5ヶ月ぶりとなるアマチュア格闘プロレス団体「LINKS」関東支部の第5段興行。前回に引き続きRAWのさがとがプロデューサーを務めた為か、リングアナwonderman、レフェリーユウキ・ロバート・カワグチとスタッフもRAW勢が担当。

真裏に某学プロ団体の興行があったせいか観客は前回に比べてかなり少なめで10数名くらい。ぶっちゃけ選手&スタッフの方が多かったり。自分も当日までどっちにするか悩んだんだけど、ずっと観たいと思っていたカードが組まれたのでこちらをチョイス。あとはスマホ持ってないしって言う単純な理由。三冠戦とか凄い見たかったんだけどねぇ…。

なおLINKSの基本ルールはコチラを参照して頂きたいんですが、今回に限り「より一層の闘いを引き出す為」に主催者権限により「首から上への打撃(掌底やグローブを着用した上でのナックル)」を解禁するとのこと。

あと余談なんですが現在新しい方のデジカメを修理に出している為、今回は以前使っていたデジカメで撮影。と言うことで全ての写真が非常に暗いです…あしからず。

@全選手入場式

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選手代表の挨拶はLINKS総帥の前田明日。
前田「今日はこのアリーナに満員のお客さまに集まっていただきありがとうございます。12月になりましてアマチュアのプロレスがラッシュとなりますが、その第一弾として我々LINKS、参加メンバー一同一生懸命試合を行いますので宜しくお願いします」

この後、前田&さがと&リヴァ沢によるルール説明を経て第一試合へ。
ちなみにこれより先、各選手の所属のうしろに書いてある「ランキング」とはLINKS内でのランキング。現在の1位はLINKSルールでは負けなしのケンタDX。また各試合の〇〇バウトの意味に関しては一切不明。


第一試合:ジェネシスバウト LINKSルール
〇RYO(nkw)[6:31 チキンウィングアームロック→レフェリーストップ]JD×(TIW)

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少林寺拳法の使い手であるJDは空手着で登場。対するRYOは『風になれ』にのって入場するが、特にタメることもなくあっさりリングイン。観客から「嘘だろ!?」と言う声が飛ぶ(笑)
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まずはRYOが懐に飛び込むとグラウンドに持ち込みフロントネックロックから袈裟固めへ。JDはこれをヘッドシザース風に切り返すとニーオンザフェイスに捕らえつつ様子を伺う。RYOはそんなJDの左足を取ってダウンを奪うとするとアキレス腱固め。しかしJDは完全に決まりきる前に逃れると一旦距離をとる。
再びタックルで飛び込んでくるRYOを捕らえたJDは胴絞めフロントネックロックに捕らえるが、これはRYOがリングエスケープし脱出。RYO、ロストポイント1で残り4ポイント。
片足タックルから強引にダウンを奪ったRYOはチキンウィングアームロックから左腕を狙うと、ヘッドシザース風に切り返すJDの右足を取って足首固め。JD、すかさずリングエスケープしロストポイント1。JD、残り4ポイント。
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ここで上着を脱いだJDは両足タックルからダウンを狙うが、RYOはがっちりキャッチするとスタンディングのフロントネックロック。そこからグラウンド式のフロントネックロックを狙うが、JDは反転させて切り返すとギロチンチョークから左腕を狙う。対するRYOも上を奪い返し脇固めから動きに合わせてフロントネックロック狙い。だがJDはバックを取り返すとチョーク気味の胴絞めスリーパーで捕獲。レフェリーのブラインドを突いて口を塞ぎ、スタミナを奪うがRYOは懸命に手を伸ばしリングエスケープ。RYO、ロストポイント1で残り3ポイント。
RYOの片足タックルを堪えたJDはフロントネックロックを狙うが、RYOはこれを切り返しバックを取るとフルネルソンから左腕へのアームバー。そこからチキンウィングアームロックに移行するとこれが決まってレフェリーストップ。RYOの勝利となった。


※高校生のRYO、大学生のJDと言う若い2人によるシングルマッチ。体格的にはほぼ同じだけど、一応JDの方が年上。ちなみにnkw対TIWの抗争の発端となった2人でもあるが、今回は他団体での試合だからか熱くならずにクリーンに攻防を展開。

