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2008年から再始動し、いまや毎年恒例となった学生プロレスの祭典「学生プロレスサミット」。今年は再び戻って“プロレスの聖地”後楽園ホールにて開催。
裏にDDTのワンマッチ興行やWNC新宿FACE大会が重なったり、平日夜の開催となったりとマイナス要素はあったものの、それでも年に一度の祭典、Twitterや各会場でのビラ配りなどの地道な宣伝活動、通常より安価なチケット代とプラスになる部分が多かったようで、大雑把に見て8割ぐらいの入りに。バトルニュースの発表によると観衆は1039人の満員。もちろんこれまでの学サミ後楽園大会の中では一番の入り。

今年の参加団体は以下の通り。

・UWF関東学生プロレス連盟
・NUWA(日大プロレス研究会)
・SWSガクセイプロレス
・RWF(立命館プロレス同好会)
・DWA(同志社プロレス同盟)
・KWF(九州産業大学プロレス研究部)

去年から引き続き参戦となる九州KWFだけでなく、関西からRWF&DWAが参戦。まさに“サミット”の名に相応しい豪華な陣容。

なお関東学生プロレス界の代表的存在であり、今興行においてもメインイベンター&裏方の中心として八面六臂の活躍をしてきたUWFの“潮吹豪”は学サミ直前の2月22日に交通事故にあってしまい“左足首脱臼骨折”全治3ヶ月の重症を負い急遽欠場。このため対戦カードも一部変更されることに。


※ちょっと写真を多く貼りすぎてしまったので休憩を境に前編、後編と分けました。こちらは第一試合から第四試合までの観戦記です。

@前説&オープニング

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前説担当はM太郎&ちんことみつき。「ちんこ」だの「うんこ」だの楽しそうに連呼しながらgdgdトーク。
M太郎「少しずつお客さんが増えていきますが、このまま2日経ったらどうなってしまうんだろう?」
ちんこ「僕らがとても苦しいことになってると思います」
M太郎「(後楽園の)延長料金ですか?」
…と言うことで、やる前から延長する気満々(苦笑)

興行開始直前には簡単なプロレス講座を開講。実技担当をその場で公募するが、立候補したのは観客として観に来ていた(と言うていの)アレスルト・デル・リオ(SWS2年)&スマータフォン・セクスペディア(SWS2年)
ファイプロだかキンコロっぽい動きをしつつ、3カウントフォール、ギブアップ、ロープエスケープ、レフェリーのブラインドを突いての反則と説明していくが、デルリオはまるで学サミに出られない鬱憤をぶつけるかのようにいちいち厳しい攻撃。でも終わればきちんと一礼したり、スマタにロープを開けてあげたりと好青年に戻る(笑)
それにしても去年もそうだったけど、自分が観たい選手が前座に出てくる率高いなぁ…。
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オープニングでは手術を終えたばかりと言う潮吹豪が車椅子に乗って登場し、仲間たちに肩を借りてリングイン。大潮吹コールが巻き起こると潮吹は涙ぐみながらもマイクを持つ。
潮吹「まず初めに、今日メインイベントでカードが組まれていたのに、そのカードに穴を空けてしまい本当に申し訳ありませんでした。

学生プロレス、4年間は僕にとって本当に青春でした。その青春に今、こうして同期や後輩が熱を持って打ち込んでます。今日はその姿を最後まで見届けて上げてください。学生プロレスが、そしてプロレスが、これだけ素晴らしいということをきっとみんなが証明してくれます。最後まで応援宜しくお願いします。

今日僕が試合をすることはできませんが、僕が試合をする以上に、絶対に熱い戦いがこのリングにあります。今日来て良かったと、学生プロレスを観て良かった、学生プロレスを観て感動出来た、そう思える興行に必ずなると思います。
最後まで応援の程宜しくお願いします!じゃあ最後に、僕からオープニングコールをさせてください。お客さん準備はいいですか!?

