約5ヶ月ぶりとなるアマチュアプロレス「秋葉原プロレス」の自主興行。
観衆は5〜60名くらい。秋葉原プロレスやエイプリルフールの関係者率が高かったかな。

いつの間にか大所帯になっていたアイドル専門ダンスパフォーマンスユニット「エイプリル・フール」によるオープニングパフォーマンス(今回から撮影禁止)、秋葉原プロレス代表チュパによる対戦カード発表を経て興行開始。

第一試合:「ビック・サイトウ」改め「風摩破琉」復帰戦
×風摩破琉[11:49 ジャーマンSH]TATSUYA〇(フリー/二浪)

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秋葉原プロレスのエースながらも長期欠場を続けていたビック・サイトウの復帰戦。アマチュアレスラーでありコスプレイヤーでもある彼は復帰を期にリングネームもコスプレネームである「風摩破琉」に改名。その対戦相手を務めるのは秋葉原プロレスの常連であり、キャリアは短いながらも実力者であるTATSUYA。裁くレフェリーは「シャッツキステ常連さん」
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TATSUYAの握手を風摩が蹴り飛ばして試合開始。まずは低い体勢のまま探り合う両者。ロックアップで組み合うが、これはTATSUYAがロープに押し込みブレイク。二度目のロックアップからロープワークとなるも、風摩はコルバタでTATSUYAを場外に落とすと、エプロンから場外のTATSUYAの胸板目掛けてPK。これがクリーンヒットしたかなかなか立ち上がれないTATSUYA。ようやくリングに戻ろうとしても風摩がフロントハイキックでこれを阻止していく。
ようやくリングに戻ったTATSUYAは一気に風摩をコーナーに押し込むとワンハンドボディスラムから座った状態の風摩の胸板目掛けて逆水平チョップ。TATSUYAはボディスラムからボディプレスを放つが、これをキックアウトした風摩は極真空手仕込みの蹴りの速射砲で動きを止めると側頭部への低空ドロップキックから右腕へのデュランダル。そのままスタンディングの腕固めに捕らえるが、これはTATSUYAが強引に担ぎ上げリバースボディスラムの形で叩き付け脱出。
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TATSUYAは逆水平チョップ、逆エビ固め、ブレーンバスター、キャメルクラッチと腰を集中攻撃すると、コーナーに追い込み強烈な逆水平連打から再び逆エビ固め。風摩が逃げようとすると腰に膝を当てて更に痛めつけるが、風摩はどうにかロープエスケープに成功。
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窮地を脱した風摩はニーリフトで動きを止めると前方回転式IVニーロックを狙うが、これはニアロープの為にブレイク。ならばと起き上がろうとするTATSUYAにドロップキックを連発して押さえ込むが、これもニアロープでカウントならず。
ここで風摩はボディスラムを狙うが、これは体格差があり過ぎて上げられず。TATSUYAに投げ返され、振り払われても執拗にボディスラムを狙う風摩はドロップキックからようやくボディスラムで投げる事に成功。すかさず四つん這いのTATSUYA目掛けてハイフライフローを放つがカウントは2。ならばと風摩はバズソーキックでトドメを狙うが、これはTATSUYAがキャッチするとパワーボムからキックアウトに合わせての逆エビ固め。風摩どうにかロープエスケープ。
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TATSUYAは追撃を狙うが、ここで風摩は得意技のコミケ警備員倒し(コルバタから入る変形雷切)!ダメージからかカバーが遅れると、今度はコーナーに登ってダイブを狙うが、これはTATSUYAが逆水平チョップで迎撃。すかさずラリアットからジャーマンSHを決めると、風摩も返せず3カウント。


※この試合が復帰戦となる風摩は持ち前の身体能力と機動力は健在ながらもやはり体格差が歴然だったり、試合感が戻ってなかったりして防戦一方。対するTATSUYAは試合の軸としている各種逆水平チョップを控えめにし、ベーシックな技で試合を組み立てつつ風摩を圧倒。中盤には風摩の反撃を受けるも、それをしっかり受けきった上で最後はラリアットからのジャーマンで完勝。

