シタデルカラーのメンテナンス
シタデルカラーの久々に使うカラー、蓋を開けたら固まっていた!
こんな経験ありませんか?
ミニチュアペイントを始めてから6年間、そんな経験をしたことがない僕からのアドバイスです。
スポイトで水を足せ!
一度固まってしまったシタデルカラーを、使えるように復活させるのは難しいです。
悲劇を避けるためには、固まる前に予防するしかないのです。
それじゃあ具体的にどうすればいいの?
そんなあなたに、今すぐできる、チェック方法を教えましょう。
シタデルカラーのボトルを手にとって、思い切り振ってみましょう!
この時、中の液体がチャポチャポする感覚があれば、大丈夫。
念のため、蓋の裏や、容器の底に濃くなったカラーが溜まっていないか確認しましょう。
沈殿していたり、濃くなったカラーが蓋の裏にべっとりこびりついていたりしたら、ボトルを振り続けるだけでは、なかなか中身が混ざってくれないので、タミヤの調色スティックとか爪楊枝などでボトルの底や蓋の裏から剥がして、もう一度ボトルを振ってみましょう。
中身がきちんと混ざっても、きちんとチャポチャポしてますか?
もし、中身がチャポチャポする感覚がなければ、水分が少なくなってきているサインです。
水を足しましょう。
用意するのは
・スポイト
・水道水
・水道水を入れる容器
・汚れた水を捨てる容器
以上です。
スポイトは100円均一や東急ハンズなどで買えると思います。片手で扱える、小さなサイズのものを用意しましょう。
精製水などではなく、水道水を使用するのは、腐敗対策です。と言っても、気持ち程度のものですが。
雑菌の繁殖に弱い精製水よりも、水道水のほうが腐らない気がします。
水道水を入れる容器は、浅い塗料皿などでいいでしょう。紙コップや、普段使っている水入れでも構いません。水道水は一度に大さじ1杯(15ml)程度あれば十分です。
スポイトでカラーのボトルに水を入れる際、スポイトの先端がカラーに触れてしまうことがあります。それに気づかずに水道水を入れた容器から水を吸おうとすると、水がよごれてしまいます。その汚れた水を捨てる容器を用意しておくと便利です。
乳酸菌飲料のペットボトルには、口が広いものがありますので、それらを用意するといいでしょう。
中身がチャポチャポしていないカラーを見つけたら、スポイトを使って、水道水を中に足していきます。
足したら蓋を閉めて、ボトルをよく振りましょう。
まだ中身がチャポチャポしていなければ、もう一度スポイトで水道水を足します。
これを繰り返して、ボトルを振った時に中身の液体がチャポチャポした感触がするようになれば終了です。
このメンテナンスを2〜3ヶ月に一度行えば、シタデルカラーが固まっていた悲劇は防げます。
気が向いた時にボトルを振るだけ。簡単でしょう?
さて、こうしてシタデルカラーのボトルに水が足されました。
それで色のノリはどうなの?という疑問が出てくるでしょう。
答えはこうです。「カラーによっては一発発色しにくくなるが、大抵は問題ない」
全部のカラーを試した訳ではないので確実に大丈夫とは言えませんが、一気に水を足しすぎたりしなければ、なんとかなるでしょう。
また、買ったまま開封しなくても、カラーの水分が抜けていくこともありますので、店頭で買う方は店頭でもボトルを振ってみてください。