2008年04月05日

HY615

HY615
またかわいいからという理由だけで買ってしまったHY615。
HYTRONというメーカーの真空管(2nd ソースもある)。

ピン配置情報を忘れないうちにメモ
#2 H
#7 H
#8 K
キャップは
#2と#3(ピンはない)の間にある方がP
#6(ピンはない)と#7の間にある方がG
に見える。
超古典的なもの以外、真空管ってのは中からヒーター、カソード、グリッド、プレートと同心円状(四角いことが多いけど)になっているので
グリッドキャップ
こっちがグリッド(内側に配線されている)
プレートキャップ
こっちがプレート(外側に配線されている)
だと推測される。
HY615 ピン配置
つまりこんな感じ。

定格は
こちらによれば
Heater Voltage ................................ 6.3 V
Heater Current ................................ 0.175 A
Maximum Ratings (Design Center Values)
Plate Voltage ................................. 300 V
Plate Dissipation ............................. 3.5 W

特性図もなーんにもない(笑)
ただ、どうやら6J5類似らしい。だとすると増幅度は約20。バイアス-8V@Vp=250V。なので2段構成のミニアンプが作れるかな。
なお↓はMk Buizen handboek の6J5の図。
MK Buizen handboek 6J5

後段の球を何か適当なものを持ってきてみないとな。

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2007年04月23日

6Ж9П単管ヘッドフォンアンプ5

最近mixiの方で活動しているので更新止まってます(笑)。
あっちの方にも回路図載せたんだけどちっちゃくて見づらいからこちらにも貼ります。

最近巷で流行っている19AQ5単管ヘッドフォンアンプ。
そのまま作るのは何か俺様としては癪に障る?のでリスペクトしてみました。参考にしたのは上記アンプとこちら。K-NFBにしたところはこちらの影響の方が大きいかな。

cb4de4ca.PNG

6Ж9ПはE180Fのロシア(旧ソ連)同等管。
6Ж9Пの写真


もう少し背が高いタイプのもあるらしいけど(それはオリジナルのE180Fも同じらしい)、使ったのはチビでかわいい球。

高Gmの高周波管なので、グリッドに1kΩ+フェライトビーズ(正確には千石の地下で売ってたアモビーズなんでアモルファスかな)を入れてある。
とはいえオシロがないので超高域発振はわかりませんけどね(笑)。

増幅度も高いわけでオリジナルにあった入力トランスを省略できました。

このアンプの売り?はぺるけさんのページでも実験されていたNiMH電池によるバイアス回路。実測値で15mA程度の電流が流れるので、ちょうどトリクル充電の範囲に入る(単4タイプで970mAhなので0.015C<0.05C)。自己放電しにくいエネループに置き換えてもいいかもね。
6Ж9Пヘッドフォンアンプ


筐体を叩くと多少、ちーーーんというマイクロフォニックノイズが入る。触らなきゃ問題ないのでまあいいか。

すでに1週間ほど慣らしたところだけど、OUT41-357(初代機6BM8アンプを解体してゲット)って優秀なのかなあ。高域も結構伸びているし、低音もきっちり出てるし、全体に艶っぽい感じ。いかにも真空管シングルアンプというか。やっとカーラジオ用スペースチャージ管アンプの後継ができました。


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2006年10月01日

「iPodで楽しむ真空管&D級アンプ」



iPodで楽しむ真空管&D級アンプ―作ってみよう&そして学ぼう

タイトル(と著者名)からすると、昨今の(プチ)ブームにあやかったいい加減な本かと思ったのだが、ちょっと読んでみてなかなかよかったので本屋で即買いしてしまった。さすがはCQ出版。

内容的にはほとんどが真空管アンプの説明でD級についてはおまけ程度なのでそちらが主目的なひとには適していない。

タイトルにiPodとあるのは「あまりごついアンプじゃなくてしかもプリアンプ(アナログレコードを再生するような)じゃなくて…」というぐらいの意味合いと思ったほうがいい。

