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8周年に伴いDDTから分社化したユニオンプロレスによる初の興行。今回の主要カードは所属のみによるワンナイトシングルトーナメント。

観衆は公式発表で328人の満員。その割にはボチボチ空席があったような気がするが気のせいか。

全部で9試合ある上に既に1週間以上経過している(書いているのは11月1日)ので感想は簡単に。

@前説&選手入場式

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まずはおやじ倶楽部による前説から。この日のメンバーはめんそ〜れ親父、ウクレレ担当の円華、スーパースター担当の福田洋、ハーモニカ担当の会場さん、音響担当の風戸大智、合いの手担当の天海つばささんの6人。円華が三線からウクレレに変わったと言うことでハワイアンっぽい『島人ぬ宝』を披露。その間、福田はお客さんと共にダンスに興じる。さすがスーパースター、ダンスも堂に入っている。最後は恒例の謎かけで締め。
親父「トーナメントを掛けましてホームランボールと解きます。(その心は)勝ち(価値)上がります」
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続いて選手入場式。スーザン代表、この日デビューする河村知哉、そしてロシア遠征が決まってるイサミの3人が挨拶。
スーザン「ユニオンプロレスが今日、新宿FACEで興行ができるのも本当にいつも応援してくださる皆さんがいるお陰です。本当にありがとうございます。今後ともユニオン選手、スタッフ一同より一層頑張っていきますので、今後とも応援よろしくお願いします」
河村「初めまして。本日デビューさせていただきます河村知哉と申します。宜しくお願いします。精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いします!」
イサミ「明日からロシアに行ってきます。一昨日僕はタイトルマッチって知りましたんで、ロシアでベルト獲って帰ってきます。その前にこのトーナメント優勝して三冠チャンピオンとしてロシアに行ってきますので今日は宜しくお願いします!」


オープニングマッチ:Get the glory!トーナメント1回戦 Aブロック
〇石川修司[4:45 ランニングニーリフト]SAGAT×

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裸足に腰巻とすっかりサモア系レスラーっぽくなったSAGAT。興奮しすぎてアクセサリーを壊してしまうハプニングも。一方、石川はBJW認定デスマッチヘビー級ベルトを持って登場。こちらはこちらで階段で足を滑らせ苦笑い。
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ゴングが鳴るや否やタックル、エルボーでぶつかり合う両者。これを競り勝った石川はSAGATを連れて場外に出ると場外ボディスラムからエプロンの角にSAGATの腰を打ち付けていく。
リングに戻った石川は串刺しチョップから串刺しラリアットを叩き込むが、二発目はSAGATが逆に串刺しラリアット。すかさずフライングショルダー、フライングボディプレスとたたみ掛けるが、続くスロイダーは石川が堪えるとかんぬき式の頭突き。これで動きを止めた石川は再び串刺しラリアット、ニーリフトからターンバックルへのダブルアームスープレックス!カウントは2。
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長身の石川相手にエルボー合戦を挑むSAGAT。「もっと来い!」と煽られ、ひたすらにエルボーを連発すると石川の巨体をブレーンバスターで投げきり、更にゴアで追い討ち!しかしカウントは2。
ならばともう一発ゴアを狙うが、これは石川が待ってましたとばかりにニーリフトで迎撃すると強烈なレインメーカー式頭突きからバックドロップ。SAGATも意地でキックアウトしてみせるが、続くランニングニーリフトを食らうとさすがに返せず3カウント。
試合後、石川は握手を求めるが、SAGATはその手を払いのけリングを後にした。


※ユニオンでも1、2を争うパワーファイター同士によるトーナメント一回戦。
玉砕覚悟で挑むSAGATは小細工無しの真っ向勝負を挑むが、対する石川もそんなSAGATを真正面から受け止めると文字通り倍返し。それでも石川の巨体をブレーンバスターで投げ、渾身のゴアをぶち込んでみせるSAGATだったが石川の牙城を揺るがすまでには至らず、最後は頭突き、バックドロップ、ランニングニーリフトの前に轟沈。
見事に玉砕したものの、それでもかつて“5分間ならアマチュア最強”と呼ばれていたSAGATがその片鱗を見せ、爪あとを残した一戦だったなと。


