美ヶ原トレイルラン&ウォーク 70キロ完走記

UTMF参加資格獲得のための大事なレース。

元々は土曜日開催で日帰りで行けるレースを探して見つけたのが美ヶ原トレイルラン。

しかし、UTMF参加資格が改定され、このレースを完走しないと資格が得られなくなり一気に重要なレースとなった。

その割に仕事が忙しくて8月は80キロしか走ってない。不安だらけでレースに臨むことになった。しかも、昨年は完走率35%という恐ろしい低さ。

レース前日宿が取れてないことが判明し、受付を済ませて一度帰って深夜2:30に出発というアクシデント。

家から1時間と近くて良かった。

朝4時スタート、日の出までまだ1時間以上あり、空には星が輝いている。

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スタートはブランシェ高山スキー場。

いきなりゲレンデを駆け上る。のはトップランナー達、完走狙いの多くは歩いて登る。

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ゲレンデを登ってるうちに山の向こうに朝焼けが見える。

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400メートルを登って頂上に到着、ここからはシングルトラック。

下りで走りたいが、込み合って走れない。前の人に続いて歩く。

徐々に混雑も解消され、走れるようになる。

走れなかったいら立ち解消に一気にスピードアップ。

大好きな下りなので気持ち良く前を行く人達を追い抜く。

細かいアップダウンが続く。

第一エイドの和田峠到着。11k 6:23(2’23”)

ここまでは快調なペース。

コース案内には展望の良い稜線コースとあったが、ガスって何も見えない。

アップダウンが続いて徐々に足に疲労が蓄積。

第二エイド扉峠到着。19k 7:47(1’24”)

椅子が空いていたので座って休憩。

水だけのエイド。アミノバイタルと大福餅補給。

ここから茶臼山までの延々と続く登りがきつかった。

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両大腿筋がつりそうになる。

山本小屋の手前で歩行区間に入る。

途中のトイレで芍薬甘草湯を投入。

牧場の中を通る晴れてれば気持ちのいい道。

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残念ながらガスって遠くは見渡せない。

第一関門山本小屋到着。23k 9:02(1’15”)

コース案内に制限時間は、10:00で厳しい設定にしたと書いてあったので不安だったが、1時間も余してる。この調子だったら完走できると自信が湧く。

しばらくは歩行区間が続く。

ビーナスラインを横断して笹の草原に出るが、強風とガスで肌寒く全く景色を楽しめない。

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この区間の後半は8キロで1000メートル下る。

下りは誰にも抜かせないと前を行く人を一人づつかわしていく。

途中から大腿筋に痛みが発生。

35キロのレースの人達とすれ違う。

お互いに「頑張れー!」と声を掛け合う。

なんだか元気がでてくる。

ラン仲間のTさんとすれ違う。

35kに出てるの知らずに驚く。

和田の集落に降りてきた。試走で来たことがあるので集落を見るとホッとする。

しかし、足は完全にいかれた。

少しの登り坂でも走れない。

第二関門和田宿到着。38k 10:57(1’55”)

ここからは試走で来たことあるが、道を迷って5キロ位しか試走してない(^^;

コース案内には9キロで700メートル登るとある。

集落を過ぎると山道の険しい道を登る。

山を下りて集落を走っていると道端でおばあさんがミニトマトを手渡してくれた。

美味しかった。

この区間で本当に辛かったのは152号を過ぎて林道を延々と登る区間。

元気であれば走れる緩い坂が長門牧場まで続く。

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とにかくこの区間が長い。ランナーもばらけてきているので一人で孤独に歩く。

平らな場所に来ると気合を込めて走る。でもすぐに登りで歩く。

このレースは距離表示がほとんどない。

時間で距離を推測するしかない。ガーミン使ってる人も誤差が大きくて参考程度にしかならないらしい。

第三関門長門牧場到着。50k 13:58(3’01”)

前区間で水をかなり飲んだので水分補給しようと思ったら、500mlのペットボトル1本しか支給されない。

これには参った。

ここでロキソニン投入。

目の前で休んでいる人たちが、ここから次のエイドまでは下り基調で楽そうなことを話してる。

これを信じたおかげで後で泣きをみた。

確かに下り基調で結構走れるコース。

でも最後に待ち受けていたのはとんでもない急坂。

しかも、長い!

