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「電脳世界」ハナシ

どうもこんばんは
ちょいと腰をぶっ壊しまして
治療してました
人猫です。


さてさて
コンピュータ世界を
可視化する、という試み。
このへんからいきましょうか。

コンピュータ世界を可視化?
なにそれ?って方は
このブログの画面上で
右クリック、「ページのソースを表示」を
選択していただくと、
さまざまな「言語」で書かれた「プログラム」に
よって「ブログ」というものが見えている、って
ことがわかっていただけるかも。

慣れるとこういう画面から
できあがりがわかるようになるのだけど、
よく、企業のサイトの、このソースの部分に
制作者が過酷な労働条件を書き込み(表面上はみえない)、
監督署がはいるきっかけになったりしているのだw。


でもって、この「可視化」の歴史を紐解くと、

1982年(ワタクシ7歳)、
トロン」という映画が公開される。

これで初めて、コンピュータの内部世界が
可視化された。ついでに「プログラム」が擬人化された。

早すぎたのであろうけども
興業的には大失敗に終わるw。
けれどもけれども、
この映画が与えた影響は大きいのだ。

2年後、1984年、
ウィリアム・ギブスンが小説「ニューロマンサー」を出版。
(邦訳は1986年、黒丸尚による訳は伊藤計劃に強い影響を与える。
虐殺器官』とか読むとわかるよ)

脱線
ギブスンは「サイバースペース」って言葉をつくったといえるヒト。
「サイバー」ってのは「サイバネティクス」から、
通信・制御・機械・システム工学と生理学を一緒にやっちゃうぜ、的なのが
サイバネティクス。ギリシャ語のキベルネテス、舵をとる者、から。
ざっくり言うと、例えば、腕を機械の腕に換えちゃう。
機械の腕を「腕」として認識するのは「脳」、
機械の腕を動かす指令をだすのも「脳」、
機械の腕からの「フィードバック」を捉えるのも「脳」、
だから、「舵をとる」脳みそをうまいこと、システム化して、制御して
「生理的部品」、「器官」である、腕を機械にしちゃおうぜ、ってのが
サイバネティクス。
サバネティクス・オージャン(サイバネ化器官)から
「サイボーグ」って語ができてるから、
サイボーグ、ってのは「身体」を機械に入れ替えたニンゲン、なので
最初っから全部機械の「ロボット」とは違うのよね。
ちなみにワタクシは
生体部品でつくった「ロボット」が「アンドロイド」だと思っております。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が映画『ブレードランナー』の
原作。この分野では「不気味の谷」がおもしろい。
ワタクシが知る限り、サイボーグ作品の初出は「サイボーグ009」じゃね?
「999」の機械伯爵とか)

さて復帰。
「ニューロマンサー」には「マトリックス」っていう「電脳空間」(サイバースペース)が
でてきますが、もうわかりやすいw。
映画『マトリックス』はここから。
『攻殻機動隊』なんかも。広い意味で「サイバーパンク」なら『AKIRA』とかも。
ギブスンの作品「記憶屋ジョニー」(『クローム襲撃』にはいってます)が
ジョニー・メモニックから『JM』って映画に。
この映画のキアヌのスーツ着こなしがワタクシの目標w。


ここでおもしろいのが、
『トロン』では、
コンピュータ世界、ってのはあくまでパラレル・ワールドであって
ニンゲンとは別の「世界」なんだけど、
「ニューロマンサー」以降では、(「マトリックス」もほぼ同じだろうな、「繋いで」るし)
「電脳」って言葉でもわかるように、
コンピュータ世界は「脳」の中に入っちゃうんですなあ。
『トロン』の監督と、ギブスンはほぼ同世代。
それでも、コンピュータ、ってのを「外部の機械」にしちゃったヒトと
コンピュータ≒「ニンゲンがつくった「概念」」として「脳」とくっつけちゃったヒト
と2パターンになったのですなあ。

そしてもう、いまや、
コンピュータ、ってのは「道具」としての
究極の便利形態、「脳」に埋め込んじゃえ、の方向に
向かっているとしか思えない。
スマホ、タブレット、ウェアラブルコンピュータ
目指すところは「電脳」なんだよな。
アニメ、
電脳コイル』、『アクセルワールド
の世界は遠くないのだ。