第二試合:Get the glory!トーナメント1回戦 Bブロック
〇FUMA[9:51 原爆固め]風戸大智×

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FUMAはその名にちなんでか忍者のような覆面をつけて登場。対する風戸はいつものように超ハイテンション。
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両者握手を交わし試合開始。FUMAのけん制のローキックを物ともせず前に前に出る風戸。懐に飛び込みテイクダウンするとレッグロックに捕らえるが、FUMAも追撃を切り返すと逆にレッグロックから変形のカンパーナ。そのまま反転して外道クラッチのような形で押さえ込むがカウントは2。
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片足タックルで風戸の動きを止めたFUMAはソバット、アームドラッグとたたみ掛けるが追撃は風戸がドロップキックで迎撃。FUMA、一旦場外へエスケープ。
風戸に戻り際を襲われるもダイビングソバットで蹴り倒したFUMAはサッカーボールキック。しかし風戸もすぐに奮い立つと激しいエルボー合戦を開始。
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この打撃戦を制したFUMAはスリーパー、キャメルクラッチで風戸のスタミナを奪うと、続く打撃戦も背を向けた隙にミドルキックを叩き込み一気にコーナーに追い込んでいく。ここぞとばかりにFUMAは串刺しミドルキック、串刺しドロップキック、エルボー合戦からのソバット、串刺しラリアット、ブレーンバスター、PKと一気呵成にたたみ掛けるがいずれもカウント2止まり。
ならばと張り手、ソバットで追い討ちするが、対する風戸はドロップキックこそはかわされるも追撃をウラカンラナホイップで迎撃すると綺麗な弧を描くラ・ケブラーダ!
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リングに戻った風戸は腕極め式の変形逆エビ固めに捕らえるが、FUMAはこれを巧みに切り返すとシーソーホイップでコーナーに叩き付け、抱え込み式バックドロップ、バズソーキック。押さえ込むがこれもカウント2。
ここでFUMAはダイビングヘッドバットを放つが、これは風戸がかわして自爆。風戸はすかさずワンツーエルボーで襲い掛かるが、対するFUMAも負けじと張り手で応戦。そんなFUMAをカウンターのローリングエルボーで迎撃した風戸はアンナカッターを狙うが、FUMAはこれを切り返すとカウンターのレッグラリアート。両者ダウン。
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ダウンカウント7で立ち上がった両者。ここから容赦ないエルボーをこれでもかと打ち合うが、風戸のエルボーを掻い潜りバックに回ったFUMAはクイックのジャーマンスープレックスホールド!これが決まると風戸も返せず3カウント。
顎から出血しながらも見事激戦を制したFUMA、勝ち名乗りを上げるとリングを後にした。


※トーナメント一回戦Bブロックはタッグパートナー対決。
共に打撃を得意とするだけあって要所要所で激しい打撃戦を繰り広げる両者。トーナメントのことなどお構いなしとばかりにとことんバチバチやり合う中、一進一退の攻防の末にFUMAが流血しながらも高速ジャーマンで勝利。
血気盛んな2人ならではのバチバチとした激しい一戦。トーナメントでありながらも後先考えず目の前の敵にのみ没頭すると言うのがこの2人らしくて良かったですね。


