首都圏内での興行を単独で開催出来ないと言うことで、実は前回大会をもって活動休止となったアマチュア格闘プロレス団体「LINKS」
しかし今年1月に草プロレス「RAW」とブランド提携した為、RAWのバックアップを受けて再び活動を再開。今回はその新生LINKSの再旗揚げ戦的な意味を持つ興行となることに。ちなみにLINKSはRAW&ワンダーワールドと共にRAWのブランドの一つとなり、その全てをRAWファウンダーのwondermanが統括。前田明日はLINKS部門の総帥としてこれからも活動を続けていくとのこと。

なお今回は提携後初の興行と言うことでLINKSルールとはまた別に、新たな試みとして各選手のバックボーンに合わせてルールを変更できる「実験リーグ」、ハレタコーガン監修による「キャッチルール」を採用。詳細は公式HP「新たな試み1」「新たな試み2」にてご確認を。

観衆は40名くらい。裏に幾つか興行があったにも関わらずなかなかの入りに。


このあと本文となる…んですが、当方がプロレス以外の格闘技に全くと言っていいほど疎かったり、既に10日経過してしまっているので記憶が曖昧だったり(特に第八試合以降)、死角で見えない攻防があったりした関係で試合内容がかなりザックリとしたものになっています。あしからず。

@興行開始前

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音響トラブルにより5分遅れて開場するが、5分だけではどうにもならなかったようで会場内は参戦選手の殆どがうろうろすると言う混沌とした状態に…って単に控え室がないからだけかもしれないが。

興行も15分遅れての開始となるが、ここでおもむろにリングに上がったのがこの日は裏方担当のSGワンダー。時間を埋めるべく二代目マッチョ・マイケルズ相手にエキシビジョンマッチを開始。
回転体から腕を狙われるも投げてこれを逃れる二代目マッチョ。一方のワンダーはチャランボで動きを止めると観客として来ていたイホ・デル・メソJrに思いっきり投げつける(笑)
そして二代目マッチョのグラウンド(もしくは扱いに)に苦戦したワンダーはなんとメソにタッチ。プロレスルールでハンディキャップマッチ?
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メソのブレーンバスター、ワンダーのセントーン、メソのサドンインパクトと一気にたたみ掛けるとメソが押さえ込むが…ここでワンダーが裏切るとメソを急襲!ワンダーが「悪役軍団参上!」「レフェリー止めろ!オレはコイツを殺してしまうかもしれない!」と絶叫しながらメソの首を帯で絞めると、ここで試合終了のゴング。ワンダー、2人の亡骸を並べて一言「後は任せたぜ…」
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しかし絶命した2人に何かが出来る訳もなく。そんな2人の写真をワンダーが写メってTwitterにUPする中、告知大会が開始…すげぇシュールな絵だ(笑)
最後はリアルTVスター、キムヨッチャンが告知と称して自身の誕生日を祝い、リヴァ沢がメソを回収してようやく興行開始。
キムヨッチャン「僕たちは両親が愛し合ってプロレスをした結果生きてるんですよ、わかりますか!ありがとうございます!」

とまぁ有事の際のワンダーのひらめきと行動力は相変わらず見事でしたが、それに巻き込まれるのは御免こうむりたいなぁ…と言うのが見ていて素直な感想。殆どの選手が楽しげながらも、関わりたくないとっばかりに遠巻きに見ていたのが印象的でした(笑)


第一試合:実験リーグ 柔術マッチ 5分エキジビジョン
ユウキ・ロバート・カワグチ(9位/ワンダーワールド)[勝敗なし]アルフレッド石井(川崎ゆる格)

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共に胴着姿で登場。カワグチは入場曲が流れても音響の対応に手一杯で四苦八苦。裁くレフェリーはケルベロス道場の主、浜野さん。
ちなみにエキシビジョンマッチと言うことで途中でタップ、及びKOとなっても試合は最後まで続行される。また口頭での説明はなかったが、パンフによるとこの試合は基本LINKSルールで打撃禁止、胴着を使った攻撃が可能、追加ルールとして白帯ながらも足関節ありとのこと。

両者握手を交わし試合開始。まずは組み合うとカワグチが背中から倒れこみつつ寝技に持ち込もうとするが、石井はこれを堪えながらガードポジションへ。足を取って体勢を崩そうとするカワグチだったが、石井は冷静に上から押し潰すと襟締めかなにかを決めてギブアップを奪う。
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足関節を狙うカワグチの襟元を掴んで堪えつつ、巧みに体勢を立て直す石井。両袖を掴んで下から寝技に持ち込もうとすると、カワグチは中腰のまま堪えるが、石井は左足に足を絡めてテイクダウンすると覆いかぶさり袖車。カワグチたまらずギブアップ。
飛びついてテイクダウンした石井は堪えるカワグチからガードポジションを奪うが、これはカワグチが体を入れ替えたところで場外に出てしまい一旦ストップ。
リング中央に戻って同じ状態からスタート(いわゆるドントムーブ)するが石井は襟や足を掴んで追撃を許さず。逆に腕や足を取りに行くがこれも場外に出てしまい一旦ストップ。リング中央、石井がマウント状態でリスタートすると下から腕に足を絡めてテイクダウンを狙うカワグチ。石井はこれを堪えるとどうにか覆いかぶさろうとするカワグチの胴着を掴んでこれを阻止。ここで5分経過し試合終了。


※同じ柔術道場出身の2人による柔術マッチ。

「川崎ゆる格」なる団体所属の石井は長身で手足が長く、腰もかなり重いようで、対する軽量級のカワグチは体勢を崩すだけで手一杯。そんな中、カワグチの仕掛けを凌ぎ切った石井が隙を突いて胴着を使っての絞め技でギブアップを立て続けに奪うとそのまま試合終了。

実力差と言うよりも体格差がはっきりと出てしまった試合だったかなと。


第二試合:実験リーグ リンクスルール 5分1本勝負3ノックダウン制
〇でかい一物(健康)[3:55 V1アームロック]キムヨッチャン×(闘強士火OB)

