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去年のDRAGON・RYUGAプロデュース興行に続き今年も開催された蕨・レッスルアリーナでのWIN出張興行。今回はWINの重鎮“ルチャマスター”ことヒポ・ゲレーロによるプロデュース興行として開催。

興行戦争真っ只中でありながら告知も遅く、公式HPに詳細が載らず、更にはようやくTwitter上で対戦カードが発表されてもルチャを意識してか全部英語表記で判りにくかったりとぶっちゃけ客を呼ぶ気があるのか?と言う感じだったんですが、それでも40数名と思った以上の入りとなることに。

前説担当はTATSUYA&この日急遽欠場となったDRAGON・RYUGAの王者コンビ。RYUGAのオヤジギャグや物まね、拾いにくい小ネタの数々に「やり辛い」と連呼しながら進行するTATSUYA…いやはやご苦労様です(笑)

※2014年03月23日作成

@オープニング

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まずはプロデューサーのヒポ・ゲレーロが登場し挨拶。
ヒポ「オラ!コモエスタス!本日は早くからのご来場、誠にありがとうございます。メインまで楽しみな試合いっぱいあると思いますので皆さん最後まで楽しんでってください。グラシアス!」


第一試合:×米山健太[5:11 アナコンダバイス]ゴトウヨシキ〇

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ゴトウは和物の羽織に狐の面をつけて登場。一方の米山はいつものように全力疾走でリングイン。裁くレフェリーはPTA会長。
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一度目のロックアップは米山が体を入れ替え、二度目のロックアップはゴトウがそのままロープに押し込みブレイク。続くヘッドロックからの首投げ、袈裟固めは互いに出し合い互いにヘッドシザースで切り返し合うが、ここでヘッドシザースからマウントポジションを奪った米山は弱弱しいマウントパンチからキャメルクラッチ。ゴトウ、ロープエスケープ。
ハンマーパンチで動きを止めたゴトウは脇固めからチキンウィングアームロックに移行するが、米山はこれをヌルリと抜け出すとこれまた弱弱しいストンピングから体当たりでの正面衝突。対するゴトウは首投げから左腕を固めつつスリーパーに捕らえる変形のストレッチで絞り上げるがこれは米山がロープエスケープ。
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ゴトウの串刺し攻撃を蹴りで迎撃した米山はスクールボーイ。キックアウトされてもエルボー連打からDDTを仕掛ける…が、これはどっちが仕掛けたのか判らないような形に(上写真1枚目)。それでも米山は首固め、外道クラッチ、ローリングクラッチとどうにか丸め込み技連発で3カウントを狙うがいずれも決まらず。
逆にこれをしのいだゴトウは腕投げからアナコンダバイスへ。エスケープしようとする米山をアナコンダバスターで押し潰したゴトウ、再びアナコンダバイスで絞り上げると米山もたまらずギブアップ。


※去年デビューした新人同士によるオープニングマッチ。シングルマッチはこれが初だっけか?

一方の米山は相変わらず一撃一撃が弱弱しいが、以前に比べるとむやみやたらに攻めないように心がけていたような。一方のゴトウはまだキャラ自体は迷走中のようだけどグラウンド重視とスタイルの方向性は定まった模様。
まだまだやりたいことや気持ちに身体が追いついてない状態だけど、それでも両者共に確実に成長しているのが伺えた一戦だったなと。


第二試合:RAW提供試合
リヴァーサル沢(RAW)&×北江輝人(RAW)[12:05 ブロークンファンタズム]マスク・ド・ノーネーム〇(RAW)&鴉野ショウ(RAW)

