2018年11月14日

猿、去る


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▲『保護しといてほっぽらかすんじゃないにゃ』 サンルームでごろ寝する猫。

しばらくご無沙汰でしたが、保護した子猫は相変わらず逃げ回るものの、少しずつは懐いてます。
自分からは近づいてきませんが、最近は餌があるときだけは、近づいてくるようになりました。

名前は、チャトラだからチャチャと呼んでいたので、茶々丸になりましたが、あくまで便宜上です、相変わらず呼び名はチャチャです。


そんなわけで、先日の休みの日、箕面に紅葉を見に行ってきました。

子供の頃、何度も行った覚えがあるんですが、それ以来なので、たぶん40年ぶりぐらいの訪問です。

久しぶりに箕面の駅前に行ったけど
昭和の香りがプンプンするな、ここ


駅前から、まるで京都の観光地のようなお店が並ぶ道を進むと、すぐに山です。

延々と、川沿いの道を進むと、そのうちに滝に行き着く仕組みです。

もー、なまった体で山道2.8Kmとか辛いですわ、当然、あとで筋肉痛必至(笑)

最初は『滝まで遠いから、途中で引き返そう』と嫁と話してたんですが、うっかり最後まで行ってしまいました。

残念ながら、まだ紅葉はほとんどなかったんですが、久々にマイナスイオン・プラシーボ効果を満喫してきましたな(笑)

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▲ごく一部だけ色づいてた。日曜なので案外人が多い。なんで多いのかと思ったら、夜間の滝のライトアップイベントがこの日までだったからだった。

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▲そこらに昭和が。いったいいつのものかさっぱり分からないうち捨てられた自販機。

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▲滝に続く道にあった、謎の山道トンネル。通行禁止。夜のライトアップって、夜にこんなとこ見たら恐いだろう。なんか出るぞ。

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▲インターネットのデマのせいで、人工滝疑惑の持ち上がった箕面の大滝。言うほど大きくないけど、やっぱり綺麗。

箕面の山道は、台風の被害をかなり受けたようで、一時は、一部通行止めにもなっていましたが、今では上まで行けます。
でも、あちこちに
山の上から折れた木が滑り落ちてきて、山道の手すりをぶち抜いて下の川まで落ちていった跡
が残ってました、こえぇ!!
ところどころ、山道の下側が崩落して、支えつけられてましたが、大丈夫なのか、アレは大勢歩いても。

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▲川をまたいでばたばた倒れている木は、全部台風で倒れたもの。こう見ると、あらためてあの台風はすさまじかったんだなぁ、と思う。

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▲山道の脇にも、倒れた木がゴロゴロ。山道を覆っていた木はチェーンソーで切られているので、山道に向かって木の断面がいっぱい見える。


しかし、なによりも私が驚いたのは
楽しみにしていた、お猿さんとの遭遇が全くなかったことです!

関西人で我々ぐらいの世代にとっては
箕面といえば猿、猿といえば箕面
というぐらいで
観光客が食い物を出そうものなら、傍若無人にかすめ取っていく猿が、頭上にわんさかいる
という光景が
イコール、箕面の記憶
特に、滝の近くは木々が頭上に生い茂っていて
頭上の木に、猿がわんさかいる
という光景が、記憶に残っている風景なんですけど、それが全くいない。一匹も見なかった。


これはいったいどうしたことか、と思って、インターネットを調べてみたら、あまりにも猿が傍若無人で餌食って増えるので、えさやり禁止の条例が出来たそうです。
違反すると罰金1万円だと、キビシー!
それ以来、猿の姿が見えなくなっていったとか。
現在は、なるべく自然の姿に戻すよう、猿の食べる木の実がなる木を植えるなどの作業が行われているらしいです。

うーん、確かにまあ、子供の記憶でも、あの猿は凶暴だったし、実際に怪我させられた人なども多いと聞きますから、ある程度の対策を講じるのもわからんではないんですが。

わかるけど、でも、子供のときって、みんな、なんで箕面に行ってたかっていうと、ぶっちゃけ
子供はみんな、滝見に行ってたんじゃなく、猿を見に行ってたんだよね、サファリパークの猿版感覚で。

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▲うん、コレ。これが記憶に残る箕面の風景だわ。

ネットの記事にも書かれてましたが、かつては土産物屋は猿グッズ一色だったのに、いまでは橋に追いやられている、みたいなことも。
箕面って、猿が一番の観光資源じゃなかったんだろうかね、お客さんは、みんなそれを楽しみにしていたのに、無くしていいものか? と思わないでもないんですが、行政のほうも、まさか全部居なくなるとは思ってなかったのかもしれないですけども。