今日は一晩だけでいいから学生プロレスに酔いしれてください、そして学プロに恋してください。学生プロレスサミット2013、スタート!!」

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オープニングVTRには児ーポ、アレク、うんこの3人が登場。モテ期について語っていると児ーポの元に「試合頑張ったらごほうびあ・げ・る」と言うメールが。Perfumeの『Baby cruising Love』が流れる中、狂喜乱舞しみんなと共に踊りまくる児ーポだったが、それをギャル男に自慢していたらギャル男から間違いを指摘される。そして見落としていたメールの最後を見たら…。
「メールアドレス変えました。母より」


第一試合:新人タッグマッチ
〇オナホ・ハズシタ(NUWA/日大1)&ハス向井理(UWF/明治1)[7:41 逆エビ固め]アレクサインダー大塚(SWS/帝京1)&ショーモナイケルズ×(SWS/帝京1)

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1年生4人によるタッグマッチ。裁くレフェリーはさくらちゃん(UWF4年)、実況解説は児ーポ&ちんこ。
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先発はハス向井とショーモ。まずはハス向井が気合を入れるとロックアップからヘッドロック、スリーパー。ショーモが手首を取って切り返すと、手首の取り合いを経てブレイク。
続いてオナホとアレク。対峙するや否やアレクが一発張るも、オナホは食って掛からずロックアップ。バスターからグラウンドに持ち込むオナホだったがこれはアレクが制すると、続くタックル合戦も制しショーモとタッチ。
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ショーモは背中に飛び乗りスリーパーを狙うが、これはオナホがすぐにロープエスケープすると逆にカウンターのショルダースルー。
ハス向井のレッグロック、ボディスラムからオナホがブレーンバスターを狙うが、これはショーモが堪えるとエルボー連打。更にロープバウンドを使ってエルボーを連発するが、威力をつけているはずなのにそれでもなぜか弱弱しい。挙句の果てにはチョップ一発で吹っ飛ばされ、更にブレーンバスターで投げられてしまう。
しかしショーモはラリアットをフロントハイキックで迎撃してみせるとランニングバックエルボーを叩き込んでアレクとタッチ。
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アレクは空手仕込みのローキックを背中にぶち込むと、止めに入るレフェリーを「うるせぇよ!」と恫喝しつつコーナーで踏みつけ。更にミドルキックの速射砲から雷(ナイマン蹴り)を叩き込むが、調子に乗って観客にアピールしているとその背後からオナホがラリアットで急襲。オナホ、ハス向井とタッチ。
代わったハス向井に対しアレクは水面蹴りで動きを止めると「あそこが渦潮スイング!」とジャイアントスイング10回転を決めてショーモに試合を託す。
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ショーモはこれまでとは別人のような強烈な逆水平チョップを連発するが、追撃はハス向井がドロップキックで迎撃。続くボディスラムは着地されて背中にチョップを打ち込まれるも、追撃をフランケンシュタイナーで迎撃してみせるとオナホとタッチ。
オナホのラリアットをコードブレイカーで迎撃したショーモは「いつもの行きますよ!」とどこをどう見ても威力皆無の倒れこみエルボードロップから乗っかるようなダブルレッグドロップ。そのまま押さえ込むがカウントは2。
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オナホ、そんなしょうもないショーモを強引にキャッチするとアバランシュホールド。そしてハス向井が正面ドロップキックでアレクを分断する中、オナホが逆エビ固めに捕らえると、ショーモも耐え切れずギブアップ。


※UWFとNUWA、SWS同士ながらもベビーとヒール…と言う越境タッグ同士によるオープニングマッチ。

オナホはレインメーカー、ハス向井はノーザンライトスープレックス、アレクはデスバレーボム、ショーモはどどんと1年生ながらもそれぞれ必殺技を持っているが、この試合では使う素振りすら見せず、基本的な技を中心に攻防を展開。
タッチワークも特に問題なく、それぞれが出来る限りの自分らしさを発揮しようとするが、やはり実力が拮抗していて且つオーソドックスな攻防が多いと、どうしても正統派なオナホ&ハス向井よりもキャラの強いアレク&ショーモの方がやや目立ちがち。
1年生にして既にヒールの貫禄を漂わせるアレク&一挙手一投足がしょうもないけど実はしょうもなくないショーモが観客を盛り上げ、そんな中でオナホが1年生離れした力強さを、ハス向井が綺麗な技の数々で応戦すると言う展開となり、最後はオナホが逆エビでショーモから勝利。

