アマチュアプロレスWINの12月興行。今回は年内最後の興行とあってか豪華な顔ぶれが揃った全8試合+ゼロングショー拡大版+プレゼントコーナーとやたらとボリューム満点。

観衆は90名くらいで、今回もひっそりと人食い義生の姿が。

スマホを購入したばかりのワンダーによる世間話、見所紹介からオープニングへ。

オープニング:ゼロングショー

DSCF4913DSCF4920DSCF4934
まずはツインテのお姉さん(恐らく本職)が登場し前説。その前に館内実況担当のワンダーが子供は危ないので最前列に座るのを控えるように誘導していたのにも関わらず、子供を前に座らせようとするのはまぁご愛嬌。お姉さんの動きにワンダーがリンクしたりする中、典型的なヒーローショー的OPから本編へ。

クリスマスバージョンのマッチョ大佐&戦闘員がモデルウォークで登場すると、クリスマスの夜に何をしていたかなどの世間話を開始。ほどほどのオチがつくと、気を取り直して「貼られた者が洗脳されてしまう」シールを使い、手始めにセコンドのSAGATや平田明を洗脳。
苦笑いするSAGATを上田馬之助にして暴れさせて、一方の平田をジャイアント馬場にしてそれを止めさるという実験をすると、いよいよ本来の目的である「未来ある子供を洗脳」する為に客席から子供を拉致。
DSCF4955DSCF4968DSCF4971
しかし子供を拉致してシールを貼るも、マッチョの命令が『北国の春』を歌えだの立川談志の真似で『芝浜』をやれだのハードルが高すぎて子供たちも対応できず。怒ったマッチョ大佐は止めに入るお姉さんもまとめてデスバル研究所で直接洗脳しようとする。
ここでお姉さんはゼロングに助けを求めるが、マッチョ大佐曰くゼロングは千住大橋でスノーマンと対決しているので来れないとのこと。しかしここで代わりに現れたのはゼロングスパーク!
DSCF4979DSCF4983DSCF4990
スパークはローリングソバットやドロップキックなど軽快な動きで戦闘員を蹴散らすとお姉さんらを救出し、マッチョ大佐と対峙。しかしマッチョ大佐の「今日はせっかくのクリスマスだから戦争をやめて、クリスマスを楽しみましょうよ」の言葉を信じて不意打ちを喰らってしまう。絶体絶命のスパークだったが、子供達の声援を力に変えて光るベルトと共に復活!
DSCF4996DSCF4999DSCF5007
改めてスパークは戦闘員を蹴散らすと、マッチョ大佐と真っ向勝負。互角の攻防を繰り広げるが、スパークの軽いビンタにマッチョは一発でダウン。マッチョ「顔はやめてよー!」
最後は浅井DDT風のスパークプラズマエクスプロージョンでマッチョ大佐を見事撃退。マッチョ大佐は「クリスマスなんだからちょっとは手加減してよ!」と捨てセリフを吐いて退場。
スパーク「仮面の守護者スパーク、葛飾の平和は俺が守る!奴らが現れたらいつでも呼んでくれよ、メリークリスマス!」
DSCF5014
最後はED代わりにスパークの主題歌を歌う人が生歌を披露し、ゼロングショー特別版終了。


※特別版として行われた今回のオープニングゼロングショー。機材もスタッフもやたら豪華で、今までのゼロングショーの中で一番本物のヒーローショーに近い内容でした…が、さすがにトータル30分は「大きな子供」としてはちょっと長かったかも。でも「小さな子供」達はかなり喜んでいたので良しと言う事で。

ちなみに一番印象的だったのは本職のお姉さん以上に立て板に水の台詞回しを見せたマッチョ大佐。動けるし、あのマッチョボディだし、中の人はいつでもその手の世界に行けるんじゃないかな…と。いやマジで。


@WIN代表DRAGON RYUGAの挨拶

DSCF5018
RYUGA「本来でしたら防衛戦の予定だったんですけど、あんま大きい声で言えないんですが、怪我しちゃいまして。右ひじの靭帯を損傷してしまってますので、今日ちょっと申し訳ないんですけど試合の方に出れないんでサ、ポートの方に周りたいと思います。なんかゼロングは情報によるとスノーマンを倒してこっちに向かっているそうなので、後で来ると思いますのでお待ちください」
そんな感じでちょっと軽めの言いまわして欠場の挨拶をするRYUGA。ちなみにゼロングは休憩時間中に到着し、ファンとコミュニケーションを図っていました。


第一試合:コングvsキング・オブ・草プロレスリング
〇KONG-T(HBK)[12:40 胴絞めスリーパーホールド]邪馬屠(RAW)

DSCF5027DSCF5033
今回KONGはラダー無しで登場。対する邪馬屠はクリスマスらしく『ラストクリスマス』+いつもの曲の特別リミックスで登場するとKONGと睨み合い。裁くレフェリーは「しゃがれ」
実況はワンダーが担当するが、解説席にはなぜかぬいぐるみのピ〇グー…ことハレタ・コーガンが。ピングーなコーガンはやたらと甲高い声で「今年買った…の価格が気になるよ!」と見所?を語ると、見るに見かねた本物のコーガンが解説席へ。コーガン「ちょっとやめてください、嫁も見てるんでブログとか。…皆さんどうですかこの茶番?」