なんかもう、あくまで個人的な感想ですけれども
猿のいない箕面って、なんも魅力ないわね



grandmst2000 at 23:26|PermalinkComments(0) 休日など 

2018年11月08日

エリア52(ネタバレあり)

だいたい、この手の邦題がつくのはC級映画と来まっとるんですが、たまに日本の配給はどう扱っていいのか分からないちゃんとした映画にも、この手のタイトルをつけてくるので、見極めが難しいんですけど、明らかにC級っぽかったので
最初から作業の合間のBGVとして見てました。

2011年のオーストラリア映画。


<あらすじ>
 オーストラリアに実在する米軍基地を舞台に描くSFサスペンス。主演はオーストラリア出身のアンバー・クレイトン。監督はこれが長編デビューのジャスティン・ディックス。オーストラリアの砂漠に実在するアメリカ軍基地“パイン・ギャップ”。そこでは、恐ろしい極秘実験が行われていた。ある日、そこに軍の特殊部隊が送り込まれることに。そして彼らは、エアダクトの中で意識を取り戻した女性イヴと遭遇する。そんな一行を、実験によって生み出された超能力兵士が攻撃してくるが…。
(allcinemaより)


監督は、『スター・ウォーズ』シリーズのロボット製作にも携わったとい う、本作が初となる長編作のメガホンを取ったジャスティン・ディックス。

・・・ってさ、全然、監督紹介になってないですよね、コレ。
部品一個作っても「携わった」ことに違いないからね。
映画監督の才能となんも関係ないからね。

ちなみに、エイリアンといえばエリア51が有名ですが、エリア52もUFOマニアには有名な、実在の施設です。ただし本物はむろんオーストラリアではなくユタ州にありますが。


原題はCRAWLSPACE

CRAWLSPACEって聞くと、私ら年寄りのホラーマニアは
顔面狂気の異色俳優
MV5BY2RhNW
クラウス・キンスキー▲はいるひったらー!
がハアハア言いながら台車でアパートのダクトを走り回る隠れた変態名作映画
MV5BY2YxNzFhV1_
▲コレ。

を思い出すので、一瞬「おっ?」ってなってしまいましたが、別にリメイクでもなんでもありませんでした。

ダクトが舞台なところだけいっしょです。

にしても、やっぱキンスキー、顔だけでこええなぁ。

セット代がめちゃくちゃ安くなるので、ハリウッドには
「予算に困ったときの通路とダクト頼み」
という格言があるとかないとか、いや、今私が考えたんですが、見る前に、この原題を知ったら、ますます
あ、予算がないからダクトなのね
と想像がつくので、全く期待は膨らみません。



ま、特殊部隊が全く鍛錬されてなくてすぐにパニクるとか、まっとうなツッコミはC級映画には入れないのがお約束、そんなスタンスで見ていると
極秘基地でなんかあったんでー、とりあえず特殊部隊行きますー、わー、怪物に襲われちゃったー、ぐちゃぐちゃだー
な場面まで「エイリアン」のモロパクリで、ハッキリ言って、ここはご本家映画よりもテンポよく進む。

なんか、結構、グロな特殊メイクも頑張ってるっぽい(暗いのでよくわからん)
いきなり姿を現すモンスターは、モロにゴリラーマンな着ぐるみなんだけど、それもかなり頑張って作ってるっぽいので
あ、案外コレは面白いかも
と思って、ちょっと真剣に見始めたんですが、そこから一気に失速。

研究所で兵器として研究されていたモンスターが逃げ出して暴れる、とってもよくあるモンスター・パニックもののC級映画なんだな
と思っていたら、なぜか死んだはずの隊長の嫁が現れたり、幻覚見たりで、なんだか話の雲行きが怪しい。


で、結局、途中で出会った研究員が、設定をご丁寧に説明してくるんですが
ソ連では昔から超能力を軍事研究してんのよ〜(これは本当の話)、あんたの知らないところで、世界では超能力ウォーズが繰り広げられてるのよ〜、あは〜ん?
ここでは超能力者を研究してんのよ〜、彼女はドナーからの脳移植で最強の超能力者になったのよ〜、あんだすた〜ん?
と。

ま、だいたい、その流れから想像してたとおりでしたけど。

つまりはゴリラーマンは幻覚だったわけです。

ああ、はい、「惑星ソラリス」ですよね、そうだと思った。

他は、「炎の少女チャーリー」とか「キャリー」とか、「スキャナーズ」とか、そんな感じでジャンル映画ファンが好きそうなネタをくっつけたようなもんです
スキャナーズに必須の頭ぼーん、もちゃんとあります。


あっ! 今気づいた。
一応、途中まで何が起きてるか謎な映画なのに、日本のあらすじに思いっ切り「超能力兵士」って書いてあるじゃんかよ、駄目だこりゃ(笑)

いや、しかしだな、なんか最初に「本人が一番恐いものを見せる」とか言ってた気がするが、そうすると、最初に殺された人たちはゴリラが一番恐かったってことになりませんか? どんな人生送るとそうなるんだよ?
子供の時ゴリラにセクハラされた過去があるとか、そんなん?