風摩もTATSUYA相手に十分健闘したと思うけど、結果的にはTATSUYAが現在進行形のアマチュアのレベルを見せ付けた試合だったかと。
ちょっと余裕を見せすぎた感はあるけど、TATSUYAがキャリアにそぐわぬ安定感を見せてしっかり復帰戦の相手と言う大役を務め上げたのが印象的でした。


第二試合:゙brother"GAKKEY 試練の三番勝負 第二弾
〇邪馬屠(RAW)[12:21 胴絞めスリーパーホールド]゙brother"GAKKEY×

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前回興行から始まった「GAKKEY 試練の三番勝負」の第二戦。HBKブロンコスのボス、ハリケーン津田を連れて登場したGAKKEY。この日の対戦相手Xは…なんと「畳の王」「小豆沢の残虐超人」RAWの邪馬屠!入場するや否や額を突き合せたり、WINタッグのベルトを誇示するGAKKEYを蹴り飛ばしたりして一気に殺伐な雰囲気が漂う。裁くレフェリーは「しゃがれ」
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両者握手を同時に握手と見せかけ拒否し試合開始。一度目のロックアップは邪馬屠が、二度目のロックアップはGAKKEYがロープに押し込むが、押し込まれた邪馬屠はなかなか離そうとしないGAKKEYの左腕を捕らえて宙吊り腕ひしぎ十字固め!
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レフェリーがブレイクさせるとそのまま場外戦へ。邪馬屠はGAKKEYの左腕を鉄柱に叩きつけたり、イスで殴打したり、鉄柵に絡めたりと徹底した左腕攻めを展開。しかしGAKKEYは客の襟首を掴んでこれを逃れると、花道での打撃戦を制し段差から邪馬屠を突き落とす。ここでGAKKEYは邪馬屠の右足にブラックボックスを叩き付けると、イスを床に置いた上でそこへ目掛けて断崖カーフブランディング!更にチェーンを使った絞首刑で執拗に絞め上げる。
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リングに戻った邪馬屠に対しGAKKEYは低空タックルで飛び込むが、総合経験者の邪馬屠はこれをしっかり受け止めるとバックマウントからGAKKEYの腕を自身のの喉元に押し当てる片腕の極楽固めのような技で痛めつける。
ここからGAKKEYの左腕に照準を絞った邪馬屠は左腕へのエルボースマッシュ、ショルダーアームブリーカー、背負い投げ、三角絞めとたたみ掛けるが、これはGAKKEYが強引に担ぎ上げ叩き付け脱出。GAKKEYはロープサミング、ロープを使った拷問技で痛めつけると邪馬屠は場外へエスケープ。
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ここでGAKKEYはスライディングキックで追撃を狙うが、これは邪馬屠がキャッチするとコーナーに引きずり込み強烈過ぎる鉄柱足4の字!更にショルダーアームブリーカーならぬショルダーレッグブリーカーを決めると、馬乗りになって甚振ってからリングへ戻る。GAKKEYが牽制しつつのらりくらりとリングインを拒み続けると邪馬屠は突っかかるが、ここで実況の中川家真ん中が「これはそう言いつつ休んでるんですよ、どっちも」これにはぐうの音も出ない両者。
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ようやくリングに戻ったGAKKEYは柔道出身ならではの払い腰からチキンウィングアームロックを狙うが、これは邪馬屠が切り返すとうつ伏せにさせて左腕へのニーリフト。更に膝サポーターをずらして膝をむき出しにすると、左腕目掛けて「レッグラリアート!」
邪馬屠は更にテキサスコンドルニー式レッグラリアートを決めるとGAKKEYたまらず場外へ。ここでGAKKEYのファンと邪馬屠が口論を始めるとその隙にGAKKEYがリングに戻り背後から急襲。GAKKEYはコーナーに登ると「よっしゃ、津田さん!」と叫びながら津田が得意とするカーフブランディング。
実況中川家真ん中「頭に行くと見せかけて背中に行くディックマードック式ですね」
解説チュパ「カーフブランディング式フェイスクラッシャーですか?」
GAKKEYは更にガッキーボトムでトドメを狙うがこれはカウント1。レフェリーに食って掛かるGAKKEYに張り手を食らわした邪馬屠はYAMATOバスターを予告するが、これはGAKKEYがブレーンバスターで投げ返す事に成功。
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すかさずGAKKEYは浴びせ倒すラリアットで追撃するが、邪馬屠も「レッグラリアート!」で応戦。しかし二発目の「レッグラリアート!」はGAKKEYがガードするとシャコタン(旋回式ダブルニードロップ)からストレッチマフラーホールド。だが邪馬屠はこれを逃れつつコーナー下からペットボトルを持ち出すとGAKKEYの顔面に噴射!これでGAKKEYの動きを止めた邪馬屠はスリングブレイド式の飛びつき胴絞めスリーパー!これが決まるとGAKKEYも耐え切れずギブアップ。
試合後、邪馬屠はしっかり自分が噴いたコーラをタオルで拭いて後始末するとGAKKEYに握手を求める。しかしGAKKEYが動けないと見るや邪馬屠は早々に引き上げていった。