今興行に限り首から上への打撃を解禁とあって、エルボーを得意とするRYO、少林寺拳法の使い手であるJD共に打撃でやり合うのかと思いきや、逆に互いに打撃を封印してレスリングで真っ向勝負。そう言えばRYOは前回参戦した時も打撃を封印してたな。
RYOのグラウンドにJDも対応して見せるが、最後はRYOがチキンウィングアームロックを極めてレフェリーストップ勝ち。意地でもギブアップしないJDを見かねてレフェリーが試合を止めたと言う感じか。

個人的には成長著しいRYOもさることながら、そんなRYOとしっかり渡り合ってみせたJDが印象深かったかなと。


第二試合:エアバウト LINKSルール
〇oKADo(TIW)[6:23 ミドルキック→レフェリーストップ]TOLIE×(TIW)

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TOLIE(トライ)は先月のTIW学祭興行でデビューしたばかりの韓国からの留学生。対するoKADoはTIWのベルトを巻いて登場すると対立関係にあるTOLIEを物凄い眼光で睨み付ける。
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まずはoKADoが強烈なローキックから入ると片足タックルからマウントポジションを奪いフロントネックロック。抗うTOLIEの動きに合わせてローリングして封じつつ再びフロントネックロックで絞り上げるが、TOLIEは強引にこれを振り払いブレイク。
距離を図るoKADoに対しTOLIEは片足タックルで飛び込むが、oKADoはこれを受け止めるとバックを取って右腕へのアームロック。そこから動きに合わせてクルックヘッドシザースに移行するが、これはTOLIEが切り返し袈裟固め、フロントネックロックからDDT。これは頭から落とす一撃ながらも故意でなかったと判断された為に警告止まりに。TOLIE、ロストポイント1、残り4ポイント。
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oKADoがミドルキックを放てば、TOLIEもソバットで応戦するが、oKADoは右手を取るとその状態からミドルキックの速射砲。棒立ちになるTOLIEに対しoKADoはビンタ連打から一気にフィッシャーマンズスープレックス。TOLIE、ダウンでロストポイント1、残り3ポイント。
更にビンタ連打、ニーリフトとたたみ掛けるoKADoだったが、TOLIEは密着すると一気にスロイダー。そしてすかさず右腕を取りにいくが、これはoKADoが堪えると右肩を固める。TOLIE、リングエスケープしロストポイント1。残り2ポイント。
すでにフラフラのTOLIEに対しoKADoは再びビンタ連打、ニーリフトから右手を掴んだままでのミドルキックを連発。これでTOLIEが完全に無抵抗となると、見かねたレフェリーが試合をストップ。
勝ってもなお怒りが収まらないoKADoは更にTOLIEに襲い掛かるが、セコンドが止めに入るとようやく落ち着いたのか足早にリングを後にした。


※TIWシングル王者のoKADoと韓国からの留学生TOLIEによるTIW同門対決。この日のoKADoは髪型のせいか一見ちょっとぽっちゃりとしたHIROKIっぽく見える。対するTOLIEはかなり大腸ケアに似ているような。

学祭興行後のTIW自主興行でTOLIEをはじめとするTIW勢に追放されてしまったと言うoKADoはその時の借りを返さんとばかりに序盤から厳しい攻めでTOLIEを追い込むと、そのまま殆ど何もさせず完勝。初見のTOLIEがどんな選手なのかじっくり見たかったけど、お家騒動絡みの対決とあってはさすがに無理だったか。

ちなみに翌週のRAWではこのoKADoとTOLIEがイホ・デル・メソJr.と共にトリオを組むんだとか。ここでもまだまだ一波乱ありそうな予感。


第三試合:サンダーバウト LINKSルール
〇リバーサル沢(RAW/ランキング5位)[5:55 スリーパーホールド]シューター桜庭×(不明)

