時習館、2026年度から中高一貫校へ
各コースの説明会ではお話ししていることですが、教育改革の一環である大学入試改革により2020年度から大学入試内容が変わりました。
教育改革は2018年から5年間のスケジュールで行われますが、この改革の波を身近に感じることができる改革が昨日発表されました。
以下、各新聞社の記事を要約します。
愛知県が導入を進めている併設型県立中高一貫校に新たに時習館、豊田西、西尾、日進、愛知総合工科の5校を加えることになりました。
この5校は2026年度に開校予定です。
時習館と豊田西、西尾の3校の中学は1学年80人の定員で、適性検査や面接で入学可否を決める。
時習館と西尾では、海外大学入学資格を含む「国際バカロレア」導入を目指す。
時習館高校は現在、県の「あいちグローバル・ハイスクール」(AGH)と国の「スーパー・サイエンス・ハイスクール」(SSH)の指定を受けており、中高一貫教育では、中学校段階から教科を横断的に学ぶ文理融合学習を導入。
大学・企業訪問や高度な実験・実習体験などを通して、関心ある分野で教養を高める探究型学習に取り組む。
同校ではイギリス、ドイツ、マレーシアにある4校と姉妹校提携を結んでおり国際交流も盛んなことから、国際バカロレアも導入する。
国際バカロレアは、課題論文や批判的思考に取り組む探究的学習プログラムで、国際的大学入学資格が取得でき、成績によって世界各国の大学入学へ道が開ける。
詳細は正確な情報を入手次第、また逐次ご連絡いたします。
今回の教育改革は、以下の3つの資質・能力を身に着けることが目的です。
◇学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性」
◇生きて働く「知識・技能」
◇未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力」
いずれも教室で行っている教育内容ですね。
大学入試も教育改革の流れに沿ってどんどん変化していくでしょう。
時習館で行われる予定の探究学習重視型の教育は天才を発掘するうえで大変有効な教育効果をもたらす可能性があると思います。
そして探求内容によっては、その内容次第で大学に合格できるところもすでに出てきています。
1.関西学院大学「探究評価型入学試験」
2.奈良女子大学「探究力入試Q」
3.桜美林大学「探究入試Spiral」
4.工学院大学「探究成果活用型選抜」
5. 大阪樟蔭女子大学「探究学習評価型入試」
6. 静岡産業大学「探究プレゼンテーション入試
7. 東京都市大学「学際探究入試(理工系)」
8. 福井県立大学『総合型選抜「探究力発掘」』
教室の学習内容は幼児コースからスーパーエリートまで、大きな時代の変化に悠々と対応できる人材の育成のお手伝いを目指しています。
なかなか動きが鈍かった教育改革ですが、改革の内容も少しずつ教室で行っている教育に追いついてきましたね。