KONGの握手を邪馬屠が嫌い試合はスタート。早速ワンダーが「本日はWINクリスマス大会、ゼロング大虐殺ショーにお越しくださりありがとうございます」「今日は色んなゼロングの大虐殺ショーが見れますよ」「両ゼロングが…」と茶化すが、その横で無表情ながらじっと試合を見つめるDRAGON RYUGA。
DSCF5077DSCF5080DSCF5081
一度目のロックアップはKONGが、二度目のロックアップは邪馬屠が押し込むが、KONGは体勢を入れ替え場外へ投げ飛ばすと場外戦へ。早速場外ブレーンバスターを決めたり、コーナー代わりの審判台が倒れるくらいの勢い叩きつけたり、イスに投げ込みぶちまけたりと大暴れするKONG。
リングに戻ったKONGはバックを取ってテイクダウンするとヘッドロック、袈裟固め、リストロックを狙う邪馬屠を強引に押し倒してのギロチンドロップ、背負い投げ、フェイスロックとたたみ掛けるが、対する邪馬屠はこれを堪えると、場外への背負い投げで脱出。
ここで邪馬屠はお返しとばかりに最前列のイスを一気に駆けて「レッグラリアート!」を食らわすと、イスの上から「レッグラリアート!」と叫びつつエルボードロップを連発し一気に形勢逆転。
DSCF5087DSCF5091DSCF5100
DSCF5102DSCF5103DSCF5110
立ちはだかりリングインを阻止する邪馬屠。どうにかリングに戻ったKONGはハンマーパンチで動きを止めると急角度投げっぱなしジャーマン、串刺しバックエルボー、レッグラリアートをキャッチしてのスパインバスター、フロントネックロック、サイドスープレックス、後頭部ドロップキック、ハイジャックバックブリーカーからのパワーボムと大技でたたみ掛けるが、邪馬屠はいずれもカウント2でキックアウトすると場外で持参した炭酸を飲んで小休止。ここでワンダーは間を繋ぐべく提案して却下されたと言うゼロングスパークのEDテーマを紹介しようとして未遂に終わる。
DSCF5121DSCF5130DSCF5140
リングに戻った邪馬屠はバックを取ってダウンを奪うと左足にニードロップや張り手を連発。そのまま監獄固めに捕らえるが、KONGは頭突き連発でこれを脱出。意地になった邪馬屠は頭突き合戦を挑むが、KONGの強烈な頭突きの連発に先に折れてしまい急所パンチからの首固め。カウントは2。ここでKONGは邪馬屠に背を向けてスタスタと本部席に向かうとなにやら漁るが、これはワンダーが阻止。
リングに戻ったKONGは邪馬屠を急襲するとボディスラムからゴーグルを装着してのパールハーバースプラッシュ。しかしカウントは2。
DSCF5152DSCF5154
DSCF5155DSCF5157
ならばとゴッチ式パイルドライバーを狙うが、これは邪馬屠がリバースプレスで阻止。KONG、垂直落下気味のブレーンバスターから逆エビ固めに捕らえるが、これは邪馬屠がエスケープすると、セコンドからペットボトルを受け取りKONGの顔面に噴射!
これでKONGの動きを止めた邪馬屠は「レッグラリアート!」と叫びつつドロップキック、ミサイルキックを連発すると、片膝状態のKONG目掛けてスリングブレイド式胴絞めスリーパー。これががっちり決まるとKONGもたまらずギブアップ。


※「小豆沢の残虐超人」邪馬屠にKONGが挑んだ一戦。パンフレットには「邪馬屠が挑戦状を叩き付けた」とあったが、ワンダー曰くどうやら某スタッフの捏造だった模様。

序盤から派手な場外戦や豪快な投げ技など、組み立てを考えずとにかく勝ちに行くKONG。しかし邪馬屠はこれを冷静にしっかり受けきるとイス上を駆けての「レッグラリアート!」や急所攻撃、水噴霧など邪馬屠らしい動きでペースチェンジし攻め切らせず。
カタい頭突き、PHS、垂直落下風ブレーンバスターととにかく遮二無二に持てる技を全て出し切るKONGでしたが、最後は各種レッグラリアートからのスリブレ式胴絞めスリーパーで邪馬屠の勝利。終わってみれば打撃戦が全くといっていいほどなかった邪馬屠にしては珍しい試合でした。

秋葉原プロレスでのガッキー戦くらいまで邪馬屠を熱くさせる事は出来なかったものの、それでもKONGにとしては今までで一番健闘した試合だったように思います。


第二試合:小川力斗 試練の三番勝負第二戦
×小川力斗[10:30 ダイビングボディプレス]風摩破琉〇(秋葉原)

DSCF5166DSCF5172DSCF5178
風摩の握手を小川が蹴って拒否し試合開始。
DSCF5193DSCF5196DSCF5201
共に空手出身とあって蹴り合い裁き合う両者。風摩は足を刈ってダウンを奪い逆エビ固めを狙うが、これは小川が堪えエスケープ。再び蹴り合いから風摩がヘッドロックに捕らえるが、小川はリストロックで切り返すとトライアングルランサー。風摩どうにかロープエスケープ。
DSCF5220DSCF5234DSCF5238
蹴り合いから小川を捕らえた風摩はニーリフトで動きを止めると胸板へのローキック、スクリュー式ギロチンドロップ、延髄蹴り、サッカーボールキック、フェイスロック、ドロップキック、ビクトル式IVニーロックと攻め立てるが、これは小川がリングエスケープ。
解説の和田「これは膝が決まってますね」
実況のSHIDARA「技名はなんですか?それじゃ解説にならないじゃないですか!私としては的確に実況したいんですけど…」
対する小川は後ろ回し蹴りで動きを止めると首筋への手刀からスリーパーで反撃。
DSCF5255DSCF5264DSCF5275
打ち合いからブサイクへの膝蹴りをクリーンヒットさせた風摩は押さえ込むがカウントは2。風摩のローキック、ハイキックに対し正拳突きで応戦した小川は強烈なバズソーキックからチキンウィングフェイスロックに捕らえるが、風摩はこれを背負い投げで脱出。
風摩がSTOを決めれば、小川も中段蹴りからのDDTで応戦。流れを掴んだ小川は体勢不十分ながらもフィッシャーマンSHを決めるとニールキック、後ろ回し蹴りから足を絡めてフォール。しかしカウントは2。
小川の蹴りをキャッチした風摩はドラゴンスクリューを決めると顔面への強烈なハイキックからダメ押しのダイビングボディプレス。これが決まると小川も返せず3カウント。

試合後、3カウントを取られた小川は意識が飛んでいたか、いきなり飛び起き距離を取るが、そんな小川に対し風摩が握手を求めると、状況を把握したか小川は悔しげな顔を見せつつも握手に応じた。


※空手をバックボーンにしている両者によるシングルマッチ。空手にプロレスを取り込んだスタイルの小川に対し、一方の風摩はこの日はプロレスに空手を取り入れたスタイルで応戦。

試合は8割が蹴り合いで合間合間にプロレス技が挟み込まれるという感じでなんとも単調な展開に。共に意地になったかとにかく蹴りに拘り、激しい蹴りで体力を削りあう中、最後はかなり強烈な顔面ハイキックからダイビングボディプレスで風摩が勝利。なんと言うか共に課題が残った一戦だったかなと。

あと実況解説に関しても思うところはあるんですが…そこら辺はそれぞれ察して頂ければと。


第三試合:美少年と不思議の国のバトルロイヤル
〇レッドアラート中野(RAW)[15:30 延髄蹴りwith一斗缶]悪魔猫キャットン×(拝銀主義舎)
退場順:ケンタDXに似た人(RAW?)、Mr.XXX(WIN)、私服TATSUYA(フリー)、冥土ましーん(秋葉原)