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リヴァ沢はハードコアマッチでもないのにイスを持っての登場。実況解説はイホ・デル・メソJr.(秋葉原)&現在欠場中のカズマ・ザ・バーニング(RAW)が担当。
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先発は北江と鴉野。ロックアップ、手首の取り合いからカニバサミでテイクダウンした鴉野はヘッドロック。ロープに振ってこれを逃れた北江はショルダータックルからバックスピンキック、ハイキックを放つがスピンキックはかわされ、ハイキックは相打ちとなりブレイク。
続くロックアップは北江がロープまで押し込むが、鴉野は体を入れ替えナックルを放つと「来いよ!」と挑発。更に北江のエルボー連打をソバットで止めるとサッカーボールキックを叩き込むが、対する北江も首投げから左…と見せかけて右足でのサッカーボールキック。
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ここで鴉野からノーネームに代わるといきなり襲い掛かる北江。エルボー、ソバットでたたみ掛けるが追撃はノーネームがバックエルボーで迎撃し阻止。そのまま場外に投げ出すとこれを受けて場外で待ち構えていた鴉野が客席に投げ込む…と見せかけてエプロンに叩きつけていく。
リングに戻された北江に対しノーネームは河津落としからレッグドロップ。しかし続く攻撃は北江がバックスピンキックで迎撃するとリヴァ沢とタッチ。
リヴァ沢は口に含んだ水をいきなり噴きかけると「レッグラリアート!」と叫びながらラリアットやらレッグにラリアットやら。更にワンステップドロップキック、ロープ渡りからの飛びつき式三角絞めとたたみ掛けるが、これはノーネームがロープエスケープ。ノーネーム、マンハッタンドロップから強烈なラリアットでやり返すと鴉野とタッチ。
ノーガードでリヴァ沢を挑発した鴉野はナックルを食らうもカウンターのデッドショット(スーパーキック)で動きを止めるとセカンドロープからの延髄蹴り。
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鴉野は続けてソバット、ニーリフト、後頭部へのゼロ戦キックから踏みつけて押さえ込むがカウントは2。鴉野の勢いは止まらずスネークアイズ、アイリッシュウイップ、飛び膝蹴りから「楽しんでるかクソども!」と観客を煽りつつ串刺し攻撃を狙うが、これはリヴァ沢がカニバサミで迎撃してターンバックルに叩きつけるとポロロッカ。
ここでリヴァ沢はイスの上に鴉野を乗っけた状態でダイビング鉄槌を放つが、これはかわされ自爆。この隙に鴉野はスクールボーイからの阿吽、フェイマサー式顔面踏み付けから余裕綽々の表情で押さえ込むが、これは北江がカット。
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ここでリヴァ沢から北江に代わるとノーネームのタッチを無視して蹴り合い、張り合いを挑む鴉野。この打撃戦を制するとようやくノーネームとタッチ。
ノーネームのラリアットをかわした北江は変則的なドロップキックから高さのあるフェイマサー。しかしノーネームはこれをクリアーするとすぐにバックドロップ、シュミット式バックブリーカーからダイビングフィストドロップ。押さえ込むがこれはリヴァ沢がカット。
鴉野とリヴァ沢が場外戦を繰り広げる中、ノーネームのキャットン直伝ニャニニャゼ(カミカゼ)を着地して回避した北江は蒼魔刀!だがノーネームはこれを食らいつつもその勢いを使って半回転するとそのまま逆エビ固めへ。このブロークンファンタズムが決まると北江もたまらずギブアップ。
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試合後、鴉野とリヴァ沢は舌戦、視殺戦を繰り広げた上でそれぞれ退場。


※若手と中堅で編成されたRAWの提供試合。

3月2日RAWで一騎討ちを控えたリヴァ沢と鴉野にとっては前哨戦となる一戦だが(この時点で発表されていたかは忘れた)、鴉野のふてぶてしい態度に因縁浅からぬリヴァ沢だけでなく北江もヒートアップ。それぞれがらしさを見せながら火花を散らしあうが、最後は1人冷静に試合の流れを見極めたベテランのノーネームが蒼魔刀を切り返しての逆エビ固めで技ありの勝利。

提供試合と言う枠の中で現在進行形のRAWをしっかり見せ付けた一戦でしたね。


第三試合:〇KONG-T&風摩破流(秋葉原)[13:18 パールハーバースプラッシュ]TAKA SUZUKI(プロレスリングO)&ドルゴルスレン・スミヤバサル×(プロレスリングO)

