ぼくが2、3歳頃に厚生省(当時)の地方公務員だった親父は、東京へ研修に行ったらしいです。

そのときに都内で撮影した写真が出てきたので、この前の建国記念日に同じ場所に行って現在の風景を撮影してみました。

まずは、東京駅の中央付近です。左が45年前、右が今年の建国記念日の状態です。
手前が工事中で見えにくくなってます。ここに皇族専用の出入り口があるのかな?
3東京駅前

こちらは、丸の内南口。右側にある東京中央郵便局は、当時のままです。
東京駅前2

2012年に東京駅の改築が完了しましたが、戦前の3階建てのドーム型屋根が復活しました。
ちなみにこれが、大東亜戦争の空襲で破壊された東京です。
Tokyo_station_disastrous_scene_of_after_Great_Tokyo_Air_Raid

wikiから取ってきました。3階から上は破壊されまくってます。それから今の新丸の内ビルの敷地は、お掘りだったんですね〜。びっくり。

これは東京駅前の交差点から有楽町方向に眺めた風景です。父の同僚が2人写っています。
東京中央郵便局の外壁はやはりそのままですが、周囲のビルの高層化がすごいっす。
東京駅前



ここは皇居外苑の和田倉噴水公園です。
最初この写真の場所がわからなかったのですが、東京駅から皇居にまっすぐ向かって歩いてたらすぐにわかりました。噴水は3つありますが、当時のままです。
異なる点は、池の広さが若干広くなっているのと、水面と陸地部分が結構ツライチになっていることかな。
皇居前噴水2

親父の写真と同じ構図にしようと頑張ったのですが、親父の当時のカメラのレンズと異なり広角の単焦点なのでうまくいきません。適当なところで妥協(笑)。

こちらは、皇居の正面石橋です。二重橋ではありません。
ほぼ親父の写真の構図と同じになりましたが、遠慮ない中国人が多くて親父の位置に立っての撮影は断念しました。
皇居前

右側に写ってた木がなくなってますね。

つぎに国会議事堂です。
おそらく桜田門を通って議事堂まで移動したんだろうな〜って想像。
基本、道路の広さとか変わってない感じで、比較的構図通り撮れたんじゃないかな。
正門の木が倍くらいの高さに成長してますね。塀の形の変わっているし、背後にビルが見えます。
国会議事堂前


次は霞が関ビルディングです。ぼくの1歳の誕生日の10日くらい前にオープンした、日本で最初の高層ビルです。
霞ヶ関ビル2

当時は左側に東京タワーが見えてます。当時の道路の付近から撮影してみましたが、歩道の形状とか変わったみたいで当時の写真の構図通りには撮影できませんでした。    ご勘弁を。

周囲に同程度の規模のビルがたくさん建設されており、目新しさはすでにないですね。


正徳記念絵画館です。
駐車場エリアが変わったくらいで、親父が訪ねた頃とほとんど同じです。
自分が学生の頃、この辺を歩いた覚えがありました。なぜここに行ったかは失念。
国立競技場1


この写真は、正徳記念絵画館の正面を階段の上から撮影した写真です。
石造りの塀は当時のままですが、やはりビルとか建ちまくりですね。
国立競技場3


最後に、国立競技場の正面入口です。すでに、工事が始まっており屋上の2つの突起物が当時の名残を残しているのみ。もうちょっと早くくればよかった・・・。
国立競技場前


ということで、親父は一昨年なくなりましたが、これまでさり気なく立ち寄ってたりした所に、親父も昔立ち寄ってたんだと思うと感慨深いものですた。

当時の東京出張は、今ほど頻繁に行けるものではないはずなので、親父も結構気合を入れて研修に行ったんではないかな〜。

そういえば今回は載せていませんが、寄席の入口でチケットを買っている写真もありました。たぶん、浅草あたりだと思うのですが、いつかそこも行ってみようと思います。

おしまい。