取り上げられているのは定番?6BM8シングル、12AU7PP,そして2A3シングル。D級のほうは共立電子産業のキット、カマデンキット、そしてトラ技の黒田さんの記事をもとにサンハヤトが作った基板(汎用ロジックで作るD級)。

真空管アンプについてはちゃんとロードラインの説明もダンピングファクターの説明も負帰還の説明もある本格的な内容で、初心者向けというよりは脱初心者を目指す人向けの内容になっている。今まで見落としていたのかもしれないが「真空管の最適負荷は内部抵抗の2から3倍」というのはこの本で初めて知った。といいつつ、それじゃ低すぎる、という例が出ているのだが(笑)。まあ一般的には、という話なのだろう。

手取り足取りな配線手法などはあまり書いてないので全くの初心者がこの本だけを見て完成させるのは難しいかもしれない。



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2006年09月05日

6FM7アンプ やっとこ とりあえず 完成。5

もうちょっとのところで止まっていた6FM7アンプをとりあえず箱に入れて音出しまで完了。
6FM7アンプを箱に入れたところ

繋いだスピーカーが間に合わせなのだが、ハムは聞き取れない。

思ったより出力レベルが低そうな感じ。これは初段負荷が適正じゃなかったのかな?手を入れないといけないかもしれない。

しかし、動作テスト中も気づいていたが6FM7が半端じゃなく熱くなる。触ったらやけどしそうなぐらい。落とし込み実装にしておいてちょっとはよかったのかな?場合によってはちっこいファンが必要かも。
こんなものがたくさん入ってたんですね…>昔のテレビ。

あとは、上側フタを一度ばらして塗装しようかと思っているが…ちょっと気力がわかないな、すぐには。

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2006年07月17日

基板CAD EAGLE

6FM7アンプはなんとか箱詰め完了…あとはボリュームまわりの配線ぐらいで終わりそう。
ただし何だかものすごくぎゅうぎゅうになってしまった。落ち着いてから通電試験だなあ。ショートとかしてたらたまらんし。

ということで昨日と今日は基板CADのEAGLEをいじってみた。
EAGLEはここのサイトにすごく詳しく解説してある、小さい基板で両面までで、パーソナルユースならばフリーの基板CAD。
オリジナルのサイトはここである。ドイツですね。

あっちゃこっちゃ調べつつ、ライブラリの登録も覚えたので早速…。

C3mHPA基板お試し


真空管ソケットってこんなのでうまくいくかなあ、という若干の疑問はあるけど。
あ、表から見たパターンです、これは。



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2006年07月02日

えらい間隔が空いてしまった

6FM7のアンプはちょっと停滞中。
以下の最終的な回路図を元に組んでいる。回路図に入ってないのは24Vのスイッチング電源基板から取るヒーター回路(直列)だけ。

6FM7アンプ回路図(最終か?)


蓋側と底側に分かれて部品をのっけるという変な構成にしてしまったので、配線がめんどくさいことに。テストできるんだろうか(笑)。
そのかわりにトランス類は全て箱の中、飛び出しているのは真空管だけという「うっかり感電しない」構造にはできた。
今のところ電源部基板は実装完でテスト済み、ちゃんとそれっぽい電圧が出ている。真空管部はほぼ部品が付いたけど、ちょっと止まってる。

止まってる理由はいくつかあるけど(コンセントなどの角穴あけで憂鬱になってるとかは大きいな(笑))、ひとつには作り初めてから「はて、こいつどこで使おうか?」と考えてしまったこと。スピーカー(例のタイムドメインもどき)にはカマデンキットのデジタルアンプが繋がっているのだが、こいつを鳴らしているとうるせーと家人から苦情が来るのでほとんど音楽はヘッドフォンで聞いているのである。
(そういえばWebなどで製作記を公開されている、アンプを量産してる皆さんはどうしてるんでしょうか…。そもそもそんなに完成品の置き場がないよ>うち(泣)。惜しくも亡くなられてしまったが、ラジオ技術に連載されていた藤井さん。遺族の方が遺品のアンプを部品代+手間賃ぐらいで売ります、という記事で、床一面に置かれたアンプ群の写真が出てました。確かに使いこなせる主を失ったら単なる場所ふさぎだもんなあ…。)