第三試合:Get the glory!トーナメント1回戦 Cブロック
〇木高イサミ[5:38 四壱九]チェリー×

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チェリーはFly to Everywhereワールドチャンピオンのベルトを、イサミはDDT&BJWのタッグベルトをそれぞれ持って登場。イサミの方から握手を求めるが、チェリーはそれを無視して歩み寄り額を付き合わせる。
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ゴングが鳴るや否や襲い掛かるチェリー。イサミのナックルを熟女でドーンで迎撃するとコルバタから場外戦へ。すぐに形勢逆転したイサミはカウンター席を疾走してのスライディングキックを狙うが、これはチェリーがかわすと段差を活かしてのダイビングフットスタンプ。更に追いかけてくるイサミにビンタを食らわしリングアウト勝ちを狙うが、イサミはどうにかリングに飛び込みギリギリセーフ。
チェリーはすぐに追撃を狙うが、イサミはこれを切り返すと抱え込み式のバックドロップ。これで形勢逆転したイサミはサッカーボールキックから左腕に執拗なグーパンチ連打。時には股に左腕を挟んで両腕でグーパンチを叩き込んだりと地味に左腕を痛めつけるが、チェリーもボディブローやカウンターの熟女でドーンでやり返すとブリザードスープレックスホールド。しかしカウントは2。
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ここでチェリーはミサイルキックを叩き込むが、イサミはすぐに立ち上がると勇脚一閃。そのままカバー、キックアウトに合わせてチキンウィングアームロックに捕らえるがチェリーは背中を引っかいたりしながら懸命にロープエスケープ。
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腕引っ張りや腕へのパンチで更に左腕を痛めつけるイサミ。しかし続く勇脚はチェリーがかわすとドロップキックから「もらった!」と春夜恋。キックアウトされてもファンタジーイリュージョンで追い討ちするが、これはイサミが切り返すと回転エビ固め。チェリーも切り替えして押さえ込もうとする…が、これを読んでいたかイサミは更に切り替えして変形腕固めこと四壱九。これがガッチリ決まるとチェリーもたまらずギブアップ。
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試合後、イサミの握手に応じたチェリーは悔し涙を浮かべながらリングを後にした。


※チェリー自ら選んだイサミとのトーナメント一回戦。
正攻法ではまず勝ち目のないチェリー。奇襲、リングアウト、丸め込みとあの手この手で勝ちを狙うが、イサミはこれらを冷静に対処しながら確実に左腕にダメージを与えていくと最後は丸め込みの切り返し合いの末に四壱九で技ありの勝利。
5分程度ながらもチェリーの執念とイサミの巧さが相まった好試合。


第四試合:Get the glory!トーナメント1回戦 Dブロック
×諸橋晴也[8:01 片エビ固め]福田洋〇

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先に入場した福田、トーナメント戦とあってかいつものような笑顔はなく神妙な面持ち。
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諸橋がリングインするや否や襲い掛かった福田。スクールボーイやバックスライドで短期決着を狙うがいずれもカウント2。ならばとディンゴボンバーを連発するが諸橋はビクともせず。
にじり寄る諸橋にやや怯えた表情で後ずさりする福田。諸橋にポージングさせて機嫌をとり、レフェリーに助けを求めるが、レフェリーがそんな福田を突き飛ばすと諸橋が急襲。
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ナックル、スリーパー、クォーラルボンバー、高速ブレーンバスター、ペンデュラムバックブリーカーと攻め立てた諸橋は顔面を踏みつけ押さえ込むがカウントは2。
続くシャープーシューターをどうにかエスケープした福田は串刺し攻撃を蹴りで迎撃するとファイブスターダブルアックスハンドル、ディンゴボンバー2連発、ヒップトス。追撃はクリップラークロスフェイスに捕らえられてしまうが、これはニアロープで即エスケープ。
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ナックル合戦をサミングで制した福田はパーフェクトプレックスを狙うが、これは諸橋が切り返し再びクリップラークロスフェイス。これも福田が懸命にロープエスケープ。
ならばと諸橋は堪える福田をコーナーに叩きつけた上でトリプルジャーマン。更に足にすがりつく福田を振り払いダイビングヘッドバットを投下するが、福田はこれをかわすとクイックのパーフェクトプレックス。諸橋は食らっても反転してクリップラークロスフェイスに移行する…が、福田もこれを切り返して押さえ込み。これがガッチリ決まると諸橋も返せず3カウント!
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勝った福田、してやったりといった表情で勝ち名乗りをあげるとリングを後にした。


※アメプロスタイルをベースとする両者によるトーナメント一回戦。
福田の奇襲を受けるもすぐに自分のペースに持ち込む諸橋。何度となくクリップラークロスフェイスでギブアップを狙うが、福田はこれをしのぐと三度目のクロスフェイスを見事に切り返し逆転の3カウント。
相手が同じアメプロスタイルを好む諸橋だからと言うのもあるんだろうけど、技数を最小限に抑えながらインサイドワークと切り返しの妙技を駆使して勝利に繋げると言うかつてのNWA歴代王者のような古きよきアメプロスタイルを体現してみせた福田がまた見事でしたね。