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リヴァ沢の対戦相手Xはシューター桜庭なる長身のマスクマン。正体不明の選手だが、着用しているマスクはTIWのマット・ヌルタロウと同じ物。
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まずはリヴァ沢が両足タックルで懐に飛び込みグラウンドへ。バックマウントを奪うとスリーパー、腕ひしぎ逆十字を狙うが桜庭は押し潰しつつこれを堪えるとガードポジションからアキレス腱固め。リヴァ沢、リングエスケープしロストポイント1。残り4ポイント。
ローキックからタックルを狙う桜庭。リヴァ沢はこれをキャッチすると首を取りに行くが、桜庭は無理せずリングエスケープしロストポイント1。残り4ポイント。
リヴァ沢は側面に回り込みつつ右足を取りに行くが、これも桜庭は押し潰して阻止。そこから右腕を取りに行くが、リヴァ沢はこれを切り返すとマウントポジションからボディに細かくパンチを打ち込みつつ腕ひしぎ逆十字。桜庭、リングエスケープでロストポイント1。残り3ポイント。
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桜庭のローキックをキャッチしたリヴァ沢はそのまま懐に飛び込むが、桜庭もこれをキャッチすると胴絞めフロントネックロック。どうにか頭を抜いたリヴァ沢は裏アキレス腱固めを狙うが、桜庭もアキレス腱固めで応戦。ここでリヴァ沢が立て肘を打ち込んで逃れようとするが、これは肘の先を使った攻撃と言うことでレフェリーから警告。リヴァ沢、ロストポイント1。残り3ポイント。
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その状態から再開するとリヴァ沢は極められつつも首を抱え込んで反転するとマウントポジションから細かいパンチ。そこから三角絞め、腕ひしぎ逆十字を狙うが、桜庭はリングエスケープ。ロストポイント1で残り2ポイント。
桜庭は距離を取りつつ掌底を放つが、リヴァ沢は食らいつつも強引に懐に飛び込む。桜庭もこれをキャッチしてみせるが、リヴァ沢は素早くバックを奪うと胴絞めスリーパー。これがガッチリ決まると桜庭もたまらずギブアップ。


※MMA経験者のリヴァ沢に対するは、サンボの使い手と言う謎のマスクマン桜庭。間近で見ても正体が全くわからなったが、前田曰く「スタミナに問題あり」なんだとか。と言うことはベテランなのか、それともブランクがある選手なのか。

軽量級ならではの素早い動きでどこからでも関節を取りに行くリヴァ沢に対し、桜庭は押し潰して阻止すると逆に足関狙い。しかしリヴァ沢はそれでもキレのある動きで翻弄し続けると、最後は胴絞めスリーパーでギブアップ勝ち。現役バリバリのリヴァ沢が「水を得た魚」のようにその実力を存分に発揮し、圧倒して見せた一戦だったかなと。

そう言えば第一試合開始前のルール説明で「今回に限りオープンフィンガーグローブでの顔面パンチあり」に喜んでいたリヴァ沢だったけど、実際試合中に一度も顔面への攻撃がなかったような…。何のためのアレだよ(決まり文句)


第四試合:アースバウト LINKSルール
〇ケンタDX(RAW/ランキング1位)[5:12 ケンタクラッチ改]山本国鉄×(秋葉原)

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国鉄はLINKS専用の入場曲『闘将ダイモス』に乗って登場すると礼儀正しく座礼。
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ゴングが鳴るとまずは国鉄が空手の構えから目の覚めるような下段蹴りを一閃。あまりにもの威力に観客からどよめきが巻き起こる。国鉄はジリジリと距離を詰めると中段蹴りと正拳突きを連発。思わず後ずさりするもミドルキックでやり返すケンタだったが、ここで国鉄のレガースがズレてしまい試合は一旦ストップ。その間にケンタは場外に出て気持ちを落ち着かせるかのような仕草を見せる。
試合が再開すると、国鉄の膝蹴りをキャッチしたケンタがぶっこ抜いてのバックドロップ!これは背中から落とす形だった為に反則とはならず。国鉄、背中に大ダメージを負ったようでなかなか立ち上がれず。国鉄、ダウンでロストポイント1。残り4ポイント。
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どうにか立ち上がった国鉄は下段蹴りからわき腹に鋭いパンチを一閃。これがクリーンヒットしたかケンタが蹲ってしまうと国鉄は素早く覆いかぶさりわき腹にパンチ連発で追撃。ケンタ、そのままダウンでロストポイント1。残り4ポイント。あまりにもの威力に悶絶するケンタに対し、国鉄は正座してケンタが立ち上がるのを待ち続ける。
ダウンカウント9で立ち上がったケンタは強引に距離を詰めるとがぶりの体勢からぶっこ抜いての投げを狙うが、これは国鉄が無理せずリングエスケープ。ロストポイント1で残り3ポイント。
雄叫びを上げつつ再び距離を詰めたケンタは一気に押し潰しスタミナを奪うと腕ひしぎ逆十字狙い。これも国鉄がリングエスケープしてロストポイント1。残り2ポイント。
ケンタはなおも強引に距離を詰めて掴みかかるが、これを読んでいた国鉄はこれまた強烈なボディブローで迎撃!ケンタ、再び蹲ってダウンしロストポイント1。残り3ポイント。
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ダウンカウントアウトギリギリで起き上がったケンタに対し国鉄はわき腹狙いの中段蹴りを放つが、ケンタはこれをキャッチすると逆落としからグラウンドヘッドロック。更に腕ひしぎ逆十字に移行すると国鉄が懸命に足を伸ばしてリングエスケープを狙うが、ケンタはローリングしてリング中央に引き戻すと変形の羽折り固め。これががっちり極まると国鉄もたまらずギブアップ。