DSCF5296DSCF5298DSCF5305
DSCF5309DSCF5327
美少年こと中野とその他大勢と言う図式のバトルロイヤル。しかしこの日出場予定だったヒポゲレーロが急遽欠場となり、代わりに観客として来ていたTATSUYAが拉致られて強制的に参加させられる。嫌がるTATSUYAだが、靴はレスリングシューズ。
出場選手の中野は一斗缶、ましーんはまどマギのきゅうべえのぬいぐるみ、キャットンはモーニングスター&大きな袋を持参。これを見ていた解説の「三鷹市在住で今はたまに頑固プロレスを見る程度のプロレスファン」の西村さん「ガンダムハンマー的な。武器セットにしかついてないって言う…300円のね」プレゼントを配るキャットンを見て「貰っちゃダメですよ、悪魔のプレゼントです。呪われます」
レフェリーのKONG含め全員が揃うと実況のワンダー「森嶋(TATSUYA)、SSマシン、真琴(中野)に猫に葛西もいて非常に豪華ですね!」「ここで次の選手、SGワンダー入場!…しませんね。」

ちなみにルールはOTRなし、反則裁定多分なし、場外カウントは気まぐれ、とりあえず最後まで勝ち残った選手が勝利と言うなんとも曖昧な…て言うか実況解説の言うがままのものに。
DSCF5331DSCF5333DSCF5345
試合が始まるとそれぞれが攻防を開始。ボディスラムやらチョップ合戦やらやりあう中、ましーんに対し中野が一斗缶で殴打するとキャットンがダイビングボディプレスで追撃。押さえ込むがこれはなぜか中野がカット。
ワンダー「冥土ましーんからパンチラと言う嬉しいクリスマスプレゼントが拝めそうですね!たっぷり拝んでください」
西村さん「僕知ってますけど、男ですよ?」
DSCF5367DSCF5368DSCF5372
場外戦からイスを使ったりコーナーを使ったりして暴れまわる中野。キャットンとTATSUYAの連携やら、中野の一斗缶へのDDTやらなんやかんやある中、TATSUYAのチョップ連発を耐えた中野はレフェリー含む全員を投げ飛ばすと欽ちゃんジャンプ。西村さん「えー」
DSCF5382DSCF5398DSCF5400
ここでキャットンは客席にいたケンタDX…に似た人を連れ込むが、ケンタは「わかんねーよ!」と困り果てて全員を攻撃。「僕も参戦します!」と参戦宣言し中野に逆落としを決めるも、全員に押さえ込まれさくっと3カウント。
続いてTATSUYAとXXXが打撃戦を展開するが、TATSUYAのジャーマンを堪えたXXXはローリングクラッチ。ここで他の選手が群がるとそれぞれを押さえ込み3カウント。XXX&TATSUYA退場。
DSCF5404DSCF5418DSCF5426
キャットンがセコンドのリヴァーサル沢を連れ込めば、中野もSAGATを連れ込むが、SAGATは関わりたくないとばかりに中野を投げ飛ばすと、試合に加わろうとするリヴァ沢を強制連行。
中野はドロップキック、ミサイルキックとたたみ掛けるが、続くキャットンとのダブルブレーンバスターはましーんが投げ返してしまう。
ワンダー「3、2、1、ボスコニアン入場!」
西村さん「ないない。そもそも3、2、1って形式じゃないし」
ワンダー「私が主催者だったら、この場をどうにかする為に誰かを投入すべきだと思います。3、2、1、ゼロング入場!

…こうやってセコンドについてる選手を1人1人上げていけば誰か調子に乗った奴が入るんじゃないかなと」
そんなこんな言っている間に、キャットンは逆エビ固めを決めるましーんに加勢すると見せかけて首固め。カウントは2。
DSCF5429DSCF5443DSCF5451
ここでキャットンは中野を連れて場外を所狭しと走り回るとひな壇上の窓に叩き付けるが、なぜかここで観客として来ていたタイガー・ベットシーンが巻き込まれてしまう。ベッシンは中野を一斗缶で殴打し、遺恨深まるリヴァ沢とやり合うが、これまた「関わるな」とばかりにSAGATが2人を引き離す。
一方リング上では中野による一斗缶を置いてのフロッグスプラッシュ、きゅうべえを置いてのキャットンのボディプレスを連続で喰らったましーんがなんやかんやで3カウント取られ退場。ワンダー「対戦相手は間違ってもいいけど、進路は間違えるなよ!」
DSCF5466DSCF5471DSCF5477
キャットンは中野を場外に追いやり立ちはだかったり場外でボディスラムで投げたりすると、リング内で正座して待ち構える。ここではちゃんと場外カウントを数えるレフェリー。
既に15分を経過した時点で今更手四つから力比べをする中野とキャットンだったが、中野は強引に押し倒すと「思い出したかのように」一斗缶を被せて延髄蹴り。これが決まるとキャットン返せず3カウント。
西村さんが「えー」と言う中、地味にデビューから初勝利を上げた中野は喜びながら退場。一方のキャットンは身内を襲ったり、持参した袋を自らの首に巻きつけたりとひとしきり暴れてから退場。
ワンダー「お客さんのアンケートが楽しみです」
西村さん「忌憚のない意見をお願いします!」


※美少年&色物によるカオス過ぎるバトルロイヤル。内容は6月のマネーインザバンクロイヤルランブル以上にgdgdな内容に。ここまでまとまりがなくてアレな試合は久しぶりに見たわ。
行き当たりばったり、思いつき、ノープラン、神頼みも良い…かもしれないけど、とにかく最低限としてルールくらいはきちんと決めておいてもらいたいものです。

個人的には西村さんが時々呟いてた「えー」ってのがオモロ(西村さん的言い回し)。て言うかワンダー&西村さんがいなかったらどれくらいの惨劇になっていたんだろう…想像するだけで恐ろしい。


第四試合:メロンと西瓜
×プリンス石井[14:30 パワーボム]吸いカップ健遅漏〇(健康)