脳みそコンピュータ、ってハナシになると、
切り離せないのが
VR、バーチャルリアリティ。

脳みそでインターネットに接続しちゃったりできるとして
仮想空間(コンピュータ世界、「サイバーワールド)、「電脳世界」)
が脳内にできちゃったとする。
その空間が「現実」(3D、「リア充」とかの「リアル」って意味でw)
と変わらなかったら、
もう、どっちが「現実」だかわかんねーじゃん、
ってことになる。
(コレをゲームって恰好で描いてるのが『AVALON』
世界は脳が作ってる幻想だよ、って意味では『マトリックス』
これは、ある意味「唯脳論」)
まあ、VRを現実に近づける、ってのはアホらしい、ってのが
最近の流れみたいですねえ、
ARの方が現実的だとw。


映画
アバター』『8ミニッツ
とかも、脳みそコンピュータと関わるだろうな。
「脳」をコンピュータにつなぐ、ネットワークに繋ぐ、ってことは
「意識」の拡張に他ならない。
(『攻殻』で描かれているように、「脳」を「機械」にする、ってのは
 ある意味「生命」の「外部化」ですらある)
自分の「意識」を「アバター」にのせる、ってのは「電脳化」とほぼ同義だと思うしね。
そもそもあの映画を実現しようってマジメに考えたら
量子コンピュータ超光速通信が欠かせないでしょw。

などなど、
だらだらと書いてみましたが、
ワタクシみたいに、
「現実」がキライだ、だからこういうの好きだ、って方は
挙げた作品を観たり読んだりして、
現実逃避、ってのをおススメしますw。
直近のおススメは映画『トロン レガシー』です。
ライトサイクル乗りてぇw。


人猫(ジンビョウ)graygoo  at 21:00
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コメント
1. Posted by けんぱ   April 30, 2012 02:48
あー、いいエントリーですねー。

まとめありがとう。謝々(^.^)
2. Posted by cabron   April 30, 2012 03:01
人猫さんの最近のエントリをまとめ読みしました。
彼女さんとらぶい、という記事が多くて、いいですのぉ。

今回のお話は、小生自身としては、まだ「電脳空間=パラレル・ワールド」的な認識を出ていないんですが(amazonや楽天で便利に買い物はしているが、実際にはamazonの倉庫でこき使われている人が存在している、とか)、ネトゲ廃人の人なんかにとっては、サイバースペースが現実の代替なんでしょうね。いつか自分がマイノリティーになる日も来るかも、と思うとちと寒気がします。

ARっていうのは今回初めて知りました。勉強になります。小生の古巣がやっていたユビキタス社会(全然言葉として定着していないけど)も、これに入りますな。
3. Posted by ムーニー   April 30, 2012 10:49
 うちの旦那様もよく、ページのソースを見せてくれて「ここがこうだから」と説明してくれますが、いまだに私は理解できてません。
 15年以上前にホームページとか作っていた人はできるのだそうです。

 私も言語学でコンピュータ言語とか、少し習ったのになぁ。

 しかし、コンピュータを作りだしたのも、今作っているのも、どんどん新しくしているのも人間なんですよね。なんだか凄い。
4. Posted by 人猫   May 03, 2012 01:45
〉けんぱさん

いえいえ、
読んでいただければ幸いです。

まとめてはきだすと
ワタクシのアタマも
整理整頓できるのがグーですね。
5. Posted by 人猫   May 03, 2012 01:50
〉cabronさん

らぶあんどぴーすw。

そうですねえ
まだまだサイバースペースの裏には
3D、生のニンゲンがいる、と思いますが
だんだん機械化され、現実処理は
機械になるんじゃないでしょうかねー。
ネトゲ廃人的なのがデフォになる日も
くるんでしょうね。

ワタクシ的には
量子力学的思考、ってのを
するっとできないと
エライ遅れたヒトになるんじゃあ?と
危惧しております。

ユビキタス、ありましたねーw。
音の響きを内容がかけ離れすぎてるのが
問題かとw。

ARはカーナビ
(実写カーナビ)とかに
利用されてきてるので
これからどんどんすごくなりそうですね。
6. Posted by 人猫   May 03, 2012 01:55
〉ムーニーさん

記号の羅列から
絵をうかべる、って慣れですからねー。

そうそう、
HTMLを手書きでいじくるのを
やってた人はわかるんですよね。

そうですね、
恐るべきはニンゲンの欲、
なのかも知れませんね。
PCに関していえば
あまりにも簡単、手軽になりすぎて
本当に誰でも使えるようになったので、
トラブルの時に
まったく自マシンの説明ができない人が
多すぎる、と思ったりしますw。
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