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TAKAとスミは踊りながら、悪態をつきながらの登場。裁くレフェリーは当日客として観に来たらいきなり試合を裁かされたと言う横浜ファンことユウキ・ロバート・カワグチ。
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先発はKONGとスミ。一度目のロックアップはKONGがロープに押し込みブレイク。二度目はスミが体を入れ替えガットショット。手四つの力比べはKONGが圧倒するが、スミはこれを蹴って逃れるとヘッドロックからタックル合戦へ。ここでKONGはカウンターの攻撃を狙うがこれはタイミングが合わず正面衝突と言う形に。たまらずスミが場外に逃げると、間にTAKAが割って入りKONGを牽制した上でスミにリングインを促す。
両者代わって風摩とTAKA。ロックアップからコーナーまでに押し込んだTAKAはヘッドロックからショルダータックル。風摩のアームホイップを堪えたTAKAはバックドロップを狙うが、風摩もこれを着地して回避するとコルバタでTAKAを場外へ。更に風摩はスミも場外へ追いやると2人目掛けてトルベジーノ。
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リングに戻ったTAKAは風摩のバックを取り返すとロープスルー。これに合わせてスミがエプロンから蹴りを叩き込むとTAKAが間髪いれずにビックブーツ。押さえ込むがカウントは2。
TAKA「遅せぇよハゲ!」
カワグチ「ハゲてねぇ!」
代わったスミはナックルからスイングネックブリーカーを決めるがこちらもカウントは2。カワグチ、何も言われてないのに「ハゲじゃないよ」
続くTAKAはサッカーボールキック、背中へのドロップキックからキックアウトに合わせてクロスフェイスロック。スミもロープを遠ざけてアシストするがそれでもロープに逃げられてしまう。
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ここでスミがリングインするとKONGを分断した上でダブルショルダータックル。更にチョーク攻撃、スリーパーから再びKONGを牽制した上でブレーンバスター。これは風摩が堪えてミドルキックを叩き込むが、スミはその蹴り足をキャッチすると急所蹴り。
またしてもKONGにちょっかいを出した上で串刺し攻撃を狙うスミだったが、風摩はこれを切り返すとロープ越しのハイキックからミサイルキック。風摩、ようやくKONGにタッチ出来るかと思われたがこれはTAKAに阻まれてしまいバックドロップの餌食に。すかさずスミが押さえ込むがカウントは2。
タッチして改めてリングインしたTAKAはブレーンバスターを狙うが、これは風摩が着地して回避するとスクールボーイからバズソーキック。更にスリングブレイドで追い討ちするとようやくKONGとタッチ。

KONGは同じく代わったスミに対しダブルアックスハンド、スパインバスターからアバランシュホールド。押さえ込むがこれはTAKAがカット。ここで風摩もリングインするとKONGと共に串刺しラリアット&串刺しドロップキックの同時攻撃。しかし続く同士討ち狙いはTAKA&スミが腕を組んで入れ替わると逆に串刺しビックブーツ&串刺しジャンピングニー。更に両者入れ替わって串刺しドロップキック&串刺しニーアタックを決めるとスミがノーザンライトボム。カウントは2。
ここでTAKAがイスを持ち出すがこれはKONGがかわしてスミに誤爆。続くKONGのスパインバスター&風摩のドロップキックの合体攻撃はイスで阻止されるも、スミのイス殴打はKONGがかわしロープにぶつかりバウンドして自爆。この隙にKONGがラリアットからパールハーバースプラッシュを決めるとスミも返せず3カウント。
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試合後、興奮状態の風摩はなにやら口走りながらTAKAを蹴り倒すが殆どなに喋ってるかわからず。そんな風摩がKONGと共に退場するとTAKAが一言「チャンピオンなのに微妙な空気にして帰るんじゃねぇよ!」
スミ「こっちはベルトより日本守らなきゃいけねえんだ!」
TAKA「みんな楽しんだ?」
スミ「日本守るぞ!」
そんなこんなで悪態つきながらリングを後にした。


※現WIN認定世界タッグ王者のGETとプロレスリング0(元高校生プロレス0)によるタッグマッチ。GETとしては王者になってから初の試合であり、0勢としては3月9日の自主興行に向けての試運転的な一戦。ちなみに自称朝青龍三兄弟の隠し子ことドルゴルスレン・スミヤバサル(カード発表では英語表記だったのでこの書き方であっているかは不明)は0の中心人物だった済川尚孝のこと。

公で試合をするのは4年ぶりとなるスミ。当然ブランクを感じさせるところもあったが、現役時代を彷彿させるようなクレバーさを発揮しながら一つ一つの技を確かめるかのように繰り出していく。一方のTAKAもそんなスミに試合感を取り戻させるべく全面的にバックアップ。
対するGETは0勢の連携や分断に苦戦しながらも一気に巻き返しを図ることとなるが、守勢となっても攻勢に出ても相手が初絡みとあってかイマイチ噛み合わず。そんな状態が続く中、最後はようやく自身のペースを取り戻したKONGがPHSでスミから勝利。

悪い試合ではなかったんだけど互いに色々な課題が浮き彫りになった一戦だったなぁと。


第四試合:ゴトウヨシキ&〇カツシカマスク[14:04 ]アウトサイダー根岸(UWF-OB)&冥土び〜すと×(秋葉原)