だとすると作るなら真空管にしても半導体にしてもヘッドフォンアンプに特化した方がいいんじゃないかねえと自問している昨今。めざせChu Moi, sijosae?

真空管でヘッドフォンアンプだとノイズやら小型化実装(ヘッドフォンアンプのくせに超巨大というのは何だかバックトゥザフューチャー3で、西部開拓時代に飛ばされたドクが作っていた製氷機みたいで…)で敷居が高いのはわかるんだけど、すでに自動車用真空管でそれなりに気に入ってる音が出てるからここを攻めてみたほうがいろいろ楽しいかなと…。

まあ、ここまで作ったんで6FM7は完成させるつもりですがね。


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2006年04月19日

Ayumiさんのプログラムを使ってSPICEモデルを作ってみた

Ayumi's Lab電脳時代の真空管アンプ設計付録の手順にしたがって、いくつか真空管のモデルを作ってみた。
やり方は
1)Ep-Ip特性図から20〜50点ぐらいプロットしたCSVファイル(Eg,Ep,Ipの組)を作る。5極管の場合は3極管接続の場合のEp-Ip特性を使う。単位はV,Aなので注意。最初うっかりmAのままで入れてしまったので(笑)。
2)Ip.cal関数に上記CSVファイルと、電極間容量を与えて真空管のモデルをあらわす変数に「付値(代入)」する。すると下の図のようにプロットされる。
6FM7のユニット1の特性

5極管の場合は動作例からEp,Eg1,Eg2,Ip,Ig2,Rp6つの値をベクトルとしてパラメータ名 pentode.chara で与える必要がある(Ep=Eg2のときの例が望ましいそうだ)。
3)r2spice関数を使って2)で得られた変数と電極間容量を与えてSPICEモデルのファイルを得る。僕が使っているのはSIMetrixなので.modのほうを使う。
で、試しに作ったのが6FM7のユニット1と2及びC3m。

6FM7のユニット1。6EM7と微妙に異なるので気になってた(UNIT2はほぼ同じはず)
*
* Generic triode model: 6FM71
* Copyright 2003--2006 by Ayumi Nakabayashi, All rights reserved.
* Thanks to Tooru Kuroda.
* Version 3.01, Generated on Wed Apr 19 00:45:57 2006
.SUBCKT 6FM71 A G K
.param GG {(V(G,K)+0.74408139)}
.param EP {URAMP(V(A,K))}
.param EG {URAMP(V(G,K))}
.param M1 {((0.0015470322*EP)^-0.16612656)}
.param M2 {((0.90029175*URAMP(GG+EP/64.45131))^1.6661266)}
.param P {(0.0012991982*URAMP(GG+EP/71.58936)^1.5)}
.param IK {(U(GG)*P+(1-U(GG))*0.0009013972*M1*M2)}
.param IG {(0.00064959911*EG^1.5*(EG/(EP+EG)*1.2+0.4))}
BIAK A K I=URAMP(IK-IG-URAMP(IK-IG-0.00067691584*EP^1.5))+1e-10*V(A,K)
BIGK G K I=IG
* CAPS
CGA G A 4p
CGK G K 2.4p
CAK A K 0.4p
.ENDS

