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これまでNOSAWA論外が中心となって開催して来た東京愚連隊興行が別ブランドとして立ち上げた“東京MISSION”シリーズ。
論外以外の愚連隊のメンバーによる自己プロデュース興行がコンセプトで、その第一弾として行われたのが今回の菊タロープロデュース興行。

テーマは「菊タローデビュー19周年」とタイトル通りの「借金返済
なんでも全日本をクビ(もちろん所属にはなっていないが)になってから支払いが回らず、リボ払いスパイラルで気がつけば1千万の借金を負っていたとか。真偽の程は定かではないが、これにより「限られたコスト」で「利益重視で見せられるカード&見たいカード」を組んだとのこと。

平日月曜の19時開始、ニコ生での生中継、裏に大日本後楽園大会、更には車両故障によるりんかい線運転見合わせ等々、客入りに影響しそうなものが多々あったけど、それでも最終的には275人の超満員となることに。

@選手入場式

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まずは先陣を切って菊タロー&くいしんぼう仮面が登場する…が、その他の選手は「入場式キャンセル」の為に出てこず。これにはド派手にずっこけるくい菊。
ここでりんかい線運転見合わせによる迂回組を待つべく、急遽くい菊&弥武リングアナの3人によるトークショーを開催し場を繋ぐ。
菊タロー「今回はアキバプロレス以来久しぶりにプロデュースをやらせてもらうんですけど。と言う訳で今回は19周年記念と言うことで東京では3年ぶりですか?シングルマッチと言うことでくいしん坊仮面を呼んで参りました。
まぁトークショーといってもくいしんぼ仮面はゲップしか出来へんもんな」
くいしんぼう「そうですね」
「喋るんかい!」
…と言うことで珍しく普通に喋るくいしんぼう…だったが、なんだかちょっと緊張気味で口数は少なめ。この後、これまでの両者の対戦歴や全日本で組まれかけたくい菊対決の裏話などを明かすが、くいしんぼうが意気込みを語りだすと空気が一変。
くい「………えー、僕のほうが面白い、そしてつおい(強い)ってことを今日は証明します」
「いや、わいの方が“つおい”んやよ」
くい「ワシの方が“つおい”んや」
「わいの方が“つおい”んやよ。

…なんてね。
そんなこんなでね、新木場にこんだけ集まってもらってね、周りの選手たちからも平日月曜日にこれだけの人数が集まってくれるのはなかなかないって言って頂けましたんで、是非とも我々も頑張りますんで、皆さんも是非精一杯声援して頂きまして、選手を盛り上げて頂きたいと思います。皆さんいてこその興行ですので、僕らも頑張りますので、全員で良い大会を作り上げたいと思います。皆さん宜しくお願い致します。
(くい菊は)久々の東京でのシングルマッチです。全力で皆さんを笑かしにかかりますんで、全力で大真面目にふざけますんで、本当に僕も〇岡も頑張りますんで…」
ここでサラりと本名をバラされたくいしんぼうが食って掛かると、菊タローも「言葉飲み込むな」「何だコラ」と長州口調で言い返しコラコラ問答開始。
ここで見かねた松井レフェリーがリングインすると両者を引っ叩き、さっさとリングから追い出し、トークショーを強制終了(笑)
菊タロー、松井レフェリーに対し一言「お前、リングに沈めてやるからな!」
弥武リングアナ「選手退場!」


第一試合:FLASH BACK 〜屋台村〜
〇KIKUZAWA(東京愚連隊)[10:38 ラストライド式ジャンピングパワーボム]増田明彦×(フリー)

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増田は屋台村プロレス15周年記念Tシャツを着て登場。両者握手を交わし試合開始。裁くレフェリーは和田京平。
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一度目のロックアップはKIKUZAWAが、二度目のロックアップは増田がそれぞれロープに押し込むが、これは共にクリーンブレイク。アームホイップから腕を固めようとする増田をKIKUZAWAはリストロックで切り返すが、増田は更に足を取ってテイクダウンするとレッグロック。増田は続けてレッグスプレッドから再びレッグロックに捕らえるが、KIKUZAWAは髪の毛を鷲掴みにしたり、フェイスロックを決めたりしてこれを逃れるとそのまま腕ひしぎ逆十字固め。しかし増田は決められる前に押さえ込んでこれを脱出しブレイク。
増田はロックアップ、ヘッドロック、首投げから袈裟固めへ。KIKUZAWAはこれをヘッドシザースで切り返すが、増田は足首を膝で踏んでこれを逃れると袈裟固め。更に先ほどのお返しとばかりに腕ひしぎ逆十字固めを狙うが、KIKUZAWAも押さえ込んでこれを逃れると左足へのサイストンピングからレッグスプレッド。
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スタンディングの状態に戻るとKIKUZAWAは強烈な逆水平チョップ。増田も膝を突きながらのチョップで応戦すると、ローキック、ヘッドロックからショルダータックル。続けて増田はアームホイップ連発からドロップキックで場外に落とすとトペ…と見せかけてハンドスプリングでリング中央に戻って決めポーズ。
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リングに戻って来たKIKUZAWAに対し増田はソバット、ランニングバックエルボーからダブルニードロップ。しかし続くチンロックはKIKUZAWAが指を噛んで逃れると重爆ミドルキック、スイングネックブリーカーからお返しのチンロックに顔面掻き毟り&ハンマーパンチのおまけつき。
更に逆水平チョップからボディスラムで叩きつけたKIKUZAWAは鮮やかなサンセットフリップ。押さえ込むがカウントは2。
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再び打撃戦となるも顔面掻き毟りで動きを止めようとするKIKUZAWA。しかし増田もミドルキックでやり返すと、延髄蹴り、片足ドロップキックから場外へ落ちたKIKUZAWA目掛けて三角飛びプランチャ敢行!
KIKUZAWAをリングに戻した増田は見事なスワンダイブニールキックを叩き込むがカウントは2。ならばフルネルソンに捕らえるが、KIKUZAWAはこれを堪えるとサムソンクラッチ。カウントは2。
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増田の反撃をパワースラムで迎撃したKIKUZAWA。続く串刺し攻撃は阻止されるも増田のスワンダイブをドロップキックで迎撃してみせると急角度のバックドロップ!これをキックアウトされると今度はパワーボムを狙うが、これは増田が堪えて切り返し逆さ押さえ込み。
対するKIKUZAWAも首固めでやり返すと、増田のトラースキックを食らうも続くブレーンバスターを逆に投げ返し垂直落下式ブレーンバスター。すかさず豪快なシットダウンラストライドでマットに叩きつけると増田も返せず3カウント。
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試合後、勝ち名乗りをあげたKIKUZAWAは増田になにやら語りかけ握手、抱擁を交わすと健闘を称えた。