※GAKKEY試練の三番勝負の第二戦の相手はなんとRAWの邪馬屠。恐らく新宿スポセン時代以来の秋葉原プロレス参戦かと。
いつものように殺気を漲らせる邪馬屠に対し、予想に反してGAKKEYも気圧されず真っ向勝負。邪馬屠の破天荒でエゲつない攻撃にはヒールファイトで、腕攻めには足攻めで応戦したりとあの邪馬屠相手に一歩も引かず。これまでの「やわらかヒール」の面影が一切ないくらい、まるで別人のような気迫と試合内容を見せたGAKKEYでしたが、さすがに邪馬屠を追い込むまでには至らず最後は胴絞めスリーパーで邪馬屠の勝利。

かつてWINのプリンス石井がvsハレタコーガン&でかい一物戦で、ウメタロウがvs吸いカップ健遅漏戦で追い込まれた末に覚醒したように、GAKKEYもこの試合で完全とまではいかないものの覚醒の兆しを見せたように思います。
邪馬屠の存在あってこそなのは勿論ですが、GAKKEYもそれに十二分に応えた彼にとってのベストバウト。更にこの日の興行の中である意味一番インパクトが強かった試合じゃなかったかなと。

ただ苦し紛れに客…ていうか自分の襟首掴むのはマジで勘弁してください。


第三試合:スペシャルシングルマッチ20分1本勝負
×ヘン・チーナ(健康)[20:19 ダイビングヘッドバット]山本国鉄〇

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この日のヘンチーナは『ルパン三世 カリオストロの城』のエンディングの曲に乗って、藤波チックと言うか天龍チックと言うかレトロなガウンを着て登場。裁くレフェリーは「ペラペラペラ男」
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まずは手四つを挑もうとするヘンチーナ。国鉄が指差し確認をすると互いに交互に動かし合い…一旦ブレイク。ヘンチーナが前回りや前に倒れこむ受身を始めれば国鉄も同じく受身を取る…と、その隙にヘンチーナが急襲。そこからヘッドロックに捕らえるが、これは髪の毛がない為にすっぽ抜けてしまう。ヘンチーナ「おい、ヘッドロック出来なきゃ先いけねぇじゃねぇか!」
逆に国鉄がヘッドロックで連結すると袈裟固めを狙うが、これはヘンチーナが切り返しヘッドシザース。続けてヘンチーナがボディシザースに捕らえれば、国鉄も切り返し変形の膝固めで応戦。
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ヘンチーナは更にステップオーバートーホールドで切り返すとグラウンドドラゴンスクリューからデスロックと足への集中攻撃。国鉄はこれをフロントネックロックで切り返すとスリーパーに捕らえるが、これはヘンチーナがチンクラッシャーで脱出。解説和田さん「鉄道員が中学生イジめてるみたいですね」
ここでヘンチーナはおもむろにレフェリーを巻き込むと、タイツからゴム紐を取り出しレフェリーをまき沿いにしての電車ごっこ開始!
解説「見てくださいあのレフェリーの恥ずかしそうな顔!でも車掌はノリノリだ!」
完全に車掌になりきった国鉄は行き先を指示するが、指差した先はコーナーポスト。結局そのまま激突し脱線。国鉄が押さえ込みレフェリーのカウントが遅れると解説一言「乗り遅れたようですね」
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両者座ったまま額を突き合せるとヘンチーナ押されて…と言うか自ら鉄柱に急所を打ち付けてしまう。国鉄は鉄柱を使った足殺しを仕掛けると、リングに戻って打撃戦を展開。これを競り勝ったヘンチーナはリバースインディアンデスロックを狙うが、これはニアロープで逃げられてしまう。ヘンチーナの追撃を切り返した国鉄は袈裟固めに捕らえると…。
実況チュパ「袈裟固めのような形で…」
解説「袈裟固めですね」
実況「袈裟固めでした」
解説「奇跡が起きましたね、実況で過去形出てきましたよ!」
国鉄の逆エビ固めをヘンチーナが蹴って逃れるとアキレス腱固め。これを国鉄が極め返すと解説「どうですか、痛そうでしょ?」