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ヨッチャンは一物へのメッセージが書かれたマスク(ビニール袋)&Tシャツを着用して登場すると「風評被害ですよ!」「ピーターパンと言う言葉には隠しきれない不安を(ry」となんやかんや叫びながらチラシを配り歩く。有明「こりゃテロだな」「ヤバい人上げちゃったな」
対する一物はいつも通りのスタイルで登場すると眼を飛ばすが、ヨッチャンはその視線を一切逸らさず小声で一言「絶対オレの方がピーターパンだ」
裁くレフェリーは浜野さん。
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一物が握手を求めるもヨッチャンはこれを拒否。互いに間を取りながら様子を伺う両者。ヨッチャンは距離を詰めようとする一物を警戒しながらローキックでけん制。「宮坂来いや!来いや!」と一物を本名で挑発するヨッチャンはミドルキックを放つが、一物はこれをキャッチするとテイクダウン。ヨッチャン、ヘッドロックで動きを封じようとするがこれは場外に出てしまいブレイク。ヨッチャン「超怖えぇ…」
再びローキックをキャッチした一物は堪えるヨッチャンを強引にテイクダウンするとガードポジションから追撃を狙うが、これも場外に出てしまいブレイク。
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ガードされてもお構い無しに強烈なミドルキックを連発するヨッチャン。一物のタックルを切って見せると逆にバックを取ってスリーパー狙い。一物「すげぇ強えぇんだけど、なんだろコイツ…」と滑るヨッチャンの身体に苦戦しつつもギロチンチョークでこれを逃れると腕ひしぎ逆十字からキーロック!しかしヨッチャンはクラッチを離さずどうにか堪え続ける。
ならばとバックマウントの奪い合いから一物がサイドを取るとニヤリと笑みを浮かべてからV1アームロック。これがガッチリ決まるとヨッチャンたまらずギブアップ。


※コミック界の異端児にしてリアルTVスターヨッチャンとミスター不穏試合の一物による異色のシングルマッチ。

入場はコミカル…と言うか、色々な意味でヤバい感じだったヨッチャンでしたが試合が始まると完全にシリアスモード。ここ一番でしか見せない鋭い蹴り技を惜しみなく繰り出していく。対する一物はその蹴りをガードし、キャッチするとレスリング仕込みのグラウンドに持ち込もうとするが、ヨッチャンもこれにしっかり対応。グラウンド技術だけでなくセコンド曰く「脂性」の身体に苦戦する一物でしたが、腕ひしぎ、キーロックと腕攻めに活路を見出すと最後はV1アームロックで勝利。

ただそこにいるだけで自身の色に染め上げることが出来ると言う圧倒的な存在感の持ち主である両選手ながらも、最後までどちらかの色に染まりきることなく、共に自身のスタイルを貫き合ったと言うこの2人ならではの好試合。
試合中、一物の放つ殺気に殆ど気圧されることなかったヨッチャンでしたが、よくよく考えたらかつて村上一成と試合してるんだもんなぁ…いやはやさすがです。


第三試合:ハレタコーガンプロデュース キャッチルール 4分2ラウンド制
×アウトサイダー根岸(UWF-OB)[2R 3:46 スモールパッケージホールド]クリス〇(健康)

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プロデューサー、コーガンによるキャッチルールの説明を経て試合開始。ちなみに詳しい説明は公式HPの「リンクスキャッチルール要約」を参照のこと。補足としては「ゴングではなくリングベルを使用」「片膝を突いただけでも即ダウンカウントを数える」ことぐらいか。
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裁くレフェリーはコーガン。両者、握手を交わして試合開始となるが、試合が始まったら始まったで「英国ノ紳士クリスデス。宜シクオ願イシマス」と再び握手を求めるクリス。根岸は素直にこれに応じるが、クリスはその手を掴むとすかさず引き込んでのヘッドロック。
根岸は手首を取って切り返しつつ同時にカニバサミでテイクダウンするとがぶりの体勢へ。ここからグラウンドの攻防となるが、これはどちらも切り返し合いブレイク。
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手四つの力比べは根岸が圧倒するも、ブリッジで堪え続けるクリス。根岸が乗っかると潰れると見せかけて再びブリッジ…と首と背筋力の強さを誇示したクリス、根岸をパワーで押し返すと共に手を繋いだままブリッジの状態で睨み合い。
根岸の腕を跨いでバックを取ったり、かと思えば股下を潜って正面に出てきたりと根岸を翻弄するクリス。そして再びバックを取りに行くが、根岸はその腕を取るとショルダーアームブリーカーから脇固め。対するクリスも前転してこれを切り返すとがぶりの体勢から左足に足を絡めつつ左肩を固めると言うスタンディングストレッチ。しかし根岸は足のクラッチを外し、切り替えしてテイクダウンするとボディスラム。すかさずダウンカウントが数えられるがクリスはすぐに立ち上がる。
再び手四つから徐々に腕を下げて根岸の手を踏むと、もう一方の腕を捻り上げて腕投げから肩を固めるクリス。しかし根岸はアームホイップでこれを振り払うとグラウンドの攻防からスリーパー狙い。ここで4分経過し第1ラウンド終了。
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第2ラウンド開始早々、低空ドロップキックで急襲した根岸。片膝突いた状態のクリスにダウンカウントが数えられるが、クリスがどうにか立ち上がると根岸はすぐに下から両足を絡めて裏十字固めで捕獲。しかしこれは場外に出てしまいブレイク。
手四つから手首を取り合う両者。ここでクリスはレフェリーの手を取ると両者に支えられた状態でバック宙。この切り返しに観客から物言いがつくがレフェリーのコーガンは「まぁまぁ実験だから」と苦笑いでこれを黙認。
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クリスは根岸の両足を刈ってテイクダウンすると両肩を掴んでカバー。これをキックアウトされると根岸の両足をクロスさせて固定した上で首を抱え込む複合関節技で捕獲。だが根岸は両脇を固定する相手の両足を逆に両腕でせり上げて見事に脱出すると間髪いれずにレッグスプレッド。
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更に左足へのレッグドロップ、右足へのレッグロックから左足へのアキレス腱固めに捕らえるが、クリスはリバースのプッシュアップで体勢を崩し逃れるとステップオーバートーホールドから変形のグラウンドドラゴンスクリュー。
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だが根岸は起き上がったところでクリスの左腕を掴むと脇固め。更に動きに合わせて裏十字固めに捕らえるが、これはクリスがどうにか脱出。
バックを取ろうとするクリスの左腕を取った根岸は再び脇固め。クリスが起き上がって逃れようとすると根岸は首投げを打つが、クリスは投げられてもすぐにバックを取るとスリーパーから根岸の動きに合わせてスモールパッケージホールド!これが決まると虚を突かれたか根岸返せず3カウント!
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「勝ったの?」とばかりに驚くクリス。一方の根岸はかなり悔しそうな表情を見せるが、試合が終わればノーサイドと言うことで握手と抱擁を交わした。