実力的にはまだまだこれからだけど、それぞれが自分の役割を把握した上でしっかり盛り上げた一戦だったかなと。


@第二試合煽りVTR

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片やマンションの一室で情事に耽るリアルゲイコンビ、片やオレオレ詐欺や怪しい薬を飲んだり、怪しいなにかを炙ったりして楽しむキ〇ガイコンビ。もはやキチ〇イの粋を超えているような気がする鶴瓶&M太郎が学サミで女性目当てに頑張ろうと息巻いていると、それを見ていたNONKE&フユカイが「後楽園の男はオレのものだろ?あいつらに一人たりとも渡さねぇぞ」と勘違い。NONKEの「後楽園ホールでやらないか?」と再びタッグ結成を申し込むと、フユカイもこれに快く応じた。


第二試合:真性キ〇ガイvsリアルゲイ
潮噴亭鶴瓶(SWS/帝京4)&×ビシバシM太郎(UWF/武蔵4)[13:05 ダブルチョークスラムからのバック]NONKE論外〇(NUWA/日大2)&ダイヤモンド☆フユカイ(SWS/帝京2)

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真性キ〇ガイコンビの鶴瓶&M太郎は共に竹刀を持参し、南側ひな壇後方から登場すると、辺り構わず大暴れ。あまりに動き回るんでまともに写真が撮れやしない(笑)
そんな鶴瓶&M太郎がリング上でクラウチングスタートの体勢で待ち構えると、続いて『超兄貴』のテーマ(多分)に乗ってリアルゲイコンビのNONKE&フユカイが腕を組んで登場。そんな2人に鶴瓶&M太郎がゲイ狩りとばかりに襲い掛かり試合開始。裁くレフェリーはさくらちゃん、実況解説はちんこ&スパン。
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場外で東西の看板にそれぞれNONKE&フユカイを叩きつけた鶴瓶&M太郎。リングに戻るとM太郎がNONKEにヘッドロックを仕掛けるが、タックル合戦となると重量級のNONKEが圧倒。
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代わったフユカイは逆水平チョップ連打からフライングフォーアームを決めるが、追撃はM太郎がサミングで阻止しボディスラム。ここからフユカイが捕まる展開に。
鶴瓶は「ゴールデンライト!ゴールデンレフト!」とフユカイの背中をぶん殴るとココナッツクラッシュから先輩“亀頭文字D”譲りの魔術?で指を触れないままフユカイを吹っ飛ばす。調子に乗った鶴瓶はもう一発狙うが、これは効かずにフユカイのダブルチョップを食らってしまうことに。すぐに追撃を狙うフユカイだったが、これはM太郎がエプロンから介入し阻止。
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M太郎のリストロック、鶴瓶のショルダーアームブリーカー、M太郎の噛み付き攻撃、鶴瓶の股間に挟んで動きを止めてのパンチと左腕を集中的に狙われるフユカイ。鶴瓶&M太郎のショーンキャプチャーXを食らい、ドロップキックをスカされ、カーブスタンブで顔面を踏みつけられ、果てはコルバタからのウォーズマン式パロスペシャル(そのまま押し潰すというところもしっかりウォーズマン式)まで食らってしまい、絶対絶命のフユカイ。
ここで鶴瓶が先輩“菊門タロー”ばりの「フィニッシュ宣言!」から羽交い絞めにすると、M太郎が「絶対持ってろよ?」と竹刀攻撃。しかしフユカイはこれをかわすと鶴瓶に対しステップ延髄蹴り、返す刀でM太郎に見事なドロップキックを叩き込み窮地を脱出。ようやくNONKEとタッチ。
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NONKEはぶち噛ましで2人をなぎ倒すと、2人まとめての串刺しボディアタックから2人まとめて担ぎ上げてのバックフリップ狙い。これは逃れられてもダブルラリアットで蹴散らすと、フユカイと共にダブルヒップトスからダブルチョップ。更にフユカイが青天井エルボーからサンセットフリップと一気にたたみ掛ける。
ここでフユカイは堪える鶴瓶を抱え込み式バックドロップで投げて見せるが、鶴瓶も負けじと同期“シルメッチャ・フカシタローン”を髣髴させるようなノーザンライトボムで応戦。
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代わったM太郎は屈伸式ボディアタックから流れるようにセントーンを決めるとトドメのどどんを狙うが、これはフユカイが腕投げで振り払うとスリングブレイド。フユカイ、NONKEに試合を託す。
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NONKEはアバランシュプレスからチョークスラムを狙うが、これはM太郎が切り返しジャパニーズレッグロールクラッチ。そしてこれをキックアウトされるや否や鶴瓶から投げ込まれた竹刀をキャッチすると左足にフルスイング!
ここで鶴瓶に代わると「殺さずにはいられない!」と串刺しエルボー&チョップ連打から「みんなの力を貸してくれ!」「世界はここから変えられるような気がする!」と観客の声援を力に変えて、巨体のNONKEを担いでのサイコドライバー!押さえ込むがカウントは2。
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ここを勝機と見たキ〇ガイコンビは2人掛かりで襲い掛かるが、ここで背後からフユカイが2人まとめてHFFアタックで急襲。そしてグロッキー気味のNONKEを抱き起こすと熱い熱いキス!これで元気を取り戻したNONKEはフユカイと共にキ〇ガイコンビの竹刀攻撃を迎撃すると2人まとめてチョークスラム!すかさずフユカイがバックに回って2人で押さえ込むと、これが決まって3カウント。
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試合後、フユカイと共に愛を叫んだNONKEは愛するフユカイをお姫様抱っこしながら花道を後にした。