そんなこんなで極め返して逃れた国鉄は座ったままでのチョップ、蹴りから逆エビ固めに捕らえるが、ヘンチーナはこれをロープエスケープすると場外へ。DSCF2861DSCF2867DSCF2872
ここでヘンチーナはお決まりのピコピコハンマーとおぼんを投げ込むと、国鉄が場を繋ぐようにウエイターのポーズ。解説「10分を超えたところでおぼんがでてきちゃいましたねぇ〜」
国鉄も乗り気でお約束の「叩いて被ってジャンケンポン」を始めるが、これはヘンチーナが早々にゲームを無視しておぼんで殴って制する事に。解説「これがもうすぐ40を超える男がやる事ですか…」
続いてヘンチーナは得意の拝み渡りを見せるが、これは案の定足を滑らせ急所を痛打。
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ここで国鉄も場外に降りると「車庫に入りまーす」とリング下へ。再び現れたときにはなんと金髪のカツラが。車両交換?パワーアップ?した国鉄はヘンチーナにヘッドロックを極めながらリング周辺を練り歩くが、場外カウント19にギリギリで気付きリングへ戻る。
国鉄はチョップ連打で攻め込むが、これを堪えたヘンチーナはレフェリーがばっちり見てる前で急所蹴りからDDT。しかしこれはカツラだけすっぽ抜けてしまう。
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何はともあれ形勢逆転したヘンチーナはグラウンドドラゴンスクリュー、STF、裏STF、膝砕き、裏膝十字と足攻めを仕掛けると得意の電波投げ。しかし国鉄はこれをロープを掴んで堪えるとジャンピングヘッドバット。国鉄は更に「ドア閉まりまーす」とモンゴリアンチョップ、スイッチバック式ブルドッキングヘッドロック、後頭部への謎の一撃から倒れこみ式ヘッドバット2連発。
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ここで国鉄はダイビングヘッドバットでトドメを狙う…が、高過ぎたか一段一段降りていくと結局最後は普通に目の前で倒れこみヘッドバット。当然ヘンチーナはこれをあっさりかわしてしまう。解説「15分過ぎてからこういう事やるのやめて欲しいね」
このチャンスにヘンチーナは電波投げ1&2からアトミックボムズアウェイ…と見せかけドラゴンリングインからドヤ顔で足4の字固め。これは国鉄がロープエスケープ。解説「これほど民意に反するドヤ顔は見たことないですね!」「あれで決まったら面白かったのに」
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ヘンチーナは更に首固め、太極拳式逆さ押さえ込みから肩に担いでの大技を狙うが、これは国鉄がかわして一本足頭突きからカナディアンバックブリーカー。その状態から「揺れますのでご注意ください」と言いつつ揺さぶると、飯伏幸太の槍投げ風にコーナーに頭から叩き付ける。
実況「時計見るのが怖いですね!」
解説「もうすぐ20分経過ー」
ここを勝機と見た国鉄は青春18キック、「起きてください、終点です」と3連続DDTから…20分経過の声と共に敬礼式ダイビングヘッドバット!これが決まると20分時間切れなのも関わらず3カウントw
試合後、20分戦い抜いてヘロヘロの国鉄にヘンチーナは握手を求めると勝者国鉄をアピールした。


※ヘンチーナのコミックワールドに国鉄自ら望んで飛び込んだ一戦。
「コミック界のレジェンド」ヘンチーナはこの日もアイデア満載で大人気ないコミックワールドを展開するが、いつもに比べるとコミック以外のノーマルな攻防が多め。国鉄もコミックに対応しつつしっかりといつものスタイルで大ベテランに応戦。更にヘンチーナと同期にあたる解説の和田さんが逐一突っ込みを入れまくるもんだからまぁ大変。
なんやかんやで20分1本勝負なのに20分超えと言う摩訶不思議な試合でしたが、思ったよりも長さをあまり感じさせなかった面白い試合でした。