※卓越したグラウンドテクニックを持つ根岸と本場イギリス出身でキャッチの経験のあると言うクリスによるキャッチルールのシングル。そういや根岸は言わずもがなだけど、クリスも健プロ所属なんでUWFのOBなのかな?ちなみにそのクリス、今回が他団体初参戦らしい。

試合はオーソドックスな攻防をベースとしながら、根岸が相変わらずのねちっこい一転集中攻め、クリスが小ずるくてトリッキーな攻めで一進一退の攻防を展開。これだけ書くと通常のプロレスルールの試合と変わらないように思れかねないんですが、キャッチルールとあって片膝だけでも突くと即ダウンカウントが数えられてしまうので、ただでさえねちっこい攻防が多いのにも関わらず更に選手に休む暇がない。しかもマットを叩かない分だけカウントまでが早く、選手も見ている側も気が抜けない。自分としては通常ルールとの一番の違いはここだったかなと。

最後は執拗に腕を狙い続ける根岸をクリスがスモールパッケージで押さえ込み3カウント。正直これまであまり意識したことはなかったんですが、やはりクリスも健プロの一員とあって巧い選手なんだと言うことを実感した試合でした。


第四試合:ランキング戦 リンクスルール 10分1本勝負
〇邪馬屠(3位/RAW/D1E0)[5:31 ツイスター]KUBIKIX×(10位/LINKS/D0E1)

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裁くレフェリーはユウキ・ロバート・カワグチ。両者拳を合わせて試合開始。
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KUBIKIX(くびきっくす)のマーシャルアーツ仕込みの変則的な蹴りに対しローキックで応戦する邪馬屠。前蹴りで距離を取ろうとするも、KUBIKIXはガードしてバックを取ると朽木倒しのような形でテイクダウンし横四方から腕狙い。しかしこれは邪馬屠が切り返したところで場外に出てしまいブレイク。
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フェイントを交えながらソバットやバックスピンキック、ミドルキックと蹴り技で積極的に前に出るKUBIKIX。ここでミドルキックかソバットがボディにクリーンヒットすると邪馬屠はボディへのガードを強め警戒。ここぞとばかりにKUBIKIXはニーリフトから背負い投げを決めるが、これを狙っていたか邪馬屠は食らってもすかさずスリーパーで捕獲。KUBIKIX、すかさずエスケープしロストポイント1。残り4ポイント。
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邪馬屠の胴タックルを堪えたKUBIKIXは蹴りのラッシュで動きを封じると投げから横四方固め。邪馬屠もこれを切り返すが、ここで場外に出てしまい一旦ストップ。スタンド状態から試合再開。
再び一気に距離を詰めたKUBIKIXはニーリフトを連発するが、邪馬屠は前蹴りでこれを振り払うとローキックのラッシュ。しかし蹴り合いとなるとKUBIKIXが一枚上手か前蹴り、ボディソバット、前蹴りの連続攻撃。邪馬屠、たまらずダウンしロストポイント1。残り4ポイント。
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試合が再開するとKUBIKIXはローキックで切り崩そうとするが邪馬屠はソバットで強引に動きを止めると変形のグラウンドコブラ。そこから更に変形の片羽絞めのような体勢に移行するとKUBIKIXたまらずギブアップ。


※グラップラー系の邪馬屠とストライカー系のKUBIKIXによるLINKSルールのシングルマッチ。

試合は序盤からKUBIKIXがマーシャルアーツ仕込みの蹴り技で圧倒し、グラウンドを狙う邪馬屠を寄せ付けず。なかなか自分の間合いを保てない邪馬屠、ようやくグラウンドに持ち込んだとしてもなかなか極めきれず。更にボディに一発良いのを食らい劣勢に追い込まれるが、最後はソバットからの変形グラウンドコブラ、ツイスターで辛くも勝利。

負けはしたものの、実力者邪馬屠相手にKUBIKIXがその強さを遺憾なく発揮した一戦でした。


第五試合:スペシャルマッチ リンクスルール 10分1本勝負
〇ケンドー・カハンシン(ピンクタイガーモンスター軍/D1E0注1)[7:22 飛びつき腕ひしぎ逆十字固め]"brother”GAKKEY×(秋葉原/D0E1)

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GAKKEYは柔道着にOFG、マウスピースを着用して登場。青コーナー側のはずなのに頑として赤コーナーから動かず。対するケンドーは観客とハイタッチを交わしたり、イスに彼女と称する人を座らせたりとGAKKEYは違った意味でフリーダム。
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試合が始まると手に唾をいっぱいつけた上で握手を求めるケンドー。GAKKEYが拒否するとケンドーはレフェリーのTシャツでそれを拭う。
おふざけモードで始まるも、組みに来るGAKKEYに対しその場に倒れこみながら右足に絡みついて巧みにヒールホールドを狙うケンドー。GAKKEYは押し潰してこれを逃れると覆いかぶさり腕ひしぎ逆十字を狙うが、ケンドーはこれまた巧みに逃れるとボディシザースのような体勢から自らブレイク。
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改めて組み合ったGAKKEYは内股から袈裟固めを狙うが、ケンドーはこれを切り返すとガードポジションへ。GAKKEYも下から三角絞めを狙うが、ケンドーはこれも切り返すとクロスヒールホールド。GAKKEYが堪え続けるとこれもケンドーが自らブレイク。
朽木倒しから覆いかぶさり肩固めを狙うGAKKEY。しかしケンドーは左足に両足を絡めて巧みにひっくり返してみせると腕極め袈裟固め。GAKKEY、エスケープしロストポイント1。残り4ポイント。
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猫騙しから片足タックルでダウンを奪ったケンドーは流れるように弓矢固め。そして下から三角絞めを狙うが、これはGAKKEYが持ち上げ押し潰し阻止。ケンドー、ダウンしロストポイント1。残り4ポイント。
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払い腰を狙うGAKKEYに対しケンドーは河津落としで切り返すとヘッドシザースのような体勢で捕獲。するとここで彼女と称する人からパンティを受け取るとそれをGAKKEYに被せると言う暴挙に。大ブーイングが巻き起こる中、レフェリーは悪質な行為とみなし試合をストップ。しかしケンドーもGAKKEYも試合続行を望んだ為に警告扱いで試合再開。
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試合再開と同時に組み付いたGAKKEYは飛びつき式の腕ひしぎ逆十字固め。クラッチを切らせないケンドーに対し、GAKKEYは三角絞めを狙うがケンドーは逆にストレッチマフラーで捕獲。これをどうにか振り払ったGAKKEYは下からアームロックを狙うが、ケンドーはボディへの張り手、肘グリで逃れるとアイアンクロー。
これもどうにか逃れたGAKKEYはパンチから距離を詰めるが、すかさずケンドーは鮮やかな飛びつき式腕ひしぎ逆十字。これが決まるとGAKKEYもたまらずギブアップ。


