ユニオンの2月大会。明け方の雪で前回の悪夢再びと思いきや、その後快晴に恵まれたため積もることもなく。
観衆は平日にも関わらず251人の満員。

@前説&オープニング

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前説は恒例のおやじ倶楽部による歌披露。この日のゲストは元沖縄プロレスのイリオモテワイルドキャット。
親父が次回大会を欠場すると言うことで一ヶ月前倒しして荒井由実の『卒業写真』を熱唱するが、賑やかし担当の福田はスクワットしたりプッシュアップしたりチューブトレーニングしたりと黙々とトレーニングに励む。それを見てやたらと怯えるハーモニカ担当の会場さん、その横で淡々と手拍子を続けるワイルドキャット。最後はこれまた恒例のなぞ掛けで締め。
親父「FUMAにリングネームを変えた妻木洋夫と掛けまして、仕事帰りのベストストレッチと解きます。(その心は)ヒロオ(洋夫/疲労)が取れました。あり乾杯!」
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オープニングの選手入場式では前回に続きユニオンの新入団選手が発表。今回紹介されたのは元RAWのSAGAT。スーツ姿で登場するがこれがまた全くと言っていいほど似合っておらず。もちろん緊張でガッチガチ(笑)
SAGAT「こんにちは。今までは草プロレスRAW、そしてフリーとしてこのユニオンさんのリングで上がっていましたが、本日よりユニオンプロレス所属SAGATとして頑張っていきますので、皆様ご声援よろしくお願いします!」
選手代表の挨拶は翌日がバレンタインと言うことでチェリーが担当。
チェリー「みなさんわんばんこ!今日はバレンタインイブにたくさんの方にご来場いただきまして誠にありがとうございます。今日は勝者が新しく新設されるベルトのデザインや名前を考える試合があったり、負けたら退団とか…そういう目の離せない試合が今日も盛りだくさんあります。お天気にも恵まれまして帰りに雪で電車が動かないとかそういう心配もないので、今日は最後までごゆっくり楽しんでいってください」

と言うことで待ちに待ったSAGATのユニオン入団が発表された訳ですが、何ゆえ三富より後に発表されたのかがちょっと気になるところ。まぁ年齢的にもキャリア的にも(学プロと草プロの違いはあるが)SAGATの方が1年下なのでその方がいいのかもしれないが。ちなみにSAGATはそのままの名前で今後も活動を続けていく模様。プロデビュー戦は前回ってことでいいのかな?
RAWの有明省剛からの手向けの言葉である「そんじょそこらのプロにはなるんじゃねぇぞ」に応える為にはフリーとして活動していたはダメだと思っていたので、ユニオンに入団出来たことは非常に喜ばしい限り。風戸&三富と草プロ&学プロの選手が多くなってきたけど、彼らにしか見せられないものが何かしら必ずあると思うので、それを期待したいですね。入団おめでとうございます。


オープニングマッチ:日本だけでなく中国のトイレもすべて洋式化にするためのタッグマッチ
〇福田洋&葛西純(FREEDOMS)[8:35 メダル殴打]趙雲子龍×(新北京)&曹彰(新北京)

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両軍揃うと福田がマイクを持つ。
福田「ヘイ、チャイニーズ。僕らはYOUたちにとにかく怒っている。説明しよう。前回ユニオン新木場大会で僕とブラザー葛西純はある一つの目的を果たす為に結託した。それはこの世界にある全ての和式便所、それを一切快適な洋式便所にするためだ。そのためにも初めの標的として僕がチョイスしたのがYOUたちだ。なぜかわかるか?自分の胸に手を当てて考えてみろ。中国のトイレ、あれほど粗末なものはこの世に二つと存在しない。
いいか、お前たちは己の私利私欲の為に試合をし、至福を肥やしている。貧しい民たちの為に貴様らに出来ることはなんだ!トイレを洋式にすることだろ!」
趙雲「福田、お前は何もわかっておらん!!中国四千年、中国拳法脈々と受け継がれたこの歴史を支えてきたものはいったい何であるか。我が中国拳法の歴史を長年支えてきたもの、それこそが和式便所、いや中華式、華式便所だ!貴様もこの国に生きているなら、映画でこの構えを見たことがあるだろう」
そう言うと趙雲と曹彰は中国拳法で言うところの歩型の体勢に。
趙雲「この構えこそが我らが中国拳法を支えてきた四千年に渡る中国拳法基本構、和式便所的体。貴様ら便利などと言う甘い言葉で洋式便所にぬくぬくと育った貴様らにこの過酷な鍛錬方法が出来る訳がなかろうが!」
趙雲に挑発された福田&葛西は同じ体勢になろうとするが、共に足が痛んでしまいなかなか出来ず。そんな2人に「貴様らに今日、我々が鍛えに鍛えた足腰の強さを見せてくれるわ!」と趙雲らが低空ドロップキックで奇襲を仕掛け試合開始。
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曹彰のマット叩きつけ、ストレッチマフラー、噛み付き攻撃、趙雲のピンポイントアトミックボムズアウェイと早速左足を徹底的に痛めつけられる福田。ややオーバーながらも苦悶する福田に対し、趙雲は「どうした、そんなもんか!?」「これぞ中国拳法!」と歩型の構えからなぜかコサックダンスで挑発すると低空ドロップキックから膝カックン。
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更に曹彰の変形ダブルニークラッシャー、唾吐きかけ、顔面掻き毟り、ロープサミング、趙雲のアトミックボムズアウェイ、ロープワークしながらの連続踏みつけからのニードロップ、スピニングレッグロックからの中華式リバースインディアンデスロックと攻め込まれる福田。これは足を引きずりながらも葛西がカットに入るが、趙雲は「貴様も洋式か!」とあっさり追い払ってしまう。
続く趙雲の攻撃をココ☆ナツクラッシュで迎撃した福田はクローズライン連発でどうにか窮地を脱すると葛西にタッチ…すると思いきや踵を返してコーナーへ。葛西が「どこいくんだよお前!」と叫ぶ中、福田は自身でトドメを刺すべくファイブスター・ダブルアックスハンドルを狙うが、これは曹彰がカット。ここで趙雲は木曽レフェリーを福田にぶつけコーナーから叩き落すと、更に曹彰が福田を木曽レフェリーの上にシーソーホイップ!これで木曽レフェリーは失神。
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この隙に曹彰は大槌、趙雲は福田のメダルを持ち出すと慌てふためく福田の前で趙雲が「ほーら見ておけ」とそのメダルを踏みつけ、更に曹彰が大槌で一撃!そして今度は福田を大槌で叩き潰そうとする…が、これは葛西が庇って身代わりに!命より大事なメダルを踏みにじられただけでなくブラザー葛西まで痛めつけられた福田は怒りに打ち震えるとあざ笑う2人にナックルパートで反撃開始。
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趙雲&曹彰のスピーディーなコンビネーションから曹彰のスピアーを食らってしまうも、続くカサドーラ式の合体ボディプレスをかわして見せると怒りのナックル乱れ打ち。更に孤立した趙雲に対しクローズラインからパーフェクトプレックスを決める…が、残念ながらレフェリー不在でカウントならず。
ならばと葛西が痛む足を堪えつつパールハーバースプラッシュで追撃し、福田が押さえ込むが、今度は曹彰がレフェリーの足を引っ張りカウントを阻止。
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すかさず曹彰は落風鳳波から福田目掛けて大槌を振りかぶる…が、これは背後から星条旗でカットしようとした葛西に誤爆。曹彰がそちらに気を取られている隙に復活した福田は逆に大槌を曹彰にぶつけて追い払うと、レフェリーが見ていないことを確認した上でメダルを握った手でナックル一閃。これが決まると趙雲返せず3カウント。
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試合後、取り戻したメダル、そして葛西を抱きしめた福田はマイクを持つ。
福田「見たかぁ!いいか俺たちが今日証明した!なぜ俺たちが勝利したか、それは我々の戦争目的が正義だからだ!僕とブラザー葛西純が組めば怖くない!次回、その次のユニオンも我々がこの世界をけん引していく!この正義の…正義の…なんだぁ!我々が世界を代表するタッグチーム、ミスターデスマッチ、クレイジーモンキー、ミスタージュンカサイ。そしてユニオン非認定USヘビーウェイトチャンピオン、ミスターーーーーーパーファクト!」