※キ〇ガイ&ホモと個性的過ぎる面々によるタッグマッチ。かなりキャラの強い4人だが、もちろん実力は折り紙つき。

試合はキ〇ガイコンビが巧みなインサイドワークでフユカイをターゲットにしながら終始リード。極端な大技に頼らずとも、ちょっとした動きや表情、煽りだけで観客のハートを鷲掴みにする辺りはさすが4年生といったところ。
対するゲイコンビはフユカイが受けとめて、NONKEが挽回、フユカイがアシストし、NONKEが決める…としっかり役割分担をして4年生に対抗。特に去年飛躍的に成長したフユカイの安定感が素晴らしく、自慢のドヤ顔が控えめだったり極端にゲイキャラに走ることもなかったが、その分内容で見せたと言う感じ。

さすがに4年生の中でも突出した存在感を放つ鶴瓶&M太郎を完全に上回ったとは言えないが、それでもNONKEもフユカイも2年生とは思えない活躍っぷりを見せてくれた、事前の期待を裏切らない一戦だったと思います。


第三試合:学プロ全国横断マッチ
×七転抜刀斎(RWF/立命館3度目の4)&シコラス精子(RWF/立命館4)&トリプルうんち(DWA/同志社4)[8:58 キングコングニードロップ]喰霊斗たむ(KWF/九州産業大2)&赤井そら〇(KWF/九州産業大2)&ヤマガ・ミステリオ(KWF/九州産業大2)