※菊タローの中の人のデビュー戦と同一のカード。菊タロー曰く裏19周年記念試合。ちなみに素顔の増田としては初見。“もう一つの姿”として見ても2010年12月の政宗自主興行以来、久々に見る試合。

序盤は確かめ合うかのようにじっくりとした攻防を繰り広げる両者。しかし合間合間で相手と同じ技でやり返すシーンがあったりする辺りはこの2人の間柄ならではと言った感じ。
中盤に入ると増田が得意の空中殺法を解禁。かなり久々の試合らしいが、この日に合わせて来たかコンディションもかなり良さげで、一つ一つを危なげなく的確に決めていく。しかしKIKUZAWAも増田に負けないくらいの鮮やかな動きを見せつつ、インサイドワークやパワーファイトでしっかり上回って見せると、最後は垂直落下式ブレーンバスターからシットダウンラストライドで勝利。

当時を知らない自分にとってこれが“屋台村プロレス”を髣髴させるような内容だったのかどうかわからないけど、それでも両者にとっては特別な試合であると言うことだけは十分に感じ取れた一戦。そして当時を知らなくても、純粋に楽しむことが出来たベテラン同士ならではの好試合でしたね。


第二試合:新木場ビューティフル・バトル〜しばき合い〜
〇望月成晃(DRAGON GATE)[11:02 真・最強ハイキック]那須晃太郎×(U-FILE CAMP)

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両者握手を交わし試合開始。裁くレフェリーは松井幸則。
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一度目のロックアップは望月がロープに押し込みクリーンブレイク。二度目のロックアップは那須がロープに押し込むと離れ際に張り手。しかし食らった望月はその心意気や良しとばかりに一言「OK!!」
ソバットで動きを止めた望月はショルダータックルで吹っ飛ばすが、追撃は那須がドロップキックで迎撃。しかし続く走りこんでの攻撃は望月がショルダースルーで迎撃しエプロンに落とすと、水面蹴りでダウンを奪った上でロープ越しのランニングサッカーボールキック!
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リングに戻って来た那須に対し望月はローキック、ミドルキック、ランニングローキックの乱れ打ち。那須が張り手で返しても望月はローキック、ミドルキックで圧倒するが、那須はこの蹴り足をキャッチするとアンクルホールド。望月、たまらずロープエスケープ。
ここぞとばかりに那須は左足にローキックを叩き込むが、望月も負けじと猪木アリ状態ながらも下から蹴り飛ばし応戦。ならばと那須は左足に飛びいて膝十字に捕らえるが、これも望月はロープエスケープし脱出。
なおも左足にローキックを連発する那須はここでスピニングレッグロックを狙うが、これは望月が下から蹴り飛ばし阻止。
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那須の足攻めから逃れた望月は強烈過ぎるミドルキック一発で那須を吹っ飛ばすとコーナーに逃れる那須を追いかけ左足にローキックを連発。更にニークラッシャー、ランニングローキックで追い討ちするとアキレス腱固めで捕獲。那須もアキレス腱固めで極め返すと、望月は「負けるか!」と右足で蹴り飛ばした上でもう一度アキレス腱固め。これに対し那須も同じく空いた右足で蹴り飛ばそうとする…が、望月は待ってましたとばかりにその足をキャッチするとクロスヒールホールド!那須、幾度となくリング中央に引き戻されてしまうも、懸命にロープエスケープ。
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共に左足にローキックを打ち込み合う両者。ここで望月のローキックを飛んでかわした那須は延髄蹴りで動きを止めると串刺しバックエルボー、張り手から串刺しドロップキック。カウントは2。
那須は続けてバックドロップを狙うが、望月はこれを堪えると続く串刺し攻撃を踵落としで迎撃。すかさずケンカキックを連発するが、那須はこれをキャッチすると渾身の張り手。望月も倒れずローキックで体勢を崩すと立て膝状態の那須目掛けてミドルキックを連発するが、那須も負けじと水面蹴りでダウンを奪うと逆にランニングローキック。押さえ込むがカウントは2。
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ここで那須はもう一度バックドロップを狙うが、望月はこれを堪えるとローキックからランニングローキック。更に絶縁、バズソーキックを叩き込むが、それでも那須は倒れず耐えるとすかさずバックドロップ一閃!両者ダブルダウン。
立ち上がった両者は再び激しい蹴り合いを展開。これを競り勝った那須は串刺し攻撃を防ごうとする踵落としもキャッチしてみせるとミドルキックからもう一度串刺し攻撃。だが望月はこれを追いかけてのケンカキックで阻止するとコーナーに横向きにセットしての一角蹴り!更にランニングローキックで追い討ちするがカウントは2。
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ならばと望月はツイスターを狙うが、那須は後方に着地して回避するとバックドロップ狙い。望月もこれを堪えるとハイキックを放つが、那須はしゃがんでかわすと逆にハイキック。しかし望月もこれをかわすとイリュージョン(右後ろ回し蹴り)から間髪いれずに真・最強ハイキック!これが完璧に決まると那須も返すことが出来ず3カウント。

試合後、勝ち名乗りをあげた望月は一足先にリングを降りた那須を呼び戻すと握手を求める。しかし那須は張り手で返すと再戦を要求。これに対し望月は満面の笑みを浮かべながら頷いてみせた。