それにしても両者共に20分戦い抜いたのに国鉄は試合後完全にヘロヘロ、一方のヘンチーナは負けはしたもののまだまだ余力があったのには驚き。さすがキャリアが長いだけはあるなぁと感心してしまいました。


セミファイナル:ヴァサライケウチ&×イホ・デル・メソJr.[16:10 くるくる落とし?]ハレタコーガン(健康)&oKADo〇(TIW)

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先入場のヴァサラ&メソはヴァサラガールズを従えず2人だけで登場。対する東京インターナショナル学生王座oKADo顔にペイントをして、WIN認定ヘビー級王者コーガンはキャプテンアメリカのコスプレをして登場。裁くレフェリーは「しゃがれ」
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先発はメソとoKADo。ロックアップ、タックル合戦からメソの首投げ、袈裟固めをoKADoがヘッドシザースで切り返しブレイク。
続いてコーガンとヴァサラ。コール合戦はホームのヴァサラが優勢。ロックアップ、バックの取り合い、手首の取り合いからヴァサラがすかさずショルダーアームブリーカー。更にその手を離さずリストロックに捕らえるが、これはコーガンがカニバサミで切り返しヘッドロック。コーガンはここでフライングメイヤーを放つ…が、ヴァサラはなんとこれを着地!コーガンすぐにもう一発放つがヴァサラはこれも着地。動揺からか軽量のヴァサラにショルダーブロックで吹っ飛ばされたコーガンは追撃をヒップトスで迎撃する…が、ヴァサラはこれすらも前方に着地!思わず首を振り背を向けたコーガンにドロップキックを叩き込んだヴァサラはメソとタッチ。
メしかしソのスリーパーを切り返したコーガンは右足へのニースタンプからスタンディングのインディアンデスロックで甚振るとoKADoとタッチ。
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oKADoがミドルキックを放てばメソもエルボーで応戦。oKADo、カットに入るコーガンにフライングフォーアームを決めたメソはひたすらエルボーを連発するが、続く串刺し攻撃はoKADoが蹴りで迎撃しニーリフト。更にTシャツを使ったチョーク攻撃で甚振るが、メソはチンクラッシャーで難を逃れるとヴァサラとタッチ。ヴァサラは首固め、踏みつけ攻撃から、oKADoを相手コーナーに投げ捨てお目当てのコーガンを呼び込む。
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これに応えるべくリングインしたコーガンは手四つの力比べから互いに両手を組んだまま目まぐるしい切り返し合いを展開。最終的にコーガンが組んだまま巴投げで投げ飛ばすと、左腕を捕らえてアームロック。しかし続くコーナースルーを切り返し串刺しダブルニーアタックを決めたヴァサラは延髄蹴りからスリーパー。だがコーガンもこれを手首を取って切り返すと強烈な変形アームバー。これはヴァサラがロープエスケープ。
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コーガンはビックブート、ナックル連打からロープに振って一旦コーナーのメソに一撃食らわして返す刀でヴァサラにドロップキック。更にセカンドロープに駆け上がりミサイルキックで追撃したりと八面六臂の活躍を見せる。
代わったoKADoは串刺しダブルニーアタック、フィッシャーマンスープレックスからトラースキックを叩き込むが、ここでメソが割って入るとローリングエルボー。すかさずコーガンもリングインしメソにシャイニングケンカキックを食らわすが、ヴァサラもここで蘇生するとコーガンにミサイルキック。全員揃ってダウン。
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先に起き上がったヴァサラはコーガンを引き起こそうとするも、コーガンはこれを切り返すとミリオンダラーバスター。更にビックブーツで追撃するが、ヴァサラはすぐに跳ね起きるとダイヤモンドカッターで応戦。この目まぐるしい攻防に観客から歓声が巻き起こる。
ヴァサラはここでメソとタッチすると、メソのメソスタンプ&ヴァサラのダイビングフェイスクラッシャーの合体攻撃。返す刀でoKADoにダブルブレーンバスターを決めると、今度はメソが押さえつけてヴァサラがダイビングギロチンアタック。このチャンスにメソは背中へのランニングエルボーからサドンインパクトを狙うが、oKADoが重かったからか上げきれず不完全に。ならばとメソスタンプでトドメを狙うが、oKADoはこれを堪えるとニーリフトからバズソーキック。
ここでoKADoはメソを担ぎ「俺ごとミリオンダラー!」とコーガンを呼び込むと、これを受けてコーガンはoKADoが担いだメソをoKADoごとミリオンダラーバスター!最後はoKADoが変形のデスバレーボムを決めるとメソも返せず3カウント。
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試合後、コーガンとヴァサラは視殺戦を展開。ヴァサラが引き上げるとコーガンとoKADoはそのベルトを誇示した。