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怪我により欠場となったRYUGAの代わりはゴトウ。X枠として登場したび〜すとはメイド服を着ず、最初からストロングモード。
一人遅れて現れたカツシカマスクは慌ててリングインしコーナーに駆け上がる…が、足を踏み外してしまい宙ぶらりんに。そんなカツシカ、前回に比べるとちょっと大きくなったように見えるが気のせいか。心なしか予測不可能な動きをしそうな感じが…。
ちなみにこの試合の実況解説はメソ&米山健太が担当…って大丈夫か?
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先発はゴトウと根岸。一度目のロックアップは根岸がロープに押し込みクリーンブレイク。二度目のロックアップは逆にゴトウが押し込みエルボー。探り合いからガッチリ手首を捕らえる根岸に対しゴトウは流れで取り返してみせるが、根岸はすぐに取り返しつつスタナー。そこからレッグドロップ、顔面へのニードロップとたたみ掛けるとび〜すととタッチ。
び〜すとはロープサミングから腕ひしぎ逆十字を狙うが、これはゴトウが堪えて逆に袈裟固め。対するび〜すともマウントを奪ってフロントネックロックに捕らえると相手コーナーに投げ捨てカツシカを呼び込む。
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代わったカツシカは独特な構えから手四つ…と見せかけてプロレスの練習でよく見られる腕の引っ張り合いへ。これに対し頭を引っ叩いて突っ込みを入れたび〜すとはいきなりダブルアームスープレックスを決めるが、これはロープが近すぎてカツシカの足がロープにぶつかる形に。
故意か偶然かこれによりカツシカが左足を痛めるとび〜すとはロープに足を絡めてのレッグロック、スタンディングのアンクルホールドと左足攻め。これはカツシカが下から蹴りを叩き込み脱出。
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カツシカは緩いエルボーからぎこちない首固めで押さえ込むが、これはび〜すとが難なくクリアーするともう一度ダブルアームスープレックス。これまたカツシカの足がロープにぶつかる形に。
び〜すとは更に場外へのブレーンバスターを狙うが、カツシカはこれを堪えるとトラースキックで場外に蹴落とした上で見事なトルニージョ!しかしび〜すとはすぐに体勢を立て直すと逆にカツシカをリング内に投げ込む(笑)
コブラクロー、ハンマーパンチから自慢の爪でカツシカの服を破くび〜すと。メソ「あの爪は見掛け倒しじゃなかった!」
更にび〜すとはマスクを剥ぐ暴挙に出るとカツシカは慌てて場外へ。
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ここでゴトウがリングに飛び込みび〜すとに襲い掛かるとアナコンダバイス。すぐに根岸が分断に入るがゴトウがそれでも構わず絞め続けると根岸はそんなゴトウに対し足4の字固め。数珠繋ぎ状態のリング内を見ながらメソ「なんか前衛芸術っぽくなってきましたね」
ゴトウが試合権利を無視してび〜すとにエルボー、DDTからアームロックと攻め立てると、ここでようやく新しいマスクを装着したカツシカが戻ってきてミサイルキック。二発目はび〜すとに阻まれ雪崩式のフェイスクラッシャーを食らってしまうが、カツシカも顔面への一撃でやり返すとゴトウにタッチ。
ゴトウはストンピング、DDTから押さえ込むが、これはび〜すとがひっくり返すと噛み付き攻撃。び〜すと、根岸にタッチ。
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根岸はリングインするや否やいきなり腕ひしぎ逆十字固めを仕掛けると巻き投げ、アームロック、キーロックとたたみ掛けるが、これはいずれもロープエスケープされてしまうことに。ならばと突き上げ式のフライングクロスチョップ、ボディプレスからキックアウトに合わせてアームロックに捕らえると慌ててカツシカがリングインする…が、カツシカは身構えるだけでカットには入らず。
混戦の中、根岸がカツシカにロープ越しのコブラツイストを決めるが、これはゴトウが死角からのドロップキックで阻止。根岸たまらずび〜すととタッチ。
ロープ越しのび〜すとを蹴散らしたカツシカはスワンダイブ…と見せかけてドラゴンリングインから普通にカバー。カウントは2。
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対するび〜すとはバックフリップで動きを止めるとハワイアンスマッシャー。押さえ込むがこれはゴトウがカット。
メソ「これはなんと言う技ですか?」
米山「…なんだろう」
メソ「仕事放棄ですか?」
ここでび〜すとはスピアーから抗うカツシカに対し自由落下気味の雪崩式スパインバスター。メソ「これ事故だよね?」
更にび〜すとはコーナーダイブで追い討ちを狙うが、これはカツシカがカットするとお返しとばかりに雪崩式フランケンシュタイナーからカツシカスプラッシュ!しかしカウントは2止まり。
レフェリーに抗議するカツシカを背後から急襲したび〜すとはもう一度ハワイアンスマッシャーを狙うが、同じ轍は踏まずとばかりにカツシカはこれを切り返すと回転エビ固め。ロープに引っかかるも体勢を立て直して押さえ込むとこれが決まって3カウント。あまりに唐突過ぎたか根岸&ゴトウはコーナーから一歩も動けず。
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試合後、怒ったび〜すとに袋叩きにされカツシカに助けを求めるゴトウ。しかし当のカツシカは根岸に蹴り出され既に逃走していた(笑)
この後、RYUGAがリングインしジュニアのベルトを賭けて根岸と戦うことを宣言するとそのまま休憩へ。