※プロであり総合経験者でもあるケンドーと柔道二段のGAKKEYによるLINKSルールでのシングルマッチ。

中身は誰だかわからないがかなりの実力者であるケンドー、要所要所で鮮やかな動きを見せる…が、ちょっとネタに走り気味。よく言えばエンターテイナーであり、悪く言えばKY。実力者相手にGAKKEYもあえてエスケープせず切り返しで応戦したりと善戦したけど、残念ながらケンドーに良い意味でも悪い意味でも食われてしまったかなと。
実力的には文句なしだったけど、ちょっとLINKSのイメージには合わない選手だったなぁ…と言うのが本音ですかね。


第六試合:ハレタコーガンプロデュース キャッチルール 4分2ラウンド制
〇ハレタコーガン(健康)[2R 3:20 イナズマクラッチ]テレフォンクラノ×(UWF-OB)

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裁くレフェリーはアウトサイダー根岸。
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まずは手四つの力比べから腕を捻り上げたクラノが足を取ってテイクダウン。コーガンすかさず逃れてブレイク。組み付くコーガンに対しクラノはリストロックからヘッドロックに捕らえるが、コーガンは足を絡めてテイクダウンしつつそのまま押さえ込み。
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クラノがそれでも離さずヘッドロックで絞め続けるとコーガンは手首を取って切り返しハンマーロック。更に両腕を取りに行くがこれはクラノが堪えるとひっくり返してテイクダウンしブレイク。
組みに来るクラノの左腕を取ったコーガンは巻き込み式のチキンウィングアームロック。そこから切り返しに合わせてガードポジションから首筋に脛を押し当てつつ追撃を狙うが、これはクラノが逃れてブレイク。
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ローキックから手を取るクラノをコーガンは巧みにテイクダウンすると左肩狙い。クラノはこれをアームホイップで脱出すると上四方固めのような体勢で覆いかぶさろうとするが、これはコーガンがすぐに脱出。
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突っ込んできたクラノの左足に飛びついたコーガンはそのままテイクダウンしてステップオーバートーホールド。クラノがレッグロックで切り返すもコーガンは起き上がりつつ前方回転エビ固め。反転して逆に押さえ込んだクラノはジャックナイフ固めを狙うがコーガンはその勢いを使って逆に上になりフォール。クラノも両足を絡めて切り返し押さえ込むがコーガンも負けじと切り返し押さえ込み。ここで4分経過し第1ラウンド終了。
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1分間のインターバルに入るとコーガンはイスに座って呼吸を整えるが、対するクラノは立ったままコーガンに視線を送り続ける。
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第2ラウンドが始まるとコーガンはまずフルネルソンの体勢へ。クラノが手首を取って切り返すとコーガンはジョニー・セイントのように足首でクラッチを切ってリストロック。クラノ、たまらず窓際に手を伸ばしてエスケープ。
クラノが張り手で仕掛けるとコーガンは重いヨーロピアンエルボーで応戦。この打撃戦を正面飛びドロップキックで制したコーガンはサンドバックに向かってスルーしようとするが、これはクラノが堪えて回避。ロックアップから再びスルーを狙うコーガンだったが、クラノは逆にコーガンを振ってサンドバックにぶつけることに成功。
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クラノは起き上がり際に合わせてローリングソバットを放つが、コーガンはコブラクラッチで捕獲すると再びスルー狙い。しかしクラノはスルーを振り替えす…と見せかけて卍固め!
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対するコーガンもこれを腰投げで逃れるとシャープシューターでやり返すが、クラノはプッシュアップしつつ脚力で切り返すと流れるように両足を取って弓矢固め!コーガンがこれをエスケープすると両者体力を消耗したかダウンカウントアウトギリギリまでひと休み。
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先に仕掛けたクラノはコードブレイカーの体勢から受身を取りつつコーガンの左足に絡みつくと回転エビ固め。これをキックアウトしたコーガンは再びドロップキックで動きを止めるとアックスボンバーを狙うが、クラノはこれをキャッチすると再び卍固め。
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コーガンはこれを堪えると逆に担ぎ上げて禁止技のデスバレーボム…と見せかけて前に落としてのヨーロピアンエルボー!そしてすかさずクラノの左足に飛びつくとここ一番の隠し技、電光石火のイナヅマクラッチ!これが決まるとクラノもさすがに返せず3カウント。
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試合後、ガッツポーズを見せたコーガンは笑みを浮かべながらクラノと対峙すると握手、そして座礼。
コーガン「どうでしたキャッチ?見たい?よーし今年中にキャッチの興行やります!」


※プロデューサーのコーガンと元UWF世界ヘビー級王者でありコーガンの弟子筋に当たるクラノによるキャッチルールのシングル。ちなみに第三試合同様、健康プロレスvsTWF(東海大学プロレス連合/Tokai Wrestling Federation)と言う図式。また両者のシングルは今回が三度目とのこと。

コーガン曰く自身と同じ「戦略型カウンターレスラー」と言うクラノ。そんな両者とあって試合はやはり相手の出方を伺いながら仕掛け仕掛けられ、それを受けて切り返し切り返されとチェスのような高度な頭脳戦を展開。いつものように試合内容を無理やり文章にしてみたけど、実際はもっと筆舌にしがたいような細かくて高度な攻防や駆け引きが色んなところで繰り広げられる。
いまやアマチュア界のトップレスラーであるコーガン相手に、全く引けを取らないどころか読み合いで上回って見せるクラノがまたなんとも素晴らしかったですが、最後はシーソーゲームの末に初公開のgo2sleep式ヨーロピアンエルボーからのイナヅマクラッチでコーガンが一歩上回り勝利。