そのあと、犬に襲われる幻覚を見る場面がありますが、ここでは他人には犬が見えてないみたいだけど、最初のゴリラーマンはみんなに見えてなかったか?
とかとか、かなり設定がぞんざいです。

というか、犬恐怖症の人は普通にいますが、特殊部隊の兵士が犬恐怖症じゃ勤まらないだろうが(笑)

最初のゴリラーマンの着ぐるみで期待したのに、いきなり「ただの犬」、その後は「燃えてる」とかって、すっかり勢いが尻すぼみ。

ただまあ、最後のほうまで、嫁(幻覚で嫁に見えているだけ)のドナーの話を引っ張るんですが、結局コレが
宇宙人から移植したのよー、しかも生きてるドナーから無理矢理移植よ〜
という。
ちょっといいじゃん、そのネタだけは。


C級で幻覚とか幻影とかやっちゃ、基本、大惨事に映画になるんですよ、なんでもアリだから、逆に難しい。
たまーに、才能ある監督が、とことんはっちゃけまくると案外面白くなるんですが、残念ながら本作はそこまで優秀でもなく、かといって、大惨事というほどでもありません。

凡庸だけど暇つぶし程度には普通に楽しめてしまう映画です。

こういうのは、最初から駄目映画を見るつもりで見てるので、ものすごく大惨事になってるか、希な傑作になってるかの、両極端のどっちかのほうが満足できるんですけどねぇ。


ところで、最初の着ぐるみで予算使い果たしたっぽい感じもしますが、幻覚シーンで一瞬しか写らない絵にきちんと特殊メイクしてたり、一瞬しか出ない死体や宇宙人がしっかり作られてたり、何かいろんな場面で、やたら一瞬しか出ないものがきっちり作られる感じがするんです。
そんな予算はありそもうないとも思えるので、もしかしたら映画用に作ったんじゃなく、SFXスタジオとかにある「ありもの」を集めてきたのかもしれないなぁ、と思います。

エリア52 [DVD]
アンバー・クレイトン
Happinet(SB)(D)
2013-08-02






grandmst2000 at 17:39|PermalinkComments(0) SF・ファンタジー 

デッドプール 2(ネタバレあり)

まだ頑張って続けてますよ、見た映画全部レビュー
力尽き寸前w

てわけで、今回はコイツだ!!!!!


俺ちゃんらのノンモラルお下劣ヒーロー、デッドプールが帰ってきた!!

<あらすじ>
のんきに過ごすデッドプール(ライアン・レイノルズ)の前に、未来から来た“マシーン人間”のケーブル(ジョシュ・ブローリン)が現れる。大好きなヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)のためにまっとうな人間になると決めたデッドプールは、ケーブルが狙う不思議な力を持つ少年を守ろうと、特殊な能力があるメンバーだけのスペシャルチーム「Xフォース」を作る。
(Yahoo映画より)




監督は『アトミック・ブロンド』などのデヴィッド・リーチ。主演はもちろん、前作に続いてライアン・レイノルズ。
前作のキャストは、まさかのタクシーの運ちゃんまで全員続投、というか運ちゃん、レベルアップ。

というわけで
電話ボックスでもたもた着替えてる間に人が殺されてる
という実に馬鹿げたティーザートレイラーから、期待を満載してた映画ですが、一抹の不安もありまして、その不安というのは、要するに
前作があんまりにも面白すぎたんで、失速してるんじゃないか
という不安ですね。

▲問題のティーザー予告

その不安をいきなり冒頭で
ウルヴァリンがめでたく自分と同じR指定映画になったことを喜ぶ(ハードルを上げてくれたことをぼやきつつの)シーンで吹き飛ばし

もう、ふざけきった007のパロディのOPクレジットで大爆笑(歌はセリーヌ・ディオンだ)

ほぼ、全篇メタ発言でノンストップのジョークが炸裂

鬼畜っぷりは前作以上

下劣さも前作以上

でも、案外「いい話」で、泣けるところも前作以上だったりする(うそぉ?)