※菊タローと同じ年にデビューした望月と若手の有望株那須によるシングルマッチ。武輝道場vsU-FILE。

共に打撃を得意とするだけあってサブタイトル通り激しいしばき合いを展開する両者。那須は若手ならではの勢いや気迫だけでなく冷静に相手の動きを読んだ上での足攻めで確実に勝ちを狙いにいくが、対する望月も要所要所でベテランならではの駆け引きや巧さを見せて那須の思い通りにはさせず。
終盤に入ると小細工無しに蹴り合いの真っ向勝負を繰り広げる両者だったが、最後はこれを競り勝った望月がイリュージョンからの真・最強ハイキックで勝利。

大ベテラン相手にしっかり存在感をアピールし爪あとを残して見せた那須、そんな那須を格下扱いせず真正面からしばき合った望月による熱く激しいながらも見ていてなんとも気持ちよかった好勝負。シリアスな試合だけで見ればこの日のベストバウト。


第三試合:アキバプロレス提供試合
〇佐藤光留(パンクラスMISSION)&ダンボール肉マン(アキバ)[17:53 バックドロップ]怪人絵売リアン×(アキバ)&怪人転売ヤー(アキバ)

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絵売リアン(えうりあん)は頭の額縁がトレードマークの怪人で08年12月のアキプロディファ大会以来、転売ヤー(てんばいやー)は黄色と青のコスチューム姿の怪人でこちらは09年7月のアキプロUDX大会以来の登場。
対するはアキプロ所属のダンボール肉マン&同常連の佐藤光留。肉マンは以前に比べてかなり大きくなっていて、まるで別人のよう。一方の光留は久々のメイド服+猫耳仕様で登場。

いつの間にか喋るようになっていた転売ヤーは肉マンに対して「どう見てもこっち側だろ?」と仲間に引き込もうとするが、これは光留が「一緒にすんな!」と阻止。握手を求められても「握手したら絶対絵を売られるからな。転売されるからな」と拒絶。
しかしそんな光留がわざわざ松井レフェリーの眼前でスカートを捲って見せると「お前が一番怪しい」とばかりに怪人&肉マンと共に怪訝そうな顔で見る(笑)
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先発は光留と絵売リアン。「目が見えてねぇんじゃねぇのか?」「鼻が二つあるぞ?」と突っ込みながら手首の取り合いを繰り広げる光留。光留がバックに回ってテイクダウンするとがぶろうとするが、これは素早く絵売リアンが逃れてブレイク。ここで転売ヤーが絵売リアンに耳打ちすると光留は一言「アキバプロレス、こんなにやりにくかったかなぁ…」
一方、松井レフェリーは転売ヤーに対し「2人(肉マン&絵売リアン)喋らないから、頑張って喋って」
チョップ合戦からミドルキックで動きを止めた光留は頭部にナックルを叩き込むが、これは固い額縁に阻まれ逆に自らの拳が大ダメージ。すかさず絵売リアンは前日の入江茂弘戦で負傷して縫ったばかりだと言う光留の頭部に額縁の角を押し付け痛めつけていく。
松井レフェリー「何針縫ったと思ってんだ!」…20針だそうです。
絵売リアンの追撃をかわした光留は首投げから袈裟固めへ。切り返し合いから光留がヘッドシザースに捕らえると絵売リアンも切り返そうとする…が、どうやら額縁の部分が引っかかってしまい頭が抜けない模様。絵売リアン、たまらずロープエスケープ。
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両者代わって肉マンと転売ヤー。
転売ヤー「お前は俺らの仲間だろ?」
光留「なんとなくこっち側のビジュアルだろ?」
転売ヤー「いやそう言ったらこっちだろ?」
そんなこんな言いつつも肉マンにクリーンな握手を求める転売ヤー。肉マンが応じようとすると転売ヤーは顔面掻き毟りからヘッドロックで捕獲する…が、肉マンは軽々と担いでロープに押し込むとタックル合戦へ。これは体格で勝る肉マンが優位に立つも転売ヤーはマッスルスタンプ、ココナッツクラッシュで動きを止めると背中に飛び乗りスリーパー。しかしこれは肉マンが近藤修司式首投げであっさり投げ飛ばし、ショルダータックル。
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代わった光留は「転売禁止!」と叫びながらサッカーボールキック一閃。光留、真顔で「本当にダメだよ?」
光留はそこからレッグロックに捕らえるが、これは転売ヤーがスカートを捲りながらひっくり返して押さえ込み脱出。
続く肉マンの超滞空ボディスラムを食らった転売ヤーはサミング、ステップ延髄蹴りから負けじとボディスラムを狙うが、これは重くて持ち上がらず、ようやく上げても押し潰されてしまうことに。ここで肉マンは光留とタッチする…が、なぜか光留が置いてった猫耳に興味を示しおもむろに装着(笑)
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肉マンと代わった光留は走りこんでの攻撃を狙うが、これは絵売リアンが足を引っ張り阻止してリングイン。怪人組のダブル攻撃は光留がかわして同士討ちで阻止するが、ここで絵売リアンが光留の蹴り足をキャッチすると転売ヤーがその足目掛けてドロップキック。
ここで光留の左膝に狙いを定めた怪人組は転売ヤーのステップオーバートーホールド、膝砕き、絵売リアンの額縁の角を使っての倒れこみ式ヘッドバット、左膝への頭突き連発、転売ヤーのスリングショット式ヒップドロップ、スカートを捲りながらのロープ拷問と集中攻撃。しかし絵売リアンの追撃をどうにかかわした光留は水車落としで一矢報いるとようやく肉マンとタッチ。
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エルボーで怪人たちを蹴散らした肉マンは、絵売リアンを踏み台にしての転売ヤーの串刺しボディアタックも軽々とキャッチして見せるとそのまま絵売リアンの上に投げ捨て。すかさず肉マンが絵売リアンにアルゼンチンバックブリーカーを決めると、光留もリングインして転売ヤーに三角絞め。
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代わった光留はバックドロップを狙うが、絵売リアンはこれを堪えて自コーナーに押し込むと背後から転売ヤーが膝蹴りでアシスト。更に光留の蹴り足をキャッチした絵売リアンはドラゴンスクリューでダウンを奪うと一気に足4の字固め。すかさず転売ヤーが動けない光留にダイビングフットスタンプを投下して追い討ちすると、絵売リアンが一気に絞り上げギブアップを迫る。
身動きと乗れない光留は必死に肉マンに助けを求めるが、当の肉マンは再三再四に渡って転売ヤーのカットに阻まれなかなか助けに行けず。…そんな状態が延々と続き、3分くらいたってようやく肉マンが救出に成功。
ここで15分が経過し残り時間5分。怪人組は肉マンに対しダブルブレーンバスターを狙うが、これは肉マンが逆に2人まとめてブレーンバスター。すかさず光留も割って入ると絵売リアンに対し光留のミドルキック、肉マンのラリアットから光留がバックドロップ。この波状攻撃が決まると絵売リアンも返せず3カウント。


