今日は三重から札幌に移動してきました。来週火曜日までここ札幌で研修をさせていただきます。私のパートナー(京都建設情報センターKCIC 田中運営委員長)がメイン講師となり、私はサブ講師で建設業のかたがたを迎えての研修です。

電子納品がメインテーマですが、私たちはそこには留まらず、会社の仕事の仕組み・考え方をITを通して提案しています。

ただ、強制は決してしません。これまで10年以上紙を使わないある会社の仕事の仕組みを支えているコンピュータ活用スキルとその考え方を実機体験してもらう研修です。

大企業が最近になってフリースペースということで、社員が社内のどこに座ってもノートパソコンを開けば、そこで仕事ができるスタイルが出始めています。

ですが、そんなことは10年以上前から全社員がやっている中小企業のノウハウです。しかも大企業はウイルスやセキュリティ対策に躍起になっています。ノートパソコンの社外への持ち出しは厳禁と言うところも増えてきました。

情報漏洩、盗難の激増する世の中ですが、それに備えるノウハウはしっかりあります。当たり前の話です。

中小企業が大手企業と同じ悩みを持っているかのような錯覚に陥るのはおかしいと思います。売り手はハンコを押したように大手の問題点・課題を、中小企業の皆さんに、まことしやかに脅し文句のように使います。話し上手ですが、奥がありません。中小企業のセキュリティ対策は、モラル、運用で十分カバーできるのではないでしょうか?

公共工事を引き受ける建設業者は電子納品対応が必須となります。現場、本社、出張先、出先、自宅で自由自在にパソコンで処理ができなければ、工期後半の追い込みが効きません。しかも、会社に一人はいるITオタク(失礼!)だけでは工事は止まりません。ITをしない人たちもITに触れないわけにはいかなくなります。市町村の工事すべてが電子納品を必須とするからです。入札、日常の発注者とのやり取り、CAD図面の変更、打合せ簿の作成、デジカメ写真の管理、施工計画書の作成などなど、すべてがパソコン処理を前提とされます。

現場があちこちに散らばり、工事が終われば撤収するという非常に機動力を問われる建設業で揉まれたこんなノウハウは、一つ屋根の下で日常業務をこなす他の業種には容易に応用が利きます。

機動力が売りの中小企業はこれからがチャンス。

ですが、そのチャンスの生かし方が分かりません。実行の手法を知りません。なぜなら、もの売りの販売店、メーカーはそれを知らないから、伝えられません。ペーパーレスすら実際に実現できているメーカー、販売店はないでしょうね。

そんなモノ(ノウハウ)を私は実際にお伝えしています。いいえ、私が考えたモノではありませんよ。

10年以上紙を使わず、新入社員から70歳を過ぎたオーナーまでがノートパソコンで社内業務をすべて行っている会社のノウハウを伝えるのが私の仕事です。

かっこいいことを言うかもしれませんが、それを伝えるために私はマイクロソフトを辞めました。

私の考える中小企業の規模は、100人程度までの企業です。メーカーは、「中小企業の皆様のために・・・」と言ってもその規模は通常100人以上の会社を指しています。それ以下だと手間がかかってしまい売れても儲けがないからです。

私は中小企業の皆さんをサポートしません。その代わり、自分の会社のIT力を付けるお手伝いはします。やるか、やらないかはその人、その会社次第です。

ですから強制はしません。

来週は札幌から三重に直接移動して研修を続けます。

そして翌週は沖縄です。

多くの皆さんが待っていてくれます。嬉しい限りです。