ブログ003

11年半前の2005年11月に胸髄損傷で胸から下の皮膚感覚を失い、筋肉も動かせない、所謂下半身麻痺で車椅子の人になった。手は自由に動かせる。でも二次障害に色々悩まされて入院や手術を繰り返している。しかしながら、確実に健康状態は良くなっている。そして何より経済的な不安はないので、なんとか楽しくやっています。

しかーし、である。そろそろiPS細胞で神経再生手術をして、足を動かしたいでござるよ。脊髄のような中枢神経を損傷すると、傷口にカサブタ(グリア瘢痕と呼ぶ)が出来てしまい神経細胞同士が分断され、神経伝達物質の交流が遮断されてしまうのだ。背骨の中の脊髄を怪我すると、下半身麻痺になるのは、グリア瘢痕と、脊髄神経の細胞は再生しないからなのだ。

だから、このグリア瘢痕を除去して(多分薬品処理だと思う)、神経を誘導する前駆体の細胞(これもiPS細胞か?)と、本家本元の神経細胞(iPS細胞だ)を成長させて、分断されている距離をどんどん縮め、最後に神経のニューロン同士が神経伝達物質を相互に伝達出来るようになれば、僕の足は動くのだ。メデタシメデタシである。

この話は、いつも5年後には実現する、と言われ続け、もう11年半だからたまらない。まあ世界中で研究しているんだけれど、何と言っても日本にはiPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授が最先端で研究されている。だから、果報は寝て待てで「待つしかない」のだ。頑張れチーム日本の神経再生医療❗️

何でこんな事を今更書いたか、と言えばまた車の話だよーん(笑)

僕はですね、マニュアルシフトの操作を、つまりシフトレバーを左手でガチャガチャ動かして使いたい人なのだ。その為にはクラッチ板を接続する為に、左足でクラッチペダルを踏む必要があるから足が動いて欲しいのだ。シフトレバーのガチャガチャや左足不要のATと言う便利な装置があるが、僕は断然MT派なのである。

何と言ってもマツダという自動車会社はMTをとても大切にしているから、僕の志向と同じでもある。逆に言えばロクなATを持ち合わせていない。最近のSkyactiveの6ATは良いし、も一つ言えばNCロードスターの6ATも2500ccのエンジンと相性が良い。2000ccは酷かった。

閑話休題。

つい昨日の話だけど、平成6年式だから23年前の、NAロードスターの特別仕様であるM2 1028と言う車(当時300万円で限定300台が、一瞬で完売したらしい。バブルですね)をベースに、更に完璧にチューンアップされた(恐らく300万円以上は費やしているであろうから、600万円クラスの車だ)コンクール・ド・エレガンスに出しても優勝しそうな新車然とした状態で240万円で売りに出ていた。

まあ、最新型のNDロードスターが250万円から購入できるのに、20年以上前の中古改造車に240万円を支払う酔狂な人は今の日本にはそうは居そうにない(笑)しかしながら、極、少数ながらクレージーな愛好家が存在する。僕です。

妻からは、「もう自動車を増やすことは罷りならぬ」「地下二段の立体駐車場を庭に作るのも罷りならぬ」「隣家をcafeやB&Bをやると言いながら1Fの半分を潰して駐車場にするのも罷りならぬ」とマジ泣きの訴えがあり、男のロマンを潰されている。

逆に言えば「僕のロードスターを手放しさえすれば、交換するのであれば、購入しても良いよ」との了解が得られたのだ。

とは言うものの、僕のロードスターは様々な改造と改良を、時間とお金掛けて成し得た。今は僕の身体の一部の様に、何不自由のない最高の状態に仕上がっているから、それをあっさり手放しても乗りたいロードスターなどがあるのか?あろう筈がない!と言う話でもあったのだが、沼にはまり込んでズブズブ沈む様に(これが中古絶版自動車沼の恐ろしさよ)、「それでも交換したい」と切り札のカードを僕はついに選んでしまったのである。

実は、何を隠そう、件の「M2 1028」と言うモデルはMTなのだ。
足が動かない僕はクラッチペダルが踏めないので、レバーを動かしてシフト操作が出来ない。ところがである。アクティブクラッチと言う装置、これはシフトレバーにスイッチを付けて、そのスイッチを押すと、アクチュエータと言う機会が左足の代わりにクラッチペダルを踏んでくれる、御誂え向きの仕事をしてくれるのだ。

これはアクティブクラッチと言う機械が40万円、それにドライバーの運転操作の好みに合わせるセッティングで20万円のTTL60万円が掛かるのだ。手っ取り早く言えば、「左足の代わりが60万円なのだ」但し、その代わりの足はクラッチしか踏まないけどね(笑)

これで終わりではない。残った右手だけでアクセルとブレーキと、それにステアリング操作をしなければならない。

通常のハンドドライブ装置は、左手でレバーを押せばブレーキ、引けばアクセルである。そして右手はステアリング操作なのだ。ところが今度は左手でシフトレバーの操作をしなければならない(機械の足がクラッチ操作をしてくれるのが前提)。そこでステアリングと同軸にアクセルリングとブレーキリングを併設する。そうすれば右手でステアリング操作をしながら、右指でアクセルリングを引いてアクセルを、右手の手首に近い親指の付け根でブレーキリングを押してブレーキの操作が可能なのだ。難しそうでしょ(笑)

上の文章を読んでも様子がわからないだろうから、写真を貼っておく(笑)

この装置が100万円すると言われて愕然とした。TTLの改造費が160万円もするからだ。ベースの「M2 1028」が240万円だから、総額で400万円也❗️シフトレバーを操作したいが為に400万円だぜ。

だからぼやきたくなるのだ。だって、山中伸弥教授が、そろそろ脊損の神経を再生して繋げることさえ出来れば、こんな出費は無用なのだから。

そして話はテクニカルになるが、「M2 1028」は古い車なのでアクセルの加減はワイヤーでスロットルに繋がっている(因みに、最近の自動車はワイヤーでは無く、電子制御なのだ)。だからアクセルリングにはワイヤーにモーターを介在させて繋げる必要がある。そうなるとアクセルレスポンスはとっても悪いそうだ。人馬一体の操作性がロードスターの肝なのだが、これではもうお話にならない。総額400万円だし。

結論を言えば、乗り換えを諦めました。するとどう言うことでしょう。乗り換えるつもりだった僕のロードスターがとても愛おしくなりました。「お前のことは、山中伸弥教授が世界的な画期的な脊髄神経の再生手術を可能にする迄は、もう絶対に手放さないよ!」「だから、お化粧をして綺麗にしてあげよう!」と言うことで、昨日の投稿でメーターゲージをclassicでqualityの高いものに交換することにしました。
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と言うことで、今回も自動車ネタでした(//∇//)