目的地まで京都ー滋賀ー岐阜と越えて長野県に入りました。


目的地の宿泊先での決まりとして16:30までに入らないといけないのですが長野県に入ったのが13時を過ぎたぐらいでした。



ある程度のことを逆算しながら目的地に入るまでの段取りをします。


・どこが最終のコンビニになるかもわからない。

・どこが最終の昼食をとれる場所かわからない。

コンビニで軽い軽食を買い、向こうで飲むために日本酒とアテまで買いました。
向こうで飲むんだから良いものと思い、久保田を購入。



この時点でけっこうな焦りがあったので急いで目的地へ向かいます。
二人とも昼飯は向こうで食いたいと決めていたが周りのお店も洋食屋や謎のラーメン屋や関西風と書いたお好み焼きばかりでまったく信州感がなかったことからひたすら山へ山へと向かっていきます。


道中、次にお店があったら否が応でもその店で食べると着いた店も定休日。





そこから少し走ったところに蕎麦屋があったのでそこに入ることに。
入った蕎麦屋は何故か7月の後半だというのにエアコンすらなく、そもそもエアコンが付いておらず扇風機だけが回っているだけと驚愕しました。

小さな小窓から見える厨房からものすごい熱気がきます。

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お店に入ったときには老夫婦と一人のお客が居ました。
自分はざる蕎麦を頼み待ちます。



蕎麦屋の中がとても暑くなっていたこともあり、頭を締め付けるような頭痛がありました。
今から山を登るのに大丈夫なのかと思いながら待っていると老夫婦のテーブルに中華そばが置かれたのを見た瞬間にどういう拷問なのかとビックリしました。



この間、頭痛は治らず待っていると蕎麦がでてきました。
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もう早く出たい一心で蕎麦を食います。
味はとても美味しいのですがこの空間の暑さにやられて味はイマイチ覚えていません。
お店を出た瞬間に外の気温は30度を超えていましたが涼しい風が自分の身体に吹き、頭痛がなくなったことからあの空間だけが異常に暑かったんだとわかりました。



目的地まで大小連なるカーブがあり、とあるバス停に到着しました。
散々、引っ張りましたが向かっている目的地はマイカーでは入ることもできない場所で岩魚も泳いでいるのですが釣り禁止で更には遊歩道から外れて歩いてはいけないということなどの制限がとても多いところです。



山登りを本格的にされる方ならわかるかもしれません。


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向かってた先は上高地です。
山登りでは有名な槍ヶ岳の登山ルートでもあるところです。
上高地に入るにはバス・タクシーの二択です。



到着したときにはバスがちょうど出発したタイミングでバスに乗ることに失敗しました。
バスの本数は1時間に2便。




乗り過ごした時点で次のバスは30分後。




そんなこともあり、2人でバックパックに荷物などの確認・整理しているとタクシーの運転手が近づいてきました。



話を聞くところによると15:15に上に迎えに行かないといけない客がいるとかでいくらならタクシー乗るかということだった。

時間が14:30ということもあって次まで待ったら時間も無駄になくなってしまうことも考えてバスの運賃と変わらないなら乗りますと言うとあと2人捕まえて相乗りでどうだ?と聞いてきたのでバスより早く着くならなんでもいいと言うと九州なまりの背筋のいい老夫婦がいてその2人を乗せて上高地に向かった。




タクシーの車内で運転手さんと老夫婦と話をしながら上高地へ近づいていく。
中学生のときに渓流釣りを体験してからトラウトを釣るのに憧れていたことがあり、たまたま見ていたテレビで透き通る湖に岩魚が泳ぐ姿が記憶から消えなかったことが残っていた場所に向かっていることがとても嬉しかった。



道中、山肌が崩れていたりと言葉にはならない。




ふと、タクシーの運転手さんが老夫婦に何処から来たのか尋ねと宮崎の小林と聞いて驚いた。
祖母の住む町からしたらかなりご近所さんだった。

自分の祖母がいる場所を話すとすぐにわかってしまう。

まさかこんなところでというのもあったが嬉しくなったが自分たちの降りる場所からかなり手前で降りられた。
最後に握手して別れた。

上高地のバスターミナルに到着し、いよいよトレッキングが始まる。


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ボルダリングから派生し始めて遂にはトレッキングにまで手を出してしまうのかというところで手広く趣味が増えてしまってる自分。

今回は本格的にやる訳ではないので道具は徐々にと思う。

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有名な吊り橋の河童橋から徐々に山道に入る。
上高地は維持管理のためにトイレ使うのに100円いる。
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全てのトイレが有料ではなくて、主要観光地では有料になっているがキャンプ場などのトイレは無料で使えるが気持ちいいトイレではない。





遊歩道を歩いていくと沢が流れていたりして天然のクーラーのような涼しさに癒されたりしていたが徐々に山道に変わっていった。

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途中、ものすごい岩肌を見つけて2人でボルダリングに使えるよなって話しながら興奮したが苔が多いので向いてないなど馬鹿話をして岩肌を撮影した。

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そこからどんどん奥に進むと今度は野生の猿がいたり、熊の目撃看板など笑えないものもあった。

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運動不足のアラサー男にはけっこうな起伏で少し開けた場所で軽食を摂り、16:30には宿泊先に着きたかったのですぐに歩き始めて5分経たない間に明神池の案内があり、川を渡るための吊り橋が見えた。


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いつまで経っても着かないような錯覚からやっと解放された。

橋を渡り、とても古い小屋が見えた。
目的地の嘉門次小屋という山小屋に到着した。