同ユニット2。6EM7と同じようなもん。
*
* Generic triode model: 6FM72
* Copyright 2003--2006 by Ayumi Nakabayashi, All rights reserved.
* Thanks to Tooru Kuroda.
* Version 3.01, Generated on Wed Apr 19 01:07:53 2006
.SUBCKT 6FM72 A G K
.param GG {(V(G,K)+1)}
.param EP {URAMP(V(A,K))}
.param EG {URAMP(V(G,K))}
.param M1 {((0.12304742*EP)^-1.5463666)}
.param M2 {((0.49238985*URAMP(GG+EP/4.1253214))^3.0463666)}
.param P {(0.0047545996*URAMP(GG+EP/8.3781609)^1.5)}
.param IK {(U(GG)*P+(1-U(GG))*0.0049837791*M1*M2)}
.param IG {(0.0023772998*EG^1.5*(EG/(EP+EG)*1.2+0.4))}
BIAK A K I=URAMP(IK-IG-URAMP(IK-IG-0.0032534655*EP^1.5))+1e-10*V(A,K)
BIGK G K I=IG
* CAPS
CGA G A 7p
CGK G K 7p
CAK A K 1.1p
.ENDS

高信頼管C3m。5極管で、上に書いたEp=Eg2の条件での動作例がなかったためか5極管接続でシミュレートすると1割ぐらいIpが多くなっている。何かコツがいるのかも。
*
* Generic pentode model: C3m
* Copyright 2003--2006 by Ayumi Nakabayashi, All rights reserved.
* Thanks to Tooru Kuroda.
* Version 3.01, Generated on Wed Apr 19 01:19:52 2006
.SUBCKT C3m A G2 G1 K
.param GG {(V(G1,K)+0.62550761)}
.param EP {URAMP(V(A,K))}
.param EG {URAMP(V(G1,K))}
.param EG2 {URAMP(V(G2,K))}
.param M1 {((0.016435233*EG2)^-0.5122162)}
.param M2 {((0.74544674*URAMP(GG+EG2/15.488266))^2.0122162)}
.param P {(0.0033567392*URAMP(GG+EG2/20.77716)^1.5)}
.param IK {(U(GG)*P+(1-U(GG))*0.0019359676*M1*M2)}
.param IG {(0.0016783696*EG^1.5*(EG/(EP+EG)*1.2+0.4))}
.param IK2 {((IK-IG)*(1-0.4*(EXP(-EP/(EG2+1e-10)*15)-EXP(-15))))}
.param IG2T {(IK2*(0.83966688*(1-EP/(EP+10))^1.5+0.16033312))}
.param IK3 {(IK2*(EP+5850)/(EG2+5850))}
.param IK4 {(IK3-URAMP(IK3-(0.0019236012*(EP+URAMP(EG2-EP))^1.5)))}
.param IP {URAMP(IK4-IG2T-URAMP(IK4-IG2T-(0.0019236012*EP^1.5)))}
BIAK A K I=IP+1e-10*V(A,K)
BIG2 G2 K I=URAMP(IK4-IP)
BIGK G1 K I=IG
* CAPS
CGA G1 A 1.2p
CGK G1 K 4.5p
C12 G1 G2 3p
CAK A K 5p
.ENDS

試してみたらきちんと動いてるっぽい。何か作り間違いがないといいが(やや自信なし)。

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2006年03月21日

箱入れ

カーラジオ用真空管ヘッドフォンアンプ(Pete Millet改)をやっと箱に入れた。
カーラジオ用HPアンプ箱1

実験を兼ねてヒーターにディレイ回路を追加。
ヒーターディレイ回路1

こちらの掲示板で教えてもらったこちらの回路を参考に、H7N0308CF(秋月で購入)のVGSSが±20VなのでCと並行に100kΩを追加して電圧を制限した。だいたい起動後4秒程度、2本直結のヒーター電圧が12V弱、その後24Vになる。
H7N0308CFはオン抵抗が3.8mΩしかないのでこういう分野に向いていると思う(IDSSは60A(max))。
そういえば配線ミスでMOSFETがONしない状態で火入れしたら、つまり定格の半分ぐらいの電圧でヒーター点灯したら、それでも音は出ますね、そこそこ。

