全感覚祭が終わった。
もう終わって4日もたつというのに、身体の疲れも余韻も、後から出てきた作業もまだ終わらない。
なので、中々まだ終わったという気持ちになれないのが正直なところ。

だけど、全感覚祭で季節外れの日焼けした鼻のてっぺんの皮が、触るたびにボロボロと剥けていき時間がたって進んでいることを実感させる。
皮膚が再生していく。身体は正直だ。

改めて全感覚祭18、本当にありがとうございました。
あの日に起きたことは現実だったはずだけど、月並みな感想だが幻だったような錯覚におちいる。
だけど、耳の中に残っている大好きな音楽と、目の奥に焼き付いている多すぎるハイライト、寂しさを感じている気持ち、寝ても覚めても眠たい身体が確実な現実を物語っている。

今回準備の先発チームは17日に東京を出発した。
待ち合わせをするのだが、ライン上の連絡だけで、顔が全くわからない。探りながら声をかける。怖い世の中だ。
初対面なので挨拶から始まる。毎年恒例だ。
キャプテンです。キャプテンですか??
みたいな。そんな感じになる。

一台の車にありったけの荷物と人を積み込み、いざ東京を出発。男だけの男くさい車内に男子校に行っていた時の記憶を思い出した。わやわや、ガヤガヤ。うるさいよ本当に。中々懐かしい感じがした。
皆、準備で何かを一から作ることを楽しみにしている連中だ。その会話が止まらない。

大体、グアイズでは運転をよくするのだが、しげるさんが東京大阪を完走してくれた。運転しなければこんなに楽なんだとびっくりした。

大阪に夜中に到着し、腹ごしらえ。満腹になり宿に戻る。
明日から地獄のような準備が待っているはずなのに皆、イキイキしている。
この設営チームはいつもそう。気持ちがいい。
飯を食う!休憩する!寝る!起きる!作業をする!
すべてのメリハリがきっちりとある。

なんだかんだ、準備の段取りを考えてその日は眠った。運転もしなかったので割と最後らへんに寝付く。

次の日18日の朝、早起きをしたがうちらのチームはもう少し余裕があったのでゆっくりしていた。
朝ごはんをゲコ亭という地元で有名な定食屋さんですませる。これがめちゃくちゃに美味かった。そして、2tのトラックで全感覚祭で必要な機材集めの旅に出る。イーグルと初めて今年会ったいませというスタッフと3人チームだ。これが地獄の始まりだった。16時間16箇所。笑けるやろほんまに。
だけど不思議と機材を貸してくれる知り合いの人の顔を少し見るだけで元気が出るものだった。そうやって元気をもらいながら頑張る。本当に気合いってやつだった。
車内の中も疲れてはいるが、重たい空気にはならずポジティブだったように思う。いませはムードメーカーだし、文句も言わず運転もずっとしてくれていた。本当にタフな奴だし、偉いなと思った。
全部を終え、最後ラーメン屋に入るも記憶はほとんどない。なんの会話をしたのかも覚えていない。とにかくよく頑張ったんだと思う。宿についたのは午前3時過ぎ。みんな起きて待っていてくれた。優しいな。軽く飲んで、なだれ込むように就寝。
次の日が本番でなくて良かった。

19日の朝、また早起き。この期間中は当たり前なんですがね。
7時過ぎに会場につく。色んなものの搬入時間がこの日の朝に固まっていた。
そして、スタッフも到着し始めていた。
ただ、やることが多すぎて、何から手をつけて良いのやら。とにかくゴミがたくさんある新しくできるBlue Heavenに何人かを引き連れて掃除をしに行く。片付けても片付けても中々綺麗にならない。終わりが見えなかった。だけどそうも言っておられず片付けも準備を進めて行くが時間は刻一刻と進んで行ったのだ。
時よりODD REDを見に行ったりするが、スムーズに進んでいるように見えた。俺はBlue Heavenの配置や片付けを考えるが本当にうまく行かない。。当たり前のように出てくる当日の不都合。
このままでは出店スペースが。。。そんなことを考えながらやっていると、ステージはいつの間にか組み終わり、夜の12時を超えていた。1日が早すぎる。。
ある程度、キリが良いところで切り上げたが、不安で不安で仕方がなかった。
明日に持ち越す問題が多すぎる。新しくやる場所ってのは本当に難しい。

そこから、なんとか夜中やっている銭湯を探し出し、風呂に入れた。少し気持ちにも隙間が出来たような気がした。
宿に帰宅した時はもう午前3時前とかだったと思う。明日は本番。しかも一発目。早く寝ないとという気持ちと準備に対する不安がのしかかり中々寝付けなかった。こんなに疲れているのになぜだ。

