りと指摘する専門家もいるように、G20など主要国の意志を反映したと受け取れる。

仮に、引き上げが行われなければ、金利の上昇や米ソブリン格付けの引き下げもあると、
IMFの米経済に関する報告書は、半ば各国への脅しのような内容になっている。

では、5月に上限引き上げを認めず、今回容認する方向になったことをどう理解すればいいだろうか?

ひとつには、これまでの引き上げとの差別化だろう。
米経済が破綻の瀬戸際まで来ていることをメッセージとして流したのではないか。

もうひとつには、G20など主要国の合意を取り付ける体制に先鞭をつけたのではないか。
もっともG20そのものが、G8にとって代わったことを考えれば特段違和感はないが。

これから旧体制のソフトランディングと新体制が少しずつその姿を現すステージに入ったような気がする。





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