December 04, 2015

アメリカ人である私の友人は本が大好きで、とにかくいつも何か読んでいる。
私も昔はそういう子供だったけれど(お昼の休み時間は図書室に行って、片っ端から本を借りて読むような)、大人になってからはどんどん読書に割く時間というものが減ってしまって、最近は恥ずかしいくらい本から離れていた。
その本の虫の友人が(本の虫って、英語でもbookwormと言うのが面白い)絶賛しているのがデイヴィッド・ミッチェルというイギリス人作家。
特に映画化もされたCloud Atlas(クラウドアトラス)という作品は傑作だから私に読めと言い続けている。(映画版は“酷い出来”だそうですが)

 

David Mitchellと言えば、たまたまNHKで彼が日本の自閉症の少年が書いた本(自閉症の僕が飛び跳ねる理由)を英語に翻訳したことで世界的ベストセラーになり、日本に来てその作者と対談するというドキュメンタリーを観たのだった。ミッチェルさんは以前、8年間も日本に住んでいて、奥様も日本人なんだとか。ということでなかなか日本語を上手に話すので驚いたものです。

 

そこまで薦めるならと、まずはクラウドアトラスの日本語翻訳版を読み始めた。
けれど、最近どの翻訳本を読んでいても感じるのだけど、原著の表現しようとしているものが、日本語に上手く変換されていないように思えて、ものすごい違和感があった。翻訳がよくなかった。
そして結局、元々英語ではなんて書かれているんだろう?と気になり始めて、すぐ読むのを中断してしまった。

その話を友人にしたら、自分も英語で村上春樹を読んだ時に同じ事を思ったよ、絶対これって日本語で書かれたものとは何か違うんだろうなって気になってしょうがなかった、と言う。
彼は日本語は読めないけれど、言語、外国語にとても興味のある人だから、違う本とはいえ同じ感想を持ったことに驚きつつ、理解してくれる人がいてよかったと安心した。

そして彼は、私なら英語で読めるはずだから挑戦してみなよ、と言ってくれたので、デヴィッド・ミッチェルの本を2冊買った。Cloud Atlasと、Thousand Autumns of Jacob De Zoetというタイトル。
特にThousand Autumns〜は、その時まだ日本語訳は出ていなくて、でも鎖国時代の長崎の出島が舞台の話だと教えてもらったのですごく興味をひかれた。



まずはThousand Autumnsから読み始めた。
物語は1799年の長崎から始まる。奉行の愛人が難産で、主人公の一人である産婆のアイバガワ オリトという若い女性がなんとか赤ん坊を無事に取り上げようとしているシーン。いきなりスリリングでドラマティックな展開。一気に引き込まれた。

そこから場面は変わり、オランダ東インド会社の船が貿易のため出島にやってきて、初めて日本を見るオランダ人のJacob De Zoetが登場。日本語風に発音するとヤコブ・ダズートになるらしい。
彼は本のタイトルにもなっているとおり、2人目の主人公。
彼の眼を通して語られる不思議な国、日本。彼らは基本的には小さな出島の中しかいることができず、次の船が来るまで(1年後とか)鎖国に軟禁状態。
もちろん電話もインターネットもないし、手紙だって船頼りだから、届くのに数年かかったこともあるようで、いつ次の船が来るかもわからない。

日本人とのコミュニケーションは、オランダ通詞(通訳)を通して。
最初にオランダ語を習った日本人、辞書もない時代にどうやったんだろうと、それがとても不思議で、尊敬する。
この本に出てくる時代の通詞でも、まだまだ知らない言葉がたくさんあり、話が理解できない事があった様子が描写されている。もちろんこれはフィクションなので、どこまで真実かはわからないけれど。
でもオランダ人が難しい表現を使えば、わからない言葉はたくさんあっただろうなと想像される。
通詞にも善人とそうでないのがいて、言葉がわからないのをいいことに、オランダ人を欺こうとする悪い奴もいる。
でも聡明なヤコブは、以前中国人と取引した経験があり、簡単な漢字が読めたという、当時ではなかなかありえないような場面も。
そのおかげでオランダ人達は騙されずに済み、でも通詞の顔を潰したので恨まれる。
そんなこんな政治的な駆け引き、オランダ人と日本人の不正、会社の腐敗・・・。
真面目ゆえにヤコブは中立で公平な立場を保とうとするものの、一番下っ端事務員の彼にはどうにもできない事もおこる。