※前回大会で意気投合し“チームUSA”を結成した福田&葛西が新北京軍を迎え撃ったオープニングマッチ。

試合は奇襲で流れを掴んだ新北京軍がラフや挑発を織り交ぜながら福田の左足に狙いを定め集中攻撃。徹底的に痛めつけ、更にレフェリーを排除した上で福田の大事なメダル&パートナーを踏みにじるが、これで福田の闘志に火がつくと一気に挽回。PHHはレフェリー不在、葛西のPHSは曹彰の介入で阻止されるも逆にレフェリー不在を逆手にとってのメダルナックルで福田が逆転勝利。

アメプロの王道と言っていいストーリーに上手く新北京プロレスのカラーが調和された一戦。役者揃いであり試合巧者揃いとあって非常に面白い試合でした。
あと今年は残念ながら恒例の新北京プロレス日本公演がないようなので、このような形であれ新北京軍を見ることが出来て嬉しかったですね。まぁ真琴姫がいなかったのはちょっと残念でしたが。


第二試合:〇諸橋晴也[8:38 クリップラー・クロスフェイス]ゴロージュニア×withエル・イホ・デル・ゴロー

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両者握手を交わし試合開始。一度目、二度目のロックアップは両者即振り払いブレイク。三度目のロックアップは諸橋がヘッドロックに捕らえると首投げから袈裟固め。ジュニアはこれをヘッドシザースで切り返しブレイクすると、諸橋と同時に髪の毛をセットし直す。
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手四つの力比べでは圧倒されるも見事なブリッジでカバーを返してみせるジュニア。乗っかられてもそのブリッジを崩さないジュニアだったが反動をつけたと同時にブリッジを崩してサイドに逃れるとそのまま電光石火の脇固め!諸橋たまらずロープエスケープ。ここでセコンドのイホデルが場外からダウンした諸橋に裏拳を叩き込むと、これを由としなかったジュニアと睨み合い。
気を取り直してジュニアはショルダーアームブリーカー、腕引っ張りと左腕に狙いを定めるが、諸橋も強引に串刺しバックエルボーを決めて動きを止めるとスリーパー。ジュニアは手首を取って切り返しを狙うが、諸橋は更に切り返すと再びスリーパーで捕獲。ジュニア、ロープエスケープ。
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ナックル、逆水平で攻める諸橋に対し、ジュニアはエルボースマッシュ、モンゴリアンチョップで返すと裏拳を狙うが、これは諸橋がキャッチ。堪えるジュニアの後頭部にエルボースタンプを連発してどうにか体勢を崩すとクリップラー・クロスフェイスの体勢に持ち込むが、これは極まる前にジュニアがロープエスケープ。
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ならばともう一回クリップラー・クロスフェイスを狙う諸橋だったが、ジュニアはこれを切り返すとスタンディングのスリーパー。諸橋どうにか振り払うも、ジュニアはテーズプレスで追撃を阻止するとマウントナックルから腕へのカーフブランディング!そしてすかさず腕ひしぎ逆十字に捕らえるが、これは伸びきったところで諸橋がロープエスケープ。
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このチャンスにジュニアはゴロースープレックスを狙うが、これは諸橋が振り払うとナックル、クローズライン2連発からスパインバスター。ジュニアはこれを食らうも下から腕十字固めを狙うが、諸橋はこれを押さえ込んで阻止。
ジュニアは更にカウンターの脇固めと見せかけて逆さ押さえ込み、カニバサミからのクリップラー・クロスフェイスを切り返しての押さえ込み、クローズラインからの追撃を捕らえてのヨーロピアンクラッチと多彩な丸め込み技で追い込むが、両足に両足を引っ掛けてヨーロピアンクラッチを完成させようとしたところで諸橋が反転して切り返すとクリップラー・クロスフェイス!これががっちり決まるとジュニアもたまらずギブアップ。イホデル、タオル代わりのアフロを投げ込むもワンテンポ遅れてしまい失敗。