形状は最初から狙って真空管の頭が飛び出すようにした。
Pete Millet箱入れ  穴修正


なんかかわいい。この角度から見ると基板上の赤LEDも少し見えたり。
穴あけにはホールソーを使ってみたがあまりきれいに開かないなあ。練習がいるらしい。小型のドリルドライバーではパワー不足なのかもしれない。

おおむね満足なのだが、残念なのは奮発していいやつを買ったのだが、ボリュームがちょっとガリ。うーん、ハンダ付けで手間取ったからかなあ。

ツマミをうっかり買い忘れたのでそこだけ未完成。わりといい感じに納まったのでそれなりのツマミを買わないと。

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2006年03月04日

6FM7アンプ回路図・これでいけるかな?

6FM7回路図訂正版
6FM7アンプの回路図を引いてみた。
シミュレータがあるのでいろいろ遊べる(Unit1についてはトライアンドエラーでモデルをいじったのでちょっとずれてると思うけど)。
初段:Unit1、カソードバイアス電位約2.5V。PPPアンプで見たことあるのでLED(順方向電位約1.8V)+抵抗入れてみようかと。プレート電圧250V。
終段:Uni5t2、定電流駆動で42mA。プレート電圧は抵抗で落として190V程度。カソードバイアス電位はだいたい22Vになる。LM317のIN端子に入っている抵抗(470Ω)はブレークダウン対策のつもりだけどどんなもんだろ?(初段の470Ωもそのつもりも少しある)
ばざーらか東栄のトランスを使う予定で、トランスのインピーダンスは5kΩ。シミュレーションに使ったSPICEモデルは東栄の小さいやつ(T-600)
シミュレーションでは入力2Vp-pでスピーカーには約6Vp-p、損失なしとして4.5Wほど出る予定。実際には4W弱ぐらいかな。
あとは電源。250V出すのだがチョークを入れたくないのでFETのリプルフィルターを入れる必要がある。
ヒーター電源はスイッチング電源で対応予定。なんせ2本で2.1Aも食う大食い真空管だから。
ひょっとすると電源部と本体を別箱にするかもしれない。
(※3/9追記:Unit2のグリッド〜アース間の抵抗の抜けを修正)
(それにしてもなかなか作り始められないな…)

greenthumb2 at 23:52|PermalinkComments(2)TrackBack(0)真空管 

2006年02月22日

銘球。

e50ab3f2.JPG銘球と呼ばれるものにも興味がないわけじゃない。
しかしヤフオクで中古のWE407A4本に5,750 円も付けられるようじゃ…。


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2006年02月16日

6FM7

6FM7到着。新品元箱入り(NOS NIBってやつだ)。

6FM7(箱)


6FM7


このずんぐりむっくり感がいい感じ。US8ピンでハカマつきのいかにも真空管と言う感じの6EM7は作例が多いが、そのコンパクトロン版と考えてよい6FM7はちょっとマイナー
もともとテレビ用に、ひとつの真空管の中にいろいろ詰め込んでコストダウンとスペース縮小を図ったコンパクトロンだが、これも先のカーラジオ用真空管と同じく半導体の時代に対する「最後の輝き」(もしくは「最後のあがき」)という感じがしてそこはかとなく好きなのだった。

スペックシートはこちら(Frank Philipse home page内)。

複三極管で1本でドライバと出力段を構成でき、2本でシングルステレオアンプが作れる。出力段用の第2ユニットの最大プレート損失は10W、標準動作例の条件で、内部抵抗が920Ωしかないというなかなかよさそうな球。あの2A3でも800Ωなので結構すごいかもしれない(6EM7はこれが750Ωとさらに低く、ここは負けてる感じ)。
これもeBayで落としたので送料入れても1本440円ぐらい(日本国内だと700円ぐらい)。ソケットが1個500円なのでそっちの方が高いという(笑)。