キャッチレスリングというクラシカルなスタイルに今時のプロレスムーブを盛り込むことにより、2人なりの形でキャッチを現代風にアレンジし昇華してみせた、まさに珠玉の一戦。実験的な試合であり、7分弱と言う短い時間ではありましたが、キャッチの魅力と新たな可能性を伝えるに十分過ぎる見事な試合でした。

これを見たら俄然キャッチ単体での興行が見たくなるなぁ。実現の暁には是非オタヘルスキタヲ(健プロ)、マッキー(健プロ)、ドクロ狂死郎(nkw)、サド(秋葉原)辺りに参戦して欲しいところですね。


@休憩

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休憩中、なにやらTIWのTOLIEと揉めるワンダー。口論の末にその場でシングルをやろうとする…が、結局うやむやになって共に平田明に泣きつくことに。一体なんだったんだ?
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続けてでかい一物がこの時間を使ってスポ戦MANIA(興行開催日時はまだ未定)の公開オファー開始。その時点では口外禁止とのことだったけど、今日この時点で既にTwitterで一部対戦カード発表がされているので書いても問題ないか。

一物が声を掛けたのは邪馬屠&有明、根岸、観客として来ていた作業IN藤原などなど。邪馬屠&有明の対戦相手はなんとコーガン&一物!
有明は再デビュー後、初タッグマッチとなるが「異論はない」一方の邪馬屠は「組む理由がない」と難色を示すが、後に了解した模様。そんな2人に対しコーガンは「俺らがきっちりプロレス教えてやるよ」
そしてこの光景を見ていたメソが一言「なるほどオファーってこうやってやるのか…」
もちろん全員から「違う」の総突込み(笑)

ちなみにTwitterで発表された暫定カードは以下の通り。

・ハミチツ二郎 vs TATSUYA
・ハレタコーガン&でかい一物 vs 邪馬屠&有明省剛
・アウトサイダー根岸 vs サド
・作業IN藤原 vs ヴァサライケウチ

あくまで暫定ではあるものの、実現したら凄い興行になりそうだ。


第七試合:ランキング戦 リンクスルール 10分1本勝負
×リバーサル沢(7位/RAW/D0E0)[1:05 KO勝ち]山本国鉄〇(秋葉原/D0E1)

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国鉄は空手着に入場曲『闘将ダイモス』とLINKS仕様で登場。なおこの試合は両者が認めた為、顔面攻撃ありの特別ルールで行われることに。この試合以降、レフェリーは全て浜野さんが担当。
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空手の構えからジリジリと距離を詰め、蹴りや突きで攻める国鉄に対し、リヴァ沢はすぐに距離を取ると片足タックルで懐に飛び込む。国鉄はこれをキャッチするも体勢を崩されると迷うことなく場外に手を伸ばしエスケープ。ロストポイント1。残り4ポイント。
スタンディングから試合再開。鋭い下段蹴りを食らったリヴァ沢は先ほど同様一旦距離を取ると再び飛び込もうとする…が、これを読んでいた国鉄はカウンターの足刀蹴り!これがリヴァ沢のノドに突き刺さるとリヴァ沢ダウン。ダウンカウントが数えられるも最後までリヴァ沢立ち上がることが出来ず国鉄のKO勝利!
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試合後、国鉄は三方に一礼するとリヴァ沢に肩を貸して共に控え室へと帰っていった。


※空手の師範代である国鉄とMMAスタイルのリヴァ沢によるLINKSルールのシングル。

共にその筋では実力者とあって国鉄はリヴァ沢のグラウンドを、リヴァ沢は国鉄の打撃をそれぞれ警戒。国鉄に至っては完全にグラウンドの攻防を捨てると、ヒットアンドアウェイを狙うリヴァ沢に合わせてカウンターの右足刀蹴り!見事な秒殺劇で国鉄が激勝。

現在ランキング外ながらも国鉄がその強さを遺憾なく発揮した一戦でした。


第八試合:ランキング戦 リンクスルール 10分1本勝負
〇ハリケーン津田(8位/WIN/D0E1)[9:10 テキサスクローバーホールド]oKADo×(TIW/D2E0)

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津田は前回同様マスクを付けたまま試合に挑む。なおこの試合も両者が認めた為、顔面攻撃ありの特別ルールで行われることに。
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ローキックのけん制から胴タックルで飛び込んだoKADoはグラウンドへ。そこからがぶろうとするが津田は反転させて逆に上になるとストンピング、ボディスラムからダブルニードロップ!しかしoKADoは間一髪でかわすと一旦距離を取る。
ナックルを放つ津田を捕らえたoKADoは後転式胴絞めフロントネックロック。暴れまわる津田の動きに合わせて絞め続けるoKADoだったが、津田はどうにかエスケープに成功。津田、ロストポイント1。残り4ポイント。
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oKADoはニーリフトで再び動きを止めようとするが、津田はナックルやハンマーパンチで応戦するとぶち噛ましで吹っ飛ばす。oKADo、ダウンでロストポイント1。残り4ポイント。
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津田は続けてボディスラムを狙うが、これはoKADoが堪えると逆にフィッシャーマンズスープレックス狙い。だが津田はスイングネックブリーカーで切り返すとなんとミドルキックの連打!しかしoKADoはこれをキャッチしてテイクダウンすると両足にローキックを叩き込む。
津田が立ち上がってもローキックで切り崩そうとするoKADo。払い腰から腕極め袈裟固めに捕らえるが、これは津田がどうにか反転して切り返すとoKADoが場外に出ても容赦ないストンピングの雨あられ。
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リングに戻ったoKADoはミドルキックの速射砲で動きを止めると背中から倒れるような変形アームブリーカーからなんとスライディングD。そしてすかさず胴絞めスリーパーから胴絞めフロントネックロックでギブアップを迫るが、津田はどうにか頭を抜いて逃れると両足を持ちながら胸部へのストンピング、そしてもう一度ダブルニードロップ。oKADo、ダウンでロストポイント1。残り3ポイント。
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津田のナックルに対し鬼気迫る表情でローキックやハンマーパンチ、ニーリフトとやり返すoKADo。再びフロントネックロックを狙うが、津田はこれをマンハッタンドロップで振り払うと強烈なナックルの連打で一気に追い込む。担ぎ上げようとする津田に対し堪えたoKADoはニーリフトで応戦するが、津田は倒れず受け止めるとナックル、ミドルキック、ジャンピングニーアタックからニーリフト。
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再び担ぎ上げようとするとoKADoが堪えるが、津田もミドルキックをガードすると顎元へのナックルでグラつかせてからボディスラム、そしてテキサスクローバーホールド!これがガッチリ決まるとoKADoもたまらずギブアップ。