試合後、試合に介入したイホデルを突き飛ばしたジュニアは一人で退場していった。


※ジュニアにとっては昨年9月のイサミ戦以来となるユニオンのトップクラスとのシングル。

開始早々同時に頭髪を弄ったりとコミカルっぽい仕草を見せるが、それ以降は至ってシリアスで濃密な攻防を展開する両者。そんな中、ブリッジから一瞬の隙を突いての脇固めで流れを掴んだジュニアは、クリップラーやラリアットを封じつつ、多彩で見事な腕攻めと丸め込みを駆使して追い込むが、最後は諸橋も負けじと巧さを見せてヨーロピアンを切り返してのクリップラーで勝利。

ベテラン相手にジュニアがそのテクニシャンっぷりを遺憾なく発揮した一戦でしたね。イサミ、諸橋と来たら次は石川のシングルが見てみたいなぁ。


第三試合:勝者が新ベルトのデザイン案&命名権を獲得できるタッグマッチ
×チェリー&紫雷美央(トリプルテイルズ.s)[10:09 ロールスルー・ジャーマンスープレックスホールド]高梨マサ子&米山香織〇(フリー)

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勝者が新設されるユニオン女子部のベルトのデザイン&命名権を得られると言うこのタッグマッチ。但し勝利チームではなく勝者のみその権利が与えられると言うことで、4人の強い希望によりノータッチルールで行われることに。
全員が揃うとそれぞれに声援が飛ぶが、そんな中どっちが声援が多いかで張り合うチェリー&美央。女性客からチェリーに「大人気ない」の声が飛ぶと、美央も同じく「大人気ないよ!」しかしチェリーはそんなのお構い無く、そして年甲斐もなくかわい子ぶる(笑)
レフェリーチェックになってもチェリーが美央相手に「なんかもってるんじゃないの?」といちゃもんをつければ美央が「なんで味方にそう言うこと言うの?チーム、タッグ!」と反論し、美央が「私が今人気あるから」と先発を勝って出ればチェリーが「あんたが下がってなさいよ、ずうずうしい」とそれを制したりと全く息が合わず。さすがに呆れたマサ子は「どっちでもいいわよ」とはき捨てると米山と共に急襲し試合開始。
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リング内には美央とマサ子。ケンカキックはかわされるもカウンターの顔面掻き毟りで動きを止めた美央はグルグルパンチをかわしての首固め。そのまま押さえ込むが、これはなんと味方のチェリーがカット。チェリーがガットショット、ステップキックで美央を追い払うと今度は米山と対峙。
「私がチャンピオンになるんだよ!」と米山が変則的なアームホイップを決めるとコーナースルーを狙うが、これはチェリーが堪えて引っ張り合いに。ここでチェリーは足の甲を踏んで動きを止めるとクロスボディを仕掛けるが、米山は全女式ブリッジで逃れると、逆にクロスボディ。チェリーも負けじと全女式ブリッジを見せる…が、身体が固くてギクシャク。これを見ていた美央「年なんだから無理しちゃダメよ」「『昭和』子!」
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マサ子のハーフスラム、ボディプレス、マサ子70キロ、米山のクロスレッグロック、キャメルクラッチと腰を集中的に狙われるチェリー。たまらず美央に「助けろ!」と声を掛けるが、一方の美央は「帰ってきてもいいのよぉ」「先輩頑張れ」と傍観の構え。更に鼻フックを仕掛けられてるのを見た美央が「いい顔してるねぇ」と野次ると、チェリーは「撮らないでぇ!」
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米山の追撃をかわしてもすぐにマサ子が飛び込みソバットのアシストから米山のフェイスクラッシャー、マサ子の顔面ドロップキック、セントーンの連続攻撃。押さえ込むがカウントは2。
続けて米山はチェリーをロープスルーするが、ここでさすがに見かねた美央がリングインすると米山を蹴り飛ばす。しかし美央のロープワークはマサ子がエプロンから阻止すると米山がリバースインディアンデスロックの体勢へ。今度はチェリーがカットに入り米山を突き飛ばす…が、もちろん倒れると共に同時に美央にもダメージが。チェリー、適当に謝りつつも再び突き飛ばして撤退。美央、米山の弓矢固めを食らいながらも「なんだったんだチェリーは…」
一方「美央情けないわよ!なにやってんの!」と野次るチェリーに対し、マサ子は「アンタこそなにやってんの!」と突っ込み&分断。
膝砕き、マットへの叩きつけとこちらは足に狙いを定めたマサ子。鼻を鷲掴みにしてからの攻撃は美央が振り払うも、ロープに振られるとここで米山がワンテンポ遅れながらもミサイルキックでアシスト。米山のボディスラム、モンゴリアンチョップ、ロープに固定してのマサ子の右足へのドロップキックと防戦一方の美央。続く変形ステップオーバートーホールドを食らうとどうにかロープエスケープを狙うが、これは味方のチェリーがロープを引いたり、頭を蹴り飛ばして邪魔。だがどうにかこうにかエスケープし、マサ子の追撃をカニバサミで迎撃しロープに叩きつけると延髄へのニーアタックからタランチュラ式首4の字。
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ここでチャンスと見たかチェリーが加勢に入るが、これはかわされ美央に誤爆。マサ子、グルグルパンチを狙うが、これはチェリーがどっこいしょ式大外刈りで迎撃すると、カットに入る米山に38パンチ、マサ子に38キック、そして2人まとめて38クラッシャー。マサ子&米山はこれを各々逃れるとダブルの攻撃を狙うが、チェリーはこれを側転で逃れるとフラングクロスボディ。更にキャッチされてもマサ子をそこからアームホイップで投げると同士討ちから2人同時にランニングネックブリーカー。
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チェリーの追撃を堪えたマサ子はコブラツイストから美央とチェリーを誤爆させると2人まとめて十字架固め。これはチェリーがキックアウトするとウラカンラナでやり返すが、こちらは米山がカット。
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美央との打撃戦から追っかけ式ケンカキックを食らうも続くハイキックをマトリクスでかわした米山はジャパニーズレッグロールクラッチ。しかし美央もこれをキックアウトするとカウンターの紫閃光。押さえ込むがカウントは2。
すかさず美央は得意の首4の字固めに捕らえるが、ここで勝利を掻っ攫おうと思ったかチェリーが問答無用のチェリートーンボム。押さえ込むがこれは高梨がカット。マサ子を場外へ追い払い、米山にブリザードスープレックスを決めたチェリーは春夜恋を狙うが、これは米山が途中で押し潰し阻止。
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米山、顔面へのローリングソバットからロールスルージャーマンを狙うが、今度はチェリーが堪えて体勢不十分ながらもファンタジーイリュージョン。押さえ込むがこれはマサ子と美央がカット。
美央を追い払ったマサ子は米山が羽交い絞めにするチェリーにトラースキックを放つが、これはチェリーがかわして失敗…かと思いきや、米山も同時にかわして誤爆を避けたところでマサ子が改めてチェリーに低空レッグラリアート。すかさずマサ子が押さえ込む…が、ここでこれまで沈黙を守り続けてきた米山がマサ子に裏切りの延髄ニーアタック!返す刀でチェリーにロールスルー・ジャーマンスープレックスホールドを決めて3カウント。
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試合後、米山がマイクを持つ。
米山「勝ったぞー!マサ子ごめん!だってベルトのデザインも名前も考えられるなんてこんなチャンスないよ!」
マサ子「関係ないわよ私には」
米山「次のユニオンの大会では私がデザインした自由のベルトを披露したいと思います!そして初代チャンピオンになるぞー!」