※空手出身の国鉄と、柔道出身のケンタによるシングルマッチ。

純プロレスの時とは違いただならぬ殺気を発する国鉄は序盤から強烈な打撃の数々でケンタを圧倒。その破壊力とプレッシャーに気圧されてしまうケンタだったが、国鉄がレガースを直す間に気持ちを落ち着かせることが出来た模様。
国鉄の打撃に付き合わず、捨て身で掴みかかり強引に投げて極めると言うシンプル且つ柔道出身ならではの戦法で応戦するケンタ。国鉄のボディへの集中攻撃に大苦戦するも、最後は逆落とし、グラウンドヘッドロックからの変形羽折り固め(公式発表ではケンタクラッチ改。こんな形だったっけ?)で薄氷の勝利。

普段の試合ではまず見せない手加減なしの強烈な打撃で圧倒する国鉄、なりふり構わずに豪快な投げに活路を見出そうとするケンタとそれぞれのバックボーンがしっかり発揮されたLINKSならではの好試合でした。
ケンタに関しては下手に受けにまわるより、こういった自ら攻めて行く試合の方が個人的には好きだなぁ。


第五試合:ウォーターバウト LINKSルール
〇マッチョ・マイケルズ(LINKS埼玉/ランキング3位)[6:48 フロントチョーク→レフェリーストップ]風摩破琉(秋葉原)

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風摩はチームメイトのKONG-Tを引き連れ、田村潔司の『Flame Of Mind』に乗って登場。しかし観客からは風摩コールではなく普通に田村コールが巻き起こる(笑)
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互いにアップライトで構えると風摩が空手仕込みの鋭いローキックを一閃。マッチョはこれをキャッチすると逆エビ固めを狙うが、これは風摩がどうにか堪えると膝で押さえようとするマッチョの右足を取ってアキレス腱固め。マッチョ、これも押し潰しつつ逃れると一旦間合いを外す。
組みに来た風摩はヘッドロックに捕らえるが、マッチョはサイドを取るとなんとアトミックドロップ。風摩はそれでもその手を離さず絞め続けるとマッチョは切り返してのギロチンチョークから三角絞め狙い。風摩、これを振り払うと強烈なローキックを足に叩き込みダメージを与えていく。
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マッチョも負けじとミドルキックを放つと、風摩は「何だそら!」「だからヘナチョコなんだよ!」「思いっきり打って来いよ!」としきりに挑発しながらローキック連打で応戦。これに対しマッチョは強引に捕まえるとヘッドロックで捕獲しグイグイと絞め上げる。
マッチョは「逃げるんなら逃げてみろ!」と挑発し返すとヘッドロックから胴絞めフロントネックロック、ギロチンチョークと移行しスタミナを奪っていく。マッチョは更にニーリフトからフロントネックロックで振り回すが、風摩はこれを切り返すと鮮やかなIVニーロック。マッチョ、リングエスケープしロストポイント1。残り4ポイント。
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マッチョの左足に狙いを定めた風摩はローキック連打で追い討ち。マッチョたまらずダウンしロストポイント1。残り3ポイント。
風摩は打撃のラッシュからドロップキックを放つが、これはマッチョがかわして未遂に。マッチョ、風摩の落ちた先が場外と言うことで深追いせずリングで待ち構える。風摩は片足タックルからサイドに回り込もうとするが、回り切れずに動きが止まったところでマッチョが捕まえ胴絞め式のフロントチョーク。これががっちり極まるとレフェリーストップでマッチョの勝利。
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試合後、どうやら落ちてしまったらしい風摩の周りにセコンド陣が集まるが、一方のマッチョは一人ぼっち。「アイス、プリーズ!」となぜか英語で呼びかけるが、RYOが持ってきたのは水(笑)
ようやく起き上がった風摩はマッチョの握手を叩いて拒否するとマイクを持つ。
風摩「おい、生まれて初めてよくわかんなくなっちまった…。
おいテメェ、今日負けちまったけどな、今度はプロレスのリングで勝負しようぜ!次のWINの大会、なんで急造タッグ(秋葉原プロレスの平田明&冥土びーすと)がお前たちタッグに挑んで来てんだよ!俺納得しねぇぞ。俺たちGetはそのベルトすげぇ欲しがってんだよ。いいか、次はウチ(秋葉原)の2人が獲っちまうかもしれないけど、もしお前たちが防衛したら俺らにやらせろ」
マッチョ「風摩破琉、そしてKONG-T、お前らGet、お前らかっこいいチーム名つけてんじゃねぇか。だがな、俺たちのベルトはお前たちにGetさせねぇからな!」
風摩「じゃ次、挑戦決定だ!お前ら防衛したら次、挑戦権譲れよ!」
マッチョ「わかったよ、それはDRAGON SHIDARAに聞いておけ、お前らが」


