ほぼ自己満足ですがもし良かったら読んでもらえると嬉しいです。
〜そもそもS6スペレのルールってなんぞ?〜
放送でも結構潜っていたのですがコメントで毎回「今回のスペレってどんなルールなん?」と聞かれたぐらい知名度が無かったのでまずこの説明から入ります。
今回のスペレは一言で言うと「KP上位禁止」でS2〜S5シングルの最終KPランキングで上位15位以内に入ったことのあるポケモンが使用不可となっています。
具体的にはこいつら
と、まあ普段頭を悩ませられるポケモン達が軒並み出場停止を食らっているのでこいつらに縛られてシングルじゃ活躍させ辛いポケモン達を使うという点においてはもってこいの場所だったと思います。
すんごい過疎ってたのは知名度のせいだと思いたいです。
まあ説明はこれぐらいにしてパーティ紹介に入ります。
〜パーティ紹介〜
デンリュウ@デンリュウナイト

性格:ひかえめ 特性:静電気→型破り
努力値:H252 C252 B4
メガ後実数値:197-*-126-238-130-65
技:10万ボルト・ボルトチェンジ・竜の波動・気合玉
今回のパーティのエース。
もともと通常シングルでメガデンリュウを使おうと色々考えていたのだが、KP上位に苦手なポケモンが多すぎて悩んでいたところこのルールが発表されたのでウキウキで採用した。
今回のルールは上述の禁止ポケモンを見てわかる通り、有用な地面タイプが軒並み出場停止で電気技の一貫性が出来やすく、アローラガラガラや霊獣ボルトロスで電気技を受けるパーティが多かったのだがそこに型破りで強烈な一貫性を作ることが出来るメガデンリュウはとても動かしやすかった。
多かったカイリューのマルスケを貫通出来る点も強い。
おそらくメガデンリュウ実装後最も型破りが活きた環境だったのではないかと思う。普段は死にかけである。
しかし特攻の値は高いものの技火力が微妙なので等倍で確1を取ることは難しく、序盤はボルチェンでサイクルを回し、最後にトリルで全抜きという形が最も望ましい。
グロスのバレパン・マリルリのアクジェなどスペレで多かった先制技には耐性があるものが多いのである程度体力が減った状態でもトリル下で動かすことが出来る。
ちなみに素早さ下降補正じゃないのはもともとトリル用に孵化したデンリュウじゃなかったからであり、トリル下でドサイドンに倒されたことがあったので多分冷静の方がいい。
もふもふで可愛い。
デスカーン@オボン

性格:ずぶとい 特性:ミイラ
努力値:H252 B252 D4
実数値:165-*-216-115-125-50
技:シャドーボール・トリックルーム・みちづれ(どくどく)・のろい
デンリュウを降臨させる前の生贄ポケモン。
ベストな流れとしてはメガグロスなどに後投げからのトリル→みちづれ&呪いで即退場→デンリュウ降臨。
トリル下みちづれが強そうという理由でクレセリアではなくデスカーンが採用されたのだがトリルターン枯らしのために殴ってこない相手も多く、粘る耐久相手に刺さるどくどくの方を採用してる時もあった。ぶっちゃけこの技構成ならクレセリアの方がいい気もする。
デンリュウをトリルエースに据えるにあたって守る身代わりや猫騙しでターンを稼いでくるポケモンが邪魔なのでそこらへんに刺さるポケモンとして呪い+ミイラを持つデスカーンは強かったように感じる。
しかし物理耐久は十分なのだが特殊耐久は微妙でZ技で吹き飛ばされることがたまにあった。
この記事を書いている最中にクレセリアにすれば良かったと後悔し始めた。
キュワワー@食べ残し

性格:ずぶとい 特性:ヒーリングシフト
努力値:H252 B132 S124
実数値:158-*-139-102-130-136
技:ドレインキッス・瞑想・挑発・やどりぎのタネ
神速よりも速くキスをするキス魔。(優先度+3)
サザンドラ対策にフェアリーが1匹欲しかったことと耐久型潰しとして採用。
HぶっぱでSは最速メガバンギ抜き、残りB。ちなみにSに補正をかけても全く同じ実数値に出来る。
クレセリアなどの高耐久再生技持ちがいるとトリル下でデンリュウを通していくことが難しいためそこを起点化して詰ませたり、交換読みでやどりぎを打ってサイクル戦を有利にしていく戦い方がメイン。頑張ればバンギあたりにもワンチャン勝てる。
ポテンシャルはあると思うのだが環境トップのグロスが天敵なのが辛かった(小並感)
コバルオン@格闘Z