※久々参戦のマサ子が加わったユニオン女子部の試合。

新設されるユニオン女子部のベルトのデザイン&命名権が賭けられた一戦とあって女性特有のドロドロした展開になるかと思いきや、いがみ合うのはチェリーと美央のみ。これはいつものことなんで、至っていつも通りの試合に見えなくもない感じ。
足を引っ張り合うチェリー&美央に対し、一転集中攻撃や連携、同士討ちと落ち着いた試合運びで確実に勝利に歩を進めるマサ子&米山だった…が、最後の最後で米山が裏切り勝利を掠め取ることに。さすがベテランらしい狡猾さ(笑)

ちょっと米山とチェリー&美央間に技のミスが目立ったけど、それを差し引いても十分の巧さだったし、この4人ならではの一戦だったかなと。


第四試合:敗者がユニオン撤退を懸けたシングルマッチ
×大家健[9:45 ニールキック]石井慧介〇(DDT)

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大家は試合が終わったばかりの美央を無理やりおんぶして登場。対する石井はチームドリフの入江&高尾を引きつれ入場。
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ゴングが鳴るや否や激しいエルボー合戦を展開する両者。大家はガットショットで動きを止め、ショルダータックルで吹っ飛ばすと、石井の反撃をキャッチしてカミカゼ狙い。だが石井はこれを逃れると逆に抗う大家を担いで共に場外へ転落。
場外での打撃戦、鉄柱を巡っての攻防は石井が制するも、負けじと場外カミカゼで応戦する大家。だが続く場外炎のスピアーはかわされてしまい、売店に派手に突っ込んでしまう。大家、あわやリングアウト負け…かと思いきや、どうにかカウント18で復帰。
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虫の息の大家に対しボディスラム、ニードロップ、スリーパーと攻め立てる石井。しかし美央の必死の檄に応えたのか、串刺しフロントハイキックをキャッチした大家はドラゴンスクリュー。だが続く足4の字は石井が尻を蹴り飛ばして脱出すると「大家、退団しろ!」と叫びながらエルボー。これに対し大家が「チームドリフは撤退しろ!」と叫びながらエルボーで返すと「撤退!」「退団!」の掛け声が飛ぶ中、エルボー合戦を展開。このエルボー合戦を制した石井は大家をコーナーに追い込むと「よーし!」「退団させちゃうぞバカヤロー!」と小島聡っぽいアピールからコーナーダイブ狙い。だがこれは大家がカットすると「てめぇ勝手なこと言ってんじゃねぇよ!」と雪崩式ブレーンバスター。
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大「大家」コールが巻き起こる中、大家はミサイルキック、オーバーヘッドキックをかわしてのジャーマンと一気呵成に攻め立てるとトドメの炎のスピアー。だがこれは石井がニーアタックで迎撃すると高い打点のドロップキックから大家の首固めを切り返しての首固め。更に張り手から側頭部ニーアタック、フィッシャーマンズバスターとたたみ掛けるが、大家は意地でキックアウト。ならばと石井はニールキックでトドメを狙うが、これは大家が炎のスピアーで迎撃しダブルダウン。
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膝立ち状態でのエルボー合戦から立っての打ち合いとなるが、大家は得意の頭突きをぶち込むと石井もフロントハイキックで応戦。大家は両手を広げて何度もそれを受け止め、頭突きで返すと頭突き連打からもう一度ジャーマン。だが石井はこれを着地してみせるとジャンピングハイキック、延髄へのニーアタック、そしてトドメのニールキック。これが決まると大家も返せず3カウント。
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試合が終わるや否やリングに飛び込んだ美央は大の字になる大家を無視して「さよならしないで!さよならしないで!」と石井にすがりつく。
石井「大家さん、負けちゃいましたね。この試合のルールわかってますか?でも俺は思った。大家さんは勝っても負けてもユニオンプロレスに必要な人間だと思います。すげぇ弱いけど、カリスマとか言われてるの?だからこれからもユニオンプロレスで頑張っていってください。