※提供試合ながらも4年ぶりの復活となった“アキバプロレス”によるタッグマッチ。

試合は光留と松井さん、いつの間にか喋れるようになった転売ヤーが突っ込みを入れながら展開していくが、久々の試合とあってか、それとも“具が違うから”なのか、若干探り探り気味な肉マン&怪人組。やり取り自体は面白いんだけど、いまいちテンポ良く行かず、ぶっちゃけちょっと間延びしてしまった感があったなぁと。
試合はあわや時間切れ引き分けかと思ったところでアキプロ正規軍の波状攻撃から光留がバックドロップで勝利。

正直、アキバプロレスに思い入れが強い自分にとっては物足りなさの方が上回ってしまったけど、4年ぶりと考えれば仕方がないか。アキプロではお馴染みの館内実況があったらまた違った雰囲気の試合になったかも。

アキプロ名物メイドランブルやおぐりお姉さんや水科練習生の復活は資金的な部分で難しいかもしれないけど、出来ることなら提供試合としてでも良いんでこのアキプロ特有の世界観をこれからも残し続けて欲しいなぁ…。


第四試合:東海道タッグ五十三次〜第一話〜
NOSAWA論外(東京愚連隊)&〇MAZADA(東京愚連隊)[14:36 垂直落下式正田落とし]ヤス久保田×(Sportiva)&ヒデ久保田(Sportiva or フリー)

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最後にリングインした論外はコーナーに登ると、前日に亡くなったエクトール・ガルサに捧げるような祈りのポーズ。
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選手コールが終わるや否や久保田ブラザースが奇襲を仕掛けて試合開始。しかし和田京平レフェリーに「リングこっちだコラ!」と怒鳴られると思った以上に早くリングに復帰。
MAZADAを捕らえた久保田ブラザースは東京愚連隊のお株を奪うようなカニバサミ&レッグドロップ、キャメルクラッチ&顔面ドロップキックの連携攻撃。更にカットに入る論外をダブルのヌカドーラで迎撃すると同時エルボードロップ。
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ヤスはナックル、ガットショットからロープに振るが、これはMAZADAがウラカンラナホイップで迎撃。しかしヤスも追撃をウラカンラナホイップでやり返すとランニングバックエルボー。
ヒデのストンピング、カウンターのバックエルボー、ヤスのコーナー踏み付けと防戦一方のMAZADA。たまらず論外がカットに入ろうとするが、これは京平レフェリーが鉄壁のディフェンスで阻止。しかしMAZADAはヤスの追撃を着地して回避し、更に串刺し攻撃をかわして延髄蹴りを叩き込むと論外とタッチ。
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京平レフェリーがMAZADAに視線を送る中、論外はナックル連打からカバー。慌てて京平レフェリーがカウントしようとすると「遅いよ〜!」と自らリリース。ここから論外は菊タローの「カバー!」「うっそー!」のように「はいカバー!」「遅いよ〜!」とカウントする度にすぐにリリースして京平レフェリーを挑発。そして呆れる京平レフェリーをよそにグランド卍に捕らえる…が、ここで京平レフェリーは先ほどのお返しとばかりに少しでも論外の肩が突く度にクイックで何度もカウントを取る(笑)
已む無く自ら技を解いた論外は十字架固めに捕らえるがカウントは2。続く側頭部ソバットからのカバーはヒデがカット。
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ここでMAZADAもリングインするとダブルのスライディングから場外に出つつヒデの両足を掴んで鉄柱急所攻撃。そしてすぐにリングに戻るとヤスに対しカニバサミ&レッグドロップ、キャメルクラッチ&顔面ドロップキックの連続攻撃。
代わったMAZADAはレフェリーが他に目を向けているのを確認した上でロープサミングからチンロックを決めつつ執拗に顔面掻き毟り。どうにか逃れたヤスも跪きながらもチョップでやり返すが、MAZADAはこれを無抵抗で受け止めるとナックル一発で吹っ飛ばし、これまたレフェリーの見ていない隙に急所ニースタンプ。これにはヒデが激しく抗議するが、京平レフェリーに怒鳴られると後ろ手を組んで無言の抗議。
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ヤスをコーナーに追い込んだMAZADAは「はいタッチー!」と超クイックタッチで論外と共に集中攻撃。反則をしても即タッチしてしまい京平レフェリーも手が出せず。
そしてヤスを徹底的に痛めつけた上で論外がブレーンバスターを狙うが、これはヤスが投げ返すことに成功。すぐにMAZADAがカットに入るが、ヤスはMAZADAにもドロップキックを食らわして一矢報いるとようやくヒデとタッチ。
ヒデはナックルで2人を蹴散らすとダブルのドロップキック。更に論外に対しチンクラッシャー、ソバット、唾の掛け合いから串刺しバックエルボー。更にブロンコバスターからブレーンバスターを決めるが、これはMAZADAが「あぶなーい!」とゆっくりカット。
ここでヤスがリングインするとサンドイッチドロップキックでMAZADAを分断。返す刀で論外にトレイン攻撃からヤスのサイドバスター&ヒデのダイビングギロチンドロップの合体攻撃を決めるがカウントは2。
ならばとヤスはヤ・スワントーンボムを放つが、これは京平レフェリーが「やめとけやめとけ」と言う通り、論外がかわしてしまい自爆。論外、MAZADAに試合を託す。
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MAZADAはガットショット、DDT、正田ひねり、かち上げ式ラリアットから正田落とし。そのまま押さえ込むがこれはヒデがカット。ここで論外もリングインするとダブルフラップジャックから論外のトラースキックでヒデを分断。そして改めてヤスに狙いを定めるとシャイニングジャーマン(論外のシャイニングウィザード&MAZADAのジャーマン)を決めるが、これもヒデがどうにかカット。
ならばと論外がヒデを卍固めで分断すると、MAZADAがコブラクラッチ式の変形バーニングハンマー。これはヤスがどうにかキックアウトしてみせるが、続く垂直落下式正田落としを食らうとさすがに返すことが出来ず3カウント。