※秋葉原プロレスの初期を支えた2人によるシングルマッチ。マッチョは後に退団しフリーとなるが、ビック斉藤こと風摩は長期欠場となるも近年秋葉原プロレス所属として復帰。ちなみにマッチョ曰く両者のシングルは2007年7月の秋葉原プロレス初の自主興行の時以来なんだとか。

極真空手出身の風摩の繰り出す鋭い蹴りに対し、マッチョは掴んで絞めると言うナチュラルパワーを活かした攻撃で対抗。もちろん絞め技一辺倒ではなくアトミックドロップ、ヘッドロックとプロレス技を流れに組み込む辺りがマッチョらしい感じ。
風摩も蹴り技だけに拘らずIVニーロック(多分)やドロップキック(未遂)を見せるが、最後はタックルを狙う風摩を捕まえたマッチョがフロントチョークで勝利。

初のLINKSルールに戸惑うことなく対応してみせた風摩でしたが、そんな風摩をLINKSルールでは一日の長があるマッチョが自慢のパワーで上回ってみせた感じの試合だったかなと。


@この先のセミ&メインは既に動画が出回っているのでそちらで各自ご確認を。まぁ一応試合内容も書きますけど。

12/2 LINKS  サド vs 邪馬屠
12/2 LINKS  前田明日 vs さがと


セミファイナル:ファイヤーバウト LINKSルール
×邪馬屠(RAW/ランキング2位)[4:14 右ハイキック→KO]サド〇(秋葉原)

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共にいつもと入場曲を変えて登場。邪馬屠はなぜかやたらとデカい赤いタイツ姿。観客からは「田上!」の声が飛ぶ(笑)
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まずは探り合いから組み合うが、これはそのまま場外に出てしまいブレイク。邪馬屠は距離を取りつつローキックで牽制すると片足タックルで懐に飛び込むが、サドはこれを切るとバックに回ってスリーパー狙い。邪馬屠は手を取りつつバックを取り返すと背中に馬乗りなり張り手を放つが、これは相手が4点ポジションの状態と言うことでレフェリーが注意。ならばと腕ひしぎ逆十字、三角絞め、アキレス腱固めと次々と狙っていくが、これはサドがその都度しっかり対応しそのまま場外に出てブレイク。
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じりじりと距離を詰めた邪馬屠はタックルで懐に飛び込もうとするが、これはサドがボディへのニーリフトで迎撃!レフェリーがダウンを取ろうとするとサドはそれより先に真剣(ハイキック)一閃。邪馬屠ダウンでロストポイント1。残り4ポイント。
フラフラになりながらも立ち上がる邪馬屠に対しサドはニーリフト、真剣からローキック。邪馬屠ダウンしてロストポイント1。残り3ポイント。
ダウンカウント9でどうにか立ち上がった邪馬屠はガードを固めるが、サドはローキックから肩口へのハイキックでガードを崩すと再び真剣一閃。これがクリーンヒットすると邪馬屠は立ち上がることが出来ず、サドのKO勝ちとなることに。