※秋葉原プロレスvs他団体の王者コンビによるタッグマッチであり、同時にコーガンとヴァサラにとっては12月25日WIN認定ヘビー級選手権の前哨戦。

共に初タッグながらもキャリアの長いコーガンとヴァサラが引っ張る事により思った以上に淀みなく試合が展開。特にシングルプレイヤーの印象が強いヴァサラがここまでしっかりタッグマッチをこなすとは思ってもいなかったけど、よくよく考えたら初タッグながらもプリンス石井とベルトを奪取し最近まで巻き続けていたのだから当然か。タッグパートナーに恵まれていたかメソもoKADoも結構ノビノビと試合をやっていたように思います。

しかし試合の中心となったのはやはりタイトルマッチを控えたコーガンとヴァサラによる攻防。とにかく初っ端から食い入って見てしまう程に見事な攻防が展開。コーガンの多彩でじっくりとした腕攻めは相変わらず素晴らしいけど、それをトリッキーな動きで切り返すヴァサラもまた見事。フライングメイヤーやヒップトスを着地したり、ブーツを食らってもダイヤモンドカッターでやり返したり(見てて追いつけなかったので端折ってますが)と抜群の運動神経を遺憾なく発揮し、絶対王者コーガンと互角の勝負を繰り広げる。タイトルマッチの前哨戦に相応しく期待が膨らむ見事な攻防から、最後は連携攻撃の仕掛け合いからoKADoがメソから決めて(フィニッシュは多分「くるくる落とし」)勝利。
WINでのタイトルマッチが俄然楽しみになった見応えのある試合でした。


メインイベント:AKBW無差別級王座選手権試合
〇サド[16:13 ランヒェイ]冥土ましーん×

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挑戦者ましーんは『魔法少女まどかマギカ』の巴マミのコスチュームで登場。実況曰くコスチュームも下着も新調したとか。対するサドには前回のWINで敗者追放マッチの死闘を繰り広げたでかい一物が帯同。裁くレフェリーは「秋葉原プロレス代表チュパ」
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両者握手を交わし試合開始。まずはロックアップからましーんがロープに押し込みブレイク。続く手四つはサドが足を刈ってテイクダウンしステップオーバートーホールド。ましーんロープエスケープ。
サドは続けて華麗なアームドラッグから腕を固めると、切り返しを狙うましーんに合わせてフロントネックロック。これを逃れたましーんはローキックを堪えるとコーナースルーを振り返して串刺し逆水平チョップ。更にカウンターの逆水平チョップ、フライングメイヤーから胸板へのチョップを放つが、これはサドがキャッチすると腕ひしぎ十字固め。ましーんロープエスケープ。
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クリス・ヒーロー式の腕殺し、ブレーンバスターからの腕ひしぎ十字固めと更なる腕攻めを仕掛けてくるサドに対し、カウンターの逆水平チョップで動きを止めたましーんはハイアングルボディスラムからギロチンドロップ。更にチョップ連打で追い込もうとするが、これはサドもローキックで応戦。ここでサドはましーんの足を捕らえるとドラゴンスクリューから逆片エビ固め。逃げられてもサッカーボールキックで動きを止めるとスリーパーで捕獲。しかしましーんはこれを切り返すとココナッツクラッシュから脳天から竹割り、天龍式脊椎蹴りと王道ムーブを解禁。
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サドがエプロンに逃げるとエプロン際での攻防へ。これを制し断崖式アームブリーカーを決めたサドはエプロンに寝かせてニーリフトを叩き込むが、対するましーんも断崖式DDTで応戦。更にマットを剥がしてのブレーンバスターでダメージを与えると、花道を疾走してのランニングダイビングフロントハイキック!
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リングに戻ってもましーんの猛攻は止まらず、ベイダー式リバーススプラッシュ、秋山式串刺しジャンピングニーとたたみ掛けるが、続くコーナースルーはサドが切り返すと串刺しニーアタックからお株を奪うようなエクスプロイダー。カウントは2。
しかしましーんの勢いはこれでも止まらず一気にコーナーに押し込むと、ジョニー・エース式串刺しラリアット連打からエースクラッシャー。対するサドも起き上がり際への延髄蹴りでやり返すが、続く打撃戦はましーんが制するとブルーサンダー。これをキックアウトされると今度はスティーブウィリアムス張りのドクターボム。ましーんおもむろにTOPポーズ。
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ましーんは更なる追撃を狙うが、これはサドがかわしてバッククラッカー。そこから無道を狙うが、これはましーんが持ち上げ脱出。ならばとサドはロールスルーから無道に繋げようとするが、ましーんはこれも強引に担ぎ上げつつ脱出。ここでましーんはフロントハイキックからジャンピングフロントハイキックを狙うが、これはサドがジャンピングハイキックで迎撃!
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このチャンスにサドは真剣を叩き込むが、ダメージからかカバーに遅れてカウントは2。ならばとサドはましーんを引き摺り起こすとなんとランヒェイ。これが決まるとましーんも返せず3カウント。

