去年は87キロでリタイア。
今年は仕事が忙しくてレース前2週間全く走れず本番を迎えた。
本当は去年のリベンジに燃えて頑張るはずだったのが、不安だらけのレースとなった。

夜明けを迎える朝5時にスタート。
ペースは初めて走った第18回大会を参考にした。記録が13時間23分だったので何かトラブルが起きても完走できるだろうと見込んだ。

林道に入るまでは舗装されて平坦なコース。多分キロ6分半くらい。
天気が良くて八ヶ岳がくっきり見えた。
コース最高地点1900mまではほとんど歩き。ここから一気に下るが今年はトレランシューズやめてランシューにしたので足裏が石に当たって痛い。
足が攣るので芍薬甘草湯を服用。

稲子湯で恒例のお汁粉を頂き少し元気回復した。
少し上ってあとは八峰の湯まで一気にくだる。ここは舗装路になったが足が重い。
膝に早くも痛みが出始める。

42キロ地点で妻の出迎え。タイムは予定より数分遅れ。5時間20分くらい。でも身体疲労はかなりきてる。
ふくらはぎをマッサージしてもらう。
膝痛を抑えるためにロキソニン服用。
この時点では完走できるか50%の確率だと思った。

50キロまでに下りも足が重く前の人に付いていくので精いっぱい。

勝負は50キロ過ぎてから。
ここから59キロの北相木村役場までの上りが辛い。皆上りでも必死に走っている。でも次第に上りは歩く人が増えてきた。

上りで歩いた分予定のペースより遅れ始める。

60キロから72キロの滝見の湯まで予定のペースだとキロ7分だが、上りは歩いてしまうのでペースが落ちる一方。

滝見の湯まで9時間30分。ここで30分位の遅れ。

滝見の湯から74キロの馬越峠の入り口までは緩い上り。いつもはここを走れるのに足が重くて走れない。
また、大幅に時間をロス。

馬越峠越えの4キロをどれだけ頑張れるかで完走が見えてくる。

とにかく必死に歩く。1時間懸命に歩く。

予定より15分早く峠に到着。ここまで11時間あまり。残り21キロを3時間で走らなければならない。

とりあえずここから87キロまでは下り。
走り出すといきなり右足ふくらはぎが攣って激痛。
芍薬甘草湯を投薬。

なんとか筋肉を伸ばしてゆっくり歩き出す。徐々にスピードをあげていくがどんどん抜かれていく。
走り出しても膝が痛くてスピードが上がらない。
ここで2度目のロキソニン服用。

2キロくらいでようやく治ってスピードをあげ挽回。

87キロのエイドでも妻が出迎えてくれた。
うどんと海苔巻をほおばり、ラスト13キロに挑む。制限時間まで2時間。

90キロまでの3キロは平坦な道で快調に走る。

しかし90キロ過ぎてからの上りがきつい。1昨年は走って上れたのに今年は足が動かない。
残り10キロを90分で行けば完走できる。キロ9分なら楽勝とこの時は思った。

いつまでも上りばかりで一向に平坦にならない。こんなにきつかった記憶がない。
95キロまでが遠い。残り5キロで残り時間45分。キロ9分かかってる。貯金が全くできてない。
この時点で完走できないのかと不安がよぎる。

残り4キロからやっと平坦なコースになった。できる限りの力を振り絞って走る。
残り2キロで制限時間まで20分。ここでようやく早足でもゴールできると一安心。

でもまた足が攣ったりトラブルが発生したら一瞬で貯金がゼロになる。

とにかく走る。

ラスト1キロで妻が沿道で出迎えてくれる。必死に走っているつもりが横の妻は歩いてる。
もう足は動かない。気持ちだけで足を動かしてる。

最後のカーブを曲がってゴールに向かうがスピードは上がらない。
もう余力はなかった。

ゴール!

13時間54分46秒

長く苦しいレースがようやく終わった。