それから俺のことだけど、俺は今ユニオンプロレスでやりたいことはもうやり尽くした。だから一回このユニオンプロレスのリングを離れるけど、もっともっと大きくなって、スケールアップして、またこのユニオンプロレスに乗り込んできて、またユニオンの連中を、大家健をボッコボコにやってやる。またボコボコにしてやるから、またユニオンプロレスに乗り込んできた時にまた試合しましょう」
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そう言うと石井は一人で退場。残された美央は自身について明言されなかったことにハラハラするが、スーザン代表から「大家ぁ良かったよ。あぁやってさ、石井選手もさ「大家、ユニオンに必要だからさ、退団しなくてもいい」って言ってるし。大家があんまりにも退団賭けるって言うからさ組んだけど、私だって大家を追い出したくないし、ここにいるみんなだって大家も美央ちゃんもユニオンに必要だと思ってるよねぇ。これからもみんなで頑張ろう」と言われ一安心。しかしここで大家がマイクを持つと…。
大家「代表オイ!聞いた風な口をきくんじゃねえ!一度退団っつったら退団なんだよ!だいたいこんなユニオンみたいなちっぽけな器に収まるような俺じゃない!俺をメシアとして必要としている大きな団体は沢山あるんだよ!俺はユニオンを撤退するよ!」
怒鳴り散らして思いっきり虚勢を張る大家だったが、ここで美央が鉄拳制裁。
美央「馬鹿じゃないのかテメェ!スーザンさんも石井もこんな優しい言葉を投げかけてくれてるのに、オメェを必要としてるでっかいところなんかあるわけねえだろ!テメェみたいなちみっちぇえ駄犬はな、みんなに助けてもらってお情けもらってどうにかおまんま食っていけるレベルなんだよ!」
大家「美央、皆まで言うな。お前が錯乱しているのはよくわかる。でも“けんとみお”は無くなる訳じゃねぇんだよ。
お前が出てる女子プロレス団体に着いて行ってやる。“けんとみお”は永遠に不滅だよ」
大家はそう無理やり締めると嫌がる美央を引きつれリングを後にした。


※大家健は退団、チームドリフ&大家の正パートナー?美央は撤退を賭けての一騎打ちとなったこの試合。両セコンド陣の介入もなく正々堂々真正面からバチバチとぶつかり合うが両者だったが最後は手数で勝った石井が一気に押し切りニールキックで勝利。試合そのものは大家の真骨頂的なスタイルだったけど、石井がそんな大家のスタイルに踏み込んだ上で勝利したと言ったところか。

勝った石井はかつてのいい人キャラに戻って大家を認めた上で自身が撤退を表明。やっぱりDDT系列でヒールを貫くのは難しいか…と言ってもいい人に戻っても撤退表明の時の客の反応は皆無だったけど。
結局ユニオンに乗り込んできた目的がなんだったのかはっきりしないまま撤退となるが、それ以上に気になるのがこの場合入江&高尾はどうなるのかと言うこと。ユニオンになじみの深い入江にはまだ残って欲しいところなんだが。
一方の大家はこれからも美央に付きまとうようなので、それはそれで面白そうなので楽しみ(笑)


@休憩

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休憩前のスーザン代表によるインフォメーションコーナーでは、次回3月10日の横浜ラジアントホール大会での三富のデビューが発表される。
三富「新人らしくがんばりますのでよろしくお願いします…

なんて言葉は僕は好きじゃないです!僕は胸を張って4年間学生プロレスと言うものをやってきて、そのことに凄く自信を持っています。相手が誰だろうと僕はプロレスは勝ちに拘る闘いだと思ってます。なのでしっかりと「頑張ったね」とか「良かったよ」とか「いい試合だった」とかは抜きに、本当にドキドキワクワクするさせるような試合をしていきたいと思います。そしてユニオンに新たな風景を見せていきたいと思います。応援宜しくお願いします」

休憩中には美央がユニオン最後の売店。人気者の最後とあって大盛況でした(笑)


セミファイナル:4WAYタッグマッチ
石川修司&×FUMA[11:09 名前はまだない]めんそ〜れ親父(フリー)&イリオモテ・ワイルドキャット〇(フリー)
その他の参戦選手:入江茂弘(DDT)&高尾蒼馬(DDT)、風戸大智&SAGAT