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試合後、戻ってきたベルトを抱きしめるサド。勝ち名乗りを上げると代表のチュパがマイクを渡そうとするが、サドはこれを拒否。そのままチュパが代わりにマイクを持つと早速次期挑戦者を募る。ここで真っ先に名乗りを上げたのは山本国鉄!しかしどうやら様子がおかしい…。
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国鉄「ちょっと違うんですけど…。こんな強いチャンピオンのいる秋葉原プロレスに所属する事が出来てとても光栄です。
なのですが…一つだけ、単刀直入に申し上げます。サドさん、貴方は凄く強いです。でも秋葉原プロレスのチャンピオンには相応しくないです。秋葉原プロレスはオタクとプロレスの融合を目指してます」
この発言にヴァサラが食い気味に「そうなの!?」
国鉄「mixi見たらそう書いてあったんです。秋葉原プロレスのチャンピオンはオタクの魂を見せ付けて、そして勝たなければならないと私は思います。サドさんの戦いぶりからはオタクの魂は残念ながら感じられませんでした。AKBの曲で入場すればオタク…チョット違うと思うんですよ。ちゃんと戦いでオタクの魂を表現しなければならないんです。もう一度言います。サドさん、貴方はとても強いです。しかし秋葉原プロレスのチャンピオンには相応しくない。
そこでなんですけど…オタクの皆様リングにご乗車頂いて宜しいでしょうか?」
ここで国鉄は低姿勢でメソ、風摩の2人を呼び込む。
国鉄「次回、メイド喫茶をこよなく愛する漫画オタクのイホ・デル・メソJr.、オタクコスプレイヤーの風摩破琉、鉄道オタクの山本国鉄、このうちの誰かがオタクの魂を背負ってベルトに挑戦させて頂きたいのですが、宜しいでしょうか?」
これに対しサドは「お前でいいじゃない」とばっさり。
サド「イの一番に手を上げたじゃん。お前来いよ、文句あんだろ?受けるからさ」
この意外な答えに国鉄が困惑しながら「私ですか…?大変光栄なんですが私の一存では…」と口ごもると観客からは「行けよ!」「行かないなら上がるな!」と檄が飛ぶ。
サド「ここにいいる皆さんに聞きます。次の挑戦者は山本国鉄で決定で宜しいでしょうか!?(殆どの観客から拍手が起こると)国鉄、こんだけの人が支持してくれてんだ。逃げられないぞ」
そう言われた国鉄は観念したか、意を決したか「宜しくお願いします」と握手を交わす。これにより12月25日のWIN葛飾エイトホール大会でのタイトルマッチが決定。しかし遅ればせながらもこれに噛み付いたのが風摩。
風摩「いつまで挑戦受けないつもりですか?旗揚げから一緒にやって来て、今日俺復帰戦でしたけど、なんでシングルやってくれないんですか?逃げてんすか?
AKBWって後に出来たベルトですよ?このAKBWのベルトが出来る前の秋葉原王と言うベルト、俺が持ってるんですよ?」
サド「お前が抜けてる間に入ってきた国鉄が、一生懸命試合して、練習して、挑戦表明してんだよ、お前の言い分なんて知った事か!!」
サドは珍しく語気を荒げ一喝すると、風摩は「今日は譲るけどさ、お前負けんなよ。その次は俺とやろう」とその場を引き下がる。
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こうして次のタイトルマッチが決定すると、チュパは続いて同じく12月25日にWINヘビー級王座に挑戦するヴァサラを呼び込む。
ヴァサラ「次のうちの防衛戦をWINのご好意…でいいのかな?行うけど、それとはまた別にWINのメイン…。聞いてる、チャンピオン?今日は正直食い足んなかったでしょ?」
これに対し解説の藤井改めハレタ・コーガンは「ちょっと食い足んないね」と一言。
コーガン「で、俺的にはお前に行くより、その前12月3日、WINタイトルマッチがあります。TATSUYA」
王者コーガンに呼び込まれ今度は12月3日のスポ戦MANIAでコーガンとタイトルマッチを行うTATSUYAがリングイン。
TATSUYA「12月3日スポ戦MANIA、全部賭けて行くから」
コーガン「全部受け止めるよ」
これを聞いたTATSUYAはなんとも言えない笑みを浮かべるとリングを降りる。
コーガン「そんで、12月25日葛飾。クリスマスはラスボス、待ってろよ」
ヴァサラ「12月25日クリスマスプレゼントに素晴らしいエンターテイメント、そしてサプライズを私からプレゼントします。そして敬愛するチャンピオン、貴方には名誉ある敗北をプレゼントします。以上」
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こうしてそれぞれのアピールが終わると王者サドが締めの挨拶へ。若干グダりつつも最後は「A・K・Bダー!」で締めて興行は無事終了となりました。