試合後、大ハリケーンコールが巻き起こる中、津田と握手を交わしたoKADoは観客に向けて深々と座礼してリングを後にした。


※LINKSではカリスマ的な存在となりつつある津田とLINKSでは2戦2勝中のoKADoによるLINKSルールのシングル。

oKADoは重い蹴りで足や腹にダメージを与えながら絞め技でスタミナを奪いにかかるが、対する津田はナチュラルパワーでそれらを振り払うと純プロレスムーブで応戦。試合中に誰かが言っていたけど「ルールを無視するのが津田」であり、同時に「津田そのものがルール」と言う言葉がピッタリのような暴れっぷりを見せる。観客もそんな津田を全面的に後押し。
気迫を込めて蹴ってもなかなか倒れない、何度絞めても立ち上がってくる津田に対し、oKADoも諦めず果敢に攻め立てるが、最後はタフマッチの末にナックルからのテキサスクローバーで津田が勝利。

実は「顔面攻撃あり」ながらも「顔面へのナックルは禁止」されていたのにそれを無視したり、途中でマンハッタンドロップを繰り出したりと若干ルールが曖昧だったような気がするが、それはさておきいつにも増して気迫を漲らせていたoKADo、どんなルールであろうとブルファイトを貫く津田と両者が光った一戦でした。


第九試合:スペシャルマッチ リンクスルール 10分1本勝負
〇真殺鬼(フリー/D0E3)[9:42 KO勝ち] KONG-T×(WIN/D0E1)

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序盤からローキック、ミドルキック、正拳突きと攻めたてる真殺鬼に対し、KONGは後ずさりはするも殆ど避けずに受け止めるとローキックをキャッチしてテイクダウン。がぶりの体勢から寝技を狙うが、これは場外に出てしまいブレイク。
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セコンドらから「距離を詰めて」「食らわないで」と言われても、軽く払うのみで真っ向から受け止め隙を伺うKONG。再びローキックをキャッチし体勢を崩すと一気に捕まえようとするが、これもそのまま場外に出てしまいブレイク。
なおもローキックをキャッチしようと前に出るKONGだったが、真殺鬼は掴もうと体勢を屈めたところで逆にフロントネックロックで捕獲すると胴絞め式に移行。だがKONGは頭を抜いて逃れると逆に覆いかぶさりアームロック。真殺鬼、エスケープしロストポイント1。残り4ポイント。
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左右からローキックを放つ真殺鬼に対しKONGはカウンターの打撃で動きを止めると内股から袈裟固め狙い。真殺鬼、頭を抜いて逃れると胴絞めスリーパーを狙うが、これは場外間際でブレイク。スタンドから再開。
ローキックで攻める真殺鬼に対し、KONGはなりふり構わず一気に距離を詰めるとボディスラム!そこから腕ひしぎ逆十字固めに捕らえるが、これは真殺鬼がすぐにエスケープ。真殺鬼、ロストポイント1。残り3ポイント。
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試合再開早々一気に組み付いたKONGは払い腰から袈裟固めに捕らえるが、真殺鬼は少しずつ身体を動かし頭を抜くことに成功すると逆に背中に乗っかり胴絞めスリーパー。だがKONGは首周りに手を入れられないようしっかりガード。膠着状態が続いた為、ブレイクとなりスタンドから再開。
内側へのローキック、ボディへの正拳突きと強烈な打撃で攻める真殺鬼に対し、なおも避けず逆ににじり寄るKONGは再びボディスラム…かと思いきやアバランシュプレス!そこから左腕を狙いに行くが真殺鬼も必死に抵抗。
ここでKONGは自ら技を解くと「立て!」「行くぞ!」とラリアット。しかし真殺鬼はこれをかわすとバックハンドブロー、ミドルキックから飛びつき式の三角絞め。KONGは力任せに持ち上げようとするが、これは真殺鬼が阻止して更に腕狙い。
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KONGもスピニングチョークのような形で切り返そうとするが、真殺鬼はこれを途中で止めてみせると腕ひしぎ逆十字固め。だがこれは決まりきる前にKONGが場外に足を伸ばしエスケープ。KONG、エスケープでロストポイント1。残り4ポイント。
残り1分を切ると真殺鬼はボディへのパンチ連打、ニーリフトから右ハイキックの連続攻撃。それでもKONGが前に出ると真殺鬼は左右ハイキックの乱れ撃ち。最後に左ハイキックを叩き込むとモロに食らったKONGは前のめりにダウン。ダウンカウントが数えられるも、レフェリーは途中でカウントをストップ。真殺鬼のKO勝ちとなった。

試合後、真殺鬼はKONGに握手を求めると抱擁し健闘を称えた。


※極真空手出身のプロレスラー真殺鬼と元柔道国体選手のKONGによるLINKSルールのシングル。

KONGは「肉を切らせて骨を断つ」とばかりにその頑強な身体を武器にして真殺鬼の鋭い蹴りを真っ向から受け続けながら、キャッチしては投げたり絞めたりと得意の柔道殺法に活路を見出そうとする。結果、真殺鬼から3エスケープを奪って見せるが、唐突にラリアットを出してかわされてしまったり、蹴りを食らい過ぎたりと徐々に劣勢となると、最後はハイキック連打の前に轟沈。

ただ結果的に負けてしまったものの、それでもプロ相手に最後まで自分なりのスタイルを貫き通し、ひたすら愚直に立ち向かい、倒れる時には前のめりと、となんとも漢臭い戦いっぷりを見せたKONGがなんともかっこよかったですね。


セミファイナル:スペシャルマッチ リンクスルール 10分1本勝負
有明省剛(RAW/D0E0)[時間切れ引き分け]ペドロ高石(ペドロカポエィラ/D0E0)