試合後、サドは邪馬屠を抱き起こすと肩を貸して共にリングを後にした。


※RAWと秋葉原の両エースによるシングルマッチ。個人的にいつか実現して欲しいカードだったんですが、よもやLINKSのリングで実現することとなろうとは。
この日の邪馬屠はかつて着用していたと言うかなり大きな赤パン姿で登場。そう言えば以前のコスチュームは紛失したんだか壊れただかしたんだっけか。

共に総合経験者ながらも静動真逆のスタイルである両者。邪馬屠の仕掛けに対しサドがいかに熱くならずに対応するのかとか、決められたLINKSルールの中で邪馬屠がどんな破天荒なファイトを繰り広げるのかとか、はたまたVol.3のvsマッチョ戦のように邪馬屠が冷静沈着な攻めを見せるのかとか…個人的には色々な展開を想像していたのですが、結果的には邪馬屠の二度目のタックルを膝で迎撃したサドがそのまま一気に蹴り技でたたみ掛け僅か4分でKO勝ちを収めることに。

短期決着と言う意外な結末になったけどこれはこれでLINKSならではだと思うし、序盤のグラウンドの攻防や駆け引きもさすがにこの2人ならではだったし、そう言った意味では短時間ながらも両者によってLINKSの別の醍醐味が引き出された一戦だったように思います。

両者のリターンマッチはどんなルールであれ、どこのリングであれ是非見たいですね。


メインイベント:ユニバースバウト LINKSルール
〇前田明日 (LINKS長野/ランキング7位) [8:20 胴絞めスリーパーホールド→レフェリーストップ]さがと×(RAW/ランキング4位)

