盛岡の素敵な民藝品店<光原社>というところで、
<くるみクッキー>という、地元で有名らしいお菓子を買ってみました。

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パッケージがレトロで可愛い。
お菓子自体も素朴で、それがかえって宮沢賢治の故郷らしい
雰囲気を醸し出しています。

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こちら(中信地方)には<くるみやまびこ>がありますし、
わざわざ買わなくてもいいのかな・・と思ったのですが、
一応・・ね。

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お取り寄せ品としても人気があるようです。

(真似して作ってみたいと思います



光原社は、もともとは、宮沢賢治の生前に出版された唯一の童話集
「注文の多い料理店」を出版した会社で、社名も賢治が付けたそうです。

今は手仕事の品などが並ぶ、落ち着いた素敵な民藝品店となっていますが、
かつては一流の工芸家たちが集うサロンのような存在で、
今も、その頃の面影を感じるような味わい深い佇まいでした。

中庭には「マヂエル館」という賢治の資料館があり、柚木沙弥郎氏の絵がたくさん
展示してあり、素敵でした。

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(画像お借りしました)

どこか松本と通じる雰囲気が・・・と思っていたら、
中庭にある<可否館>という雰囲気のある喫茶店、
カウンターの椅子は松本民芸家具のものということでした。


盛岡では、喫茶店にジョバンニとかカムパネルラとか、
銀河鉄道の夜の登場人物の名前がついていたり、
コーポの名前が「ブドリ」(=グスコーブドリの伝記)だったり、
賢治の独特のカタカナ使いを彷彿させるものがあったり、
イーハトーブを思わせる響きであったり・・・、
そんな意味でも味わい深さを感じてきました