DSCF5505DSCF5522DSCF5527
試合開始前に30分1本勝負が15分1本勝負に訂正。
間の取り合いから石井がロックアップで組みに行くが、これは健遅漏が拒否し払いのける。健遅漏は相変わらず視線を合わせぬまま手四つに誘うが、石井もこれには付き合わず。
再び間の取り合いから一気にロックアップに行くが、健遅漏はバックに回って投げ捨てると強烈な重爆ストンピングから低空ドロップキックで場外に蹴落とす。そして石井がリングに戻ってくると何事もなかったかのように手四つに誘う健遅漏。
石井はこれに答え手四つの体勢に入るが、これは健遅漏が力で圧倒すると鉈のように背中に振り落とすストンピングからエグい逆片エビ固め。石井リングスケープ。
DSCF5539DSCF5554DSCF5568
健遅漏はリストロックから左腕へのエルボードロップ、リストを取ったまま顎を蹴り上げると重爆ストンピング。たまらず石井が場外にエスケープすると健遅漏はゆっくり歩み寄り、頭を鷲掴みにして「ほらしっかりしないと、石井さんしっかりしないと」と冷淡な口調で石井を挑発。これはマジで怖い…。
リングに戻った健遅漏は石井をグラウンドに引き込むと石井のわき腹にニーリフト、背中に張り手の雨あられ。カメになって耐える石井をバックを取っていとも容易くひっくり返した健遅漏は肘で顔を圧迫してからエグいストンピングを連発。そして起き上がると再び手四つに誘う。石井、これに付き合わず組みに行くが、健遅漏はこれを切り返しグラウンドに持ち込むと再びカメの状態になる石井にニーリフト。
文字通り手も足も出ない石井に対し健遅漏はとにかく踏みまくると石井は必死に足にしがみ付くが、健遅漏は構わず振り払うと袈裟固め。
DSCF5580DSCF5587DSCF5589
これをどうにか逃れた石井は渾身のエルボーを叩き込むと思わずよろけて場外に出る健遅漏。石井はすぐに追いかけると大の字になった健遅漏の顔を何度も蹴っ飛ばすが、健遅漏は大の字のまま挑発を続ける。ならばと石井が「クソぉ!」と踏みつけ蹴り飛ばすと、健遅漏はムクリと起き上がりイスに投げつけたり、引きずり回して踏みまくったりと10倍返し。しかし一旦リングに戻って場外カウントをリセットするなど冷静さは失わず。
DSCF5604DSCF5624DSCF5632
リングに戻った両者はチョップとエルボーで打撃戦。これを制した石井は顔面への三沢式ステップキック連発からエルボードロップ、マウントエルボー、健遅漏のような踏みつけるストンピング、セントーン、顔面ドロップキック、ニードロップ連発と間を作らず一気呵成に攻め立てる。ここで石井はコーナーに登るが、健遅漏はコーナーを蹴り飛ばし動きを止めると、カウンターのバックエルボーから壁に投げつけバックエルボーを連発し形勢逆転。
DSCF5640DSCF5641DSCF5649
リングに戻った健遅漏はブレーンバスターから顔を膝で、口を手で押さえて押さえ込むがカウントは2。続いてパワーボムを狙うが、これは石井が切り返しタイガードライバー狙い。互いに切り返しあうが、これを制したのは石井のリバースタイガードライバー気味のタイガードライバー!
DSCF5660DSCF5663DSCF5666
セコンドのワンダーが必死に檄を飛ばす中、石井はローリングエルボーを放つが、これは健遅漏が打撃で迎撃。しかしなおも石井はエルボーを叩き込みダウンを奪うとタイガードライバ狙いー。これを堪えられてもタイガースープレックスで投げ飛ばすと、改めてタイガードライバー。カウントは2。ならばと石井は渾身のエルボーを狙うが、これは健遅漏がラリアットで迎撃してしまう。
DSCF5671DSCF5672DSCF5676
石井も負けじと延髄へのエルボーを叩き込むが、健遅漏は至近距離のラリアットで動きを止めると、残り1分ながらも無理やり引き起こしてのバックドロップ3連発から駄目押しのパワーボム。これが決まると石井も返せず3カウント。


※「WINのエース」石井が「00年代学生プロレス最強の男」健遅漏に挑んだシングルマッチ。年内最終興行ながらもWIN認定世界ヘビー級選手権に挑戦せずこのカードを組んだのは本人たっての希望があったからとの事。

序盤は健遅漏が自らのペースを貫きつつ、シンプル且つ重くエグい攻撃で石井を完膚なきまでに叩きのめす。場外戦の攻防でどうにかやっと健遅漏に火をつけた石井でしたが、それでもやっぱり本気にさせるどころか、健遅漏と同じ目線に立つ事すら出来ず。
自慢のエルボーを皮切りにタイガースープレックスやタイガードライバーで反撃に出る石井でしたが、それらをしっかり受けきった健遅漏は試合終了間際でラッシュを仕掛けパワーボムで完勝。

石井も十分健闘したと思うけど、登り調子の石井を健遅漏がはるかに凌駕し、その強さと怖さと実力差をを改めてまざまざと見せ付けた試合でした。


@休憩&クリスマスプレゼント抽選会

DSCF5681
休憩の時間を使ってクリスマスプレゼント抽選会。一方、それと同時に邪馬屠と中野らがRAWのDVDを配って歩くが、どうやら多く作りすぎたらしく担当したワンダーを叱責する邪馬屠。でも子供達に写真をせがまれると思わずはにかんで応じてしまうところがまた邪馬屠らしい。小豆沢では絶対に見れない貴重な光景でした。


第五試合:スペシャルシングルマッチ
〇アウトサイダー根岸(UWF-OB)[11:20 エビ固め]マッチョマイケルズ×(フリー)

DSCF5698DSCF5701
裁くレフェリーは人造人間17号風の「アンドロイド17」
DSCF5719DSCF5725DSCF5751
まずはマッチョがロックアップからコーナーに押し込みクリーンブレイク。二度目のロックアップは根岸がカウンターのアームホイップで迎撃するとグラウンドの攻防から手首の取り合いへ。根岸はカニバサミでテイクダウンするとデスロックからうつ伏せのマッチョをひっくり返して腕ひしぎ逆十字固め。マッチョも切り返しグラウンドヘッドロックに捕らえると手首の取り合いからドロップキック。しかしこれは根岸があっさりかわしてヒットならず。
手四つからスタンディングのまま腕を固めた根岸は腕投げから左腕へのニードロップで腕攻めへの布石を打つ。対するマッチョはヘッドロックからテイクダウンしてマッチョポーズ付きリバースインディアンデスロックからSTFを決めると押さえ込み。カウントは2。
DSCF5762DSCF5781DSCF5783
組みに来るマッチョを脇固めで迎撃した根岸は両足を伸ばしたままで固定してのアームバーから腕へのリバースインディアンデスロック、変形裏十字固めと得意の腕攻めを開始。マッチョがこれを逃れると根岸は場外に出て間を外し自らのペースをキープ。
リングに戻った根岸が腕を狙いに行くとマッチョは足を刈ってテイクダウンするが、根岸はすかさず下から捕らえて腕ひしぎ逆十字固め。逃れようとするマッチョに合わせて流れるように腕攻めを仕掛ける根岸。腕へのニードロップ、スピニングアームロック、倒れこみ式の変形アームバー、押さえ込みを何度も切り返してのキーロック、断崖式腕ひしぎ逆十字固め、リング内へのランニングアームブリーカー、腕へのドロップキック、場外でのショルダーアームブリーカー&腕投げ、腕へのフライングショルダーアタックと執拗且つ多彩な腕殺しでマッチョを圧倒。
DSCF5787DSCF5819DSCF5821
対するマッチョは脂汗を流しながらもこれを耐え続けるとタックル合戦からスイートチンミュージック。押さえ込むがカウントは2。ならばとマッチョはコーナーに叩き付けた上でコーナーに登ると「御柱落とし行くぞ!」と新技を予告。そのまま飛びつき式前方回転エビ固めで丸め込む…が、根岸はこれを切り返し押さえ込み。これが決まるとマッチョ返せず3カウント。