第五試合:河村知哉デビュー戦
×河村知哉[10:33 羽折り固め]円華〇(フリー)

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河村は青地に黄色いラインの入ったロングタイツ姿で登場。関西方面から駆けつけたと思われる大応援団の声援を河村が一身に受ける中、対する円華はいぶかしげな表情。両者握手を交わし試合開始。
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ロックアップ、バックの取り合い、手首の取り合いから足を刈ってテイクダウンする河村。がぶりの切り返し合いからフロントネックロックに捕らえるが、これは円華が足を刈ってテイクダウンするとレッグロック。対する河村もキーロックで切り返すと、続く円華の弓矢固めも切り返して押さえ込み。カウント2。
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観客から河村への「上腕に力を入れて!」の声に力こぶを作って応えてみせる両者。改めてロックアップで組み合うと円華のヘッドロック、首投げ、袈裟固めを河村がヘッドシザースで切り返しブレイク。
続くチョップ合戦は円華がフロントハイキックで制すると顔面ウォッシュから顔面踏み付け。更に串刺しフロントハイキックからブルドッキングヘッドロックとたたみ掛ける円華が、追撃は河村がフランケンシュタイナーで切り返すと反撃のフロントハイキックを物ともせずニールキック一閃。
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ここぞとばかりに河村は串刺しエルボー2連発から高さのあるリバーススプラッシュ。更にボディスラムから逆エビ固めに捕らえるがこれはエスケープされてしまう。
河村は続けてチョップを連発するが、円華はこれをキャッチするとフルネルソンバスターから羽根折り固め。河村もこれをエスケープしてみせるとラリアットを食らうも続くその場飛びムーンサルトプレスを回避してラ・マヒストラルから綺麗な弧を描くムーンサルトプレス。
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しかし円華はキックアウトしてすぐに立ち上がるとラリアット一閃。すかさずフルネルソンバスターから再び羽根折り固めに捕らえると河村もたまらずギブアップ。


※元RWF(立命館プロレス同好会)のラッシャーK村こと河村和哉のプロデビュー戦。

さすがに学プロ経験者(とは言えキャリア1年らしいが)とあって初々しさは殆どなく落ち着いた試合運びをみせる河村。プロデビュー戦とあってムーンサルトや高さのあるリバーススプラッシュ以外に派手な技は使わなかったものの、その動きを見る限りではなんでもソツなくこなせるタイプっぽい感じ。
対する円華は観客を煽りながらもそんな河村をしっかり受け止めてみせると、一通り受けきった上で最後はなぜかフルネルソンバスターからのテイオーロックと言うMEN'Sテイオーを彷彿させるような連続攻撃でギブアップ勝ち。ここ最近は見るたびにそうだけど、この日の円華も非常に活き活きしていたな。

風戸や三富、SAGATとはまた違った雰囲気を持ち合わせているものの彼ら同様に即戦力になりそうな河村。今後の活躍に期待したいですね。


第六試合:Get the glory!トーナメント準決勝
〇石川修司[3:15 スプラッシュマウンテン]FUMA×

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両者握手を交わし試合開始。ゴングと共に襲い掛かりエルボーを連発するFUMA。更にミドルキック、張り手、カウンターのレッグラリアートとたたみ掛けると裏投げこそは堪えられるもスイングDDTからそのまま胴絞めフロントネックロックに移行してギブアップを迫る。しかし石川は強引に起き上がり無造作に投げ捨てこれを逃れると続く串刺し攻撃もかわし、逆さ吊りにしての串刺しランニングニーリフト。カウントは2。
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FUMAはエルボーを連発しながら立ち向かうとソバット、ハイキックからバズソーキック。だが石川はこれをキックアウトしてみせると続くジャーマン狙いも堪えて追っかけ式キッチンシンクから“FUMAしけてるぜ”
更に起き上がり際に合わせてランニングニーリーリフトを叩き込むがこれもカウント2。ならばと頭突きからスプラッシュマウンテンでマットに叩きつけるとFUMAも返せず3カウント。