※当初はRYUGAと根岸によるWINジュニアの前哨戦の予定だったがRYUGAの欠場により通常のタッグマッチとなることに。

グラウンド主体のスタイルを目指すゴトウにとっては雲の上の存在である根岸。ゴトウも二試合目とは思えぬ勢いで挑んでいくが、対する根岸はそんなゴトウを軽くあしらいながら淡々としたペースでグラウンド地獄に引きずり込んでいく。いつも通りといえばいつも通りだが、どことなく実戦形式で基礎から教えているように見えなくもない。
その一方でび〜すと相手に独特なリズムで試合を繰り広げたのがカツシカ。時折頼りない仕草を見せるも場外弾やコーナーダイブなど決めるところはしっかり決めてみせる。
しかしび〜すとと同じくカツシカもリングでの試合をあまり経験してないようで、距離感をつかめずロープにぶつけてしまったり、体勢不十分のまま雪崩式攻撃を仕掛けたりと危なっかしいシーンもチラホラ。最後はそんな2人の攻防からカツシカが虚を突く丸め込みで勝利。

急なカード変更でちょっと寄せ集め感が強くなったのは否めないが、その中でも個人的には若手のゴトウの健闘が目に付いた一戦だったなと。


セミファイナル:〇TATSUYA&ハミチツ二郎(SWS)&ギャル男コレクションAG(UWF)[21:30 ジャーマンスープレックスホールド]尾谷ともひろ(nkw)&oKADo×(チームTIW)&"brother"GAKKEY(秋葉原)

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草プロ王子ことoKADoはソンブレロ代わりに麦わら帽子を被って登場。解説のRYUGAはそんなoKADoを「カールおじさん」とばっさり(笑)
ちなみにそのパートナーを務める尾谷は全身真っ白の新コスチュームで登場。なんか肌の黒さとの対比が凄い。
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先発はギャル男と尾谷。ゴングが鳴るや否やギャル男が「テンションAGAってきたー!」と叫べば尾谷も「ハス、ハス!」と観客を鼓舞。片足タックルでダウンを奪った尾谷はレッグロックから覆いかぶさるが、これはギャル男がブリッジしながらスルリと脱出。
再び懐に飛び込もうとする尾谷をキャッチしたギャル男はバックに回ってカニバサミからグラウンドへ。尾谷の袈裟固めをヘッドシーザースで切り返すギャル男だったが、尾谷もブリッジしつつ頭を抜くと自コーナーまで一気に押し込みGAKKEYとタッチ。対するギャル男もカウンターバックエルボーでGAKKEYの動きを止めるとハミチツとタッチ。
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ハミチツのヘッドロックをロープに振って逃れたGAKKEYはショルダータックル。そこからタックル合戦となるがこれもGAKKEYが顔面掻き毟りで動きを止めるとロープサミング。ここでハミチツがチョップを放つとGAKKEYはこれをかわしてエルボーを放つが、対するハミチツもこれをかわすと睨み合いから同時にタッチ。
両者代わってTATSUYAとoKADo。一度目のロックアップはoKADoがスルリとかわして「ビバメヒコ!」二度目のロックアップはTATSUYAがロープに押し込みクリーンブレイクするが、そんなTATSUYAを今度はMITSUMOTOポーズで挑発するoKADo。
TATSUYAのヘッドロック、首投げからの袈裟固めを切り返して押さえ込むoKADoだったがこれはレフェリーのPTA会長が気付かずスルー。ならばとoKADoはヘッドシザースで切り返しブレイクすると再びMITSUMOTOポーズ。
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そんなoKADoをTATSUYAが無表情のまま蹴り倒すと強引にタックル合戦へ。これは体格で勝るTATSUYAが制するが、oKADoもロープに押し込み動きを止めると延髄へのニーアタック2連発。この際、TATSUYAが振り返ろうとした為に側頭部にヒットしてしまうことに。
更に顔面ドロップキックで場外に蹴落としたoKADoは「よっしゃ飛ぶぞ!」とダイブをアピールする…が、案の定飛ばずにMITSUMOTOポーズ。ここでoKADoはもう一度ダイブを予告するが、これはすぐにTATSUYAがリングに飛び込むとカウンターのロープスタンガン。そして強烈な串刺し逆水平チョップを叩き込んだ上でギャル男にタッチ。そのチョップを見た実況のTAKA「だから友達が少ないんだよ!」