※当初はDRAGON RYUGAとのWINジュニアヘビー級選手権試合が予定されていたものの、RYUGAの怪我による欠場により延期。その代わりに組まれたのがこのマッチョとの異色のシングルマッチ。なぜ対戦相手がマッチョになったか不明ながらも、色々な意味で楽しみなカード。

試合は根岸がマッチョワールドに飲み込まれず、終始自分のペースを貫きながら得意の執拗で多彩な腕攻めでマッチョをコントロールし続ける。防戦一方のマッチョが起死回生のスイートチンミュージックから新技を狙う…も、根岸はこれも冷静に切り返すとそのままあっさりと3カウント。
正直、根岸の上手さだけが印象に残った試合だったかなと。

あと個人的には実況の変珍氏の「空かない引き出しと空いてない引き出しでいっぱいのタンス、どちらかと言うと寄木細工みたいですね」「ひらめき、ひらめき、野生、その場しのぎ!」と言うマッチョ評がツボでした。


セミファイナル:WINタッグタイトル次期挑戦者決定戦
×ウメタロウ&マッキー(健康)[16:00 首潰アスレチック]SAGAT〇(RAW)&リヴァーサル沢(RAW)

DSCF5831DSCF5843DSCF5851
SAGAT&リヴァ沢のRYBは共にペイントをして登場。リヴァ沢は一時期のCIMA風で、SAGATはアピールそのものは矢野啓太ながらもペイントはスティング風。対戦相手のウメタロウはこの時点で既に胸板が真っ赤。練習中のものなのかはたまた何かの気合の現われか。
実況解説はワンダー&邪馬屠&中野のRAWトリオ。でも邪馬屠は完全にRAW押し…と言うか小豆沢の時と同じくガヤ担当。一方の中野は飯伏みたいに「そうですね」「痛そうですね」の一点張り…と共にあまり解説としての役割は果たせず。片やセコンドのケンタDXはコスチュームをつけてご満悦と、もはやRAW勢やりたい放題w
DSCF5854DSCF5871DSCF5891
先発はウメタロウとリヴァ沢。最初のロックアップはウメタロウがボディスラムで投げ飛ばす。続く手四つはリヴァ沢が左腕にエルボースマッシュを叩き込むと腕へのデュランダルと腕攻めを仕掛けるが、対するウメタロウはテイクダウンして足を取ると監獄固めで応戦。
邪馬屠「蹴りが得意なんだから足を狙えばいいのに。でも一転集中は試合が面白くなくなっちゃいますね。思いつきで色々やった方がいい」
ワンダー「聞く人間を間違えましたね」
邪馬屠「レフェリー見えるように!見えない!レフェリーどいて!!」
リヴァ沢は下からパンチを打ち込みこれを逃れるとバックマウントからパンチを連発。しかしウメタロウもミドルキックでやり返すと裏投げで投げ飛ばしカバー。カウントは2。
ウメタロウはヘッドロックからミドルキックを連発するが、リヴァ沢は蹴り足をキャッチするとテイクダウンしてギロチンドロップ。続けてエルボースマッシュを連発すると、自コーナーに投げつけSAGATがボディアタックで迎撃。
DSCF5905DSCF5909DSCF5916
DSCF5918DSCF5926DSCF5935
SAGATのサイドスープレックス、エルボードロップ、背中へのダブルニーアタック、RYBのサンドイッチサッカーボールキックと攻め込まれるウメタロウだったが、蹴り足を捕らえてのドラゴンスクリューで一矢報いるとようやくマッキーとタッチ。
マッキーはウメタロウとのハイジャックパイルドライバーを決めると、フライングメイヤー連発から連続フォール。ただでさえカウントがやたらと遅いレフェリーを見ていた邪馬屠は「ねちっこいけどあまりレフェリーに仕事を増やさない方がいいと思います」
マッキーはスリーパーから得意のエルボースマッシュを連発するが、追撃はリヴァ沢がチンクラッシャーで阻止するとツーステップ式後頭部ドロップキック。そこから胴絞めスリーパーに移行するとマッキーの動きに合わせて腕ひしぎ逆十字を狙うが、これは邪馬屠が「この試合誰もカット行かないですね。UWFインターのダブルバウトみたいですか?もっとタッグマッチを考えた方がいいですよ」と指摘した矢先にウメタロウがカット。
DSCF5955DSCF5959DSCF5965
ここでウメタロウのカニバサミからマッキーがエルボードロップを決める三沢&小川連携を見せるとウメタロウが裏足4の字固めで捕獲。すかさずSAGATがリングインするが、ウメタロウはローリングソバットでしっかり迎撃。しかしSAGATも怯まずブルーサンダー風に投げ捨てるとウメタロウを担いで攻撃を狙うが、これはマッキーがドロップキックでアシストして阻止。
ウメタロウはここで飛びつき式腕ひしぎ逆十字固めを仕掛けるが、これはリヴァ沢がカット。ウメタロウ、リヴァ沢を担いで無造作にコーナーに投げつけ排除するとマッキーと共にSAGATにダブルブレーンバスターを狙うが、これはSAGATが投げ返しリヴァ沢とタッチ。
DSCF5971DSCF5976DSCF5985
DSCF5987DSCF5994DSCF5995
リヴァ沢はミドルキック、DDTからダイビング鉄槌を決めるがカウントは2。マッキーの前でカウントするレフェリーを見ていた邪馬屠は一言「レフェリーがカットを邪魔してますね」
リヴァ沢の反撃を堪えたウメタロウがコブラツイストを仕掛けると、マッキーもSAGATをカットし同時にコブラツイスト。ウメタロウは更にグラウンドコブラに捕らえるが決め切れず。するとここでウメタロウはリヴァ沢を相手コーナーに投げつけるとSAGATを呼び込む。
ウメタロウの蹴りを受け止めたSAGATはニーリフトから溜めに溜めてのターボドロップを決めるとパワーボム。しかしウメタロウはこれをキックアウトするとお返しのキャプチュード。
代わったマッキーはミサイルキックから綺麗な弧を描くジャーマンSHを決めるが、これはカウント2。邪馬屠「実質3.2でしたね」
ここでウメタロウがリングインしリヴァ沢をバックドロップで投げ飛ばすが、そのまま場外戦となると今度はリヴァ沢がひな壇最上段からプランチャ敢行!邪馬屠「向こう見ずとしか言いようがないですね…」
DSCF6004DSCF6008DSCF6012
これで流れを掴んだRYBはSAGATの阿吽のセットアップからのサッカーボールキック、ウメタロウの上へSAGATがリヴァ沢をブルーサンダー、サンドイッチミドルキックと連携攻撃。SAGATはカットに入ろうとするマッキーにゴアを食らわし分断すると、ウメタロウを担いでアバランシュプレス&リヴァ沢のダイビング鉄槌の合体攻撃。これが決まるとウメタロウも返せず3カウント。