そして、いよいよ全感覚祭1日目。朝は今日も早起き。
会場に到着するや否や、Blue Heavenへ。なんとなく昨晩考えた配置にしてみると中々うまく行った。だけど出来ていないことが多すぎる。そして追いうちをかけるように、晴れ予報が外れ、少し雨がふり出した。本当に肝を冷やした。雨対策はしていたが色んなことに影響がでる。
そうこうしてるうちにすぐに雨も上がり、空には大きな虹がかかっていた。綺麗だった。
この時点で何か良い予感はした。本当に良かった。
自分たちの出番が近づいていていた。だけど、準備がまだ出来ていなかった。あとはスタッフ託して自分たちのライブに向かった。申し訳無い。
これだけ、がっつりと運営に関わっていると、出番の前でも周りの状況が気になるのだが、自分でも驚くほど切り替えがうまく出来た。シャットダウン。
当たり前だけど俺はグアイズでもライブをしに来ている。
この日のライブは本当に楽しくて、頭がおかしくなりそうだった。マジで終わりたくなくてずっと音を出していたかった。バンドやっていて、この祭に関われて良かったと思いながらも、この日のライブの出来は関係なく、やっぱり色んな悔しさもこみ上げたが。

自分たちの出番が終わり、機材を片付けて、足早に会場に戻る。
たまるLINE。何がない。人が足りていない。かかってくる電話。パンク寸前。
当たり前のようにバタバタだった。特に1日目は自分たちが抜けていたところが如実に現れる。走りまくり声を出しまくった。そんなこんなであっと言う間に1日目が終わっていた。ただ印象的だったのがライブ会場を往復している際、お客さんの顔がとても良かったこと。それが自分の中で救いになっていた。みんな楽しんでいるなって。良かった。
軽く各ステージの機材を片して、夜警のスタッフについてもらい宿に帰る。夜警って本当に大変だろうな。ありがとう。
宿について明日の改善点を少し話して眠った。出番も終わったから、びっくりするぐらいよく眠れた。

2日目、快晴。少しゆっくり目の集合。
1日目足りなかったところの改善をしていく。
そうしていると色んな場所から素晴らしい音楽が流れはじめる。良かった。なんとか今日も始めれそうだ。準備も間に合いそうだ。
2日目はボランティアの人たちも前入りしているスタッフも少し疲れている様子もあった。わかる。大変だよな。と。
だけど、皆んな必死に声を出し、自分の持ち場を頑張ってくれていた。
俺が出来ることは飯を配ったり声をかけたり。あれだけ沢山の人がいるんだから、全てが忙しく大変だ。
ありがとうだ。
本当にあっという間に時間が過ぎていった。

気付けばWhite Riotが終わり、続いてBlue Heaven。
個人的にBlue Heavenは本当に試行錯誤を繰り返して作ったので、かなり愛着が湧いていた。色んな問題があったが。
最後のゑでぃまぁこんが終わる時、本当に寂しかった。

GEZANが始まるまでタイミングを見計らい、ステージチームは撤収を開始していた。まだ全部終わっていないのにやっぱり彼らプロだ。

そして、GEZANがはじまる。
続々と人が集まってくる。すごい人だった。ステージ横で見ていたけど、全感覚祭の空気とかお客さんやスタッフの思いとか、そんな気持ちがこのステージに集まっていたんじゃないだろうか。
最後、GEZANが終わり人が一斉に流れ出す。スタッフも全力で最後の声を振り絞る。投げ銭、道路警備、色んな声が飛び交う。あー終わったんだ。こんなに時間の流れが早いといつか着いていけなくなってしまう。
帰るお客さんの中にはひたすらゴミ拾いをしてくれている人もいた。助かる。

Tribal Screamというメインビジュアル。
自分たちという個の音楽、表現がとても原始的で生まれたてのように集まってきた場所になっていたんじゃないだろうか。色んな壁を越えて、良いものは良い、好きなものは好き。そう胸を張れると言うか、ただ生きているだけと言うか。そこに差別も政治もなかった。結局は個人に立ち返ってくるもんだろう。交わらなくてもきっと交わる。
それが体現されていた。