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さがとはGO!GO!7188の『C7』に乗って、ジョーカーメイクで登場。ベルトを掲げる時もまるで「Cー!」と聞こえるかのようなアピール。そんなさがとに対し選手関係者からは「怒られろ!」の大合唱。対する前田は元ネタを知らないのかキョトンとした表情。
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ローキックの牽制を食らいつつも距離を潰したさがとは一気に組み付きがぶりの体勢へ。上を取ろうとするさがとに対し、前田は両足を絡めて追撃を阻止するとアームロック狙い。さがとはそれを押し潰すが、ここで場外となりブレイク。
ローキック、ミドルキックで怯ませてから打撃のフェイントを挟んで懐に飛び込もうとする前田。さがとはこれをキャッチするとすかさず亀になる前田をぶっこ抜いて俵返しで投げるが、前田はすぐに立ち上がりダウンカウントを回避。
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鋭いロー、ミドルから胸元へナックルを叩き込む前田。さがとはノーガードでこれを受け止めようとするが、前田はこれに対し胸元への強烈なニールキック。だがそれでも倒れないさがとは張り手、ニーリフトで一気に距離を詰めると無双のようなサイドスープレックス!前田、ダウンでロストポイント1。残り4ポイント。
前田の蹴りを食らいつつも一気に捕まえたさがとは背負い投げを見せるが、これは体勢不十分だったのか、前田が押し潰したのか途中で崩れると、前田がすかさず上になりアームロック。さがと、リングエスケープでロストポイント1。残り4ポイント。
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ボディへのパンチ、ミドルキックのコンビネーションでたたみ掛ける前田に対し、さがとはこれをかわしつつもカウンターのソバット。これは当たりが浅かったものの前田がダウンしロストポイント1。残り3ポイント。
対する前田も距離を取りつつローキックを叩き込むと、これまでのローキックでのダメージの蓄積からかさがと蹲りダウン。さがと、ロストポイント1。残り3ポイント。
後ずさりして距離を取るさがとに対し、前田は踏み込んで掌底を放つが、さがとはこれを掻い潜ると胴タックルでテイクダウン。そこから左足を取ったさがとはアキレス腱固めから逆片エビ固め狙い。前田が右足を掴んでこれを堪えると、さがとはニーオンザベリーから再び足を取りに行く。対する前田はこれを切り返すとバックを取ってスリーパーに捕らえるが、これはさがとがどうにかリングエスケープ。さがと、ロストポイント1。残り2ポイント。
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ローキック、張り手と攻め込む前田に対し、さがとは真正面から受け止めると強烈な張り手!ここから張り手の打ち合いとなるが、さがとは一気に追い込むとニーリフトからダブルアームスープレックス。更にさがとはダウンカウントを待たず胴絞めフロントネックロックで追い討ちするが、これは前田がリングエスケープ。前田、ロストポイント1。残り2ポイント。
ローキック連打をガードし、掌底をかわしたさがとは一気に組み付くと飛びつき式のフロントチョーク。更にそこから右腕を捕らえてアームロックで捕獲すると、堪える前田の頭部に肘の先端を叩きつける。これが注意扱いとなり一旦ストップ。しかしさがとのアピールが通ったのか警告によるロストポイントとはならず、そのまま続行。
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ロストポイントとならずとも、これによりアームロックから脱出した前田は逆に逃れようとするさがとにフェイスロック。さがと、すかさずエスケープしロストポイント1。残り1ポイント。
ここを勝機と見た前田はニールキックを放つが、さがとはこれをキャッチすると一気にステップオーバーして逆片エビ固め。前田耐えきれずリングエスケープしロストポイント1。両者共に残り1ポイント。
前田がローキックから顔面に掌底を叩き込むと、さがとは「もっと打って来い」とばかりに自らの頬を叩いて挑発。ここから互いに激しく掌底、張り手を打ち合うが、前田は左右の掌底で一気にたたみ掛けるとボディへのニールキック。そしてさがとが思わず膝を突くと、前田はすかさず飛びつき胴絞めスリーパーホールド。これがガッチリ決まるとレフェリーストップで前田の勝利となった。
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試合後、勝ち名乗りを上げた前田がさがとを引き起こすと、対するさがとは再戦をアピール。
さがと「来週(のRAWでの前田&マッチョvsさがと&リヴァ沢)絶対勝つからな」
前田「タッグマッチだな?また蹴散らしてやるからな」
リヴァ沢「(前田に対し)俺に負けたくせに」
マッチョ「(リヴァ沢に対し)お前も俺に負けただろ」
マッチョの思わぬ返しに観客が盛り上がる中、ここでタッグトーナメントで両チームの反対側のブロックにいるケンタDXが割って入り一言「大丈夫、どっちが上がってきても僕が潰してあげるよ」
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ここで他の面々がリングから出ると、さがとがYoung Crying Wolf…と言うかCMパンク風にリング中央で座り込み、観客からの「HUSS!」を制しながら語りだす。
さがと「本日皆さんいかがでしたでしょうか?今日、前回と続いて僕がプロデュースさせて頂きました。客は前回よりかはちょっと少ないかな。でも前回の熱を越えた熱い闘いだと僕は思っています。多分俺がこの大会をプロデュースするのは今日で最後かな…わかんないですけど。次回誰かわかんない、また俺かもしれない…。
今大会のプロデューサーとして、次回大会いつかわからないけどこの試合だけは実現して欲しいものがあります。僕に勝った前田選手と現(ランキング)一位のケンタさん。このシングルマッチを次回組んでもらいます」
これを聞いた前田とケンタは互いに歩み寄りガッチリ握手を交わす。
さがと「今日、正直蕨である某興行に客を持ってかれたと思ってます。でもその某興行にないものがここにあります。闘いはここにあります!そしてこのリングの闘いの象徴である前田さん、最後に一言お願いします」
前田「皆さん今日はありがとうございました。皆さん、自分の年齢ご存知ですか?あと3年で50になりますけど、自分正直去年辞めようと思ってまして。ところがハリケーン津田さん(確か現在48歳)を見たら負けてらんないぞって言う。RAWの皆さん、WINの皆さん、あと他のレスラーの皆さんも協力してくれまして、もっと自分も続けられそうな気がしてるんで…さがとさんはもうプロに行かれるんですよね?」
さがと「…わかんない…」
前田「来年以降、誰か首都圏で主催してくれる方いましたら是非。(マッチョに視線が集まると)色々事情とかある方もいるんで。
老体に鞭打って頑張りますんで、どうか一つ興行の方、来年も引き続きやって行きたいと思いますんで、是非皆さん協力してください。今日はありがとうございました」
前田はそう感謝の言葉を述べると、さがとと握手を交わし座礼。この後、記念撮影をして興行は無事終了となりました。



