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やっと立ったよ、表彰台に! 〜F1 日本GP〜

今シーズン、ここまで見てきてカムイ(漢字変換が大変なんでカタカナにさせていただきます)の同僚であるペレスが3度も表彰台に立っているのを見ると、「カムイにだってチャンスがある!」と思ってここまで見てきていたんだが、チャンスがあってもなかなかうまくいかず(特にベルギーGP)、日本GPを迎えたんだが、初めてすべてがうまくまわった週末、その結果が母国レースの表彰台につながった。



予選で4位につけたカムイ。3位に入ったバトンがギアボックス交換によるペナルティを受けたために3番グリッドからスタートになったことがよかった。鈴鹿は奇数グリッドがレコードライン(常に走行するラインのこと)上なんでラバー(タイヤゴムが削れて付着するのね)が乗っている。あとはスタートをきっちり決められればってところだったが、2番手スタートながら大失敗したベルギーとは違って絶妙なスタート。2番手スタートのウェーバーの前に出ることに成功。

その後はスタート直後の混乱に乗じて3位に浮上してきたバトンをしっかり押さえていく。1回目のピットストップの間にマッサに2位の座を奪われて3位に後退したが、その後もバトンに付け入る隙を与えなかった。終盤になってペースが落ちてきて、バトンの追い上げを受けることになったが、最後までしのぎ切って3位フィニッシュ。母国GPで真っ向勝負で3位に入ったのは価値がある!

表彰式前にはスタンドのファンから大「カムイ」コール。こんな日本GP、今までなかったよ。

これで、カムイは名実ともに琢磨を超えたかな。いや、もう超えているんかもしれないが。

ドライバーズタイトル争いの視点からレースを振り返ると、1周目1コーナーでランキング首位のアロンソがライコネンのフロントウイングと接触してしまい、左後輪を壊してスピン⇒リタイヤ。これに対して、29点差のランキング2位につけているベッテルが独走。アロンソのチームメイトであるマッサがいくら頑張っても差は開く一方だった。結局、ベッテルがシンガポールに続く連勝でその差を4ポイントに縮めた。ハミルトンは5位に終わり、ベッテルとの差を広げられてしまったのは痛いなあ。

そのほかではグロージャンが相変わらずのヒットマンぶりを発揮して、1周目2コーナーでウェーバーに接触(反省ゼロか)。ふつう、この場合だとドライブスルーペナルティ(同じコーナーでロズベルグをリタイヤさせたブルーノ・セナはそうだった)なのだが、ベルギーでハミルトンに幅寄せしたあおりで接触してコントロール不能になり、アロンソなどを巻き込む大クラッシュをやらかして出場停止を受けた彼には10秒ストップのペナルティ。まあ、出場停止の裁定が決まった直後のコメントが明らかに「反省してないだろう」と思ったくらいだったからなあ。これ直さないとホント、クビになるで。

そして、来シーズンのマクラーレン入りが決まったカムイのチームメートであるペレスはヘアピンでスピン。サンドトラップにつかまってリタイヤ。筆者としてはマクラーレンの移籍が決まってから、彼を見るとなんかむかつくんだよなあ。カムイと彼の結果が逆だったらと思うと。

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