ある程度落ち着いた頃から、ステージチームはバラシをはじめる。
White Riotはもうきれいさっぱりしていた。すごい。いつの間に。。
そして、俺はBlue Heavenの片付けに向かった。机をたたみ、テントをたたみ、バラされていくBlue Heavenを見ながら、この場所のことを思い出していた。
ゴミだらけの場所から、こんなに人が良い顔をできる場所に。ありがとうみんなのおかげだ。

White Riot、Blue Heavenのバラシが終わり、残りはODD REDのみ。早速京都まで機材を返しに行っているチームもいた。ある程度キリが良いところまでやり、宿に帰った。
もう、夜中の4時くらいだったと思う。
京都に返却チームは朝までかかるようだった。
すぐに寝たが、朝早く起きてまた撤収に向かう。

次の日も見事に晴れていた。
ODD REDのバラシが終わり足場材がトラックに積み込まれてゆく。
それを返すチーム、残りは掃除をして、残りの機材を返していく。
その時、マヒトから目標達成を聞いた。
本当に良かった。。

そうしていくうちに十三月のメンバーも一便、二便と東京に帰っていった。

あれだけ沢山いた人も、溢れんばかりの機材ももうWhite Riotの中にわずかとなっている。
いつでも片付けは寂しいもんだな。
最後の機材をHOKAGEにイーグルとスタッフの陸と返しに行った。陸も今回初対面で全感覚祭中、もっとも顔が良くなった奴だ。本当にたくましくなっていた。かっこいいぜ。
陸を大阪で降ろし、バイバイをする。

外はもう暗く、寒い。
帰り道はまたイーグルと2人、堺に帰り支度をする為に戻った。
自分たちの荷物を乗せて、ROUTEのオーナーに挨拶をして最終便のみんなでメシを食いに行った。
せっかくだから堺で食おうとなるが、目当ての店が混んでいて、古ぼけた中華屋へ。あんまり味は覚えてないが、なんだかとてもうまかったし腹がいっぱいになった。

最後のミッション東京に帰宅。
気が狂いそうだった。
気を付けて帰ろう。
みんなが運転を頑張ってくれた。
そして、明け方東京に到着し、みんなで銭湯をかまし、それぞれを送り届け、レンタカーを返し解散。

こんな感じのブログにするつもりはなかったんだけど、裏方であり、出演者、中々面白いこんな日々だったわけだ。

これはたった一部の話で、俺の全感覚祭だ。
色んなスタッフが奮闘していた。
色んな人、それぞれの全感覚祭があってそれで良いんだし。

そして、出演者の人もこっそりゴミを拾ってくれたり、スタッフに声を掛けてくれたりする姿を何度も目撃した。愛されてるんだと思うこの祭。
目標も達成でき、それが一つの結果だ。来てくれた人も良い祭だと思ってもらえていると嬉しい。
至らないところばかりで、出演者のかたやスタッフにヤキモキさせたかもしれないが、また改善していけるように頑張りたい。

遅くなりましたが、あの場所に居てくれた人、出演者のみなさん、アーティスト、出店してくれたお店、スタッフ、ボランティア、来れなかったけど色んな方法で力をかしてくれた人、このお祭りに関わってくれた全ての人、本当に本当にありがとうございました!!!!!!

このブログを書くことでだいぶんスッキリして来た。もうロスは終わり!何かこのエネルギーを次に向けていきます!!

ありがとうございました!!

IMG_0301
IMG_0987

IMG_0986



2018年9月8日(土)
at 下北沢Basement Bar
 RAW VIBE vol.9 
【THE GUAYS "After my vacant"Tour Final×No edge"bite back" release party】

THE GUAYS
No edge(鹿児島)
Revolution for her smile(岡山)
SUMMERMAN
WETNAP
Mahito The People

RAW VIBEが終わり、No edgeを見送って家に着いた瞬間、みるみる咳が出てきて見事に体調を崩した。
何か一区切りすると割と体調を崩す。強くならないと。

そんなこんなでずっと布団から起き上がれなかった。

遅くなりましたが、RAW VIBE vol.9本当にありがとうございました。

なんかまだ夢の中にずっといるようなそんな感じ。
頭がずっとボーっとしてるからかもしれないけど。
激動の一日だった。
本当にまとまらない。

No edgeの"bite back"レコ発とうちらのファイナル、来て欲しいような来て欲しくないようなそんな日だったんだけど、この日があって良かったと思える色んな意味で大切な日になった。

もちろん自分たちの企画だから好きな人しか呼んでないんだけど、皆この日に自分たちの音楽と気持ちをありったけぶつけてくれているような気がして、俺は感動しぱなしでした。
こんなにも色んな人の気持ちが交錯する日があるんだなっていう。そこに音楽が乗ってくるとそれはもう大変で。
色んな人の言葉や音楽が未だに頭の中を飛び交っている。

