やぁ、人間の皆さん。ボクはゲゲゲの鬼太郎です。
水木大先生の手によってボクが人間界に姿を見せるようになってから40年以上経つんですけど、こう見えても350歳なんです。この歳になると自分の姿も自由に変えられることができるもので、一度高校生くらいに成長したこともあります。アニメではずーっと子供だったので、映画ではちょっと成長してみようかと思ったんです。

 ちょっとちょっと、鬼太ちゃん!

 ああ、なんですかもとはしさん。自分をざしきわらしと呼べっていうのはなしですよ。だいたいアナタは人間でしょう。

 そういうことじゃなくてー、ちょっと言いたいことがあるのよ。
そりゃーキミは大昔にも実写ドラマにもなったし、映画化にも特に反対してはいないし、成長するのも別に構わないんだけど、なんでよりによってウェンツなわけ?いや、もしキミがちゃんと成長して20代くらいのまともな姿をしてくれれば、ウェンツでも別に文句は言わんよ。でもさー、青年の姿でその学生服&半ズボン(しかもハーフパンツ)にちゃんちゃんこは厳しくないか?とりあえずキミに対する文句はそれだけ。

 なーんだ、それだけですか。大したことないですね。じゃ、他の皆さんは?

 うん、他の皆さんは文句なし。特に大泉洋のねずみ男。サイコー。

 うおーもとはし、嬉しいこと言ってくれるじゃんか!お礼にチューしたろ♪

 うわー近寄るなぁねずみぃ!

  やめろねずみ男、もとはしさんが感想書けなくな…、ほら見ろ、オマエの臭気で気絶しちまったぞ。

 (数時間経過)

 …ふはぁ、臭かった。 さて、感想かこ。 

 ワタシが鬼太ちゃん好きであることは、今までもここここで書いてきたし、今やっている5度目のアニメ版も観てるくらいだから、今さら説明しなくてもねぇ。しかし、歴代アニメ版のDVDサイトを見ると、鬼太ちゃんって時代を追うごとにどんどんかわいくなってきている(苦笑)。

ゲゲゲの鬼太郎1971DVD-BOX ゲゲゲBOX70's (完全予約限定生産)
記憶にある一番古いのはこっち。結構怖かったよー。

ゲゲゲの鬼太郎1985 DVD-BOX ゲゲゲBOX80's
戸田恵子さんがやった鬼太ちゃんはこれ。バブル期らしく、作りはかなりハデハデ。

  とまーアニメの話ばっかりしてるのもあれなので、さっさと映画の話。
 さっきワタシが鬼太ちゃんと会話(笑)していたように、結構キャスティングはよかったのよ。大泉さんはホンマにドンピシャだし、猫顔の麗奈ちゃんはまさに猫娘。かんぺーちゃんの子泣きに室井さんのおばば、輪入道西田に至っては機関車同様演技も暴走しまくり。人間側では利重剛監督がまさに水木マンガ的悲哀たっぷりなサラリーマンでいい味出してた。なーんかみんなノリノリじゃん。それでも井上真央ちゃんの実花ちゃんは、どーしてもユメコちゃんって呼んじゃうんだけど(爆)。

 ひびのこづえさんが手がけた妖怪の皆さんの衣装はかわいいかった。CGも日本のCGアニメスタジオのみならず、香港のセントロデジタルピクチャーズ(髪の毛針やリモコン下駄などのアクション系CGを担当していたらしい)まで動員をかけてて、フルCGのおやじさまがもう愛らしくて愛らしくて。妖怪の皆様はCGあり着ぐるみありで、特撮ドラマっぽさもあったのがちょっと嬉しいかな。もっとも東映じゃなくて松竹だし、監督も『釣りバカ日誌』の人だけど、あまり松竹っぽい感じはなかったような気はする。

 しかし、面白かったけど満足はしていないのよね。一つはやっぱりウェンツはどーかってこと。ウェンツだと鬼太ちゃんにしては成長しすぎ&美形過ぎなんだよね〜。美形で文句つけるってーのはあまりないことだけど、なによりも本来鬼太ちゃんは隻眼(左眼がない)のに、両方とも目玉があるってーのがねぇ…。もう一つはストーリーが薄かったこと。これについては長くなるので省略。あとは登場妖怪が思ったより少なかったこと。ぬらりひょんは?バックベアードは?かわうそか?ざしきわらしは?…ってアタシが出ればいいのか。

 だからアナタはざしきわらしじゃないでしょう?なんでそんなにざしきわらしになりたいんですか?

 だって働かなくていいじゃん、おばけは。

 …やれやれ。*タメイキ* アナタは死ぬまで一生人間でいてください。

 ♪Let's sing a song the GEGEGE no GE♪ 以上!