X-FORCEが何もしないうちに、挽肉になったり感電死したり酸で溶けたりして、ほぼ全滅する場面なんかサイコーですね、めちゃくちゃ爆笑しました。

前作と同じR指定ですが、普通にさらっとグロいギャグを入れてく頻度と度合いは、前作よりだいぶエスカレートしてる気がします。
なによりも、こう「これだけグロいと笑いにならないでヒカれるかな?」みたいな躊躇感が見えない、レーティングを気にして抑えてない感じがいいですね

でも、本人(デッドプール)いわく
本作はファミリームービー
だそうですよ、いや、確かに最後まで見たらそうでした、確かに立派なファミリームービーです。
冒頭のファミリームービー宣言から、物語をそこに落とし込んでいく手腕も見事です。

しかし、たいてい「ファミリームービーって人が死ぬところから始まるよね」ってデッドプールに言われてみて、ああ、確かにそういえば多いな、と。


今回はマーベルを初めとして、いろんなネタにちょっかい出す頻度も上がってるようで、ちょこっとX-MENの面々(若い頃)も登場します。
ワンカットだけなんで、バンクかCGかと思ったんですが、ちゃんとこのためにキャスト集めて撮影してるみたいですね。

ちなみに多くのカメオ出演も話題になってますが、最初の方で殺されるトラックでビール飲んでるオヤジはマット・デイモン(特殊メイクされている)だそうです。

透明人間のバニッシャーはブラッド・ピット(感電死するときに顔が写る)。


最近コミック映画でお馴染みになっている
エンドクレジットでちょいネタをやる
というアレですが、前回の
期待して見てても、なんもないよ。眼帯のコートの黒人なんか出てこないからね
みたいなのも面白かったですが、今回も、むろんデッドップールですから、普通のネタで済むはずがない。
今回はかなりアレすぎなネタで、なんと、タイムマシンを手に入れたのをいいことに(ここ完全にネタバレですが)

映画『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』の世界に乱入して、本作とは全然違うスタイルのデッドプール(演じているのは、やはりライアン・レイノルズ)を射殺して無かったことにし
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▲無かったことにされた
『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』のデッドプール

『グリーン・ランタン』の脚本を読んでる、やっぱりライアン・レイノルズ自身を射殺して映画を無かったことにする(超大ゴケして大失敗作となって「無かったこと」になってる映画)

と、要するに、
レイノルズ自身の黒歴史を消して回るというメタネタ(笑)
映画の中で一番面白かったのは、ここでした。


えーっとですね、この映画、ネタの宝庫ですので、他にも「こんなことがある」とか語り出すといくらでも言えちゃう映画なんですが、そういうのは映画サイトが解説してますし、そういう見方をあまり一生懸命はしたくない映画です。

というか、本当に面白い映画は、最初はそんな細部には目がいかないので、そーいうネタを喜ぶのは、何度か見直してからになるんですよね。

とにかく、品性下劣ですし、馬鹿ですし、ひどい映画です

もうホントにサイテーです。

サイコーにサイテーだから、二回言いますけどね

もうホントにサイテーですよ!


嬉しいことに、サイテー度合いが前作を遙かに越えてるんですよ。

なおかつ、奇跡的に「いい話」度合いも前作を越えてるんです。

もうね、とにかく、とにかく、くだらない馬鹿映画なので
徹底したこのサイテーさをゲラゲラ笑いながら楽しめば、それでいいんじゃないかと
そう思ってしまう映画です。

細かいことを楽しめば、また楽しめる映画ではあるし、それもマニアの楽しみなんでしょうが、そうやって見るのは三回目の鑑賞からでいいです。


ところで、前作の「デッドプール」は、それまでいなかった下劣なヒーロー像を作り上げたのですが、それはつまり
意外性が武器だった
ということでもあるわけです。

ところが、二作目の本作では、もう、その意外性は使えないので、かなりハードルが高いわけです。
誰もがデッドプールに期待するもの、が最初からあるわけで、それを満たさないといけないわけですが、なんと満たすどころか、ぴょーんと上を飛び越えて見せてきた。
なおかつ、「誰もデッドプールにいい話なんか期待してねえよ、ケッ」とか文句言いたくならない形で、なんと「いい話」までプラスして盛ってきた。
更に、相変わらず、音楽の使い方が絶妙です。

これはもう、ある意味で奇跡的なデキだと思いますので、さすがに三作目はこれを越えるのは無理なんじゃないかなぁ、と思いますが、いったい、どうなるんでしょうね。

ファンとしては、続編が見たい気持ちはありますが、ここでやめといたほうがいいんじゃないかという思いもまたありますね、俺ちゃん。


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ライアン・レイノルズ
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2018-09-12




grandmst2000 at 12:52|PermalinkComments(0) マイ・フェバリット映画 | コミック・モンスター