そんな音楽に持っていかれた気持ちはどこまで行くんだろう。どこまで、人の人生を変えてしまうんだろう。本当に気持ちが揺さぶられる時間ばかりだった。

そんな空気が伝わってか、最初から最後までお客さんの数は変わらなかったように思う。それも本当に嬉しいこと。


シンプルに今までバンドをやって、出会ってこれて良かったと思えた。
当たり前だけど、バンドをやってなかったら出会えてなかった人ばかりだから。
そう考えるとなんかすごいよな。
そして、こんな素晴らしいツアーが出来て良かったと思えた。

思えばこのアルバムのリリースは十三月で、新代田FEVERのワンマンから始まった。
一つのチャレンジをして、色んな街に行き、色んな刺激を受け、色んな人と出会い、悔しいも嬉しい日も、このバンドをかっこ良くしたい、とにかくその一心でツアーを回ってきた。30本という数字はそんなに大きな数字ではないかもしれないけど、一本一本が俺たちにとって思い出せる夜。そんなツアーだった。
その道中で関われたNo edgeをリリースすることもできた。
そんな感謝の思いも、なお一層強く思えた日だった。どの日が欠けていてもダメだったと思う。何もない日が何かがあった日になった。
音楽に変えれていく、そして、まだまだ変わっていく途中だと思う。


とりあえず、一区切りは一区切り。
次、俺たちはどう進んで行くんだろうか。どうもこうもないか。
もっと信じきることをやってくだけだ。
少しだけでも未来が見えた。

No edgeも改めておめでとう。

この日もこのツアーもこの日までも関わってくれた人、この日を思ってくれた人、本当に本当にありがとうございました!!!
また!!


IMG_0683



Mahito The People

彼と出会って10年ぐらい経つだろうか。思い返すとかなりの時間一緒にいたと思う。俺の20代には彼がいた。

初めて出会ったときは、拳と顔を赤い血に染めて、ジミヘンのTshirtを着たモヒカンの青いパンクス。

そんな奴が俺の人生の色んな岐路に立つとは夢にも思わなかった。本当夢にもだ。

バンドをやろうと教師を辞め、大阪に出てきたがメンバーが見つからずやきもきしていた。そんな時にひろしと出会わしてくれたのはマヒトだった。あの時かかってきた電話のことは良く覚えている。
そこからヒロシと意気投合し、ヘルプでゆっきーを誘い、グアイズが始まった。

多分この先も生きて行く上でグアイズをやるということは俺の人生になるんだと思う。バンドが無くなってしまったら俺はどうすれば良い?空気が無いのと同じだ。
まさか自分がこんなにバンドをやっているなんて思っていなかった。本当に大きく人生の舵をきるとき、彼が近くにいた。

彼はいつだって丸腰で平気で人の気持ちの中に入ってくる。付き合いが長いとか関係なく、その核心に本気のストレートパンチを打ち込む生粋のハードパンチャー。
それは、ナイフやピストルでつけた傷とは違う。体温をつたって、彼の手から渡ってきた、その先に花を咲かせる種みたいな愛情なのかもしれない。
憎めないし嫌いにならないのは、そのせいだ。良くわかってるんだ。

マヒトの歌う歌が好きだ。言葉とメロディーと魂、覚える気がさらさらなくても残っている。いやあ、身体に住みついたってほうがしっくりくるな。
いつもそうなんだな。
自分でも本当に不思議な感覚だ。
本当にすごい表現者だ。

今回のNo edgeのbite back、俺たちのAfter my vacant、共に十三月からリリースの作品だ。十三月のドンとして、このリリースを決めてくれた。

本当にありがとう。この日に必然としていたような気がする。

Mahito The Peopleその名の通り、人にマヒトをいっぱい伝えていくんだと思う。すげー名前だなって、たまに考えて思う時がある。

いよいよ本日。

IMG_0673

2018年9月8日(土)
at 下北沢Basement Bar
 RAW VIBE vol.9 
【THE GUAYS "After my vacant"Tour Final×No edge"bite back" release party】

THE GUAYS
No edge(鹿児島)
Revolution for her smile(岡山)
SUMMERMAN
WETNAP
Mahito The People (guest)

open 18:30
start 19:00
チケット: ADV 2,000 DOOR 2,500 +1d
*10代身分証提示d代のみ
予約 the.guays1234@gmail.com




↑このページのトップヘ