『感情に名前を付ける』

 子供の前頭前野=抑止力を育てる方法の一つに、感情に名前を付けるという方法があります。


 『感情に名前を付ける』
 子供の前頭前野=抑止力を育てる方法の一つに、感情に名前を付けるという方法があります。


 例えば2人兄弟のお兄ちゃんの誕生日に弟が「やきもち」を妬くってことありますよね。
そういう時、ある父親はこんな風に対処しました。
「悲しそうだね。悲しい?」父親はそう言うことにした。弟はうなずいたけれど、まだ怒っている。父親は先を続けた。

「どうして悲しいのか、お父さんが理由をあててみようか。おまえが悲しいのは、お兄ちゃんがたくさんのプレゼントをひとりじめしたからだ。おまえには、たったひとつしかないのに!」弟がまたうなずいた。
「お父さんが欲しいものを、だれかがもらっていて、自分はもらえないときには、お父さんもやっぱり悲しくなるよ」そう言うと、父親は口をつぐんだ。しばらくすると、感情を言葉で表現するのが得意な親がよく使うせりふを口にした。「そういう気持ちには名前がついてる。どんな言葉か、知りたいかい?」すると弟がめそめそしながら「うん」と、応じた。すると父親は弟を抱きかかえた。

「そういうのを“やきもち“って言うんだよ。おまえはお兄ちゃんがもらったたくさんのプレゼントが欲しかったのに、もらえなかった。おまえはやきもちを焼いたのさ」弟は甘えたように泣いていたが、だんだん落ち着いてきた。


このように感情にラベルをつける習慣が、幸せな子どもを育てている親に共通して見られることが、研究によってあきらかになっています。感情に名前をつける親の習慣に触れて育った子どもは、自分を落ち着かせる(自分で自分の機嫌を取れる)のが得意なうえ、目の前の作業によく集中できるし、友だちともうまくやっていける。ときには、なにを言うべきかわかっても、なにをすべきかがわからないこともありますが、それでも、感情を言葉であらわすだけで充分な場合もあります。
 感情を言葉で表現すると、子どもの神経系を鎮める効果があります。
それが出来るようになると前頭前野の抑止力も順調に育つことになります。
これはおとなにもあてはまることで、感情を言葉で表現する「感情のラベリング」には、たかぶった気持ちを落ち着かせる効果があるのです。





 

 好天に恵まれた三連休の最終日となりましたが、いかがお過ごしでしょう。

 本日は、蒲郡教室は10時から、豊川教室は16時から小学生コースの体験レッスンがあります。ご予約いただいた皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、たいへん遅くなりましたが、11月の教室だよりに書かせていただいております『感情に名前をつける』について、詳しくご説明させていただきます。


 今、NHK「あさイチ」「ウワサの保護者会」などで紹介され、大反響の子育てスキル『PCIT(Parent Child Interaction Therapy)親子相互交流療法』をご存じでしょうか?

PCITは、子どもの心や行動の問題、育児に悩む親のためのプレイセラピーと行動療法に基づいた心理療法で、アメリカで開発されました。
特に2~7歳においては多くの科学論文でその効果が証明されています。

現在では、ヨーロッパ、オーストラリア、台湾など世界に広がって、日本でもメンタルクリニック、療育施設、児童相談所などで採用されています。

今回はその中の一つ、「特別な時間」をご紹介します。

PCITの基本は、
前半はCDI(子ども指向相互交流)という子どものリードについていく部分と
後半のPDI(親指向相互交流)というしつけの部分の2部構成になっています。

まずはCDI「親子の良い関係を強化します」

直接は言いにくくても、お子さんの寝顔を見ながら「生まれてきてくれてありがとう」と数分間しっかり伝えてください。額に手を当てても、左耳にささやいても、イメージして伝えるだけでも構いません。日常の習慣にしてください。


次がPDI良い関係を土台として「良い指示の出し方」を学ぶ

「特別な時間」の間は、親は「don’tスキル」を使ってはいけない。「doスキル」をなるべくたくさん使う、というルールです。

don'tスキル=やってはいけないこと
・命令・質問・批判
doスキル= やるべきこと
・ほめる・繰り返す・まねる・説明する・楽しく

親が子供に命ずるのは簡単です。しかし、命令や批判は「良い関係」を壊しますし、子供の前頭前野=選択力・意志力・自発性を育てることが出来ません。


「良い指示の出し方8つのルール」
指示の出し方としては、8つのルールがあります。

1. 間接的よりも直接的
2 . 指示は肯定的に
3. 指示は1回に1つだけ
4. 具体的に
5. 子どもの年齢にあわせる
6. 礼儀正しい言い方で
7. 理由は指示の直前か直後に
8. 必要なときだけ

「①間接的よりも直接的」は、たとえば「~してくれない?」ではなく「してください」。
「②指示は肯定的に」というのは、たとえば「~はダメ」ではなく「~してください」という言い方です。
8つもルールがあるので覚えて使いこなすのはちょっと大変ですが、これを子どもとの遊びの中で練習しながら日常生活でも実践してみてください。



 明日10日のレッスンですが、レッスン1時間前に、蒲郡教室は蒲郡市に、豊川教室は豊川市に、暴風警報が出ている場合、レッスンをお休みにさせていただき、

 お休み予定の1月30日に振替レッスンをさせていただきます。
よろしくお願いいたします。

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