今までまばらで走っていたランナー達もここで一気に差が縮まって1列に並んで登る。

ただ足元だけを見て登る。

どこまで続くのか頂上が見えない。

途中で座り込む人が増える。

ようやく頂上にたどり着く。

ここからしばらく下って最終関門大門峠へ。

第四関門大門峠到着。58k 15:39(1’41”)

アミノバイタル、ピットイン、大福餅補給。

全エネルギーを補給してラスト12キロに臨む。

比較的平坦な山道を気力を振り絞って走る。

歩いている人が多くなる。

林道に出てしばらくすると殿城山への登山道。

スタッフの人にゲレンデまでの距離を聞いたら5キロくらいとのこと。

うっそー!

ここから見上げるとかなり急な登山道。

こんな所を5キロ歩いたら2時間はかかる。

制限時間に余裕があると思っていたのが一気に吹き飛ぶ。

登りも休まず力の限りを尽くす。

一人、また一人追い抜く。

やっと稜線に出たと思ったら遥か遠くを走るランナーが見える。

スキー場も絶望的なほど遠くに見える。

もう耐えるしかない。

急な坂を上りきるとスタッフがいた。

ゲレンデを確認するとあの山の向こう側と言われる。

そんなに遠くない。

しかし、これも罠だった。

確かに山の向こうだけど山を2つ越えなけければならなかった。

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ついにゲレンデの頂上に到着。ジャスト17:30。

ゲレンデの下りを一気に駆け下りたいところだが、大腿筋が痛くて思うように走れない。

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特に急な下りでは苦痛に顔がゆがむ。

それでも15人ほど抜いて最後まで足は止まらずに動いてくれた。

ゴール直前ですでにゴールしていたラン仲間とハイタッチ。

ゴール!17:53(2’14”)

今までに出たレースで一番辛かった。

感動よりUTMFの参加資格を得られたことがうれしい。

タイム 13時間53分37秒
総合順位 208位
年代別順  23位

北八ヶ岳縦走トレラン(大河原峠-北横岳-縞枯山-茶臼-麦草峠)

5月に残雪で退却した北八ヶ岳へリベンジに出かけました。
朝5時半に佐久を出発、美笹湖から蓼科スカイラインで大河原峠へ。
駐車場から見える浅間山は雲海の中、とっても幻想的。

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6:35出発、双子山を目指す。10分で山頂に到着。
360度雲海に覆われている。
目の前には蓼科山、その遥か後方に北アルプスが連なり、反対方向には八ヶ岳。

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写真に収めると双子池を目指し下っていく。

7時双子池到着。3度目なので休まず先に向かう。

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20分ほどで亀甲池。前回は残雪で悩まされたが、今回は夏道がしっかりついていてラクラク。

北横岳への登りは急坂の上滑りやすく疲れた。
前回はよく残雪の上を登ったと自分に感心。

森林限界を超えるとほどなく北横岳山頂、8時8分。
標高を上げた分、双子山以上に絶景。
雲も切れて下界もよく見える。

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下ってロープウェイ駅の近くから木道が続く坪庭。
ここは走らずに速足。

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木道が終わって縞枯山への登り。
直登が続きゼイゼイ息を荒くしながら登る。
縞枯の名の通り、縞状に枯れた木が立ち並ぶ。

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足元だけを見て死にそうになりながら登っていると突然目の前が明るくなって開けた場所に出た。
そこから左の方へ行くと展望台。
大きな岩をよじ登っててっぺんを目指す。
9時20分到着。
いやあ、ここも絶景!