試合後、勝ち名乗りを上げるRYBだったが、あまりにも酷いレフェリングをした「アンドロイド17」をフルボッコ。一斗缶で殴打するとさっさと退場。邪馬屠最後に一言「自業自得ですね」


※RYBとウメマッキーによるタッグタイトル次期挑戦者決定戦。元々はタッグタイトル戦の予定だったような気もするがどうやら次回へ持ち越しの模様。

序盤はウメタロウとRYBによるシングルマッチのような攻防が展開。邪馬屠のカットへの突っ込み辺りからようやくタッグマッチらしい攻防へと展開するが、それでも単体の攻防が多め。ウメマッキーはキャリアで勝りタッグ屋でもあるマッキーが司令塔になるも、一方のウメタロウが出ずっぱりでローンバトルを繰り広げる事に。対するRYBは連携攻撃を多用するもののタッグと言うよりかはさながら同時にシングルをやっているような感じで試合を展開。
決してかみ合ってない訳ではないんだけど、決定的に何かが足りてなかったように感じた試合だったかな…と。何かを上手く説明できないけど。

あと試合後に制裁を加えられたレフェリーでしたが、生真面目に一々確認してからカウントとる為にカウントが遅れてしまい、選手や観客にフラストレーションを与えてしまったのが一番の問題だったかなと。
経験が浅いからと言ってしまえばそれまでだけど、とりあえず小川を含めてレフェリングをする可能性のあるWINの選手たちはみっちりレフェリーを学んだ方がいいんじゃないかな、と言うのが個人的な意見です。


ダブルメインイベント1:AKBW無差別級選手権試合
〇サド(秋葉原)[15:30 垂直落下式ブレーンバスター]山本国鉄×(秋葉原)

DSCF6029DSCF6030
国鉄はThe Blue Heartsの『Train Train』、サドはAKB48の『ポニーテールとシュシュ』で登場。裁くレフェリーは「お前平田だろ」
DSCF6041DSCF6046DSCF6053
DSCF6055DSCF6056DSCF6063
両者握手を交わし試合開始。まずは国鉄が指差し確認からロックアップ、ヘッドロックに捕らえるが、サドは足を取ってテイクダンすると一旦距離を取る。二度目の指差し確認からロックアップに捕らえた国鉄はリストロックを切り返すと腕を掴んだまま逃げ場のないミドルキック。
手四つの力比べを巴投げで投げたサドは、腕を離さずクロスさせて絞め上げようとすると、ヘッドシザースで切り返そうとする国鉄の両足を掴んで立ち上がりアンクルホールド。そこから袈裟固めを狙うと国鉄がヘッドシザースで切り返すが、サドは頭を抜いて逃れるとデスロック。国鉄すかさずリングエスケープ。
DSCF6071DSCF6079DSCF6083
DSCF6089DSCF6099DSCF6104
前蹴りで牽制する国鉄の足を掴んだサドはテイクダウンすると、足で脇を踏んで固定しながらのアンクルホールド。そこから逆片エビ固めに捕らえるが、国鉄リングエスケープ。
サドは足を取りながらの腕投げでテイクダウンすると足を4の字に決めて足で固定しながら腕も絡めるという複合関節技で国鉄の全身を痛めつける。更に腕投げから国鉄の動きに合わせて腕固め、脇固め、両腕を固めての変則的な逆片エビ固め、グランドクロスと多彩な足攻めで国鉄の足を壊しにかかる。
どうにかこれをしのぎ切った国鉄は正拳突きで動きを止めると、足を取りに来るサドを切り返しマウントエルボー。しかしサドはこれも切り返すと裏膝十字固め。国鉄リングエスケープ。
DSCF6131DSCF6139DSCF6149
ここでサドは串刺し攻撃を狙うが、国鉄は前蹴りで迎撃するとブルドッキングヘッドロック。ようやく流れを掴んだ国鉄は敬礼式ヘッドバット連発から「起きてください、終電です」とダイビングクロスチョップ、波打つような膝突き式パワーボム、敬礼式コブラツイスト、青春18キック、スイッチバック式ブルドッキングヘッドロックと新たなムーブを加えつつ自身の得意技を連発。しかし続くリバースプレスはサドが剣山で迎撃してしまう。
国鉄のジャンピングキックをかわしてコーナーに自爆させたサドは高速ブレーンバスターから腕ひしぎ逆十字固め、脇固めに捕らえるが、これは国鉄リングブレイク。国鉄、一回場外に出て呼吸を整える。国鉄、アナウンス口調で「暫くお待ちください」「お待たせしました」
DSCF6166DSCF6168DSCF6175
DSCF6179DSCF6182DSCF6187
リングに戻った国鉄は打撃戦からモンゴリアンチョップを叩き込むが、サドは痛めた左足にローキックを叩き込み動きを止めると側頭部へのドロップキック。しかし国鉄も体ごとぶつかるショルダーブロックから首固め、逆さ押さえ込みと丸め込みを連発しサドの勢いを削ぐと、一本足頭突きからサドが垂直に刺さるほどのDDT連発。そしてトドメとばかりに敬礼式ダイビングヘッドバットを放つ…が、これもサドにかわされ自爆。
すかさずサドはバズソー式真剣を叩き込むが、国鉄はどうにかキックアウト。しかし続く垂直落下式ブレーンバスターを食らうとさすがに返すことが出来ず3カウント。
DSCF6191
試合後、サドと国鉄は共に座礼して再戦を誓い合った。


※サド、二度目の防衛戦にして初の他団体での防衛戦。挑戦者は前回秋葉原プロレスで王者を真っ向から批判しつつも、なぜか次の挑戦者を3人から選ばせようとして逆に選ばれてしまった国鉄。

試合はサドが多彩で執拗な足攻めで空手師範代でもある国鉄の足を殺しにかかる。こうしてまとめて見るこの後のメイン含めこの日は一転集中攻撃が多かったんだな。
対する国鉄はそんなサドの多彩な足攻めに手も足も出ず。中盤に入りどうにか自身の世界に引き込もうとする国鉄でしたが、自身のムーブを繰り出すだけで手一杯と言う感じ。更にサドはそんな国鉄を受け止めつつ「後の先」で切り返し再び足攻めの展開に戻してしまう。
結局、国鉄はそのままサドの世界から逃れる事が出来ず、垂直落下式ブレーンバスターで完敗。

サドが火をつけようとするも最後まで国鉄のリミッターは外れず、そのままサドが圧倒的強さを見せ付ける形で押し切ってしまった試合だったかなと。期待していただけに残念。

余談ですが、この試合を見てて個人的には一度サドvsアウトサイダー根岸の時間無制限一本勝負が見たいなぁと思ってしまいました。どこかで実現しないかな。


ダブルメインイベント2:WIN認定世界ヘビー級選手権試合
〇ハレタコーガン(健康)[23:30 場外デスバレーボムからのリングアウト]ヴァサライケウチ×(秋葉原)