※LINKSの象徴である前田と今興行のプロデューサーであるさがとによる一騎打ちがこの日のメイン。
某「Young Crying Wolf」を髣髴させるような姿で登場したさがと、多分このケルベロス道場…ことアレナ・コリセオ・ケルベロスで一度はやりたかったんだろうなぁ。でもいざ試合となるとチェーンレスリングをしたり、アイダホ・ミネソタ(ryやったり、はたまたシュートを仕掛けたりすることもなく至っていつも通り。「HUSS!」の代わりに「エシ!」って言ってたけど。あと「Young Crying Wolf」風ながらも肩から掛けていたタオルはDDTと言う(笑)

年齢差およそ25歳、体重差30キロ以上と様々な面において圧倒的に分の悪いものの、蹴り技を中心にさがとの頑丈な身体を切り崩しにかかる前田。アマレス&テコンドーの使い手であるさがとは投げてよし、打ってよし、極めてよしと殆ど死角を見せないが、前田はそれでも重い蹴りで足やボディに確実にダメージを与えるとグラウンド技術を駆使して食い下がる。
一進一退の攻防が続く中、互いに残り1ポイントとなると激しい打撃戦へ突入。ここでようやく「より一層の闘いを引き出す為の首から上への打撃OK」と言う特別ルールが活かされることに。打ち合いとなるとやはりアマチュア界屈指のタフさを誇るさがとが一歩上回るが、対する前田も負けじと掌底連打からのニールキックで動きを止めてみせると、その隙を逃さず胴絞めスリーパーホールド。これがガッチリ決まるとレフェリーストップで前田の勝利。

共に存分に持ち味を発揮するものの、LINKSの総帥である前田が意地でさがとを僅かに上回ってみせた…そんな感じの試合だったように思います。



興行時間は1時間40分。全7試合ながらも10分を超える試合がなかった為に短時間で終了。多分すぐに会場を出たら蕨の方のセミに間に合ったはず。まぁそれは後で気がついたんですが(笑)

前回のハリケーン津田のような純プロレスでLINKSの存在そのものを突き破るような圧倒的な存在感を放つ選手はいなかったものの、それでもメイン、セミ、第四試合とLINKSらしいと言える好試合が多く、これまでのLINKS関東大会の中では一番の内容だったんじゃないかなと思います。
まだまだ実戦となるとルールが曖昧だったり(肘を使っての脱出や切り崩し、ダウン宣告中の攻撃など)、前回に比べて制限のあるルールの中で純プロレスを見せようと挑む選手がいなかったり(前回は逆に極端に純プロレス寄りだったけど)と多少気になるところもあったけど、そこら辺は今後に期待と言うことで。

以前も書いたけどその独特なルールにより通常のプロレスに比べてかなりさじ加減が難しいであろうLINKS。これまではその制限に縛られバックボーンのみで勝負する選手が多かったけど、回を重ねるに連れて徐々にそれプラス「プロレス」ならではの戦い方を見せる選手も増えてきた模様。
これを「LINKSらしさ」と言っていいのかわからないけど、仮にそうであろうとなかろうと、ようやくLINKS内で一つの新しいスタイルが出来上がりつつあるような気がします。次回以降、このスタイルが更にどんな変化を見せるのか、その結果どんな化学反応を起こすのかが非常に楽しみです。そんな感じで今回は以上です。



12月7日追記:ちんたら書いてたら既に全試合の動画がUPされていた模様。この観戦記の意味ないな(苦笑)

・「12・2 LINKS JD vs RYO
・「12・2 LINKS TOLIE vs oKADo
・「12・2 LINKS シューター桜庭 vs リヴァーサル沢
・「12・2 LINKS ケンタDX vs 山本国鉄
・「12・2 LINKS マッチョ・マイケルズ vs 風魔破琉
・「12/2 LINKS  サド vs 邪馬屠
・「12/2 LINKS  前田明日 vs さがと