※SAGATに勝った石川、風戸に勝ったFUMAによるトーナメント準決勝。
一回戦で顎を負傷したFUMAは付け入る隙を与えないように打撃のラッシュで一気呵成に攻め立てるが、石川はこれを力技で撥ね返すと逆に大技ラッシュで一気にたたみ掛けスプラッシュマウンテンで勝利。
短時間で敗れはしたものの久々にFUMAがその負けん気と勢いを存分に発揮した一戦。かつてのvs天龍戦を彷彿させる良い試合でした。


第七試合:Get the glory!トーナメント準決勝
〇木高イサミ[10:13 勇脚・斬]福田洋×

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一度目のロックアップはイサミが、二度目のロックアップは体を入れ替え福田がそれぞれロープに押し込むとクリーンブレイク。手四つと見せかけ足を取りに行くイサミ。福田の切り返しを頭を押さえ込んで堪えると背負い投げからレッグスプレッド、レッグロック、膝砕き、そして左足へのグーパンチ。
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イサミはデンプシーロール宜しく身体をくねらせながら左足にグーパンチを連発するとロープに固定しての左足ピンポイントドロップキック&グーパンチ。
レフェリーに注意され張り手に切り替えるとコーナーでの左足踏み付けから流れえるようにトライアングルストレッチ、足を4の字に極めての変形トライアングルストレッチ、STF、裏STFの連続攻撃。福田、懸命にロープエスケープ。
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対する福田も左膝へのエルボーで動きを止めるとスレッジハンマーを叩き込むが、追撃はイサミがフロントハイキックで一蹴。ここでイサミが「新宿FACEにお越しのプロレスファンの皆さん、愛してま〜す」とアブ小式ダイビング袈裟斬りチョップを放つと派手に吹っ飛ぶ福田。これには思わずガッツポーズのイサミ(笑)
松井レフェリー「威力ありすぎだろ」
しかし福田はすぐに立ち上がると「嘘じゃー!」と急襲。松井「嘘なの?」

ならばとイサミはソバットで動きを止めると八咫烏から串刺し式の袈裟斬りチョップ。だが追撃は福田がテーズプレスで迎撃するとディンゴボンバー2連発。
福田がファイブスターダブルアックスハンドを狙えば、これをボディパンチで迎撃するイサミ。福田が負けじと膝裏へのスライディングエルボーからニークラッシャーを決めれば、イサミも間髪いれずに飛び膝蹴りを叩き込み追撃を阻止…と一進一退の攻防を繰り広げる両者。ここでイサミは足4の字固めに捕らえるが、福田はどうにかロープエスケープに成功。
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ここぞとばかりにイサミは一度は堪えられるもグーパンチからブレーンバスター。更にダイビングダブルニードロップで追い討ちするが福田はこれをかわすとナックル一閃。
打撃戦をディスカスパンチで制した福田はノーアピールでパーフェクトプレックスを決めるが、イサミはこれをキックアウトしつつ逆に四壱九。だが福田もこれを読んでいたのか更に反転して押さえ込み。しかし惜しくもカウント3ならず。
ならばと福田は張り手からトドメを狙うが、イサミはロープに押し込んで動きを止めつつケンカキックで頭部を射抜くと矢継ぎ早に勇脚・斬!この連続攻撃が見事に決まると福田も返せず3カウント。
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試合後、イサミは「またやろう」とばかりに再戦をアピールするが対する福田は手を振ってこれを拒否。しかしイサミの突き出した拳に拳をあわせると足早にリングを後にした。


※チェリーに勝ったイサミと諸橋に勝った福田によるトーナメント準決勝。メインではないものの前回の横浜での約束が早くも実現。
一回戦とは違い今度は左足に狙いを定めるイサミ。対する福田はアメプロムーブやインサイドワークで応戦。共に一回戦で見せた切り返しからの四壱九、切り返しからのエビ固めで裏を欠こうとするが共に決まらず。最後はイサミが勝負どころを逃さずケンカキック、勇脚・斬とたたみ掛け勝利。
両者の巧さと“らしさ”ががっちり噛み合った好試合。個人的にはこの日のベストバウト。