性格:臆病 特性:正義の心
努力値:H4 C252 S252
実数値:167-*-149-142-91-176
技: 気合玉・ラスターカノン・挑発・瞑想
前記事のコバルオンのめざ氷を挑発に変えただけの型。相変わらず正義の心は空回りしている。
めざ氷から挑発に変えた理由としてはめざ氷が4倍で入るポケモンが少ないこと、クレセリアやモロバレルなどの耐久型を起点にすること、受けループへの対策手段を増やすことが主である。
ガルーラスタンのパーティに強く、ギルガルドなどの天敵が居らず、鋼格闘の技範囲が通しやすかったため通常シングルよりも動きやすかった。
マンタイン@ゴツメ

性格:ずぶとい 特性:貯水
努力値: H244 B252 S12
実数値: 191-*-134-100-160-92
技: 熱湯・羽休め・黒い霧・どくどく
こちらも前記事のマンタインのミラーコートをどくどくに変えただけの型。
ガモス・アシレーヌ・マリルリを後出しから処理出来、なおかつ物理にもある程度役割を持てるため採用、前記事同様コバルオンを始めとして他ポケモンとの相性補完も良好である。
ミラーコートからどくどくに変えたのはミラーコートで特殊への遂行速度を早めるよりもどくどく羽休めで粘った方が役割の範囲を広げられると考えたからである。
しかし基本選出であるデンリュウ・デスカーンと一緒に出すとパワーが無さすぎるため役割対象の処理が他でもなんとか出来そうな時は選出しなかったためシングルよりも選出は少なかった。
マンタインライドが楽しみ。
アグノム@襷

性格:臆病 特性:浮遊
努力値:C252 D4 S252
実数値:150-*-90-177-91-183
技:サイコショック・マジカルシャイン・大文字・悪巧み
非常に多い受けループ・サザングロスに強めで足が速く、襷による行動保証もあるため非常に使いやすかった。受けループはアグノムとコバルオン(ヤミヌケ用にデンリュウorキュワワー)で大体潰していた。
今回のスペレ環境はS100〜110付近に強いポケモンが固まっており、そこから頭一つ抜けたSをしているポケモンが動きやすかった印象がある。
その中でもアグノムは広い技範囲を持つため刺さっていることが多く、裏エースとも言うべき活躍をしていた。火力重視で大文字を採用しているが負け筋を生むだけだったので火炎放射の方が良かった。
しかしサイクル戦に向かないためデンリュウとの同時選出が難しかったことがパーティとしてミスマッチ感があったのが残念。
ちなみに元々は受けループ対策エスパーとしてルージュラ(大文字とマジカルシャインを冷Bと気合玉に変えただけ)を使っていたのだが似たようなことをするならアグノムの方が確実に強いということに気づくのに1ヶ月半かかった。
基本選出はデンリュウデスカーン+1匹、デンリュウもしくはトリルの通りが悪い時は適宜3匹といった感じ。
〜スペレを通しての感想〜
とりあえずメガデンリュウを活躍させたいという1番の目的は達成出来たんじゃないかと思います。
しかしこの記事を書いているうちに次々と改善点を見つめ直すことが出来たのでもっと頑張れたんじゃないか、という気持ちが出てきて若干不完全燃焼気味になってしまったのが残念です。
そしてこのスペレ自体についてなのですが、今回のルールはマンダリザミミッキュバシャなどの隙を見せたら即パーティ崩壊、というポケモン(あくまで個人の感想)がいなかったためパーティを組む時の自由度がシングルと比べて段違いでとても良いルールだったと思います。
しかし過疎が致命的でマッチングが悪いということもありますが、環境を研究する人も少ないためメタの張り合い、といったポケモン対戦の面白いところを出しきれていないように感じました。
USUMでも似たルールが開催されるならその時はまた参加したいと思うのですが、次はもっと人が増えていてほしい……
もしこの記事を見て次は参加しようと思ってくれる人がいたら嬉しいです。
それではここまで見てくださった方、ありがとうございました。USUMも楽しんでいきましょうヽ( 'ω' )ノ
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