ギャル男のレッグドロップ、エルボー、ギャル男&ハミチツのダブルバックエルボー、レッグドロップ&ジャンピングエルボードロップの連続攻撃と攻め込まれるoKADo。尾谷から檄が飛ぶ中、チョップやミドルキックでやり返すoKADoだったが、ハミチツは睨みつけたままこれを受けきると逆水平チョップから踏みつけ式の体固め。カウントは2。
ここでTATSUYAに代わるとダブルリフトアップ式のブレーンバスターからハミチツと共に関本&岡林を髣髴させるような無限ループ串刺しラリアット!更にギャル男がDHで追い討ちするとヒップトスからカサノヴァ。押さえ込むがカウントは2。ならばとギャル男はRKOを狙うが、これはoKADoが堪えるとコンプリートショット。oKADo、ようやく尾谷とタッチ。
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ギャル男をぶち噛ましで吹っ飛ばした尾谷は串刺しラリアットからエアプレーンスピン。これは着地されてしまうもすぐにサドンインパクトで動きを止めるとそのままジャストフェイスロックに移行。これをハミチツにカットされてしまうと今度はスピアーを狙うが、これはギャル男がボディへのエルボーで動きを止めるとみちのくドライバーII。ギャル男、ハミチツとタッチ。
ハミチツのジョンウー狙いをバックエルボーで阻止した尾谷は串刺しチョップ、ラリアットからGAKKEYとタッチ。
打撃戦からジョンウーを狙うハミチツを尾谷と同じくバックエルボーで阻止したGAKKEYはコーナー馬乗りナックルからカーフブランデンディング。
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ここでGAKKEYはランサルセを狙うが、これはハミチツがキャッチしてブレーンバスター。対するGAKKEYもハミチツのランサルセをキャッチするとFuを狙うが、ハミチツは着地してこれを回避するとラリアット合戦へ。ハミチツがザ☆オリジナルで迎撃すればGAKKEYもランサルセで応戦しダブルダウン。試合はTATSUYAとoKADoに託されることに。
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TATSUYAが首筋や喉元に容赦なく逆水平チョップを叩き込めば、負けじとミドルキックで応戦するoKADo。しかしこの打撃戦はTATSUYAが制すると串刺しチョップ、首投げ、低空逆水平チョップからキックアウトに合わせて逆片エビ固め。これはoKADoが自力でロープエスケープ。
TATSUYAは更にぶっこ抜きジャーマンで追い討ちするが、ここで尾谷が割って入るとTATSUYAに対し同じくぶっこ抜きジャーマン。その尾谷にハミチツがキングコングラリアット、ハミチツにGAKKEYがキングコングラリアット、GAKKEYにギャル男がRKO、ギャル男にoKADoがシャイニングウィザードと目まぐるしく攻守が入れ替わるリング内。
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ここを勝機と見たoKADoは片膝状態のTATSUYA目掛けてミドルキックからバズソーキック。これをキックアウトされるとくるくる落としでトドメを狙うが、これはTATSUYAが堪えてチョップ一閃。更に倒れたoKADo目掛けて打ち下ろし式のラリアットで追い討ちすると延髄へのローリング袈裟斬りチョップからスライデンングラリアット。しかしoKADoはこれをガードしてみせると起死回生のカズナガーデン(スライデンングラリアット)!
更にoKADoは二発目を狙うがこれはTATSUYAがキャッチしてみせるとぶっこ抜きジャーマンの体勢へ。oKADoも必死に堪えるがここでギャル男が割って入るとカサノヴァ。更にハミチツがキングコングラリアットでアシストするとこれを受けてTATSUYAがぶっこ抜きジャーマン。この容赦ない波状攻撃を食らうとさすがにoKADoも返せず3カウント。
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試合後、TATSUYAらは勝ち名乗りよりも先にoKADoのことを気遣うとoKADoを引き起こして握手を交わし健闘を称える。パートナーを務めた尾谷&GAKKEYも「また組もう」「終わりじゃないんだよ」と声を掛け握手を交わすとoKADoは座り込んで深々と頭を下げ、リングを後にした。