退場順:〇ワイルドキャット[6:57 名前はまだない]風戸×
〇石川[8:33 ジャイアントクラッチ]高尾×

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SAGATは風戸の超ハイテンションに同調し無理やりテンション上げて登場。続いて親父&キャット、入江&高尾、石川&FUMAの順で登場するが、マスクを被っていたからなのかなんなのかやたらとFUMAに食って掛かる元沖縄勢(笑)
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先発はFUMA、入江、親父、風戸。まずは4人でロックアップするがこれはすぐにブレイク。続いて手四つならぬ手八つの体勢になるとこれはどこからともウェーブが。これにはご機嫌の入江、試合そっちのけで高尾と手を繋いで2人だけでウェーブ。仲良いなぁ(笑)
その間に他の3人がチョップ合戦を始めると入江も後から混ざろうとするが、3人はトリプルドロップキックで入江を排除。FUMA&親父からチョップの集中攻撃を受ける風戸だったが、ハイテンションと気合だけで押し返すとFUMAを踏み台にして親父へのジャンピングハイキック、FUMAへのドロップキックで2人を蹴散らすと、FUMAに対し首4の字。ここで高尾、SAGAT、キャット、入江、親父と数珠繋ぎで首4の字を仕掛けると、最後に残った石川が全員まとめて逆エビ固め。しかし一番端の親父は既にロープに手を掛けていたと言うことですぐにブレイク。
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味方なのにも関わらずノリで逆エビ固めを仕掛けてきた石川を叱責し追い払ったFUMA。親父に狙いを定めるが、串刺し攻撃はかわされるとヒップトスで返り討ちに。親父は更に敵味方&レフェリー問わず全員をヒップトスで投げるとくるっと回って欽ちゃんジャンプ。しかし石川だけが飛ばず。全員に指差されて笑われた石川はもう一回とせがむが、今度は石川だけがジャンプ。やっぱり笑いものに。
続いて石川がキャット、FUMAがSAGAT、入江が風戸、親父が高尾をヘッドロックに捕らえると全員ぶつかり同時にダウン…のはずが石川と入江だけ棒立ち。慌てて石川もダウンするが、入江はそのままの状態でカウント&その他全員同時にクリアー。
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一人恥をかいた入江は「石川、オマエのせいだ!」と石川に食って掛かると肉弾戦へ。ここで身長では劣るも同じくパワーファイター系であるSAGATが割ってはいると、石川&入江に両サイドから頭突きを食らうも続く串刺し攻撃をかわして入江にラリアット。更には石川にエルボー合戦からスピアーで吹っ飛ばす。
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今度は高尾が割って入るとドロップキックでSAGATを排除。入れ替わってリングインした風戸に親父のお株を奪うようなロープ渡りを仕掛けると、そこから飛び降りてマッスルスタンプ。更に顔面ドロップキックから押さえ込むがカウントは2。
ここでキャットがリングインすると共闘を申し出てトレイン攻撃からダブルブレーンバスター。更に高尾が羽交い絞めにしてキャットが攻撃を狙うが、風戸はこれを蹴りで迎撃するとキャットを踏み代替わりに高尾へオーバーヘッドキック。返す刀でファイナルカットを決める風戸だったがキャットはこれをカウント2でクリアー。ならばと串刺し攻撃を狙うが、これはキャットがかわすと親父がエプロンからオリオンビールの缶で殴打。すかさずキャットが“名前はまだない”(スマッシュマウス)を決めて3カウント。これで風戸&SAGAT組が脱落。
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ここですぐに入江が飛び込むとキャット相手に串刺しボディアタックからフライングソーセージを狙うが、これは石川がカットすると「ファンタスティック!」と入江をキャットの上にファンタスティックフリップ。しかしこれはかわされ入江が自爆。この隙に今度は高尾がリングインすると石川に対し串刺しダブルニーアタックから植松寿絵式顔面ウオッシュ。更にセカンドロープからの振り返り式エルボーアタックを狙うがこれは石川がニーリフトで迎撃。
だが高尾は入江の踏み台アシストからのトルネードDDTを決めると入江の豪快なバックドロップから2人同時のボマイェ。…しかしこれも石川がラリアットで迎撃。一人高尾だけが逃れると首固めで丸め込むが、石川はこれをキックアウトすると延髄蹴りからの追撃をキャッチしてジャイアントクラッチ(雁之助クラッチ)。これが決まると高尾も返せず3カウント。入江&高尾組脱落。残るは石川&FUMA組と親父&キャット組。
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親父はキャットと共に石川をダブルドロップキックで排除するとFUMAと激しい蹴り合いを展開。親父は「妻木、久々だなぁ!」
猛ラッシュを仕掛けるが、FUMAは大外刈りでダウンを奪うとジャーマン狙い。これは親父が切り返すと親父卍でやり返すが、これはすぐに石川がカット。ならばとトラースキックから親父ぬいを狙うが、これも石川がキャッチするとそのままファイアーサンダー。押さえ込むがこれはキャットがカット。
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FUMAのカニバサミ、石川の延髄ニーアタック、FUMAのエクスプロイダー、石川&FUMAのサンドイッチPK、石川のチョークスラムと一気にたたみ掛けるとFUMAがダイビングヘッドバットを狙うが、これはキャットが回避。ならばと石川がスプラッシュマウンテンで追い討ちしようとするが、今度は親父がトラースキックでカットするとそのまま親父ぬい、トペスイシーダで分断。その間にキャットが“名前はまだない”をFUMAに決めて3カウント。


※ユニオン、チームドリフ、元沖縄、ヤングユニオン(or元草プロ)による4WAYタッグ。

試合はコミカルだったり、肉弾戦あり、ハイスピードな攻防ありと沖縄プロレスっぽい(元を辿れば大阪、みちのくだが)展開に。久々のBIG“G”BANG連携があったり、その2人相手にSAGATがパワーで挑んだり、風戸がハイテンションで躍動したり、沖縄時代を髣髴させるような親父とFUMAの激しい蹴り合いがあったりする中、最後はユニオン軍の猛ラッシュをしのいだキャットが“名前はまだない”で勝利。

割とあっさり目ながらも面白い試合ではあったんだけど、なんでこの試合がセミだったのかがちょっと謎だったかなと。


メインイベント:×木高イサミ[13:53 垂直落下式ブレーンバスター]大家拳號〇(KAIENTAI)

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先に登場した拳號は相変わらずの「大家」コールにうんざりとした表情で「うるせぇ!」と一言。後から入場してきたイサミはリングインの前から拳號を見据えると、視線を逸らさず。
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ゴングが鳴ると反時計回りに歩を進める両者。手を合わせそうで合わせず一旦距離を取り直すとイサミが片足タックル。拳號はこれをキャッチするとなおもグラウンドに持ち込もうとするイサミの両肩を掴んでそれを阻止。イサミ、一旦距離を取ってから再び懐に飛び込むが、これも拳號がキャッチしブレイク。イサミはそれでも執拗に懐に飛び込もうとするが、拳號はまたも両肩を押さえつけて阻止するとニーリフト。だがイサミはその足をキャッチするとロープに押し込んでブレイク。
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手四つと見せかけ自ら倒れこみつつグラウンドに持ち込もうとするイサミ。しかし拳號はこれを堪えるとイサミの左足に強烈なローキック一閃。イサミ、悶絶するも隙を突いてグーパンチで殴り飛ばすと拳號を蹴り飛ばし場外へ。両者場外でエルボー合戦を展開するが、カウントアウト間近になると「上がるぞ」と共にリングへ復帰。
手首の取り合いからショルダーアームブリーカーで動きを止めたイサミは先ほどのお返しとばかり鋭いミドルキック。だが拳號が重たいローキックで応戦すると思わずたじろぎつつもエルボーで応戦するイサミ。
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額を突き合わせての睨み合いから更に打ち合うが、競り勝ったのは拳號のローキック。ダウンしたイサミに対し拳號が「もっと来いコラ!」と頬を突き出し挑発すると、イサミはそれに応えて渾身のエルボー。だが拳號は「なんだコラ!」「効かねぇぞコラ!」と更に挑発し受け止めてからローキック、レッグロック、そしてアキレス腱固め。イサミは蹴り飛ばして逃れようとするが、拳號が逆にグイグイ絞め上げると悶絶。ロープエスケープしても拳號に引きずり戻され絞め上げられるイサミだったが、これもどうにかエスケープ。

