久々に、日々のことで考えがまとまったので、blog記事に。

 最近は「地元の映画館で好きな映画が全然やってくれなーい、つまんなーい!」とばっかり言ってるワタシだが、そのことと郊外への交通の便が不便なこと、冬がものすごく寒いことをのぞいては、今住んでいる県はわりと好きである。なんといっても、食糧自給率100%ってのがすばらしい。見習え東京(無理)。

 このところはよ市でも岩本農園さんやアオゲラ農場さんなどで野菜を買ってはいろいろお話しているし、今月初めには紫波で開催されていたオーガニックフェスタにも行った。
 会場は来月ただようまなびやが開催される紫波町図書館も含まれるオガールプラザ。
いやあ、素敵な場所だったわ。財布の中身を気にしながら、旬の野菜をたんまり買い込んだ次第。

 以前弟と台湾で朝市を歩いて野菜を眺めていた時、「無農薬有機栽培って普通の野菜より高いじゃん。金を節約したいんだったら安いのを選んだほうがいいんじゃね?」と問われた。確かに一理あると思ってその場では流したのだが、こういう野菜は地元でしか買えないし、多少高くても買うことにより、作り手が続けて野菜を生産できること、地元で地産地消することが大切だから、と説明すればよかった。
 それに、旬の野菜がいつ美味しいのかということも以前にも増して意識するようになったし、肉よりも好んで食べるようになった。なにせ一番嫌いな食べ物だったトマトを、今では進んで買うようになったのだからね!
ecocolo エココロ No.67 (2014 Spring & Summer) 「ブラウン・ライフ」 [雑誌]

 そんなことを思っていた頃に上映が始まったので、『リトル・フォレスト』を観に行った。
かつて盛岡と衣川村(現奥州市衣川区)に住んでいた漫画家の五十嵐大介さんが、衣川村大森地区での経験を元に描いたマンガが原作。ゆえに奥州市(一部一関市)オールロケ。おお、素晴らしい。

リトル・フォレスト(1) (ワイドKC アフタヌーン) [コミック]

 東北のある村にある小森という集落で生まれ育ち、一度外に出たもののいろいろあって帰ってきた若い女性いち子(橋本愛)が、畑を耕し、作物を収穫し、自ら料理して友人たちやご近所さんに振る舞う夏と秋の日々(各50分台の中編×2)を淡々と描く。ただそれだけ。料理監修は野村友里さん率いるeatrip
 もしかしたらこれ、某かもめとか某めがねのようなオサレお料理映画として扱われちゃってるのかもしれないけど、そうは思いたくない。まあそれは、都市部とはいえ同じ岩手に住んでいることに共感したり、緑深い小さな集落で女子が一人生きることが現実的でなくても、作って食べることの喜び、自然の厳しい場所に住む覚悟、ないものねだりにならない大切さがきちんと語られていると思ったからだ。
 家族がなくても、食わせたいオトコがいなくても、料理をすることがワタシは好き。料理をすることで精神的安定が得られているってのもあるし、何より自分が食べるのが好きってこともあるしね。
 そんなわけで、わりと気に入った映画だったりする。

 そうなんだよなあ、新鮮なものを美味しく頂きたい。
そんでもってできればジャンクなものは食べたくないけど、それをすっぱり断つのは…はい、頑張ります。 
お菓子や糖分も、最近は体に負担をかけると感じるようになったもんな。

 一方、食だけでなく、服も身体に無理がかからないものを着たいとも思っている。
実はしばらく前から冷えとり靴下をたまに履いているのだが、それがきっかけで買って読んだのがこれ。

 ライフスタイルマガジン「マーマーマガジン」主宰の服部みれいさんの私服(下の重ね履き数含む)一挙公開ってだけの本だが、特にマーマー愛読者でもない。なんつーのかな、これから歳をどんどんとっていく自分が、どんな服を着たいか?と考えたら、彼女の服の考え方が自分の目指す「無理のかからない着方」に近いのかなと思ったので。ただそれだけ。

 オーガニックとかナチュラル系とかって、ハマりすぎると結構変な方向に行きがちになるし、金もかかる。
変な方向っていうのは、まあ政治的だったりエセ科学っぽかったりってことなんだが。現にオーガニックを謳ういくつかの団体出店にそれっぽさを感じると退いてしまうのよ。
 まあこういうのは星占いと同じかしら。思想も金も自分に無理がかからない範囲で取り入れて役に立てればいいってことか。

 てなわけで無理すんな自分、と予想通り脈絡のない締めをしてしまうのであった。
 まあ、こんなエントリでもいいよねえ。あははははは。