※東京愚連隊と久保田ブラザースによる東西タッグ屋対決。どうやら4年前に一度対戦しているらしく、その時は愚連隊が圧勝したらしい。

まずは奇襲を仕掛けたり、先に連携攻撃を繰り出したりして久保田ブラザースが優位に立つが、早い段階で愚連隊が主導権を奪い返す。この後、愚連隊は愚連隊興行恒例の京平レフェリー弄りを交えながら試合を進めていくが、散々弄り倒しながらもその隙に目を盗んでラフを仕掛けたりとヒールのタッグ屋ならではの巧さを存分に発揮。ここら辺はさすが百戦錬磨の名タッグチームならでは。
もちろん久保田ブラザースも連携&合体攻撃で挽回しようとするが、まだ追い込みきれてないところでスワントーンボムを出してしまい逆に勝機を逃してしまうことに。最後はしっかり連携で分断した上で、MAZADAが垂直落下式正田落としで勝利。

京平レフェリーを弄るだけ弄りながら、それでも久保田ブラザースを最後まで手玉に取り続けた愚連隊が横綱相撲で圧勝した一戦。でも正直弄りすぎて京平レフェリーの印象の方が強く残ってしまった試合でもあったかな…と。


セミファイナル:東京激震!〜神戸VS名古屋頂上決戦〜
CIMA(DRAGON GATE)[9:14 ノーコンテスト]ウルトラマンロビン(SGP)

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CIMAのセコンドには望月成晃が帯同。神戸vs名古屋と銘打たれた一戦とあってか望月は「絶対負けんなよ!」と檄を飛ばす。裁くレフェリーは和田京平。
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ゴングが鳴るとCIMAから握手を求め、ロビンがこれに応じるとCIMAは深々と座礼。手四つの探り合い、手首の取り合いからロビンがもっさりとフルネルソンに捕らえるとCIMAは遅ればせながら「あっ!」と悲鳴を上げる。
対するCIMAは股下から足を取ってテイクダウンするとレッグロックに捕らえるが、ロビンも負けじと手首を取って切り返すとゆっくりとしたアームホイップから巻き込み式チキンウィングアームロック。更にそこからヘッドシザースの複合技に持ち込もうとする…が、ロビンがあれやこれやしている内に自然とブレイク。
呆気に取られるもすぐに腕ひしぎ逆十字に捕らえるCIMAだったが、これまたまごついているうちにブレイク。思わず顔を見合わせるCIMA&京平レフェリーに対し、観客から「ロビンさん、精神的に勝ってるよ!」
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仕切りなおしてロックアップから首投げ、袈裟固めに捕らえるロビン。CIMAは押さえ込んでこれを逃れるとヘッドシザースに捕らえるが、これはロビンがロープエスケープ。カニバサミでテイクダウンしたCIMA、今度は変形のロメロスペシャルから変形のカベルナリアで絞り上げるが、ここで見かねた観客から「死んじゃう!」と声が飛ぶと、京平レフェリー一言「死んじゃった?」
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どうにか生き延びたロビンはCIMAのストンピングのラッシュを耐え続けると、追撃をコルバタで迎撃。すかさずサイドスープレックス2連発から押さえ込むがカウントは2。ここでロビンが相手の出方を伺っているのか、それとももう攻め疲れしたのか動きが止まると、CIMAは座ったまま呆然。観客から「CIMA、休むな!」と絶妙な突っ込みが入ると、CIMAは苦笑いしながら一言「呼吸があるから」(笑)
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待ち構えるロビンに対し、いきなり強烈なガットショットを打ち込むCIMA。観客からブーイングが飛ぶとCIMAは呆れて控え室に帰ろうとするが、これは京平レフェリーに連れ戻されてしまう。
ならばとCIMAはブレーンバスターから全体重を掛けてのセントーン、サンセットフリップ、セントーンの連続攻撃。強烈な連続攻撃に観客から思わず悲鳴があがるが、京平レフェリーはそんなのお構いなしとばかりに「やっちゃえ、やっちゃえ」と更に嗾ける。
これを受けてCIMAはコーナーに追い込んでチョップ、ミドルキックとたたみ掛けるとやっぱり観客からはブーイング。CIMAは「やりづれぇな…」とボヤきながらもロビンの本名を叫びながら串刺し攻撃を狙うが、これはロビンがフロントハイキックで迎撃に成功。京平レフェリーに嗾けられて往年の荒谷望誉×菊タローのように何度も突っ込んでいっては蹴りの餌食にあうCIMA。当然、怒って京平レフェリーに食って掛かるが、ここで1人取り残されたロビンは唐突にスペシウム光線?発射。しかしCIMAには全く効かず(笑)
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ロビンがもう一発狙うとCIMAはおもむろに京平レフェリーを盾にする…が、どうやら他の人には効くようで、京平レフェリー、更には望月が次々とビリビリ痺れて気絶!(笑)
CIMAが「大ぴーんち!」と右往左往する中、ロビンはコーナーに登るとダイビングボディアタック。更に封印していた大技“ウルトラデスティニー”(超低空ブロックバスター)を決めるが、まだ京平レフェリーが気絶したままなので残念ながらカウントされず。
千載一遇のチャンスを逃したロビン。するとここで突如現われた謎の怪人2人がロビンを急襲しフルボッコ。ここでようやく京平レフェリーが目を覚ますと、しばしその光景を傍観した上で無効試合のゴングを要請(笑)
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CIMAが「師匠!」とロビンを気遣う中、ロビンがマイクを持つ。
ロビン「オイ、お前ら何者だ!オイ、お前ら何者だ!お前らこのまま終わると思うなよ、このまま決着つけてやる!CIMA、決着つけようぜ!」
CIMA「………ロビンさん、僕もね、今日ロビンさんと試合するのをどれだけ楽しみにしていたことか!お前、昨日な、楽しみにしすぎて7時間しか寝られんかったんだぞ!ちょっと寝てるなぁ。
僕もね神戸から朝一番の飛行機で来て、こんな試合で帰れる訳がないじゃないですか!今からロビンとCIMAで組んで怪獣(怪人)2人とどうや!京平さん、ここまで来たらもうやるしかないでしょ!?」
この言葉に京平レフェリーも「付き合います」と渋々了承。これによりロビン&CIMA組vs怪人ジャンク男1号&2号のタッグマッチが緊急決定。