DSCF6197DSCF6200
DSCF6207DSCF6206
ヴァサラはサンタVer.のヴァサラガールズと共に登場。対するコーガンはビックマッチ用の『リアル・アメリカン』に乗って黄色&赤のベビーVer.コスチュームで登場すると、本家ホーガン宜しく観客を煽りながらリングイン。セコンドには山田組若頭でかい一物と姐さんが帯同。ヴァサラがもっとも大事にする入場ながらも、この日はコーガンのインパクト勝ちと言ったところか。裁くレフェリーは「ウメ」
DSCF6235DSCF6239DSCF6259
DSCF6267DSCF6270
両者握手を交わし試合開始。手を取っての探りあいからコーガンがリストロックに捕らえるが、ヴァサラは極められつつもカニバサミで切り返し距離を取る。手四つからヴァサラはヘッドロックに捕らえると、力で押し潰そうとするコーガンをブリッジで堪え、押し返してテイクダウン。そのまま左腕を極めようとするが、コーガンは足を取ってテイクダウンするとレッグロック。ヴァサラはスリーパーでやり返そうとするも、コーガンは足首を極めてこれを脱出。
組みに来たヴァサラを捕らえたコーガンはクロスアームからリストロックに移行するが、ヴァサラは首投げでこれを逃れるとスリーパー。コーガン焦らずリングエスケープ。
ヴァサラはミドルキックから後頭部へのバズソーキックを叩き込むと、続くローリングソバットはかわされるもすかさず両足タックルでテイクダウンしガードポジションへ。コーガンは下から蹴る素振りを見せつつ、それを餌にして裏膝十字固めに捕らえるが、これはヴァサラが切り返し袈裟固め。これを逃れたコーガンに対しヴァサラはなんとリバースフランケンシュタイナーを決めると首4の字固め。これを逃れられてももう一度リバースフランケンシュタイナーのような形でダウンをうばってリング中央での首4の字と首への一転集中攻撃。コーガン押さえつけてこれを脱出。

5分経過

DSCF6277DSCF6284DSCF6290
ローリングソバットで動きを止めたヴァサラはいきなりダイヤモンドカッターを狙うが、これはコーガンが堪えてバックドロップ。一回転して吹っ飛ぶヴァサラに対しコーガンは膝固めで捕らえると、技を解いて4の字パントキック。しかし2発目はヴァサラが身軽にかわすと低空ドロップキック。
DSCF6298DSCF6306DSCF6311
ヴァサラはエルボードロップ、ギロチンドロップから押さえ込むが、これはコーガンがヘッドシザースで切り返しストンピング。ヴァサラは下から丸め込んで切り返すもコーガンは両足を捕らえると全身を使っての股裂き。しかし柔軟なヴァサラはケロリとした表情を見せると、これを逃れて背中への低空レッグラリアート。だがコーガンも負けじとアリキックで動きを止めるとドロップキックで応戦。
コーガンはクロスアームに捕らえるが、ヴァサラは下から両足に両足を絡めてダウンを奪うとクロスレッグロックから背中へのニードロップ。
DSCF6313DSCF6318DSCF6319
そしてコーナーからミサイルキックを発射するが、コーガンはこれをキャッチするとシャープシューター。しかしこれは決まりきる前にヴァサラが反転させてクラッチを切って脱出。ヴァサラはドロップキックで動きを止めようとするが、コーガンはこれを正面飛びドロップキックで迎撃するとすかさずドラゴンスクリュー。

10分経過

DSCF6335DSCF6344DSCF6348
DSCF6350DSCF6355DSCF6357
DSCF6362DSCF6370DSCF6372
足を狙いに来るコーガンから逃れたヴァサラは袈裟固めで捕獲。続くヘッドロックを切り返しリストロックに捕らえたコーガンはフライングメイヤーで投げ飛ばすがヴァサラは見事に着地すると間髪いれずドロップキック。コーガン、間を外すように場外にエスケープするとゆっくり息を整えてからリングに復帰。
ロックアップからニーリフトで動きを止めたコーガンはスタンディングのコブラクラッチに捕らえるが、ヴァサラはなんと立った状態で足を振り上げコーガンの頭部を蹴り飛ばすとフランケンシュタイナー。これをキックアウトされると蒼魔刀を狙うが、コーガンはこれをかわすとクロスレッグロック式キャメルクラッチ。ヴァサラ、リングスケープ。
ここでコーガンはヴァサラを場外に蹴り出すと持参したベルトで足首を固定して4の字パントキック。更にコーナーに乗っけて雪崩式ニークラッシャーを決めると足4の字固め。ヴァサラ、どうにかポイントをずらしつつリングエスケープ。
チョップを連発するコーガンに対し、ヴァサラはミドルキックからのドロップキックで応戦するが、コーガンはハルクアップで耐え切るとコーナースルーと見せかけての変形アームブリーカー!

15分経過

DSCF6373DSCF6378DSCF6387
コーガンは更に肩口へのドロップキックを叩き込むが、ヴァサラは効かないとばかりに跳ね起きるとアックスボンバーをヘッドスプリングでかわしてダイヤモンドカッター!押さえ込むがカウントは2。
ヴァサラは頭部への低空ドロップキック、首4の字からもう一回ダイヤモンドカッターを決めるが、これでも3カウント奪えず。
DSCF6396DSCF6408
DSCF6409DSCF6410CIMG4699
逆にコーガンはローリング張り手からデスバレーボムを狙うが、これはヴァサラが回転エビ固めで阻止。しかしコーガンはこれを待っていたかのように堪えるとそのまま一気にシャープシューター!ヴァサラどうにか反転させてリングエスケープに成功。
このチャンスにコーガンはアックスボンバーを連続で叩き込むが、追撃はヴァサラがかわして連続の丸め込みから延髄蹴り。どうにかコーナーに登って攻撃を狙うヴァサラだったが、これはコーガンが左足目掛けてドロップキックを叩き込み阻止。しかしコーガンの雪崩式攻撃はヴァサラが切り返し前方回転式のパワーボム!カウントは2。
ここでヴァサラはコーガンをコーナーに逆さ吊りにすると普段ならフロムコーナートゥコーナーを狙うはず…だが、コーナーは対角線上ににしかないから物理的に不可能。するとヴァサラレフェリーの目をヴァサラガールズに逸らさせてから、なんとコーナーをリング中央に設置すると、そこからフロムコーナートゥコーナー!