3人目の主人公、若い通詞オガワ ウザエモン。
自分が読みたかった本をヤコブがオランダから持ってきていたのを荷物検査の際に見つけ、翻訳のために貸してほしいと懇願する。優しいヤコブは喜んで貸す。そんなこともあり出島の中で少しずつヤコブと親交を深めていく。
実はヤコブは、当時禁止されていたキリスト教の詩篇を荷物の中に入れてあり、荷物検査の際にばれたらどうしようとドキドキしていたのだが、ばれずに無事手元に戻ってきた。
でも実はこれがウザエモンの好意により見逃されていたことを後で知る。

出島には長く務めているオランダ人医師マリナスがいて、彼から西洋医学を学びたい日本人たちが時々やってくる。
出島は、基本的に女性は入れない。一部の商売女たちを除いて。
でもそこでヤコブは、特別に学ぶことを許されたアイバガワオリトと出会ってしまう。
彼女は顔の一部に火傷でできた傷があり、それを隠すために薄い頭巾をかぶっている。
優秀な彼女は片言ながらもオランダ語を話し、ヤコブと短い会話を交わす。
国に結婚の約束をした女性がいるヤコブだけれど、オリトに惹かれていくようになる・・・。

そこから、オリト、ヤコブ、ウザエモン3人の運命が複雑に絡み合い始めて、読むのを止めることができなかった。
ミッチェルはこの本を書くにあたって、4年のリサーチをしたそうだ。
一部は史実に基づいているけれど、あくまでフィクションである。
私は外国人が作った日本についての物語というのが苦手で、それは大抵間違っていたり、ステレオタイプな日本の表現であったりするから。
でもこの本は、そういう日本についてのトンデモ表現はなく、かといって日本人が書いた歴史小説ほど固くもなくほどよくエンターテイメント要素があり、よくできていると思った。
日本史が苦手だった自分だけど、出島とか鎖国についてもう少し掘り下げてみたくなった。

あと少しで読み終わる、という時に、日本語版が出版された。笑
タイトルは「出島と千の秋」、千の秋とヤコブダズート、ではあまり興味を引かないだろうから、いいタイトルだと思う。
でも、ちらっと立ち読みした感想は、原書では粗野で片言のオランダ語を話しているであろう登場人物のせりふが丁寧に喋るようになっていたり、やっぱり何か翻訳することでもともとの繊細なニュアンスは失われているなあと感じた。
なので、次は英語でCloud Atlasに挑戦してみようかなと思っている。
友人曰く、言葉の使い方が天才的だというミッチェルの文体を楽しむためにも。


(14:37)

October 02, 2013

2013年4月、シカゴのオヘア空港にいた時、搭乗までの待ち時間が長く暇だったのでネットでもして時間を潰そうと思ったらこの空港には無料のwifiがないのです。
そこでiPhoneから無線LANを検索してでてきたのがBoingoという有料サービス。
1か月使えて$7.95だったので、まあいいやと思ってpaypal経由で利用料を支払ってネットを使いました。

4月末、もう当分はアメリカでこのサービスを使う事もないと思い、利用を停止しました。
その後、Boingoから請求が来ることはありませんでした。

2013年9月、今度はオークランド空港で無料wifiを検索していたら、Boingoの名前のついたFREE OAK WIFIっていう名前のネットワークがあったので接続したのです。
その際、料金を支払うための承認画面などもなく、普通にネットに接続できたので、ここのは無料なんだと思って使っていたわけです。

すると後日、Paypalから「Boingoの使用料$7.95を支払いました」っていうメールが。
え?
paypalにログインした覚えもないし、そもそもこれは有料だっていう通知は一切なかった。
速攻でBoingoアプリを削除。

納得いかなかったので、Boingoのmy accountにログインしてみるも、解決できず。
結局、paypalに対してクレームを入れました。
この支払を承認した覚えはない、と。

1週間くらいたって、paypalより「今後Boingoからあなた宛ての支払は受け付けません。今回の分は返金します」と連絡がきました。
便利だと思ったBoingo、こんな形で裏切られるとは。
海外でこのネットワークを見つけた時はご注意ください。



(16:11)

February 15, 2012

毎年、サマソニのラインアップが発表される時には「今年グリーンデイ出ないかなあ〜」と思う。でも、それはほぼ出ないことがわかっている上での、毎年の恒例行事みたいなものだった。だから、今年、2月10日(金)お昼12時にサマソニのサイトを更新して、グリーンデイの写真が出てきた時には「えっ、私の妄想が酷すぎてとうとう幻覚見てる?!」と一瞬思ったくらい。そしてその後、手が震えちゃって、仕事が手につかなかった。

私はそのくらいグリーンデイが大好きです。

2009年の21CBリリース後、怒涛の世界ツアーをしていたグリーンデイだけど、2010年の秋以降はいくつかのサプライズライブ以外は目立った活動をしていなかった。

そんな彼らが久しぶりの大きいライブの場として、日本を選んでくれて本当に嬉しい。
夏は嫌いだけど、今年の夏はきっと楽しい!