※草プロ&学プロの同世代による6人タッグマッチ。ちなみにハミチツとギャル男、oKADoは同い年で今年大学卒業組。TATSUYAは大学に入学していればハミチツらと同期だったらしく、尾谷はそんな彼らより4つくらい上。GAKKEYは年齢非公開だが多分同じくらい…のはず。

これまで数多くの団体に参戦していながらあまり他団体の学プロ同期と対戦する機会がなかったoKADo。この試合で初めてハミチツやギャル男らと対戦することとなるが、TATSUYAも含めその世界ではトップクラスの3人に集中的に狙われてしまうことに。
尾谷らも底力を信じてか極力カットに入らず、1人で危機を乗り越えなければならなくなったoKADo。得意の蹴り技を武器に応戦しようとするが、威力云々以前に相手の位置を調節してから放とうとする癖がありその都度勢いが止まってしまうことに。逆にTATSUYAはそんなoKADoとのラリーに付き合わず自分のペースで容赦なくチョップを打ち込んでいく。
ようやくoKADoが自力で窮地を脱すると尾谷&GAKKEYが挽回を図るが相手が相手だけに逆転までにはなかなか至らず。ハミチツとGAKKEYの近藤修司オマージュ対決や尾谷とハミチツの新旧SWS対決など初絡みの攻防が続く中、再びoKADoに出番が回ってくるとこれまでにない位の大奮戦をみせるが、それでも3人の牙城を崩すまでには至らず最後は3人の必殺技のフルコースを食らい撃沈。

oKADoの執念と意地に会場もこの日一番の盛り上がりをみせた大熱戦。言うまでもなくこの日のベストバウト。試合後、フラフラになりながらも充実した笑みを浮かべていたoKADoの表情が非常に印象的でしたね。
また、いつかTIW勢が学サミのリングに上がり他団体の選手と絡むのを見たかった自分としては学サミのリングではなかったにせよちょっと感慨深い一戦でしたね。


メインイベント:完全決着三本勝負
〇ヒポ・ゲレーロ[2-1]ハリケーン津田×

一本目:ハードコアルール
×ヒポ・ゲレーロ[3:38 ダイビングダブルニードロップwithチェアー]ハリケーン津田〇

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津田はイスを振り回しながら意気揚々と登場。一方、10万円近いと言うメヒコカラーのニューコスチュームで現れたヒポは踊りながら入場するが、津田はそんなヒポを背後からイスでぶん殴り急襲するとそのまま試合に突入。
ちなみにこの試合は変則的な三本勝負で行われ、一本目は津田が得意とするハードコアルールに。裁くレフェリーはジミーヤンキー。
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いきなり場外戦に持ち込んだ津田は再びイスで殴りかかり更にはマスクに手を掛けようとするが、ヒポはこれを振り払い鉄柱に叩きつけると鉄製の熊手で引っかき、動きを止めた上でエプロンからダイビングボディアタック!
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リングに戻ったヒポはイスを並べてその上に津田をボディスラムで投げ捨てるが、続くボディプレスはかわされてしまい自爆。
反撃に転じた津田はイスを持ってのラリアット、チェーン絞首刑、エプロンに足を引っ掛けてのインプラントDDTとたたみ掛けるとヒポにイスを乗っけた上でダイビングダブルニードロップ!このスーサイドな一撃が決まるとヒポも返せず3カウント。まずは津田が一勝目をゲット。


二本目:オンリーギブアップルール
〇ヒポ・ゲレーロ[1:14 変形ダブルレッグロック]ハリケーン津田×

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既にグロッキー気味のヒポに対しゴングが鳴るや否やフライングショルダーアタックで襲い掛かる津田。そのまま押さえ込むがこの試合はオンリーギブアップルールの為カウントならず。
逆に息を吹き返したヒポはカニバサミでダウンを奪うとリバースインディアンデスロック、レッグロックから変形のダブルレッグロック。リング中央に引き戻した上でガッチリ決めると先ほどのイスへのダイビングダブルニードロップで足を痛めたか津田はあっさりギブアップ。これにより一勝一敗のイーブンに。