セミファイナル:アイデアポケット提供試合 3WAYマッチ
〇紫雷美央(フリー/TT.s)with星美りか[7:27 土蜘蛛]三富政行×with卯水咲流
その他の参戦選手:めんそ〜れ親父(フリー)with天海つばさ

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この日のミスター永田氏は吉幾三の『Dream』に乗って登場。そんな永田氏による開会宣言を経て各選手&DIVAの入場へ。三富の専属DIVAはユニオン初登場の卯水咲流(うすいさりゅう)さん。美央「なんかえぇ姉ちゃん連れとるやんけ!」
ちなみにこの試合はDIVA(の攻撃)が公認凶器として認められ、最終的にこの試合の勝者が3人のDIVAを総取り出来るとのこと。
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試合が始まるや否や握手を交わす三富&親父。慌てる美央にダブルバックエルボーを叩き込むが、これは三富がすぐに裏切ると親父に対してショルダータックル。親父も二発目をドロップキックで迎撃するが、ここで美央がコーナーに登ると親父目掛けてミサイルキック。しかし当たりが浅かったか親父はすぐに反撃に転じると「このダブルブッキング!」「俺だってその日試合しようと空けてたんだよ!」と美央を叱責。これには美央も「すいませんでした…」と素直に謝るが、すぐに気を取り直して「今関係ねぇんだよ!」とケンカキック。
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その背後から三富が襲い掛かるとDIVA3人に目配せした上で美央の顔面にダブルニードロップ。これで美央を追い払った三富は親父に対し串刺しチョップ、串刺しバックエルボーとたたみ掛けるが、続く走りこんでの攻撃は場外から美央が足を引っ張り阻止。
そのまま場外に引き摺り出すと星美さんが三富にミドルキック!更に親父が割って入ると美央を捕らえて天海さんに攻撃させようとする…が、天海さんはこれを拒否。その隙に美央が親父を急襲し「デレデレしてんじゃねぇ!」とリング内へ。
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美央のケンカキックに「この貧乳!」とバックエルボーでやり返した親父。ここで親父が美央をロープに振ると三富が割って入り迎撃を狙うが、これは美央がかわして3人同時のロープワークへ。そんな中、親父を場外へ追い払い、美央をショルダータックルで吹っ飛ばした三富は美央をコーナースルー。しかし美央はエプロンに着地してこれをかわすと三富&親父それぞれにハイキックからダイビングクロスボディ。だが三富&親父もこれをキャッチしてみせるとダブルブレーンバスター。
ここで「今まで大人気なかった。俺先輩だから後輩に譲るよ」「僕親父さんとこの間から試合出来てすんげぇ成長してる気がするんですよ。ここはどうぞフォールしてください」と譲り合う両者。これを受けて親父がフォールする…が、案の定三富は親父にスクールボーイ。そんな三富に美央が、美央に親父がそれぞれスクールボーイを決めるがいずれもカウント2。この隙に三富はそれぞれの頭部に容赦ないトラースキックをぶち込むと2人まとめて押さえ込むがカウントは2。
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ハイキックの相打ちから三富&親父が美央にガットショットを叩き込むと連携攻撃を狙うが、美央はこれをかわすと誤爆を引き起こして親父を場外へ。そして返す刀で三富に紫閃光を叩き込むがこれはカウント2。
ならばと追撃を狙う美央だったが、三富はこれを切り返すと美央を羽交い絞め。そして卯水さんにビンタさせようとするが、美央の「イメージ悪くなると思うよ」の一言に卯水さんが躊躇してしまうとその隙に美央がかわして三富に誤爆。すかさずスクールボーイで押さえ込むがカウントは2。
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美央のウラカンラナを堪えた三富はトゥエルブシックスのような変形ドライバーを決めるがカバーは親父がカット。チョップ合戦、トラースキックの打ち合いを制した親父は親父ぬいを決めるが、こちらは美央が背後から容赦ないバズソーキックでカット。更に返す刀で三富に土蜘蛛を決めると三富も返せず3カウント。
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試合後、勝ち名乗りを上げた美央はDIVAの3人を呼び込む。
美央「勝ちましたー!これでDIVAは守れたと思います。多分私が勝たなければお客さんブーイングで嫌な気持ちで帰っていたと思います」
星美「いやぁもうねえ…こんな人たちに勝ってもらって…うちのお姉ちゃん、最高だぁ〜」
天海「やっぱりここ(美央の横)が一番しっくり来る」
卯水「女性が勝ってよかったなと思います」
美央「本当に本当にありがとうございました!今後ユニオンDIVA、いっぱいつけてイチャイチャしたいと思います。ありがとうございました!」
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美央はそう言うとDIVAたちと共に仲良く退場。すると今度は1人リングに残った三富がマイクを持つ。
三富「ちょっと待ってくれよ!俺が今日この試合にどんだけプロレス的な意味じゃなく滾らせてたと思ってんだよ!このなんとも言えないムラムラ感はどこに発散すればいいんですか!なんかもうさ、セクシータレントの皆さん綺麗なんだけどみんな(観客)綺麗に見えてきたし…。