(12:42)

December 09, 2010

メモリーズツアー、2日目。いよいよ「ピンカートン」の日。LAに来るのは4度目だったけど、初めて雨に降られた。なんだかノスタルジック。
しかも、この日はアメリカのウィーザーヲタ有志が、94年頃のツアーでファンが作って、たまたまステージに上がり一緒にツアーをまわることになったという、スターウォーズのチューバッカの段ボール製人形とまったく同じものを持ってきていたのだ。それをピットエリアで組み立てて、カールさんに声をかけたところ、無事ステージに置いてもらうことができた。まさにメモリーズ再現だった。チューバッカはライブの間ずっと、ブライアンの隣に立っていた。

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前日の「ブルーナイト」の反省点を改善したのか、この日の「グレイテストヒッツ」はすごく良くなっていた!
2010年の「ハーリー」の「Memories」からスタートしたのは同じだけれど、2009年の「Raditude」をすっ飛ばして「レッドアルバム」の「Pork and Beans」へ。そして3曲目で、まさかの「The Greatest Man That Ever Lived」!この曲のイントロが始まった時に、ブルーナイトとは気合いが違うなとわかった。この曲はレッドアルバムの中でも、おそらく一番演奏が難しくて歌うのも大変な曲だと思う。あえてそれに挑戦してくれたのは、ファンとしては嬉しい限り。リバースの高音のファルセットは音程が外れ気味だったけれどね。そして2005年「Make Believe」からの「Perfect Situation」。ここ2年ほど、この曲はベースのスコットが歌っていたんだけど、この日はリバースと、前日に続いて登場のハーリーことホルゲ・ガルシアさんが歌った。2002年の「グリーンアルバム」にうつって「Dope Nose」と、先日と同じくBest Coastのベサニーをゲストに迎えての「Island in the Sun」、そして「Hash Pipe」。私の中では「お願いだから他の曲やってください」曲3連チャンだった…。笑 とは言っても、一般的にはこの3曲はすごくヒットしているので、会場ではすごく盛り上がっていたんですが。

昨日のブルーナイトと同じ趣向だとすると、「グリーンアルバム」から遡ると次は「ピンカートン」になるわけだけど、そうすると今夜後半演奏する曲とかぶっちゃうからどうするのかな…と思っていたら、リバースが「B-side!」と叫んだ。イントロも無く始まったのは「You gave your love to me softly」!この曲は本当に久しぶりだった。2002年頃のツアー以来じゃないかな?B-sideの中でも、すごく好きな曲で、リバースが歌い始めた時には思わず飛び跳ねてしまった!とは言っても、喜んでるのはコアなウィーザーヲタ(前方のピットエリアに集結していた。笑)くらいなものですが…。(だってライトファンはB-side曲まで把握してるわけないし)そういえば、weezerのスナギーを着ていた、いかにもギークな男子がいて、でもBest Coastのベサニーや、一部観客からは大いに気に入られていました。
さらにB-side2連発!「Susanne」だ!この曲は2008年のツアーでもセットリストに入っていたけれど、その時はなぜかブライアンが歌っていたので、今回のように(当然だけど)オリジナル状態のリバースのボーカルで聴けたのは嬉しかった。こういう当たり前のことが最近のライブでは当たり前じゃなかったウィーザーなので、喜ぶツボがちょっとずれてますが。笑

前半のシメは「ブルーアルバム」からOnly in Dreamsだった。よりによってブルーの中で1番長いこの曲を持ってくるとはね。これだけで、昨日よりかなり改善されているのがおわかりいただけるでしょう?ここで「Buddy Holly」じゃなかったんですよ!私の過去のウィーザーライブの中で、バディーホリーやらなかったの初めて!もちろんこの曲が1番ヒットしたかもしれないし、知名度もあるかもしれないけど、ウィーザーみたいに新しいことに挑戦し続けるバンドだからこそ、定番曲から脱却してほしかったの。やっとその願いが叶った!

