ユーザー様から頂いたナイフとの出逢いをご紹介致します。






私が初めて手に入れたナイフは、ビクトリノックス社製のスイス・アーミーナイフで、箱に「パイオニア」という表示のあるものでした。もう30年も前になりますが、大学生のときに「Gun」という雑誌の通信販売の広告を見て、確か2,500円プラス送料で手に入れたものです。滑り止めのチェックの刻み目がある赤いアルミ製のハンドルに銀色の十字が映えて、とても素敵でした。その後、大阪近郊の山々にハンキングやキャンピングに行ったり、夏山登山で北アルプスに行くときは、必ずポケットに入れて持参し、みんなに自慢しては「お前はナイフ男か。ナイフを使うために山に来とるのやろ。」といわれ、一生懸命否定したものです。(でも本当はそうだったりして・・・)
 
 ただ、登山仲間に聞くと、「ビクトリノックス・ソルジャー」という名前はよく聞くけれど、「ビクトリノックス・パイオニア」という名前は知らないというのです。その頃は私も純情な青年だったもののですから、「ビクトリノックス・ソルジャー」という名前が正しくて、「ビクトリノックス・パイオニア」というのは、きっと自分の思い違いだったと長い間思い込んでいたのですが、最近になってようやく「ビクトリノックス・パイオニア」という製品が間違いなく存在するということを知りました。これも、こちらのホームページなどでナイフに関する知識を深めることができたおかげだと有難く思っています。

ともあれ、この「ビクトリノックス」は、切れなくなれば研ぎ直して長い間使っていたため、研ぐたびに大刃がだんだんと小さくなり、とうとう折りたたんだときに刃先がハンドルに収まらなくなってしまいました。そのためポケットに入れて持ち運ぶには少し危険になったので、現在は自宅の食器棚に常駐し、普段は果物むきなどに使用しています。しかし、まだまだ引退させるには惜しいので、再度本来の野外活動に活躍の場を与えるべく、今度、ナイフエッジのシェープアップを行おうと思っています。(そのことを家族にいうと、ナイフエッジのシェープアップよりも前に、自分自身のビール腹のシェープアップが先じゃといわれ、傷ついている純情な中年のおじさんです。)

 Hさん  平成18年12月29日



私のナイフとの出会いは、小学校2年生、学校の前の文房具屋で買った「ボンナイフ」だった。
「ボンナイフ」とは、両刃カミソリのような薄い刃の折りたたみナイフだ。「ボンナイフ」は刃が薄いので切れ味がよく、おもに鉛筆を削るときに使ったものだ。
その後、祖父が「肥後の守」を使っているのを目にし、刀のような刃の形が気に入り自分でも買ってみた。しかし実際に使ってみると「肥後の守」は折りたたみ式の刃のストッパーがなく、工作などでは少し扱いにくかった。そこで新しく買ったのが「切り出し小刀」だ。「切り出し小刀」は刃が安定していて、工作にはずいぶん重宝した。竹とんぼの羽をうすくうすく削って飛ばしてみたら、飛び過ぎて2階建ての隣家の屋根を 越えてどこかへ消えてしまった思い出がある。

その頃だったか、「カッターナイフ」が売り出された。「カッターナイフ」は切れなくなった刃を折り、新しい刃先を使うという画期的なものだったが、私はナイフとは、祖父の「肥後の守」のように何回も砥いでいつまでも大切に使うものだというイメージがあり、刃を使い捨てにする「カッターナイフ」が好きになれなかった。

ナイフは合理的な道具という面だけでなく、持つ喜びや、切れなくなったら砥いで使っていくうちに自分になじみ、自分と一緒にいろいろな思い出を刻んでくれるものだと思う。

Sさん  平成19年6月17日



私とナイフとの出会いの記憶は、幼少時にまでさかのぼります。
私が幼稚園児だったころでしょうか?

散髪屋を営んでいた父は(理容院、というのではしっくりこない人でした)家にあった刃物とという刃物を、研いでおかなかければ気が済まないらしく、母の使う包丁までもがカミソリのごとく研ぎ澄まされていたのです。「うちの包丁はよく切れる。」と、少し自慢げに言う母をよく憶えています。

で、常々その切れ味を試してみたいと思っていた私は、とうとうそれを実行したのです。何
しろ幼稚園児の考えることです。

何か、物を切ってしまえば怒られる、じゃ、自分の体で試してみようと、私は己の右の手の甲に包丁の刃を当てたのです。3センチほど、右手の甲は切り裂かれました。痛みはなかった。が、一瞬の間をおいてあふれ出た血に驚いて、思わず泣いてしまいました。こっぴどく叱られたのは言うまでもありません。

かくのごとく、刃物に囲まれた少年時代でした。小学校にあがれば、鉛筆を削るのに肥後の守は必須の道具でしたし、中高、大学と武道をたしなみ、刃物に対する世間一般のような忌避とは無縁だったのです。いまでも、身の回りにはナイフを始め、いろいろな刃物があります。これからもナイフとは縁

が切れないでしょう。

最後に一言。”自分のナイフもろくに研げない奴は一人前の男ではない。”

 Hさん  平成19年10月5日




僕のナイフとの出会いは、お父さんとキャンプに行ったときです。
お父さんはナイフで木を切ってたき火をしたり、パンやトマトを切って料理したりしました。
お母さんは家で留守番をしていましたが、お父さんに包丁は使わないから持っていかないと言われたそうです。
 
僕はお父さんがナイフを使っているのを見てナイフがほしくなりました。そしたらお父さんが、てんとう虫というナイフを買ってくれました。僕はうれしくて、えんぴつを削ったり段ボールを切ったりして練習しました。

キャンプのときにそのナイフをもってたき木を探していたら、突然ヘビが出てきて、僕はびっくりして走って逃げました。そのときにナイフを落としてしまいました。僕はお父さんと探しましたが見つかりませんでした。

お父さんに怒られると思ったら、お父さんはナイフは山では命を守るものだから、絶対に手ばなすなと言うことと、ヘビがいたら無視して通り過ぎろと教えてくれました。

僕はお父さんがいつも家でナイフの手入れをしている気持ちが分かった気がしました。僕はあのナイフが今でもあの山で僕が迎えにくるのをまっているような気がして、申しわけない気持ちでいっぱいです。これが僕のナイフとの出会いです。

Sさん  平成20年1月30日



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