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九州KWF勢は3人揃って、対する大阪勢は個別で登場。最後の入場となったシコラスは『よっしゃあ漢唄』に乗って、鉄扇を持って舞ったり、ハイタッチして回ったりと溜めに溜めてのリングイン。ガッチリ観客のハートを掴む…が、コーナーから飛び降りた際にレフェリーのこころちゃんにぶつかり、関西勢全員で土下座(笑)実況は児ーポとアスカ。
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先発はシコラスと赤井。なんだか悩ましげなポーズをしつつ距離を取るシコラス。いざ組み合うとバックの取り合いから素早くシコラスピン(タイガースピン)でダウンを奪ってダブルレッグロック。そこからヘッドロックを経てタックル合戦となるが、これは赤井が制することに。
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両者代わってうんちとたむ。グレート・ムタっぽく這いながら様子を伺うたむは、いざロックアップで組み合うとサミング、ロープサミングとヒール殺法全開。しかし対するうんちはヘッドロックからフロントネックロックに捕らえると抜刀斎とタッチ。たむも顔面掻き毟りで逃れるとミステリオとタッチ。
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ミステリオがリスロトックに捕らえても、抜刀斎は軽々と担ぎ上げるとボディスラム。更に得意のレッグドロップから踏み付け体固めで押さえ込むがカウントは2。2発目のレッグドロップをかわしたミステリオもドロップキックからお返しのレッグドロップを仕掛けるが、こちらもカウントは2。抜刀斎、隙を突いてニーリフトをぶち込むとうんちとタッチ。
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うんちは強烈な逆水平チョップを連発すると首投げからストンピング。ミステリオもチョップで応戦するが、うんちは食らっても「まだまだ!」と逆に前に出て威圧するとチョップ一発で吹っ飛ばしていく。
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代わったシコラスは見事なシルバーブレッドを決めるとナックルと見せかけてヒップパッド。更にボディスラムから淫乱テディベア(雷電ドロップ)、1000tOON(セントーン)とたたみ掛けると、ランニングヒップアタックを狙うが、これはかわされロープに引っかかる形に。すかさずミステリオは尻に619を叩き込むと、コルバタで一矢報いてたむとタッチ。
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たむのネックブリーカー、ライトニングスパイラル、後頭部へのシャイニングウィザード、赤井のナックル連打、串刺しラリアット3連発、コーナー馬乗りナックルアロー、ノーザンライトスープレックスと攻め込まれるシコラスだったが、続くジャーマンは堪えてみせると逆にシコラスラム(アングルスラム)。シコラス、うんちとタッチ。
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うんちの逆水平チョップ連打に対し赤井は頭突きで応戦するとラリアットを狙うが、これはうんちが鋭い脇固めで迎撃。カットに入る九州勢を関西勢が迎え撃つとシコラスはミステリオにスティングフェイス。一方、抜刀斎は他の2人交互に串刺しラリアットの乱れ打ち。更に抜刀斎がBTボム、シコラスが精子BANK!(シットダウンラストライド)、うんちがドクターボムの競演を見せるがカウントは2止まり。
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ならばとシコラスはひらりとコーナーに飛び乗ると(確かこの一連の流れの名前がスカイラブハリケーン)ダイビングヒップアタックを狙うが、これはかわされ抜刀斎に誤爆。
すかさずミステリオがシコラスをスワンダイブ式テーズプレスで分断し、赤井がうんちのアックスボンバーを抜刀斎に誤爆させ、たむがうんちを一斗缶殴打から一斗缶を被せてのシャイニングウィザードで蹴散らすと、最後は赤井が抜刀斎にダイビングキングコングニードロップ。これが決まると抜刀斎も返すことが出来ず3カウント。


※当初は関西勢vs関東(ベッシン)&九州(赤井&たむ)による連合軍と言うカードだったが、潮吹の欠場によりベッシンが抜けて、代わって九州KWFのヤマガ・ミステリオが参戦。これにより関西の4年生トリオvs九州の2年生トリオと言う非常にわかりやすい図式となることに。ちなみにベッシンはレスラーではなく、レフェリーとして参加。