これでたまには割と普通の真空管アンプ(2〜4Wぐらい)を作ってみようかと思っているが、いつになるやら。

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2006年02月12日

Pete Milletその後

まだ箱に入れてないんだけどバラックな状態で安いボリュームだけつけて使ってしまっている。

トランジスタは大き目のに変えた、けどまだ熱いので回路変更点的には出力段の4.7Ω(1W)×2を10〜12Ωぐらいに変更するのが正解のようだ。外すのがめんどくさいのでこのままにするけど。

そういえばMT管で作ったアンプとしては6BM8超三結アンプ以来の製作例だ。やっぱりヒーターが大きく光ってるのが見えると真空管アンプらしくていいね。箱も工夫してそこが見えるようにしないと。

何にせよ、人があまり使わなくてゴミと化してしまいそうな球を救出?できた満足感もある。スペアの球買っとかないといけないなあ。

Pete Millet 回路図(変更)

ハムは皆無(SW電源のACアダプタだから当たり前)だし、ノイズもないし、音も聞きやすい。
正確にはHi-Fiな音じゃなくて「歪みエフェクタ」になってるんだろうけどね。

(ところで、原作者のPete MilletさんのMilletってあの画家のミレーと同じなんですね。よくある苗字なんだろうか。)

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2006年02月09日

一部変更Pete Millet低電圧真空管ヘッドフォンアンプ

Pete Milletさんのカーラジオ用真空管ハイブリッドヘッドフォンアンプを元にしてヘッドフォンアンプを製作。
Pete Millet アンプ1

カーラジオ用真空管はプレート電圧もヒーター電圧も12.6V、つまり自動車用の蓄電池の電圧で動くことを目的に作られた真空管で、今回は12AE6Aを使った。これは2極管×2+3極管×1という構成。今回は2極管の部分は使わない。
変更した回路図は
Pete Millet アンプ回路図

オリジナルからの変更点は
1)0.56mAのCRDだとE-501(0.40〜0.63mA)を選別することになってマンドクセだったのでTr+LEDの定電流回路にした。
2)オリジナル回路では1kΩをリプルフィルタとして真空管のプレート側に入れている。1)の変更の結果LEDに流す電流の分だけ余計に電流が流れ、結果プレート電圧が下がってしまうのはいやなので、抵抗を小さくしてその代わりに2段構成のフィルタにした。うーん、素直にCRD使うべきだったかなあ。
3)アチラの自作ではとっても多用されているBUF634は日本では入手難。そこで前から試してみたかったWalt Jungさんのダイヤモンドバッファをディスクリートで組んで使った。ただし、記事中に「より安定する」とあったので、バイアス用のLEDに定電流を与えるために2SK30Aを使っている。2mAちょっと流れているはずである。

今回は箱に入れることを想定して端子台を使って実装した。
まだ完全には調整できてない〜バイアスをオシロ眺めながらいじる必要がある〜けど音はちゃんと出ている。
常用しているヘッドフォンだとかなりいい音に聞こえる。オシロで見たら歪んでるかもしれないけれど。
今まで作ったハイブリッドアンプの球みたいに「本来150Vぐらい欲しいところを無理矢理24Vあたりで使っている」んじゃなくて「正しい規格(最大プレート電圧30Vなのだ→12AE6A)で使っている」のが精神的にいいのかもしれない。

終段のトランジスタが少し熱くなりすぎるので交換するか、エミッタ抵抗を大きくする必要がありそうだ。

さて、どういう箱に入れるかな。

それと、実はもう一種類カーラジオ用真空管を手に入れている…。12AL8という3極管+スペースチャージ4極管の複合管である。こちらは2球でオール真空管ステレオアンプが組めるのでこれもどう使うか考えないと。こっちはネット上では12Vで組んで思ったより音が悪いという作例が2つあるだけなのだ。24Vで使ってできるだけいい音にしたいなあ。