永田さん、僕セクシータレントのこと、それこそこの後色々勝手に妄想していたんですけど、僕実はコッチもいけるんですよね。なのでこの滾らせたものをどうにか…永田!」
三富はそう言うと永田氏を追い掛け回しながらリングを後にした(笑)


※と言うことでトーナメントの合間を繋ぐ面白おかしいんだけど要所要所でやたらとエグい攻撃が飛び交った3WAYマッチ。美央&親父を向こうに回しながらも動きでも喋りでも遅れを取らなかった三富がまた良かった…けど、よもやソッチの気もあったとは。
このままユニオンの男色ディーノとなるのか、それとも無かったことになるのか…って多分後者だろうな(笑)


メインイベント:Get the glory!トーナメント決勝戦
〇石川修司[13:26 スプラッシュマウンテン]木高イサミ×

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石川のセコンドには風戸&SAGAT、イサミのセコンドにはチェリー&福田が帯同。諸橋とFUMAはそれぞれニュートラルコーナーで試合を見守る。
両者握手を交わし試合開始。一度目のロックアップは石川がロープに押し込みクリーンブレイク。二度目のロックアップはイサミがバックを取るとそのまま左足にしがみついて強引にテイクダウン。そこから石川の背後に回り込み持ち上げられながらも腕を取って三角絞め、がぶって切り返そうとする石川の左腕を取ってリストロックを狙うが、対する石川は強引にボディスラムで投げ捨てこれを脱出。
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ここで石川はイサミの左大腿部を踏みつけ甚振るとイサミはたまらず場外へエスケープ。更に戻り際を捕らえた捕らえた石川は強引に担ぎ上げ、そのまま足横須賀のようなダブルニークラッシャー。
左足に狙いを定めた石川はトーホールド、サイキックと攻撃を集中するが、対するイサミも負けじと石川の左腕にグーパンチ連発。ここからローキックとグーパンチの打ち合いとなるが、これは石川がボディスラムで動きを止めるとトーホールドから両足へのボディプレス。カウントは2。
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石川のアキレス腱固めをグーパンチを叩き込みつつどうにかエスケープしたイサミ。続くボディスラムを投げ返してみせるが、同時に自身の足も痛めてしまい悶絶。しかしそれでも「新宿FACEにお越しのプロレスファンの皆さん、愛してま〜す」とアブ小式ダイビング袈裟斬りチョップを叩き込むと串刺しエルボーからエプロン疾走低空ドロップキック。更にダビングクロスボディで追い討ちするが、これは石川がキャッチすると投げ捨て式のバックフリップ。
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ここぞとばかりに石川は串刺しラリアット、ラリアット、ニーリフト、抱え込み式バックドロップとたたみ掛けるがいずれもカウントは2。ここでイサミがエプロンに逃れるとロープ越しのブレーンバスターを狙うが、これはイサミが後方に着地して回避すると顔面へのケンカキックからトペ・スイシーダ。
両者リングに戻るとエルボー合戦を開始。互いに一々気合を入れて渾身の一撃を叩き込む中、石川はわざわざコーナーの金具に自らの額を叩き付け、気合を入れた上での頭突き。しかしイサミは間髪いれずにグーパンチで石川をぶっ飛ばすとダブルダウン。
先に起き上がった石川はニーリフトからブレーンバスターを狙うがこれはイサミが投げ返すとダイビングダブルニードロップ。しかし石川はこれを食らうもそのままイサミの足をキャッチすると変形のストレッチマフラー。全体重を掛けて絞り上げるが、イサミはどうにかロープエスケープに成功。
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ならばと石川はスプラッシュマウンテンを狙うが、イサミはこれを着地して回避すると千鳥脚。しかし石川もすぐに立ち上がると追撃をラリアットで迎撃。イサミのケンカキックを食らうも更にファイヤーサンダーでマットに突き刺すと間髪入れずにスプラッシュマウンテン。これを食らうとイサミも返せず3カウント。
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試合後、石川に賞状を手渡したスーザン代表はユニオン分社化に伴いユニオン独自のベルト新設、更にはそのベルトを賭けて石川とスーザン代表推薦選手によるシングルを12月11日新宿FACE大会で行うことを合わせて発表。
石川「ちょっとトーナメント終わったばかりでアレなんですけど、でもユニオンにベルトっていうのは前から欲しいと思っていたので。12月、せっかく今日ね純血トーナメントで僕が優勝したので、僕が必ず勝ってベルトを巻きたいと思います。皆さん是非応援に来てください。
ユニオンのみんな、リングに上がるんだ(棒)