緊急決定試合:〇ウルトラマンロビン&CIMA[2:25 ダイビングボディアタック]ジャンク男1号×(アキバ)&ジャンク男2号(アキバ)

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試合開始と同時にCIMAを追い払い、ロビンに襲い掛かるジャンク男1号&2号。トレイン攻撃から追撃を狙うが、これはロビンがコルバタで迎撃すると、もう一方の怪人に対し八つ裂き光輪のようなフォームのダブルチョップ。怪人は倒れずとも、ロビンは颯爽とCIMAとタッチ(笑)
CIMAは片方の怪人に串刺しダブルニーアタック2連発、もう片方の怪人に延髄蹴りからスーパードロルを決めるとロビンを呼び込みダブルのフライングクロスチョップ!更にロビンの「ウルトラダイナマイトだ!」の呼びかけに「なにそれ!?」と困惑しながらもダブルのウルトラダイナマイト!!
ここでCIMAはナチュラルにコーナーを間違えるロビンを戻した上で一度は切り返されるもトラースキックからシュバインを決めると、それを受けてロビンがダイビングボディアタック。これが決まると怪人も返せず3カウント。
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試合後、CIMAがマイクを持つ。
CIMA「ロビンさん、今日は僕のしがないプロレスにお付き合いいただいてありがとうございます。リビングレジェンドですよ、いや本当に。ここ最近で試合前、一番緊張しました。
御大(望月)、ウルトラマンロビン、DRAGON GATEあるんじゃないですか?CIMA&ウルトラマンロビン組でツインゲート挑戦どうですか?一発で獲ってやるからな!
それからウルトラマンロビンのDRAGON GATEデビュー戦、シングルマッチでウルトラマンロビンvs
ウーハー・ネイションでどうですか?楽勝でしょ!?ロビンさん、諸々返事等、これだけ新木場に集まって頂いた…菊ちゃんのファンですか?皆さんにもし宜しければご挨拶をお願いします」
ロビン「皆さん、今日新木場にお越しいただいてありがとうございます。そして今日、20周年を迎えた菊ちゃんに、おめでとうございます!」
「19周年」と周囲から突っ込まれしばし黙り込むロビン(笑)
ロビン「今日、こういった形でCIMA選手と戦うことが出来て嬉しく思います。またタッグを組んだり戦ったり色々出来ることを楽しみにしています。CIMA君、今日はどうもありがとうございました!」
CIMA「ロビンさん、まだ帰らないで。延長戦までやって、ロビンさんバシっとこうやって締めたんですから、やっぱりね御大、デスティニー見たいですよね?
皆さん、デスティニーいきたいですよね?僕はロビンさんと対戦する為にね、二週間前にわざわざ舞浜のディズニーランドに行ったんですよ。ディスティニーランドに行ってロビンさんに会うつもりが、ディズニーランドに行ってミッキーマウスに会っちゃいました。

…ま、そんな感じでね、ロビンさんバシっとディステニーお願いします」
最後はCIMAと共にロビンが食い気味の「1、2、3デスティニー!」で締めてセミ終了。


※DGのエースCIMAと名古屋の英雄ロビンさんと言う超異次元対決。ちなみにロビンさん曰く“ドスカラス”に師事したことがあるそうでCIMAの兄弟子と主張しているらしいが、その真偽は不明。

まぁ“CIMAvsロビン”という字面だけ見ても既に面白ったけど、並び立つ姿を見ると更に面白い。試合そのものはノリの良いCIMAがとことんロビンワールドに付き合った上で、最後は途中で乱入してきた怪人(アキバプロレス所属らしい)をロビンさんがダイビングボディアタックで仕留めて勝利。

大方の予想通りの展開だったけど、面白さとしては予想をはるかに上回った一戦でしたね。この一試合だけでも十分元が取れました。


メインイベント:菊タロー19周年記念試合〜腐れ縁〜
〇菊タロー(アキバ)[17:59 シャイニング・菊ザード]くいしんぼう仮面×(大阪)