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2006年02月01日

定電流回路

定電流回路をブレボで試す。

回路図は

定電流回路の回路図


今流行り?のLEDの順方向電圧を定電圧源に使っている。

ブレッドボード上の実験回路


最近ゲットしたブレッドボード(考えてみるとなんと生まれて初めて使うな、これ)で試す。LEDの順方向電圧は約1.87Vあった。
電圧を24Vかけて、抵抗を手持ちにあった2.2kΩにするとちょうどコレクタ側につないだ100Ωの抵抗両端に

測定値


0.056V出ているので0.56mA流れているのがわかる。電源電圧を+12Vにしてみたら0.54mAと多少減ったのはLEDの順方向電圧が電源電圧の変動を受けているから(実測1.82V)。このLEDに定電流(5mA程度かな)を流すとその点はおそらく改善されるがそこまでやる意味があるかと言うと?なので抵抗で済ませることにする。


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2006年01月20日

コメントにお答えして

えーと、びぃさんのコメントにお答えします。

まず、使ってるものはそもそも真空管用のソケットかどうか怪しいです。
ラジオデパートの1階で1個100円以下で売ってるソケット…DINでもないし…でもその手のコネクターに繋ぐためのものではないかと思います。
ソケットその1

真空管用と銘打ってその手の店で売ってるものは最低でも300円ぐらい、基板用(ピンが細くなっている…でも結局縦横に並んだmilピッチの穴とは全然合わないんでユニバーサル基盤では全く意味がない)で、セラミックっぽい素材のとなると平気で1000円以上したりしてもったいないので初めて作った超三結アンプからずっとこれを使っています。
ソケットその2


で、こいつは中央部にシールド用と思われるピンが出ているのでこれを利用しました。

ソケットその3


だいたい真空管の端子が入りそうなところの穴を2mmぐらいにドリルで広げ、中心に4mmぐらいの穴をあけてシールドピンを通し、エポキシ系の接着剤で固めて固定しています。
これで真空管を何度抜き差ししても問題なしです。


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2006年01月18日

小さいトランスのppアンプ(実験)つづき

そういえば、ヒーター電源に+12Vをわざわざ7806で+6Vにしていたことに気づく。なんだ、+24Vと+12Vを直列にすれば+36Vになるじゃん。

で、試してみた。一応、歪っぽい感じはなく音が出たが…やはり低音はさっぱり出ないなあ。ラジオ用のトランスだからこの辺が限界なのかも。

ということでこのネタアンプはステレオになることなく一応の完結を見そうな感じ。

今回の収穫:ユニバーサル基板に真空管ソケットを取り付ける方法確立。
      初のトランスによるプッシュプル回路動作(笑)。

で、次に狙ってるのは自動車ラジオ用真空管他「もともと低い電圧で動くやつら」によるアンプなのだった。


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2006年01月15日

小さいトランスのppアンプ(実験)

小さいトランスのppアンプを作ってみた。
ネタアンプなんでまあ音は出るけど聴けたもんじゃないと想定していたけどほぼその通りの結果に。
6922/6DJ8が1本しかないのでとりあえず片チャンネル分だけ。なのでヒーター電源も7806を使い、電源も別に12Vのをつけた(結構熱い。本当は7812で24Vを12Vに下げて2個直列にするつもりだったけど無理かもしれない)。
小さいppアンプ実験1


回路図はこれ。

小さいppアンプ実験 回路図1


120Ωが手元になかったので100Ωの抵抗で合計12mA流している。
ひとつの真空管あたり6mA。
特性表から見ると24Vのカソード電圧でグリッド電圧0Vのときに7mA流れるか、と言ったところだから、音がひどく割れるのは飽和してしまってるからなんだな。よく球バッファアンプなんてのに使われるこいつだけどやはり電源が24Vだと数mA流して後ろに半導体のバッファをかませてという構成が妥当なのかな。もう少し抵抗を大きくして試したいところだが、LM317は120Ωまでしか定電流回路にはつなげない。音量も小さいのでこれ以上電流減らすのも難しいかもしれないし。