この試合の中心となったのは関西のトップレスラー、シコラス。映像で見た時にはその身体能力の高さばかりに目がいってしまっていたけど、実際生で見ると緩急自在でとにかく上手い。人の目を惹きつける事にずば抜けていて、その独特な“陽”の雰囲気は関東ではあまり見かけないタイプの選手。
もちろん同じく映像だけでしか見たことなかったパワーファイターの抜刀斎、バチバチと切れ味鋭い関節技を得意とするうんちもそれぞれ予想以上の実力の持ち主だったけど、この試合に関してだけで言えばシコラスが圧倒的過ぎ。この選手はもっと早く知っておきたかったなぁ…。

一方、九州勢はそれぞれパワー、テクニック、スピードに長けていてなかなかバランスの取れたチーム編成でしたが、まだキャリア2年、そして6人タッグとあってかまだまだ実力を出し切れないまま終わってしまったと言う感じ。でも『学サミ前夜祭』でのベッシンの言葉通り、まだまだこれからながらもその伸びしろは感じられた内容だったかなと。九州とあってなかなか見る機会はないけど、これからの成長が楽しみ。

当初の予定通りベッシンが加わっていたら恐らく全然違う内容の試合になっていたと思うけど、終わってみればこのカードの方が非常にわかりやすくて良かったんじゃないかなと。関東勢が不在ながらも、大阪勢や九州勢のファンも結構来場していたようで大いに盛り上がった試合でした。


第四試合:SWS世界Jr.ヘビー級選手権試合
〇クリトリーストウッド(SWS/工学院3)[11:50 クリキントーン]古畑ちんしゃぶ郎×(UWF/早稲田2)

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古畑は敬愛するKENTAよろしく、重ね着してきたJRAのTシャツにその場でサインを入れて客席に投げ込む。対するクリトはガウンを脱いでポージングして自慢の肉体美を披露する…が、それが終わるとおもむろにそのガウンを着なおしてリングイン。見せたいのか恥ずかしいのかどっちだ?
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選手権宣言はダイヤモンド☆フユカイ。お約束通り宣言中にセコンド陣に脱がされると、そんなフユカイを汚物を見るような目で見るレフェリーのさくらちゃん(笑)実況解説は鶴瓶とアンドレ・ザ・モジャイアン(UWF2年)
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ゴングが鳴るや否や早速バチバチとしたエルボー合戦を展開する両者。ファーストダウンを奪ったのは古畑のショルダータックルだったが、クリトも負けじとカウンターバックエルボーで応戦。しかし古畑がすぐにフロントハイキックで返すと両者ブレイク。
両者距離を詰めるとクリトがエルボーからサッカーボールキック2連発、そしてPK。ここでも古畑はすぐに立ち上がってみせるとお返しのサッカーボールキックからPK…と見せかけてフェイントから蹴り。踏みつけて押さえ込むがカウントは2。
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エルボーで攻めるクリトに対し古畑がドロップキックを叩き込むと、クリトは一旦場外へエスケープ。古畑はリングで待ち構えるが、クリトに挑発されるとそれに応じ場外へ。しかしクリトはそれをあざ笑うかのように入れ替わりでリングインすると、上がり際を急襲してロープに固定してのドロップキック!更にぐったりとする古畑の後頭部にスライディングキック一閃。押さえ込むがカウントは2。
クリトは挑発するかのように古畑を蹴り飛ばすが、ハンドスプリングエルボーを狙ったところで古畑が顔面へのスライディングキック!
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これで流れを変えた古畑はキッチンシンク、フェイスロック、ミドルキックからエルボースマッシュ。しかしクリトはすぐにハンドスプリングエルボーで動きを止めると見事なミサイルキック。クリト、串刺し弾丸エルボーから顔面を蹴り上げ押さえ込むがカウントは2。
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ここでクリトは突っ込んできた古畑を場外に落とそうとするが、古畑はエプロンに着地するとスワンダイブミサイルキック。これは足を滑らせ失敗してしまうが、すぐに建て直しハイキックからミドルキックの速射砲。一気にコーナーに追い込んだ古畑は止めに入るレフェリーを突き飛ばしてエルボーを連発すると、KENTA式串刺しドロップキック。更に打撃のコンビネーションからブサイクへの膝蹴りを叩き込むがカウントは2。
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ならばと古畑はタイガードライバーを狙うが、これはクリトが堪えるとエルボーの打ち合いへ。クリトが追っかけバックエルボーを叩き込めば、古畑も負けじとランニングエルボーで応戦。古畑、すかさずタイガードライバーを決めるが、クリトはこれをキックアウトすると、すぐにバックを取ってリバースダイヤモンドカッター。だが古畑もすぐに立ち上がると両者のエルボーが交錯しダブルダウン。
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両者、膝立ち、そして立ち上がってエルボーを打ち合うとクリトのローリングエルボーを古畑がかわしてランニングエルボー狙い。クリトもこれをかわすとボディにエルボーを叩き込むが、古畑も負けじとクリトのエルボーを掻い潜るとgo 2 sleep。
ここを勝機と見た古畑はワンツーエルボー、ローリングエルボーからエメラルドフロウジョンを狙うが、これはクリトが回転エビ固めで阻止。
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クリトのエルボーにハイキックで応戦する古畑は張り合いからフルスイングの張り手を狙うが、クリトはそれより僅かに早く張り手を一閃。崩れ落ちる古畑に対し、クリトはコーナーダイブを狙うべくコーナーに登るが、これは古畑がカットしエメラルドフロウジョンの体勢へ。しかしクリトは背後に着地して逃れると、後頭部へのローリングエルボーからヴィクトリア・ミラネーゼ。これを返されてもトドメのクリキントーン(スワントーンボム)で追い討ちすると、さすがの古畑も返すことが出来ず3カウント。
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試合後、悔しさを露にし、食って掛かろうとする古畑をセコンド陣が止める中、クリトは防衛したベルトを受け取り誇示して見せた。