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ペドロはカポエィラの演舞、有明はイスを持って、と共にいつも通りのスタイルで登場。なおこの試合は両者が認めた為、顔面への“蹴り”での攻撃ありと言う特別ルールで行われることに。
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両者握手を交わし試合開始。有明はまず菊野克紀のようなサンチンの構えから深呼吸すると鋭いローキックでけん制。ペドロはこれをガードし、払いのけると片手を突いてのスピンキックなどカポエィラならではの変則的な蹴りで応戦。距離を取りつつガードする有明に対しペドロは膝裏へのローキックで体勢を崩すと払い腰で投げるが、有明はすぐに立ち上がり再びスタンドの状態へ。
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蹴り合いから寝技に持ち込もうとするペドロに対し有明はフロントネックロックからバックマウントを経て腕狙い。しかしペドロは有明の右足に両足を絡めて阻止するとひっくり返してこれを脱出しブレイク。この一連の攻防で鼻血を出した有明は自ら応急処置を施すと、再びサンチンの構えから深呼吸。
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試合再開と同時にボディへのパンチで前に出た有明は一気に組み付くが、ペドロは逆に投げを見まうと寝技狙い。がぶりの体勢を狙うペドロを振り払った有明は虚を突くバックスピンキックもしっかり対応し、至近距離ながらもミドルキックで合わせる。
前蹴りからフロントハイキックのような形で蹴りを叩き込む有明に対し、ペドロは浴びせ蹴りで飛び込む…が、有明はこれもしっかりキャッチしてみせるとアキレス腱固め!絞め返そうとするペドロに対し、有明はガードポジションに移行するが、ペドロはすぐに切り返すとスタンドの状態へ。
片手を突いてのハイキックで距離を詰めたペドロは払い腰から袈裟固めを狙うが、有明はこれを切り返すと腕ひしぎ逆十字狙い。だがペドロは素早く反転して巧みにこれを逃れることに成功。ここで試合時間5分経過。
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仕切りなおしてサンチンの構えから深呼吸、そして改めて握手を交わす有明。手を突いてのハイキック&スピンキックと変則的な蹴り技で幻惑するペドロは突っ込んできた有明を捕らえると腰投げから横四方固め。これに対し有明は首を捕らえてがぶりの体勢から追撃を狙うが、これは場外に出てしまいブレイク。
右ハイキック、ローキック、ソバットと攻める有明に対し、悉くガードしかわして見せたペドロはミドルキックを受けつつもテイクダウンしてグラウンドの攻防へ。これも場外に出てしまいブレイク。
背負い投げで投げられても逆に上を取る有明。ペドロは足に両足を絡めて動きを封じるとひっくり返して片羽絞めのような形で捕らえるが、これまた場外に出てしまいブレイク。
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ここでTシャツを脱ぎ捨てたペドロは浴びせ蹴りで奇襲を仕掛けるが、有明はこれもガードして見せると覆いかぶさり袈裟固め。しかしペドロはすぐにギロチンチョークのような形で逃れて見せるとスタンドの状態に持ち込む。
突っ込んでくるペドロに対しバックを取りに行く有明だったが、ここで10分経過となり試合終了。共にロストポイント無しと言うことで時間切れ引き分けとなった。
拍手喝さいが巻き起こる中、両者は抱擁を交わし健闘を称えあった。


※カポエィラマスターのペドロと極真空手出身の有明によるこれまた異色のシングルマッチ。

再デビューしてから殆ど負けなしながらも、プロレスルール以外ではまだまだ実力未知数な有明。いざ試合となるとペドロの繰り出すカポエィラならではの多彩で変則的な蹴り技の数々に対し、かわしたり、ディフェンスしたり、キャッチしたりと尋常でない反射神経と対応力の高さで悉く封じていく。もちろん対するペドロも総合経験のある実力者とあって、こちらも蹴り技であろうと寝技であろうと素早く対応し応戦。ちなみに有明のツイートによるとどうやら馳浩と共にアマレスやってたんだとか。そりゃグラウンドでも強い訳だ。
ただならぬ緊張感が漂う中、息を呑むようなハイレベルな駆け引きを繰り広げる両者でしたが、結局最後まで共に決定的な有効打を許さずそのままフルタイムドローで試合終了。

ペドロの強さと巧さは言わずもがなだけど、そんなペドロの繰り出す蹴り技、グラウンド、投げ技と全てに対応した上で互角の勝負を繰り広げた何より有明が凄すぎ。プロとかアマとかの範疇を超えた素晴らしい名勝負でした。お見事。


メインイベント:ランキング戦 リンクスルール 10分1本勝負
〇ケンタDX(1位/RAW/D0E2)[9:23 クルックヘッドシザース]前田明日×(5位/LINKS/D1E2)