なので、電源インバータを使って、Vpkを稼いでみようかと考えている。合計で35Vぐらいかけられるともう少し割れないかもしれないから。どんどんネタアンプ化していくのだが気にしないということで。

ちなみに、互換性があるといわれるロシアの6N1Pだけど、挿してみたらさらに音が割れまくり。低い電圧では6922よりも電流が流れないらしい。

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2006年01月09日

ST-32

なんとなくトランスの音が聴きたくなって(?)、とはいえでかいのは買う気がしなくて(ネタアンプなので買うお金ももったいないし)買ったST-32。
ST-32

もはや思い出の中だけになってしまった感の強い"Sansui"のロゴが…。製造は橋本電気である。

特性は
容量 0.2W
一次側 1.2KΩCT付
二次側 8Ω
なのでヘッドフォンなら何とか鳴らせそう。使っているヘッドフォンは64Ωなので一次側は見かけ8倍、9.6kΩに見えるかな?で、こいつを電圧増幅用な真空管でppでドライブして果たして音が出るかという実験をしようかと思っている。中点からB電源(これも24Vの予定だ)入れて、負荷が4.8kΩ。単段ラインアンプなどで見かけるような構成。

ST-32の箱


箱になんと"RoHS"の文字が!!
ということで無鉛ハンダで試しに組んでみている(笑)。ちょっとハンダ付けがしにくいのは事実だけどヤフオクで高値で「共晶ハンダ」が出回るような事態に備えての練習の意味もあったり。



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2006年01月04日

キャンディボックスヘッドフォンアンプ

キャンディボックスヘッドフォンアンプその1

sijosaeもどきの前に習作として?ぺるけさんのヘッドフォンアンプをキャンディボックスに詰め込んでみた。試しに006Pの電池を入れたらこれがまあドンぴしゃりなサイズなので作ってみる気になったのだ。前に部品買っておいてそのままにしてたし。
オリジナルからの変更点は終段のトランジスタを手持ちの2SD773/2SB734に変えたことぐらい。sijosae回路(バッファにダイヤモンドバッファ入れたり定電流負荷のFET入れたり、いろいろ遊んでいる)の終段をシンプルなこのトランジスタのコンプリメンタリにすればサイズも小さくなりそうだ。
キャンディボックスヘッドフォンアンプその2

ちょうど窓が開いているのでかろうじてパイロットランプ代わりにLEDが見える。
キャンディボックスヘッドフォンアンプその3

蓋を開けたところ。結構ぎゅうぎゅうだ。sijosaeやるにしても真空管のサイズは決まってるんで他の部分をいかに小さくするか。あと案外コネクタの内部への飛び出しがでかい。今回もあやうく入らなくなるところだった(実はLEDは窓の真下にくる予定だった)。何か対策を考えねば。
音については、まあこんなもんでしょう。とっても普通の音がする。

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2005年12月25日

ヤフオクで落としてみた

ヤフオクで2本で1,000円だったので買ってみた。東芝のミクロビスタ管6D-HH13
東芝マイクロビスタ箱東芝マイクロビスタ箱アップ
箱はさすがにボロボロ。1960年代後半の球なので、まだ東芝が光ってたり回ってたりした頃の製品。




こちらのページにデータあり。
高周波用の双三極管でヒーター電圧6.3V, ヒーター電流0.3A, プレート電圧90V, バイアス-1Vのときプレート電流9mAで内部抵抗が3.8kΩ, 伝達コンダクタンス 9500μS, 増幅度36。

東芝マイクロビスタ本体外観はこんな感じ。ニュービスタ管に対抗して?作られたんだけど実際にはただの真空管の外に金属のガワをつけただけ。(アンドロメロス?)






東芝マイクロビスタ底面というわけで底はガラス。








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