三本目:ブルロープルール
〇ヒポ・ゲレーロ[6:32 スクールボーイ]ハリケーン津田×

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三本目はブルロープで両者の腕を繋いだ状態で戦うと言うブルロープルール。解説のヴァサラ・イケウチ「あれトラロープですよね?」「このあと縄跳びを?」「(ロープを跨ぎながら両者の手首にロープを固定するレフェリーを見ながら)今ロープ上げたらレフェリーの股間が面白いことになるんですが」

試合が始まると様子を伺いながらじっくりロープを手繰り寄せあう両者。近づいたところで一気にタックル合戦に突入するが、ここでヒポが助走をつけようとすると津田がロープを引っ張りこれを阻止。転倒したヒポの首にロープを巻きつけた津田はテキサススリーパーからハンマーパンチを連発。
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続く津田のコーナーダイブをロープを引っ張って阻止したヒポはイス殴打からイスに座らせた上での重爆ボディアタック!これによりイスはぺちゃんこに。
ここぞとばかりにヒポは串刺しボディアタック、ランニングヒップアタック、ブルドッキングヘッドロックとたたみ掛けるがカバーはニアロープでカウントならず。ならばとヒポハンマーから場外に落としてダイブを狙うが、これは津田がイスで迎撃し阻止。それでも津田をコーナーに叩きつけ動きを止めたヒポはダイビングスレッジハンマーから押さえ込むがこれもニアロープでカウントならず。
ヒポの追撃をバイオニックエルボーで迎撃した津田はなんとラ・マヒストラルを披露するがカウントは2。ここを勝機と見た津田はチョークスラム、首にロープを巻きつけてのカーフブランディングからスワンダイブ式のダブルニードロップとたたみ掛けるがこれまたニアロープで決まらず。
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ならばと津田はテキサスクローバーホールドを狙うが、ヒポはナックルでこれを振り払うと股下を潜りながらロープで絡めてのスクールボーイ。これが決まると津田も身動きがとれず3カウント。これにより二勝一敗でヒポが勝者となることに。
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試合後、津田が信じられないといった感じの表情で呆然としているとここでTATSUYAが登場。
TATSUYA「ヒポさん、締めの前に一個いいですか?おいハリケーン、なに負けてんだよ。4月20日エイトホールでタイトル、俺とやろう」
津田「TATSUYA、4月20日はラストチャンスだと思って絶対獲ってやるからな」
これを見ていたヒポ、マイクを持つと一言「もう終わった?」

するとここで津田が「まだまだやるからな。引退とか言うなよ?」と花束を贈呈。ヒポ、警戒しながらこれを受け取ると「いつ辞めるかわかんないし、そうい言われたって…」と言いつつも盟友とハグ。
ヒポ「今日は最後までご観戦ありがとうございました。これからも葛飾の方ではWIN続いていきますし、そして今日参加して下さった他団体の選手さんの興行も目白押しなんで、そちらの方にも足を運んでいただけたらと思います。今日は本当にありがとうございました、グラシアス!」
最後は「1、2、3、WINダー!」で締めて興行は無事終了。みんなから胴上げされたヒポは再び踊りながら花道から去っていった。


※JWA関東時代からの盟友であるヒポと津田による三本勝負がこの日のメインに。

一本目のハードコアは津田が、二本目のオンリーギブアップはヒポがほぼ秒殺で勝利しイーブンに。ちょっとあっけなさ過ぎたけど二本目に関してはこれ以上足を痛める前に津田が早々とギブアップしたと言う感じか。
三本目のブルロープマッチではこの手の試合を得意とする津田が優位に立つがヒポも負けじと肉弾殺法で応戦。地味にラ・マヒストラルやスワンダイブを繰り出したりと50手前とは思えない動きで追い込む津田だったが、最後はロープを絡めてのスクールボーイでヒポが足元を掬い勝利。

年齢的なものもあってか長い試合にはならず(それでもランタイムでは10分を超えていたが)ちょっとあっさり目だったけど、三本通して両者の持ち味やプロレス頭が発揮されたなかなかに迫力のある一戦だったなと。


興行時間は2時間10分。
通常興行の延長線とも言えるカードから普段のWINではあまり見られないであろうカードまで多種多様で普段のWINとは一味違った面白さやドラマが詰まっていた興行だったように思います。
もちろんこれはこれで面白かったんだけど、もし次回あるとするならルチャにちなんでマスクマンを揃えたりとか、ヒポのキャラに合わせて明るく楽しい試合を揃えたりとかどっちかの方面に特化した興行も見てみたいなぁ。まぁそんなこんな思いつつ今回は以上です。


【おまけ】

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