5分経過

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拳號はイサミの左足を踏みつけながら蹴り飛ばすと、ボディパンチで反撃しようとするイサミに対しローキックからコーナーに押し込み蹴りまくる。イサミも負けじとエルボーで返すが、やはりローキック一発で沈黙。
しかし続く串刺し攻撃をかわし、ボディへのエルボー連打で動きを止めると、雄叫びを上げて雪崩式攻撃へ。拳號はこれを振り払おうとするが、イサミはロープを掴んでグッと堪えると頭突きから雪崩式フランケンシュタイナー。
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だが落下した際にイサミが更に左足にダメージを負うと、すかさず拳號がドラゴンスクリューから変形DDT。イサミも八咫烏で返そうとするが、拳號はこれをガードすると水面蹴り。イサミたまらずダウン。
ダウンカウントが起こるも拳號はそれを制すると顔を突き出し挑発するが、これに対しイサミはその場に腰を据えて自らの頬を張って「来いよ、オラ!」と逆に挑発。拳號もこれに応えフロントハイキックを連発するが、イサミは一歩も引かず、腰を据えて真っ向から受け止める。ならばと拳號、走りこんでの5発目を狙うが、これはイサミが追っかけて顔面へのフロントハイキックで阻止。
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ようやく動きを止めさせたイサミは勇脚から飛びつき式の十字架固め…と見せかけて、なんと掟破りの無道!リング中央でガッチリ決まるが、拳號は背負ったままどうにか立ち上がるとバックフリップで脱出。すると拳號はバズソー式真剣…と見せかけてこちらも掟破りの逆八咫烏!イサミ、もんどりうってダウンするイサミだったが、起き上がり際の拳號の攻撃は渾身のエルボーで迎撃!両者ダブルダウン。

10分経過

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両者立ち上がると激しいエルボー合戦へ。得意のバチバチに拳號相手でも思わず笑みを浮かべるイサミに対し、「いいじゃねぇか!」と真っ向から打ち合いに応じる拳號。犬猿の仲ながらも、こちらも時折思わず笑みを浮かべる。意地のエルボー合戦は徐々にイサミが押していくと、今度は共に手を握り合って逃げ場のない状態での張り手合戦へ。ただひたすらに打ち合う両者だったが、これを制したのは拳號。イサミの反撃をかわして投げっぱなしジャーマンを決めるが、イサミもすぐに立ち上がると勇脚でダウンを奪ってから一気にコーナーに飛び乗りダイビングダブルニードロップ!
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しかし拳號はこれをかわすと間髪いれずに真剣!すかさず拳號はイサミを強引に引きずり起こして垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、イサミはこれを着地して回避すると勇脚・斬。更に後頭部への勇脚・斬から勇脚を狙う…が、拳號はこれも強烈な真剣で迎撃してみせると満を持しての垂直落下式ブレーンバスター!これが完璧に決まるとイサミもさすがに返すことが出来ず3カウント。
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試合後、勝利したものの疲労困憊からかロープにもたれかかったままの拳號。どうにか立ち上がって勝ち名乗りを受けると、逆に立ちあがれないままのイサミの頭を覗き込みながら何度も引っ叩く。これに対しイサミがビンタでやり返すと、拳號は再び満足そうな笑みを浮かべてからマイクを持つ。
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拳號「イサミ、なかなかおもしろかったよ。何年前だったっけ、オマエを初めて相手して俺は負けたよ。確か、その後も負けたかな。でもその後はどうだったかな?オマエの記憶を奪って、その後はどうだ? オマエのことはその頃から大嫌いんだよ。

だけどもだ、このユニオンに何年前からだっけ、参戦するようになって、なんだか知らんけど悪ふざけで大家拳號を名乗らされて、今でもだ、今でも大家コールが起こりやがる。(大家コールに)どっちだよ!この様だ。

だけどもだ。木高イサミ、オマエだけはずっと真霜って俺のことを真霜と呼びかけてたな。実はちょっとだけうれしかったよ。オマエのことだけ大嫌いだったけど、ちょっとだけほんのちょーっとだけ好きになったよ。
木高イサミ、ありがとう
イサミ「真霜、オマエにな認められたってなこれっぽっちもうれしくねぇんだよ。純粋なよ、プロレスルールで『参りました』ってお前に言わせるのが俺の目標だからな。俺はよ、オマエにもケニーにも石川修司にも勝たなきゃいけない。色々大変だけどな、楽しく、アンタのところ出てから楽しくエースさせてもらってるわ。おい真霜よ、これからもユニオンに出るんだろ?」
拳號「どうしよかな…」
イサミ「出るんだろ、真霜」
ここで大家コールをかき消すかのような真霜コールが巻き起こると…
拳號「大家…?真霜ならば真霜拳號ならばいつでも来てやるよ。大家拳號で発表するようなことがあれば出ないからな」
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そう言って引き揚げようとする拳號に場内から更なる「真霜」コールが起こると拳號は「…なんだよ」と言いながら満更でもない顔でリングに戻る。
ここでイサミが「死ぬまでしたくなかったけど…」と右手を差し出すと、拳號は「いいよ、今日だけはいいよ。オメェとやって今日楽しかったよ。次、今度やる時は俺から指名してやる。そう言うことだ。わかったか」と握手に応じる。
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その手をすぐに振り払った拳號はさっさと花道から帰ろうとする…が、ここでイサミが拳號の曲を止めさせると「ちょっと待って、帰っちゃうだろ!みんな今のうちに!」とユニオンのメンバーをリングに呼び込む。一方、帰りたいのに真霜コールと若手らに足止めされてしまった拳號は「(こんな時こそ)大家って言えよ!」

イサミ「エースだとほざきながら負けてばかりのこんな弱っちい俺ですが、それでも、それでも俺は諦めねえ!!」
ここでマイクを持ったのが諸橋。
諸橋「イサミ、おいユニオンはよぉ、オマエ一人じゃねえんだよ!勘違いするな。ここにいるみんながユニオンなんだよな。今はこのリングに取り戻さなきゃいけないものがあるんじゃないですか?この俺がEXTREMEのベルトを、このリングに持って帰ってきてやる!代表。俺にタイトルマッチ組んでください」
喜色満面のスーザン代表「諸ちゃん嬉しい。私が責任を持ってDDTのGMと話をつけます」
一方、石川は「俺もやります…俺も決めました。
ジャイアントリサイタルやります」
…突然のことにユニオンメンバーも観客も唖然、騒然。とりあえず石川は意図説明をしようとする…が、恥ずかしくなったのか小声で喋るもんだから全く聞き取れず。挙句の果てにはエプロンに逃亡(笑)
そんな石川にスーザン代表はまるでお母さんのように「わかった、あんまりしつこく聞けなさそうだよね…。なんか盛り上げよう、なんかやろうって言う心意気は伝わった。ジャイアントリサイタルも期待してる」
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スーザン代表「大家が退団しちゃって、寂しいなぁって言うか、どうしたんだろうって思ってたけど、でも新しくSAGATも入って、三富も入って…」
とここで誰か一人いないことに気付く面々。そこに血相変えて現れたのが足りなかった一人である福田。
福田「大変だ!ブラザー葛西がなぞの怪しげな覆面2人組にさらわれた!」