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しばらく景色を堪能してから茶臼山を目指す。
下って登り返すと茶臼山展望台の標識。
パスしようかと思ったが折角なので寄ることにした。
茶臼山展望台9時45分。

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麦草峠に向かって下って行くとトレイルランナーに遭遇。
観音平から蓼科山まで行くそうだ。
おいおい、それって八ヶ岳の端から端まで縦走。
よくやるなあ。

麦草峠到着10時15分。
すぐに折り返して雨池を目指す。

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ここも木道が続くので速歩。
木道が切れると走るの繰り返し。

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雨池到着10時53分。

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山の緑と空の青が見事。
しばし休憩してどら焼きを補給。
池の周回コースを走って双子池を目指す。

途中林道に出たり、山に入ったりした。
あまり人気のないコースなのか途中踏み跡がわかりづらい所が数か所あった。

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双子池に到着11時50分。

双子山への最後の登り。今回で3回目だが一番辛かった。

12時25分大河原峠に到着。

タイムは5時間50分。

このコースはハードルが高かった。
自分の走力では走れる区間が少なかった。
ともあれ天気に恵まれ、素晴らしい景色を堪能できて大満足。

今回のコース

大河原-峠双子山-双子池-北横岳-縞枯山-茶臼山-麦草峠-雨池-双子池-双子山-大河原峠

第19回星の郷野辺山高家ウルトラマラソン完走記

昨年に続いて野辺山ウルトラマラソン100キロに参加しました。

今回は相方と一緒にゴールを目指します。

曇り一時雨の天気予報が見事に外れ、朝から晴れて気持ちのいい天気となりました。

当日は朝2時に起床。

会場から少し離れた駐車場に車を置いてシャトルバスで会場へ。

明け方は少し冷え込んでウィンドブレーカーを羽織って5時のスタートを待ちます。

5時にスタート。

みんなのんびり走り始めます。

最初は田園風景の広がる舗装路。

JR最高地点を過ぎてしばらくすると目の前に八ヶ岳の赤岳、横岳が聳え立っています。

しばらく走ると林道に入って石がゴロゴロしています。

ここから長い登りの始まり。

15キロで550メートル登ります。

きつい坂は歩き、緩い坂はがんばって走る。

コース最高地点に到着。

ここからは下り基調。

気持ちよく駆け下ります。

35キロ、稲子の湯に到着。

楽しみにしていたおしるこをいただきました。

稲子の湯を出るときつい登り坂。

でもここを過ぎると一般道に出て、下り坂が42キロの八峰の湯まで続きます。

42キロ八峰の湯に到着。5時間30分。

昨年より30分の遅れ。制限時間からも30分しか余裕がない。

今回は2人で走るのでエイドやトイレで時間を使い過ぎたかもしれない。

ここでトレランシューズからロード用シューズに交換。

ここからはエイド休みを少なくして、時間を稼ぐことにした。

少し気持ちに焦りが出てしまった。

しかし、まだまだ体力も残っているし、故障箇所もなく順調。

50キロまでは下りが続くが飛ばしすぎると後半に反動が来るので抑えめに走る。

相方は得意の下りで快調に先へ行ってしまった。

一人になったので伊豆ウルトラジャーニーのTシャツを着たおじさんと話しながら並走。

50キロのエイドでは名物のそばも食べずにすぐに出発。

ここから58キロの北相木村役場までが、完走または記録短縮するために我慢のしどころ。

緩い登り坂が続く上に12時をまわり一番暑い時間帯。

ここでどれだけ休まずに走れるか。

緩い登り坂はゆっくりでも休まずに走り続ける。

太ももがパンパンに張って息も苦しい。

相方は登りが辛そう。

ここはマイペースを守るために先に行くことにした。