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15分ほどの休憩のあとにカールさんのメモリーズスライドショーが始まった。ピンカートンの時代の思い出の写真やフライヤーの数々。日本のファンにとっても懐かしい、ジャパンツアーの写真もあった。どこかのクアトロのだと思う。この日も10分少々のカールさんのスライドショーは、どれも楽しかった。本当にマメな人がバンドに関わっていて、ファンはラッキーだと思う。ライブの後に彼と話す機会があって、そのことを伝えたら、「そのうち写真集でも出そうかな?KISSがそういうの出してるんだよ」と言っていた。ウィーザーファンならきっと買うと思うよ、だからいつか出してね!と答えておいた。(そういう本が出たら本当に買うと思う)日本人として本当に嬉しかったのは、スライドショーの最後を締めくくったのはジャパンツアーのものだったこと。どこかのライブ会場のバックステージで、このドアを開ける時は静かに開けてください、楽器が置いてあります!みたいな注意書きを日本のツアースタッフが張り紙したものだった。こんなことをいちいちバカ丁寧に書く日本人を面白いと思ったのか、なんなのかわからないけれど、日本がピンカートンメモリーズの締めくくりに選ばれたのは栄誉なことだった。

この日は、昨日の進行がグダグダだったのを反省したのか、スライドショーが終わってすぐに客電が落ち、ステージにメンバーが戻ってきた。そこからはただもう、何回も聴いた「ピンカートン」というアルバムを、生で体感するだけだった。久しぶりに聴くライブでの「Tired of sex」のイントロ、すごくテンションがアガることに気付いた!観客の盛り上がりもすごかった!そこからは、たたみ掛けるように「Getchoo」「No other one」。どちらの曲も、自分はライブで聴くのが2002年以来(8年前!)だったので、懐かしくて懐かしくて…。ゲッチューアハー!ですよ。どれだけこのアルバムで一人シングアロングしてたんだよってくらい歌えちゃう。「Why Bother?」は、ここ何年かブライアンの持ちネタになっていたけど、この日はちゃんとリバースが歌った。そして、アメリカのファンも1番聴きたがっていた、次の曲…。

そう、「Across the Sea」。
日本についてかかれたこの曲は、美しいメロディとは対照的に歌詞が変態的に気持ち悪く、そのこっぱずかしさのせいか、ピンカートンのリリース以降、ほとんどライブで演奏されていない。とは言っても、日本のファンはラッキーなほうで、2002年のツアーの大阪とか、2005年のツアーの名古屋と東京とか、ちょこちょこ聴く機会はあった。でもアメリカのファンは聴いた事のないファンが大半で、日本は羨ましがられていたくらい。なのでアクロスザシーの始まる前、一瞬シーンとして、そこからワァっと歓声が上がった。(だけどなぜかここでスコットがジョークでも言おうとして一言喋り、雰囲気をぶち壊すという出来事が…なぜよりによってこのタイミングで?空気読もうねスコット!)あのピアノのメロディが流れ、アクロスザシーが始まった。本当に稀にしか演奏しない曲だからこそ、アメリカのファンの喜びようはすごかった。それを見ているこっちも嬉しくなった。やっぱりピンカートンを象徴する曲だと思うから…。

ここからはしばらくアゲアゲな曲が続く。「The Good Life」、アメリカじゃこんなに大合唱する曲だったのね!それから「El Scorcho」!これはシングアロングっぷりが一番凄かった。最初から最後まで大合唱。歌詞にGreen Dayって出てくるから余計に好きだったりする。いやーだけど、今思い出してみてもあの大合唱は気持ちよかった!日本でもあれくらいできたら盛り上がるんだろうなぁ。「Pink Triangle」、これは2008年のツアーで披露してくれていたね。そして昨日もやった「Falling For You」、この曲の時、またジョシュが出てきてパットはギターを弾いた…。しつこいけど、な ん で? 悪いんだけど、パットは決してギター上手じゃないので、結構間違えるんですよ…。

Falling For Youが終わると、リバース以外のメンバーはステージを去った。アコースティックギターに持ち変えたリバースが「Butterfly」を歌い始めた。オリジナルと同じアコギバージョンをやったのはかなり久しぶりなのでは?武道館のリハーサルでエレキバージョンが漏れ聞こえてきたことはあった気がするけど。最初照明が暗くて、リバースがひとりで演奏していると思って聴いてたら、ボヤっと後方の明りがついて、よく見たらカールさんがドラム叩いてたの。後日読んだ彼のブログによれば、ピンカートンをレコーディングしていた時、深夜になってしまってスタジオにカールさんとリバースしかいなかったので、リバースに頼まれてドラムを叩いたと。と言ってもバスドラだけのシンプルなもの。ピンカートンデラックスに収録されている「Alternate Take」のほうだと、ドラム無しバージョン。結局リバースはドラム有りのほうをオリジナルのピンカートンに収録した。そして96年のピンカートンツアーでこの曲を演奏した時には、カールさんがドラムを叩いていた。でもそれを再現したのはその時以来で、本当に光栄なことだ、と。