今日はご観戦ありがとうございました。僕の中では今年入ったSAGAT、途中から入ってきた妻木、決勝で旗揚げから一緒にやってきたイサミと闘えて、本当にね、復帰したばかりの38歳のおっさんには本当にしんどかったですけど、でも凄い充実していました!でもやっていてですね、凄いユニオンの力を感じましたので、これからもっともっと面白くしていきますのでこれからも応援宜しくお願いします!
8周年大会、観戦ありがとうございました。9周年、10周年、15周年、20周年、25周年、30周年、40周年、100周年とユニオン続いていきますので、これからも宜しくお願いします!!」
最後は「3、2、1、いくぞユニオン!」で締めて興行は無事終了となりました。


※決勝戦は大方の予想通りユニオン二大エースによる対決。奇しくも(ってことはないか)11月4日に行われる大日本プロレス横浜文体大会のメインと同一カードに。

石川は左足を、イサミは左腕をそれぞれ狙う展開となるが、やはりダウンを奪うだけで一苦労なイサミにとっては不利な状況に。真っ向勝負を仕掛けても受け止められ力技で返されてしまうと徐々に劣勢となり、最後はファイヤーサンダーからのスプラッシュマウンテンを食らい3カウント。

この2人ならではの激しい試合でしたが、やはり共に3試合目とあってか予想以上にあっさりとした結末に。なんと言うか“日本一諦めの悪い男”が本領を発揮する前に終わってしまったと言う感じか。それと同時に正直文体の前哨戦のように見えなくもなかったのがちょっと残念だったなぁと。


興行時間は2時間半。全9試合ながらもそのうち7試合がワンナイトトーナメントだった為に極端に長い試合やユニオンならではのスキットもなく全体的にあっさりとした感じに。もちろん良い試合も多かったしこれはこれで良かったんだけど、やはりワンナイトトーナメントの性質上全体的にちょっと駆け足気味になってしまったのが勿体無かったですね。

あとは石川、イサミのツートップとそれ以外の選手との実力差がかなり開いてるが故に順当な結果に落ち着いてしまったのも残念だったかなと。個人的にはキャリアを超越した存在である福田による大番狂わせを期待していたんですが…まだツートップの壁は厚過ぎるか。
そういう意味では充実した選手層ながらも今後の課題が感じられた興行だったように思います。


【おまけ】
この日はやたらとロープに目が掛かっちゃってる写真が多かったな…(´・ω・`)

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