研究室別館

研究室の別館です。

鹿児島県鹿児島市

 鹿児島中央駅のプラットホームに向かう。

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丸に十の字の島津家の家紋は駅の立ち食いうどん屋さんにも...

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 東海圏に住む小生にとって、滅多にお目にかかることができないポスターや掲示である。こういったものを楽しむ時間もあと僅かである。

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 これまた東海道新幹線域内に住む小生にとって、JR西日本版のN700系新幹線の上下線揃い踏みというシーンは見ることができない。そもそも帰りにこの新幹線に乗車すること自体、初めてなわけだが、最後の最後で素晴らしいものを見せていただいた。

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写真の先には現実の世界が待っている

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 午後6時00分、ついに鹿児島中央駅を出発した。

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 鹿児島港からカゴシマシティービューに乗り、鹿児島中央駅に到着した。

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 鹿児島中央駅に到着した時、改めてとあるモニュメントに着目した。

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 午前中に「維新ふるさと館」に立ち寄った時に勉強した薩摩スチューデントのモニュメントだったのである。碑の近くにあった解説文の中に書かれている歴史事実の中に明らかな間違いがあることはすぐに分かったが、どのような様子で薩摩スチューデントたちが海を渡り海外で様々な制度や技術を学んできたのかは知ることができた。



 これで鹿児島中央駅の観覧車ともお別れである。昨日観覧車に乗ったこともよい思い出である。

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 鹿児島中央駅の中に入った後は、お土産屋さんでいろいろなものを見た。

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 やはり、NHK大河ドラマの影響なのか、西郷隆盛と篤姫は大人気のようである。

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 アミュプラザ鹿児島やみやげ横丁などで1時間30分ばかりを過ごし、とうとう鹿児島に別れを告げるときが来た。


 午後6時00分ちょうどの「みずほ606号」にて鹿児島を出発する。

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 鹿児島中央駅の新幹線用の改札口をくぐり、新幹線のホームに向かった。
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 バスに乗って、南洲公園に到着した。

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 ここには、南洲の雅号をもつ西郷隆盛の墓がある。この他、西南戦争で亡くなった桐野利明、篠原国幹、村田新八、辺見十郎太、別府晋介、桂久武などの墓が749基並んでおり、約2000もの御霊があるそうだ。

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西郷隆盛のお墓

 西郷隆盛最期の地である城山から南洲公園にある南洲墓地に来られたのは、旅のストーリーとしてエクセレントである。幼少のころから西郷隆盛に憧れ、それは中学校の美術の授業で西郷隆盛の彫刻を彫っているほどである。今では明治初期において日本近代の礎を作った大久保利通も尊敬するのだが、小生にとって親しみやすさはやっぱり西郷隆盛なのである(会ったこともないくせに!)。先人たちの生きた時代に思いを馳せながら、手を合わせた。

 この日は大変暑かったのだが、売店の気さくなおじさんが声をかけてくださって、西郷隆盛のお話をしていただきながら、無料でお茶をいただいて助かった。そして、鹿児島で西郷隆盛が愛されていることがよく分かった。なお、南洲墓地は1955年1月14日に鹿児島県指定史跡に登録されているそうだ。



 そして、園内にある西郷南洲顕彰館に入った。ここは、西郷隆盛(南洲)を中心とする明治維新の先覚者たちの国家・社会に尽くされた偉業を後世に伝えるとともに、新しい時代を担う青少年の人間形成に役立てるため、西郷南洲百年記念事業として、西郷隆盛を慕う全国の方々からの寄付により昭和52年建設着工し、翌年6月30日に鹿児島市に寄贈されたものなのだそうだ。

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 西郷生誕の地近くにも「維新ふるさと館」という近代的なミュージアムがあったが、西郷隆盛が眠る場所の近くにもこのようなミュージアムがある。ここには、西郷隆盛の生涯が分かるジオラマや西郷隆盛を引き立てた薩摩藩の名君である島津斉彬公の功績など、こちらも幕末から明治にかけての西郷隆盛などの活躍が分かるような展示だ。決して大きな史料館ではないが、密度の高い有意義な時間を過ごすことができた。


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鹿児島の路面電車は、日本初、軌道の緑化を進めた路線だそうだ


 この後、バスで鹿児島港を経由して、鹿児島市の玄関口である鹿児島中央駅に戻ってきた。旅の終わりが近づいてきた。
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