『雅 音楽祭 〜悠久の調べにのせて〜』が
伊勢神宮式年遷宮奉賛会富山県本部主催、富山県神社庁共催で行われました。

富山県神社庁雅楽部の皆さんをはじめ
9組の出演者が演奏しました。

火起こし体験や平安装束が着れる体験コーナーや
飲食ブース、式年遷宮解説パネル展示などがありました。IMGP0460
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雅楽の音色は場所がどこでも
すぐに厳粛な空気になり惹き込まれます。
雅楽の音の中でも高音が特徴的な笙の音色はきれいでとても好きです。IMGP0458
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笙は「天から差し込む光」を表しているのだそうです。
あの澄みきった音色は光だったんだ。
光を音で表す表現力、先人たちに脱帽です。

『笙』は天、『龍笛』は文字通り龍の鳴き声、すなわち空を表し
『篳篥』は地上で生活する人間の声を表しているそうです。
合奏することによって、1つの宇宙を表していると考えられているそうです。

曲が自然や宇宙を表している事は
他の国の音楽などを見ても珍しくはありませんが
一つの楽器が何かの音を表していて意味があるというのは印象的です。

今日のイベントは気軽に
本物の雅楽の音色を耳にする
とてもいい機会になっていると思います。



そもそも今日のイベントは
伊勢神宮式年遷宮奉賛を記念して行われました。

式年遷宮(しきねんせんぐう)とは、二十年に一度、
神社の正殿や神宝をはじめ、一切を一新して御神体を神殿に遷す事です。

会場で配布されていたパンフレットには
『第六十二回神宮式年遷宮』と書かれていました。
もうそれだけで1300年近くの間続いている行事だと思うと
凄く重みを感じます。

会場内で販売されていた『元々本々』という
DVD(伊勢神宮の映像)のタイトルが気になったので調べてみました。
『元々本々』 (げんげんぼんぽん)
はじめをはじめとし、 もとをもととす。
という原点回帰の考え方が根本にある様です。

何かを続ける時に
必ず壁にぶち当たりますよね
その壁は自分の内にあるのか、外にあるのか違いはありますが
その時にげんげんボンポンと
そもそも どうしたいのか
そもそも どうなりたいのかと
二十年に一回と言わず、初心を思い出し
心新たに前に進む事が出来れば
壁を壁とせず、あるがままを受け止めて生活していく
指針にする事が出来るような気がします。

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そんなヒントがグランドプラザで販売されてましたよ〜