20分経過

CIMG4710CIMG4715
すかさずヴァサラはコーナーに登ってラウンディングボディプレスを放つが、カウントは2止まり。ならばとヴァサラはカットしようとするコーガンを払いのけ、その首に飛び乗り圧殺すると、リバースフランケンシュタイナーで場外に投げ出す。
CIMG4741CIMG4744CIMG4748
死闘を繰り広げボロボロの両者は場外で座ったまま打撃戦を展開。ヴァサラがその場飛びラウンディングボディプレスを決めればコーガンもシャイニングケンカキックで応戦。一旦リングに戻ってカウントをリセットしてから改めて場外デスバレーを狙うコーガンだったが、これはヴァサラが堪えて卍固め。
カウントアウトギリギリでヴァサラがリングに戻ろうとするが、コーガン背後から捕らえると畳の上へのデスバレーボム!すかさずリングに戻るとここで場外カウント20!これによりコーガンがヴァサラを破り、見事防衛を果たした。

CIMG4752CIMG4755CIMG4769
試合後、大の字のままダウンしたヴァサラをセコンドが運び出すと、それを見送ったコーガンがマイクを持つ。
コーガン「ヴァサラ、俺が3つとれなかった。それが事実だ。ヴァサラ、もう1回やろう。いつかまたどこかで死闘を繰り広げよう。

1月にマッチョとやって、6月にましーんとやって、9月にSAGATとやって、スポ戦MANIAでTATSUYAとやって、DRAGONとは去年やって5回防衛してます。今回、ヴァサラで6度目の防衛です。もう待てねえよ!出て来いメロン!」
ここでプリンス石井が登場。
CIMG4773CIMG4778CIMG4785
コーガン「お前、吸いカップ健遅漏と戦ったんだってな?結果負けたそうじゃねえか。でもな吸いカップ健遅漏はチャンピオンロードじゃねえんだよ。人は人なんだ。吸いカップ健遅漏凄かっただろ。だから吸いカップなんだ。
前、マッキーとやっただろシングル。何も出来なかったろ。でもチャンピオンロードじゃねえんだよマッキーは!マッキー凄かっただろ。それがマッキーなんだよ。俺とやることに資格はいらない!
だってお前はWINだからだよ!!」

石井「俺は今日、吸いカップ健遅漏とやって、皆さんご存知のとおりボロボロにやられました。だけど、俺2年前にも言いました。WINのリングは俺を中心に回ってんだ!俺は今日、吸いカップ健遅漏とやって、覚悟が出来た!ここのチャンピオンとしてやっていく覚悟が出来た。
あと次の大会4月まで、俺、死ぬ気で練習します。俺、ハレタ・コーガンの100倍練習します。だから次お願いします。俺に挑戦させてください」
これを聞いていたWIN代表DRAGON・RYUGAも了承し、次回4月大会でタイトルマッチが正式に決定。コーガンは「後で返せよ、今日はチャンピオンカーニバルだからここに置いておく。まず第一の試練…締めろ」とその場にベルトを置きマイクを託すと先に退場。

石井「1年間、あの人の防衛戦を見てきました。やっぱり凄い選手。だけどWINはあの人の物じゃないんだ、俺のもんだ。ハレタ・コーガンのもんじゃねぇ、俺のもんだ。このベルト4月に俺が貰います!もう1度だけチャンスをください。宜しくお願いします」

最後は石井が「アマチュアプロレスだー!」で締めて終了。この後、プレゼント抽選会後編を経て興行は無事終了となりました。




※「絶対王者」コーガン6度目の防衛戦。これまでは若手の挑戦を受ける事が多かったが、今回は今までで一番対等に近い存在であるヴァサラが満を持して挑戦。

それぞれのブログや日記に書かれていたけど、コーガンは名門「UWF関東学生プロレス」出身とあって生粋の純プロレススタイルを得意とするが、対するヴァサラはアマチュアプロレス出身であり「ひらめき」や「センス」と言った本能のままに闘うと言う、コーガンと対極な位置のスタイルを得意とする選手。本人曰く「非学生プロレス出身レスラー」であり、解説の和田さん曰く「ヴァサラ・イケウチと言う一つのジャンル」

試合も序盤はじっくりとした展開に引き込もうとするコーガンに対し、ヴァサラはバックボーンの総合の技術を活かしつつ切り返しを駆使して自身のアメージングなスタイルを貫き通す。中盤以降もヴァサラは類稀なる身体能力を駆使した予測不可能な切り返し技の数々と、首への集中攻撃でコーガンと勝負するが、対するコーガンもセオリー無視のヴァサラを更に読んだ上での切り返しから執拗な足への一転集中攻撃で応戦。
しかし息もつかせぬ一進一退の切り返し合いから、ヴァサラがダイヤモンドカッターをようやく決めると流れは一気にヴァサラペースに。常識では考えられないであろうコーナーそのものを移動させてのフロムコーナートゥコーナーと言う「プロレスをあまり知らない」からこその発想の転換で意表を突くと、温存してきた空中技であるラウンディングボデイプレスからインモラルツイスターでトドメを狙うが、これは警戒していたコーガンが懸命に阻止。
そのまま場外戦に突入すると、最後はコーガンが畳へのデスバレーボムで動きを止めてリングアウト勝ち。
「予測不可能な男」に対し「プロレスを熟知した男」がプロレスをあまり知らない男では予測できない形で勝利…と言ったところでしょうか。この結末は誰も予想できなかったんじゃないかなと。

大げさではなく「プロレスの新たな可能性」を感じられた、この2人ならではの名勝負だったと思います。期待以上の凄い試合でした。


試合後にはプリンス石井が次期挑戦者として名乗りを上げた訳ですが…確かにかつてに比べたらかなりの成長を遂げているのは間違いないけど、この日の健遅漏戦を見る限りではまだまだコーガンを超えるには実力不足。でもその事実を石井がしっかり認めた上で、「気力」や「意地」だけではカバーできない大きな大きな実力差を、これからの4ヶ月の間でどのような形でどこまで埋める事が出来るのかが非常に見ものです。


興行時間は過去最長の4時間。プロの団体のビックマッチに匹敵するくらいの長さでした。
良く言えば「全試合、それぞれが思う存分やり切った」って事なんでしょうが…、まぁ特別興行とはいえ普通に考えたらありえない長丁場な時間配分かなと。好試合も多かったのに、満足度よりも「長かった」って印象の方が強く残るのは勿体無いなぁと言うのが本音です。



【おまけ】エイトホールは新しいデジカメでは対応し切れなかったので已む無く旧デジカメで撮影。でもメイン終盤でとうとう壊れてしまったので、フロムコーナー辺りから新しいデジカメに切り替えることに。その結果、撮れたのが最後のgif。

あと試合中に山田組姐さんとヴァサラガールズがちゃんと撮れなかったので無理言って撮影させていただきました。ありがとうございました。

xSCF5198xSCF5834xSCF5838
xSCF6017xSCF6310xSCF6386
CIMG4788CIMG4789新規