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両者握手を交わし試合開始。開始早々一気に距離を詰めたケンタは前蹴りからたたみ掛けようとするが、前田は逆に片足タックルで懐に飛び込むと横四方から右腕狙い。ケンタは反転させてガードポジションを奪うが、これは場外に出てしまいブレイク。
ケンタのガードを掻い潜り膝の内側へローキックを叩き込む前田。重いローキックを明らかに嫌がったケンタはローキックでやり返すが、蹴り合いとなると前田の方が上か徐々に劣勢に。ならばとケンタが力任せに腕を振り回すと前田はそれをかわしてニールキック!たまらず距離を取るケンタに対し組み付いてテイクダウンした前田はガードポジションから右腕へのアームロック狙い。これはケンタがエスケープしロストポイント1。残り4ポイント。
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前田のローキックのラッシュを裁こうとするも裁ききれないケンタ。ならばと逆にローキックから強引に距離を詰め、客席になだれ込みながらもダウンを奪うと袈裟固めを狙うが、これはもちろん場外と言うことでブレイク。ここでレフェリーの浜野さんがセコンドの増員を支持すると、さながらランバージャックデスマッチのような形に。…って津田さんの背中で前が見えない(笑)
ローキックから懐に飛び込もうとする前田に対し、ケンタはこれをキャッチすると逆にマウントポジションから腕ひしぎ逆十字狙い。前田は動き回ってこれを逃れるとガードポジションからケンタの動きに合わせてアームロック、腕極め式袈裟固めを狙うが、亀になってこれを堪えたケンタはバックを取り返してスリーパー狙い。前田、無理せずエスケープしロストポイント1。残り4ポイント。
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一気に距離を詰めて腕ハンマーを狙うケンタに対し、それを掻い潜り懐に飛び込もうとする前田。しかしケンタが強引に払いのけると前田は場外まで吹っ飛ばされ、観客として来ていた作業IN藤原をまき沿いに。
ケンタの前蹴りをキャッチした前田は足にしがみついてダウンを奪うと横四方から腕ひしぎ逆十字!クラッチさせず一気に絞り上げるが、ケンタは長身を活かして場外に足を伸ばしエスケープに成功。ケンタ、ロストポイント1。残り3ポイント。
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再び前蹴りで打って出ようとするケンタの懐に飛び込む前田。今度はケンタも対応し押し潰すとバックマウントから強引にアームロック狙い。前田、すかさずエスケープしロストポイント1。残り3ポイント。残り時間は3分。
前田はニールキックで奇襲を仕掛けると胴タックル。ケンタはこれをキャッチするとがぶりの体勢に捕らえるが、これは場外に出てしまいブレイク。それでもどうにか前田を捕まえたケンタは雄叫びを上げると強引に無双!前田、ダウンでロストポイント1。残り2ポイント。
しかしそろそろスタミナ切れか、立つのがやっとで追撃に出ることが出来ないケンタ。そんなケンタに前田は愚直にも胴タックルを狙うが、ケンタはこれも受け止めて見せると徐々にマットに沈めつつアームロック狙い。そして切り返しを狙う前田の動きに合わせてクルックヘッドシザース。これがガッチリ決まると場外間際ながらも前田、耐え切れずギブアップ。ケンタの勝利となった。
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試合後、ケンタに駆け寄った有明は「よく頑張った」とばかりにケンタの頭をポンポン叩いて抱きしめる。しばし呆然とするケンタだったが、前田が立ち上がると握手を交わし深々と座礼。
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ここでケンタがマイクを持つ。
ケンタ「ありがとうございました。こんなこと言うのもおかしいんですけど、僕LINKSに上がるのにどうしても曲げられない夢みたいのがありまして…。僕はLINKSにはじめて上がった時に前田さんから勝ちを貰って、それから僕は「前田明日以外の奴なんかに絶対このリングで負けるか!」って気持ちでやって来ました。今回前田さんと試合組まれて、もしかしたら俺の夢叶っちゃったりするのかなって思ったんですけど。

僕の尊敬するとある先輩の話なんですけど「勝つことは奪うこと。負けることは奪われること」ってよくその先輩が言うんです。僕の夢の為だけに、僕が今まで奪ってきた選手の思いを費やす訳にはいかないと思って、なんかちょっと不恰好でしたけど、前田さんとやってまた俺がLINKSの1位でいます。これから次誰とやるかわかんないですけど、僕はこのLINKSに凄い思い入れがあります。だから俺以上にLINKSが好きだと、俺よりもLINKSの1位になったら輝かせるって奴は、俺に掛かって来い!!」

前田「えっと、すいませんでした。ケンタ選手とは2年だか3年だか前に1回蕨の体育館でやってまして、圧倒的な力でねじ伏せられちゃったんですけど、二度目の負けはないなと思って今日臨んで来た訳ですが、こんな結果になってしまって…。もう本当に情けなくて仕方がないです。一から出直してまだまだ体力と技術をつけて、負けない力をつけてまた戻ってきますんで、宜しくお願いします。

今回の大会、新たな試みとして実験リーグとキャッチルールの2種類の新しいものをやってみたんですが、やっぱりいざ目の前で見てみると凄さに圧倒されちゃいまして、引き続きこれを入り口としてどんどん競技人口が増えていけばいいと思ってます。今後とも一つ、LINKS宜しくお願いします」
こうして最後は前田が締めて興行は無事終了となりました。



※4戦4勝とLINKSでは無類の強さを誇るランキング1位のケンタにLINKS総帥の前田が挑んだLINKSルールのシングルマッチ。ちなみにこの試合は前回大会をもってLINKSから離れたSAGAT(当時RAW/現ユニオン)の指名で組まれたカードで、2010年6月のLINKS初の埼玉大会以来、二度目の対戦となる。なお当のSAGATは同日横浜で興行があった為に残念ながら不在。

序盤から積極的に前に出るケンタだったが、重いローキックを食らってからは一転し警戒気味に。対する前田はローキックで確実にダメージを蓄積させ、ニールキックで揺さぶりをかけ、その上でタックルから寝技狙いと、ケンタとの圧倒的な体格差を意識してグラウンド勝負に活路を見出そうとする。
力任せに振り払っても執拗にグラウンドに持ち込もうとする前田にどんどんとスタミナを奪われるケンタだったが、前田も攻め疲れか動きが鈍りだすとケンタが力任せの無双からのクルックヘッドシザースで逆転勝利。クルックヘッドシザースで試合が決まったの見たの、もしかしてNOAHでの高山善廣vs丸藤正道戦以来じゃないかな。

両者の持ち味と勝利への執念がしっかりと出た、LINKSに思い入れの強いこの2人ならではの好試合でした。



興行時間は2時間20分。全11試合ながらも全てが10分以内と言うことで思った以上に早めに終了。
LINKSルールだけでなく実験リーグ、キャッチルールと様々なスタイルの試合が行われたものの、そのどれもが外れなかったと言う、LINKS初のビックマッチ、そして再出発に相応しい内容の良興行でした。
どの試合も良かったけど、やっぱりコーガンvsクラノ、ペドロvs有明が群を抜いて素晴らしかったですね。

ルール面においてはレフェリーごとによって判断が違っていたりとか(ドントムーブとスタンドなど)、特別ルールにより一部の試合での顔面攻撃が認められたもののそれによりちょっと曖昧な感じになってしまったりとか、あからさまに逸脱した行為があった場合は本人たちの意思に関わらず試合終了とすべきでは…とか、まだまだ徹底及び改善すべき点があると思うんですが、そこら辺はまだまだこれからと言うことで。まぁこれだけの内容を見せながらも、まだまだ改良の余地があるってことは良い事だと思います。そんなこんなで今回は以上です。


【おまけ】
ダブルヘッダーの予定だったのでEX-ZR100で撮影。これが後に裏目に出ようとは(笑)

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