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くいしんぼうはいつも通り客席を回り、お菓子を貰いながらリングイン。一方の菊タローはここ一番の時に使うと言う入場曲、Perfumeの『Game』で入場するとヤンキー座りしてくいしんぼうとメンチを切り合う。
菊タローが1本指で指差せば、くいしんぼうが手を広げて5本指で対抗。なぜかこの仕草で互いにわかり合うと、握手を交わし、共に指差し試合開始。裁くレフェリーはもちろん松井幸則。
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いざゴングが鳴ってもコーナー前から微動だにしない両者。見かねた松井レフェリーがそれぞれを引っ叩くが、なぜかくいしんぼうには拳骨。片や崩れ落ちるくいしんぼう、片や「パーでやった」と主張する松井レフェリー。そしてなぜか「グーはダメ」と注意した菊タローがいつの間にかレフェリーに成り代わると2人を対峙させ「ファイッ!」
観客から大松井コールが巻き起こるが、松井レフェリーは「どうオチ、つけんねん!!」と苦笑いで突っ込んで仕切り直し。
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しかしくいしんぼう、菊タローコールに続いてまたしても松井コールが巻き起こると、松井レフェリーも渋々アピール。菊タロー、なぜかくいしんぼう&松井レフェリーの健闘を称えると「良い試合だった!」の声援に応えながら退場。もちろん、これも松井レフェリーが連れ戻し阻止。松井レフェリー「試合しましょう」
ようやくプロレスらしい攻防が始まる…かと思いきや、今度は組みそうで組まず、揃ってあらぬ方向に前転して決めポーズ。更に突っ込もうとする松井レフェリーをダブルヒップトスで投げると、松井レフェリーも同じく転がっての決めポーズ。くい菊、一仕事終わったとばかりにまたしても帰ろうとするが、松井レフェリーは一言「試合しましょう」
菊タロー「どうしても戦わなあかんの?話し合いだけで解決出来んの?」
松井レフェリー「貴方はプロモデューサーだからそれでいいけど
菊タロー「話し合いして今すぐ帰れば良いやないか」
松井レフェリー、くいしんぼうと顔を見合わせながら「プロモーターにそういわれたらはいそうですかなるよなぁ…」
菊タロー「お客さんは戦いを観に来てるんやろ。戦えばいいんやろ?」
と言うことで堂々巡りで試合再開…と思いきや、今度は相撲対決。松井レフェリーが「プロレスせぇよ!プロレスで話し合え!」と突っ込むと、菊タローは嫌そうに「どうもすいませんでしたぁ〜!」
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今度は軽く撫でるようなチョップ合戦を展開する両者。更にはやる気のないタックル合戦からくしんぼうのラリアットをかわした菊タローが触れる程度のソバットからシャイニングウィザード。でも武藤っぽいポーズだけしっかり決めた…ところで5分経過。これを聞いて派手に驚く3人(笑)
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「ちゃんとやろう」と仕切り直して手首を取る菊タロー。くいしんぼうが切り返そうとして出来なかったり、菊タローが前転して後転して元に戻ってしまう中、最終的にはダンスのような動きから仲良しポーズ。そして互いに指差しあう…と、そのままタッグマッチでもないのに自コーナーへ。
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呆れた松井レフェリーは「俺は何も言わんぞ!」と無視を決め込もうとするが、なぜか菊タローに「お前が何も言わんかったらずっとこのままやで。ニコ動も静止画みたいになっとるぞ」と突っ込まれ、仕方なく2人に試合を促す(笑)
松井レフェリーに急かされた菊タローは「やればいいんだろ」とショルダータックルからドロップダウンして追撃をかわそうとするくいしんぼうの頭部を蹴り飛ばす。対するくいしんぼうも菊タローのドロップダウンを飛び越えると倒れこみ式のうまか棒。そして宮尾すすむばりのポーズ。
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続くコーナースルーは互いに手を放さず振り返しあうとUターンして仲良く歩いて観客にアピール。菊タローはおもむろにくいしんぼうを引っ叩くとコーナースルーから串刺し攻撃…と見せかけて、そのままコーナーにもたれて共にご休憩。
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松井レフェリーに「さっきと変わらないだろ!」と突っ込まれ、已む無く串刺し攻撃を狙う菊タロー。くいしんぼうはこれを飛んでかわすと菊タロー&松井レフェリーを投げて、くるっと回って欽ちゃんジャンプ。
これにはまんまと飛んでしまう2人だったが、続くくいしんぼうのうまか棒は菊タローが気にも留めないうちに回避(笑)
菊タローに引き摺り起こされたくいしんぼう、もう一回うまか棒を狙うが、これもあっさりかわされ場外に転落。
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菊タローに促されたくいしんぼうはリングに戻ろうとするが、菊タローは跨いだ瞬間にロープを引っ張り上げて急所攻撃。見かねた松井レフェリーが近寄って気遣おうとするが、これまたロープを跨いだ瞬間に菊タローがロープを引っ張り上げて急所攻撃。松井レフェリー「グニッて言った…」
ここで菊タローは場外ダイブを狙う…かと思いきや、そのまま場外に降りてくしんぼうが羽交い絞めにする松井レフェリーにビンタ(笑)
松井レフェリー、くいしんぼうに「ナニ笑っとんねん」と食って掛かろうとするが、くいしんぼうはそれより先にビンタを食らわすと、おもむろにコーナーに登って松井レフェリー目掛けてコーナープランチャ!しかしこれは全く届かず壮絶に自爆!!
「なにがしたいねん、だから!命からがらになっとるやないか!」
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どうにかこうにかリングに戻ったくいしんぼうに対し、菊タローはカウンターバックエルボー、ボディスラムとたたみ掛けるが、くいしんぼうはその都度すぐに立ち上がり菊タローを逆に威嚇。しかし菊タローが軽く引っ叩くと蹲って泣き出してしまう。菊タロー「痛いんかい!」
それでもすぐに気を取り直したくいしんぼうは首掻っ切りアピールからコーナーに登るとミサイルキック…と思いきや、誰もいない場外へダイブ!!(爆)
「なにがしたいんや!!」
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命からがらリングに戻ったくいしんぼうはコーナースルーから串刺し攻撃を決めるが、これは繰り返していくうちに追い抜いてしまい最終的に自爆。対する菊タローもブルドッキングヘッドロックこそはすっぽ抜けて失敗するが、追撃を阻止すると菊落とし。
ここで菊タローは雪崩式を予告するが、松井レフェリーは「やめとけやめとけ。無理すんな。運動してないんだから」と冷静に突っ込み。それでも菊タローは「デンジャラスブレーンバスター!」と雪崩式ブレーンバスターを強行する…が、投げたのはサードロープから。それでものた打ち回るくい菊。更にカバーをキックアウトされれた菊タローは一言「Why!」
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ならばと菊タローはムーンサルトプレスを放つが、これはくいしんぼうがかわすと低空ドロップキックから雪崩式フランケンシュタイナー。カウントは2。
チョップ合戦から「あっ」とあらぬ方向を指差して視線を逸らした菊タローは不意打ちのグーパンチから得意の前口上付きブレーンバスター。
菊タロー「はい新木場にお越し頂いた皆さん、そしてニコニコ動をご覧の皆さん、本日は沢山のご来場誠にありがとうございます。
一時はどうなるかと思いましたが、お陰様で満員御礼と言えることが出来ました。と言ったところでございますが、縁もたけなわではございますが、興行も終わりの時間が近づいて参りました。この技でお別れしたいと思います。それでも皆さんさようなら!ブレーンバスター!!」
…もちろん最終的に投げられたのは菊タロー。
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ここで松井レフェリーが菊タローを気遣うと、菊タローはくいしんぼうをコーナースルーした上で「もう無理やから」と松井レフェリーも無理やりスルーして串刺し攻撃をさせる。しかしこれはくいしんぼうが腕を組んで体を入れ替えると松井レフェリーのラリアットは菊タローに誤爆。すかさずくいしんぼうは得意の関空トルネードを放つ…が、菊タローはこれをカウント2でキックアウト!
ショックでふてくされるも松井レフェリーから「なんかせい!」と怒鳴られたくいしんぼうはチョップ合戦からバックへ。すかさず菊タローが「あ、レフェリー、犬がいる!?」と松井レフェリーの視線を逸らした上でくいしんぼうに急所蹴り。しかしくいしんぼうも負けじとバックを取らせて急所蹴り。更に松井レフェリーが菊タローを気遣って近寄ると、そんな松井レフェリーに菊タローが間違って急所蹴り。
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股間を押えながらヘロヘロなチョップを打ち合うくい菊。ここで菊タローがまた視線を逸らそうとするが、くいしんぼうはそれを無視してグーパンチを叩き込むと走りこんでの攻撃へ。しかし菊タローもこれをかわすと、くいしんぼうは背後にいた松井レフェリーの股下へスッポリ。
ここで菊タローは松井レフェリーの背中を叩いてその反動で持ち上げさせて、更にローキックを叩き込んでダウンさせて、松井レフェリーを使ってのシットダウンパワーボム!これを受けてすかさず菊タローがシャイニング菊ザードを叩き込むと、これが決まって3カウント。
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試合後、菊タローがマイクを持つ。
「くいしんぼう、今日は遠いところをわざわざ来てくれてありがとう。プロレスで食えるようになった…今は食えてないですけどね、あぁ君もか。まぁお互い色々大変だけど必死で頑張ってね、またお客さんに面白いもん見せていきましょう」
菊タローはそう言うとくいしんぼうと握手。
「集まってくださった選手、そしてスタッフの皆さん、そしてチケット買ってこの会場に集まってくれた皆さん、そして遠いけど、見に来れなかったけどニコプロで見てくれてる皆さんも、今日は本当にご観戦ありがとうございました!
私1人ではプロレスも出来ないし、見てくれる人もいないとプロレスは成立しません。そしてプロレスは見ればみんなが楽しいし、仕方ない?気持ちにもなるし、残念な気持ちにもなる。