それと同時に花道に現れたのが目出し帽を被った謎の2人組。片方は凶器で葛西を脅し、もう片方は明らかに聞き覚えのある声で喋りだす。
謎の覆面男「お前ら動くんじゃねぇぞ!こいつがどうなってもいいのか!?」
福田「お前らの要求はなんだ!」
謎の覆面男「俺たちの要求はただ一つ、3月10日ユニオンプロレス横浜大会の出場だ!我々2人を3月10日の横浜大会に出場させることを認めればこいつは解放してやるよ」
これを聞いていたスーザン代表は淡々且つあっさりと「状況はよくわかった。じゃあ3月10日出ていいよ」
色よい答えを聞いた覆面の男は「3月10日ユニオンプロレス、楽しみにしとけよ!」と葛西を解放してさっさと退場。意外と物分りいいな。

スーザン代表「…よかったですね。えっと…大家があんなことになって心配したけど、いろいろアイツも考えているみたいね」
スーザンはちょっと困惑した表情を見せながらそうまとめると、イサミにマイクを手渡し締めを任せる。
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イサミ「僕締めていいっすか?

どんなボロボロでも、すごい辛くて痛いプロレスを、俺は…いや、俺たちは全力で楽しんでいきましょう!」
最後は帰ろうとする大家拳號…ならぬ真霜拳號を真霜コールで戻した上で「3、2、1、いくぞユニオン!」で締めて興行は無事終了となりました。



※デビュー当時からライバル関係にあったイサミと拳號による待望のシングルマッチがこの日のメイン。両者のシングルは恐らく2002年9月30日のKAIENTAI後楽園大会以来、約10年7ヶ月ぶり。
ちなみに当時のイサミはデビューして間もないながらも(2002年7月18日デビュー)総合系のスタイルで並み居る先輩レスラーたちを片っ端から秒殺。そんな中最後の砦として立ちはだかった真霜拳號と3ヶ月連続で3度対戦し、2度イサミが勝利しているものの、最後の対戦となった9月の後楽園では真剣で失神KOに追い込まれている。その後、イサミは負傷欠場の末に退団。

2002年07月21日 千葉BF(1:13 腕ひしぎでイサミ)
2002年08月17日 ディファ有明(3:50 腕ひしぎでイサミ)
2002年09月30日 後楽園ホール(4:42 真剣からのTKOで真霜)

ただならぬ緊張感が漂う中、静かな立ち上がりで試合はスタート。探り合いからデビュー当時を彷彿させるかのような動きでしきりにグラウンドに持ち込もうとするイサミを拳號は悉くディフィエンス。重たいローキック一発で楔を打ち込むと、左足に狙いを定めてことあるごとに痛めつけ、絞め上げる。その的確で厳しい一撃一撃にイサミは悶絶するも、得意の打ち合い、意地の張り合いに持ち込むと拳號の厳しい打撃をあえて真正面から受け止めて逆にそれをエネルギーに変えていく。ここら辺がまさにイサミの真骨頂と言ったところ。
雪崩式フランケンの着地で足を悪化させ、八咫烏のカウンターで水面蹴りを食らい…と更に左足にダメージを蓄積させてしまうものの、それでも挑発合戦から拳號のフロントハイキックを何度も顔面で受け止めて見せると、お返しの顔面フロントハイキックでようやく反撃の口火を切る。
片やイサミが無道を仕掛ければ、拳號も負けじと八咫烏で応戦…と互いに掟破りの攻撃を仕掛けあうと、三度バチバチとした打撃戦へ。互いの手を掴み一歩も引かず激しい鍔迫り合いを繰り広げる両者だったが、続くイサミの放った勇脚からのダイビングダブルニー、拳號の放った真剣からの垂直落下は共に回避。ならばとイサミは勇脚・斬でラッシュを狙うが、対する拳號はここを勝機と見ていたか、一発目は食らうも二発目は真剣で迎撃と言うまさに“肉を切らせて骨を絶つ”ような戦法で動きを止めると最後は文字通り一撃必殺の垂直落下
で3カウント奪取。僅か13分ながらもなんとも濃密で見事な攻防。

“一転集中”、“一撃必殺”などプロレスの基礎中の基礎を重んじ、無駄なものを一切そぎ落とし、組み立てはシンプルながらも説得力は十分と言うKAIENTAIイズムを忠実に再現しつつ、更にそれぞれがこれまで培ってきた経験をライバル相手にこれでもかとぶつけ合ったと言う、予想にたがわぬこの両者ならではの名勝負。

個人的にはこれだけの名勝負、出来れば古巣KAIENTAIのリングで、もしくはストーリーを重ねた上での大舞台で見たかったと言う気持ちも強かったですが、EXTREMEを失ったばかりのイサミにとっては初心に帰るべく、もしくは10年前から止まっていた針を動かすべく挑んだ試合だったと思うので、そう言う意味では通常興行でやる事に意味があったのかなぁ…と。あくまで推論ですが。

なにはともあれ自分としては当時を思い出し、なんとも胸が熱くなる一戦でした。素晴らしい。


興行時間は2時間20分。カードのバランスは違えどいつも通りの安定感。平日なのに満員になるのも頷けるような良興行でした。ここ最近のユニオンはなかなか外れないなぁ。



【おまけ】
書くのに遅れたのは仕事とインフルエンザに掛かったから。そろそろこの形で書き続けるのが辛くなってきたな…。

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