58キロの北相木村役場に到着。7時間30分。やはり去年より30分遅れてる。

昼からは曇ってきて暑さは和らいだが、顔や首すじには汗で塩が噴いている。

暑さ対策で頭から水を掛ける。

ここで預けてあった補給食を補充。

水分とBCAAを補給しここもすぐに出発。

南相木村に向けて左折し、65キロ手前の少し登ったところで急に相方がよろめいた。

目がうつろになっているし、足元もふらついている。

歩きながら様子をみるが、辛そうにふらふらしている。

道端に座って水分と羊かんを補給。

しばらく休んで歩き出すがまた歩けなくなる。

バス停で座って休む。

通り過ぎる何人ものランナーから大丈夫かと声を掛けられる。

意識がはっきりしてきたので歩き出すと、急に走ると言って走りだした。

68キロの南相木村役場のエイドでまた座り込んだ。

どうしても一緒にゴールしたいとリタイアは拒否。

とりあえず71キロのゴールである滝見の湯を目指す。

71キロ滝見の湯到着。9時間45分。

次の関門は79キロ馬越峠、11時間40分。

ここからはコース最大の難所。急坂が続いて走れる距離はほとんどない。

今の状態では馬越峠の関門に間に合う可能性は少ない。

相方はゴールしたいという強い気持ちは変わらない。

そばを食べさせ少し休んでから歩き出す。

最初は話しながら歩いているが、しばらくすると目をつぶって意識朦朧としている。

滝見の湯で無理矢理でもリタイアさせればよかったかと後悔する。

休みながらゆっくり歩く。

低血糖症と思われるので草餅を食べさせるが効果はなし。

これ以上無理させるわけにはいかず、73キロのエイドでリタイアを申し出る。

一緒にリタイアも考えたが休めば大丈夫そうなので一人でゴールを目指すことにする。

とは言っても制限時間ぎりぎり。

馬越峠の制限時間に間に合っても残り21キロを2時間20分で走らなければならい。

もちろん平坦な道ではない。しかもいくら相方に付き合って歩いていたとはいえ73キロ走ってきた体でキロ6分少しで走る自信はない。

考えても仕方ないので馬越峠の急坂を極力走る。

走れない坂は全力で歩く。

1分でも1秒でも早く。

79キロ馬越峠到着。11時間15分、制限時間の25分前。

残り21キロを2時間45分で走ればゴールできる。少し可能性が見えてきた。

エイドで水分補給すると一人「よっしゃー」と気合を入れ、6キロくらい続く急坂の下り坂へ飛び出していった。

もう膝も足も壊れてもいいと全力で駆け下りた。

前にランナーが見えると全員追い抜いて行った。

87キロ川上村原公民館 12時間ジャスト。

8キロを45分で走りぬいた。キロ6分を切った。

残り13キロを2時間。

いくら登りがあるとはいえ2時間あれば行けるはず。

ここで完走できると確信した。

しかし、ここからがきつかった。

90キロあたりからずっと登りが続く。

時計を気にしながら、少しでも走れそうな坂になると走る。

足はもう動かない。

馬越峠からここまでほとんど抜かれていない。抜かれても抜き返した。

96キロを過ぎると会場に近づきゴールする人をMCが読み上げる声が聞こえる。

18時も回って少しうす暗くなってきた、雨も少し降り出した。

歩きでは間に合わないがキロ10分なら間に合うという微妙な残り時間。

歩いている人が目立つ。

最後まで走り続けようと動かない足を1歩1歩前へ踏み出す。

ゴールまで300メートル。

沿道の人からお帰りなさいの言葉を掛けられる。

体育館への道を左折。

両サイドに応援の人が並んでいる。

ハイタッチをしなが「ありがとうございます」とお礼を言いながら走りぬける。

最高の気分。

そして最後のコーナーを左折すると目の前にゴール。

両手を挙げて駆け抜けた。

13時間49分。

制限時間の10分前。

ゴールでは相方が待っていてくれた。

去年とは違ったドラマが今年もあった。

この1年間で成長した自分を感じることができた。

ゴールしたあと動けなくなった。

これまでで一番消耗したレース。

デカフォレストまであと8回。





















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