まぁ今日は久しぶりにプロモーターをやったんですけど、本当にプロモーターやる時は一つです。「無事に大会が終わってほしい」それだけです。今日は楽しんでいただけましたかね?(万雷の拍手)
楽しかった、面白かった、それが何よりもレスラー冥利に尽きる言葉でございます。これからもですね、私菊タローは皆さんが楽しいと言ってくれるような試合をまたくいしんぼうとどんどんやっていきたいと思いますので、東京愚連隊の本戦もございますので、きっとお客様を裏切らない興行、「良い一日だった」と言える様な試合をしていきますので、また本戦の方もお越しください。そして今日出た色んな選手、知らない選手もいるかもしれませんけど、その選手がまた近くで試合する時は、応援に行って頂ければと思います。と言う訳で最後にですね、まぁ締めたいと思いますので。

(※猪木口調で)そうですね、私は今、人生のホームレースと言うよりも、うん本当のホームレースになりそうだな、バカヤロウ!えー、人がお金がなくなると大変なことになります。〇〇占いではキリギリスの私から一つ言っておきたいことがあります。貯金はしましょう。そして収入が良くなったときにバカみたいに遊ばないことです。わかりましたか?くしいんぼう仮面もクラウンハイブリッドを一円も出さずにフルリースで契約して大変な目にあいました。家賃か?色々大変ですけど、これからも後ろ向きではしょうがない、前を向いて歩いていけばきっと楽しいこともある。これをお伝えしたいと思います」
最後は菊タローが「1、2、3、4、ダー!」と締めて興行は無事終了。
くい菊は改めて互いを指差しあうと観客に一礼して共に退場。そしてプロデューサーの菊タローはそのまま会場出入り口に駆けつけると、観客一人一人としっかり握手を交わしてお見送りをした。


※菊タローの19周年記念試合。対するはライバルであり相方でもあるくいしんぼう仮面。裁くレフェリーは盟友の松井幸則レフェリー。ちなみに両者のシングルは今年1月のくいしんぼう仮面自主興行以来らしいが、関東でのシングルは約3年ぶりとのこと。

試合は言うまでもなく笑いで満ち溢れた面白おかしい内容に。セミが天然を活かした(いい意味で)行き当たりばったりのお笑いなら、こちらは長年に渡って練りに練って積み重ねてきた緻密なお笑いと言ったところでしょうか。
昔からの鉄板ネタから、恐らく関東では初公開の新ネタまでぎっしりと詰め込んで全力でお客さんを楽しませると言う、まさにプロレス界の伝統芸能と言う名に相応しい一戦でしたね。毎度のことではありますが、今回も心底楽しませて頂きました。


興行時間は2時間30分。
シリアスからコミカルまでふり幅が広かったけど、どちら共に十分堪能出来た優良興行。
前述の通り借金返済がテーマとあって限られたコストで利益重視で見せられるカードを並べたとのことでしたが、さすが菊タローだけあってその幅広い人脈とプロデュース能力をフルに発揮して存分に楽しませてくれた、なんとも菊タローらしい興行でしたね。

次回開催は未定だそうですが、是非第二段を期待したいところです。


【おまけ】

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