気づいたら、それまではピンカートンのアルバムジャケットと同じ、広重の絵がバックドロップとしてかかっていたのだけど、曲の途中でそれが消えたと思ったら、会場の背面の壁自体が完全に開いていた。普通なら、ステージの機材を撤収するくらいにしか開けないはずの部分。そこには絵に描かれた山々ではなく、真っ暗な中に浮かぶ本物のハリウッドの山があった。リバースは、曲が終わると何も言わず、手を上げて歓声にこたえると、静かにステージを去った。そのあとも歓声はしばらく鳴りやまなかった。確実に、ライブの完成度はこの日のほうが上だった。バタフライという曲の魔法なんだろうか?この曲がこんなにライブの締めくくりにふさわしいなんて、今までは思えなかったんだけど、アルバムの曲順通りにライブを聴くという経験をすると、これが正しいピンカートンだったんだろうなと思わされた。



やっぱり、無理してでも日本から行って良かったです。

11月27日
グレイテスト・ヒッツ
1. Memories
2. Pork and Beans
3. The Greatest Man That Ever Lived
4. Perfect Situation (ゲスト:ホルゲ・ガルシア)
5. Dope Nose
6. Island in the Sun (ゲスト: Best Coastのベサニー・コンセンティーノ)
7. Hash Pipe
8. You Gave Your Love to Me Softly
9. Susanne
10. Only in Dreams

=休憩 (スライドショー)=

ピンカートン
1. Tired of Sex
2. Getchoo
3. No Other One
4. Why Bother?
5. Across the Sea
6. The Good Life
7. El Scorcho
8. Pink Triangle
9. Falling For You
10. Butterfly (Rivers & Karl)

(14:41)

November 30, 2010

weezer20101126 weezerのアルバムで好きなのはどれ?と訊かれたら、間違いなく「ピンカートン」と答える私。
weezer以外のバンドと比較しても、このアルバムの再生率はとても高い。
全部で30分くらいという長さもリピートするにはとても良い。
ナードで変人のリバースが、若かった頃の勢いが詰まっている。

LOSTのハーリーのドアップジャケがインパクトのある「ハーリー」というニューアルバムが9月に出たばかりで、普通のバンドならアルバムのツアーをするところだろうに、なぜかここで1st「ブルーアルバム」と2nd「ピンカートン」を全曲再現するツアーをやります、と発表した。
昔から、常識を覆すようなことばかりしているバンドだけれど、正直これにはとても驚いた。
そして、どうしてもこのツアーに行きたいと思った。

そして2010年11月26日。LAまでやってきた。ライブ会場はロサンゼルスのユニバーサルスタジオの中にあるGibson Amphitheatre。
ステージ前方が300人程のピットエリアになっていて、後方はすり鉢状の座席が6000席ほど。
後ろでもステージが見やすく、音もいい会場だった。

午後8時20分頃。オープニングアクトのBest Coastが始まった。
この日は感謝祭の翌日の金曜日ということもあってか、残念ながらチケットは売り切れではなかった。(アメリカでは実家に帰省をしてしまう祝日)
しかも前座の時間になんて客席の半分も埋まっていない。
そんなことは慣れたものなのか、Best Coastのベサニー嬢は淡々とライブをすすめていった。
べサニーがボーカル&ギター、ドラマーも女の子でベースは(失礼だけど)見た目いけてない男子という3ピースバンド。
曲のほうは、なんというか、歌詞がひたすら「I want you」「I miss you」とか、好きな男の子ことを語ったもの。
曲調もほとんど一緒なので、ライブとしては面白みに欠けるかなあ、と個人的には思った。歌はとても上手でした。

さて午後9時半すぎになって、ようやくweezerが始まった。
この「メモリーズツアー」は、前半はグレイテストヒッツ、後半がブルー・ピンカートン各アルバム全曲演奏の順番であると事前に発表されていた。
グレイテストヒッツ、ってのがいつもの選曲だったらつまんないなあ、なんて思っていたんだけど、1曲目は最新シングルの「Memories」だった。
リバースはおなじみ?の、赤いダウンベストを着てステージに登場。
ドラムはジョシュ・フリーズで、パットはギター。(なぜそこまでしてギターを弾きたいんだろう?途中で担当楽器を変えたバンドって珍しくない?)続きを読む

(15:38)