※初代にして磐石の王者であるサドと破竹の快進撃を続けるましーんによるタイトルマッチ。
多彩な一転集中攻撃を得意とするサドだが、対するましーんが大柄な選手とあってなかなか攻めきれず逆に押され気味に。一方のましーんはいつもの全日本スタイルを更に広げ、全日本ガイジンムーブまでインストールしダイナミックで力強い攻めで王者に肉薄。しかしサドは王者の意地か粘りを見せると必勝パターンである垂直落下式ブレーンバスターでもなく、無道でもなく、ランヒェイ(実況曰く。正確には相手が大きすぎて本家のようにはいかず、早めの雁之助クラッチと言った感じ)で辛勝。持ち上げられず、腕を殺しきれず、苦肉の策の末と言ったところでしょうか。
あのサドをそこまで追い込んだましーんは確かに凄かったし、予想通りの好試合だったけど、やはりここはましーんにそのまま一気に押し切ってベルトを奪取して欲しかったなぁ…と。

試合後のやり取りに関しては色々思うところはあるけど、とりあえずはサドはAKBオタクではなくプロレスオタクとしてその魂を十分見せていたし、復帰したばかりの風摩の挑戦表明については時期尚早すぎるなと。あとはリングに上がりながらも最後までほったらかしになっていたメソもアレで本当に良かったのかな…と思ったり。まぁ紆余曲折あったけど、メインストーリーから外れていた国鉄がやっとタイトルに挑戦するのは素直に嬉しいですね。


興行時間は2時間30分。エイプリルフールのアクトがOP&休憩の2回あったので実質は2時間ちょいか。UWF&健プロ関係者が多数関わっていたからか、他団体参戦で身につけたノウハウからか、非常に進行がスムーズだったのが印象的。
カードもメイン以外は秋プロvs他団体と言う図式でしたが、きちんと秋プロならではの魅力あるカードが組まれ、且つ他団体の選手に食われ過ぎずに好試合が連発したなんとも完成度と満足度の高い興行でした。



【おまけ】8月以来のレッスルアリーナでしたが、あの時のような怪しいLEDライトではなかったものの、それでもちょっと撮り難くなっていたような。新しいデジカメだとシャッタースピード優先が使えないので已む無く以前のデジカメで撮影。と言う事であんまり良い写真が撮れなかったのが残念です。
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