※去年に続いて行われた学サミ内でのSWS世界Jr.ヘビー級選手権試合。去年は挑戦者の一人だったクリトが今年は王者となり、UWFの若きテクニシャン古畑を迎え撃つ。

ジュニアならではのスピーディーな攻防が繰り広げられる中、共に強い拘りを見せたのがエルボー。それぞれエルボーに自信があるだけあって序盤から事あるごとにバチバチとしたエルボーを打ち合う両者。先に流れを掴んだ古畑はエルボーだけでなくKENTAオマージュならではの蹴り技も織り込み、荒ぶりながらも一気呵成に攻め立てるが、いざエルボーの打ち合いに戻るとクリトも意地で返し続ける。
そんな中、クリトがタイガードライバーやgo 2 sleepをキックアウトし、エメラルドフロウジョンを封じ続けると徐々に流れはクリトに傾きだし、更にエルボーの読み合いを制したことにより流れを完全に引き寄せてみせると、最後はローリングエルボー、ビクトリアミラネーゼからのクリキントーンで見事王座防衛に成功。

いつしか王者としての風格が漂うようになり地に足着いた試合運びで強さを発揮したクリトと、そんな王者に2年生らしからぬ巧さで肉薄した古畑と、両者の意地と意地が交錯し合った見ごたえ十分な好試合でした。


あと余談ですが、レフェリー専門のスタッフがほぼ皆無の中、第一、第二、第四試合と女性ながらもそつなく裁ききったUWF専属レフェリーのさくらちゃんも個人的には評価したいですね。彼女もいつの間にか良いレフェリーになってましたね。


と言うことで後編に続く。



【おまけ】
この日から「PowerShot G15」を実戦投入。さすがに序盤は苦戦したけど、後半はある程度まともに撮れたかなぁ。なぜかこの日の照明が省エネ仕様ではなくLEDとスポット両方使っていたから撮りやすかった…ってのもあるんでしょうが。
ちなみにリング内はISO400、場外は800で固定。シャッタースピードは250〜320。まぁ良くありがちな設定。
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