遅くなりましたがあけました2020年。

新年早々、世界が音を立てて大きく動いていて、気持ちの振り幅がえらいことになっている。常にその動向を色んなニュースサイトを開いては知ろうとする。非常に悲しく、湧き上がってくる怒りとともに、人一人の出来ることを考えてみる。
ものすごく身近なところで殺し合いが起き、自分のとても大切な人が、無抵抗で理不尽になんの対話も会話もなく、知らない誰かや何かに殺されてしまったらどうだろうか。そして、その周りの人の感情の行き先は?こんなにわかりやすい負の連鎖を想像することも出来ないのだろうか。俺は戦争は絶対に嫌だ。この先もずっとずっとだ。どうか考えてみてほしい。ニュースに報じられている死傷者のただの羅列された数。それは一人一人の個人が重なった数字。その一人一人を知っていて関わりがある一人は何十人も何百人も、もしかしたら何千何万人数もいるかもしれない。簡単に数字だけが語れることじゃない。
どれだけ大変なことをやってるんだ。本当に本当にやめて。
考え続けて出来ることを。


正月、俺はコンビニに向かいがてら、特に遠出をする気もせず近所を歩いていた。
そこで視界に入ってきた光景は、ある家族の住むリビングの光景だった。
カーテンを閉めておらず、白い壁紙をはったその壁が丸見えだった。その壁のど真ん中に小学生らしき子が書いた書き初めだけが貼ってあった。そこには拙いが力強い字で『希望』と書いていた。
自分よりいくつも年が離れている子どもたち、大小とかでは無く希望や夢を持っていてほしい。その家族にも。そして、俺も。俺の知ってる人にも。
見ず知らずのその子はどんな思いでその書き初めをしたのだろうか。
年明け早々、そんなニュースが飛び込んできたもんだから、その希望と言う文字が非常に強く響いた。


相変わらず、俺も2020年になっても生きているし、バンドもやっている。
この間新年初スタジオを終えた時、なんとも言えないぐらい楽しくって、Tshirtが汗だくになっていた。外に出ると、それが冷えてとても寒かった。それだけ人も生き物も温かく熱を持っているということだ。
自分の好きな人と好きなことをやって一緒に居たい。この先も出会って行きたい。そんな当たり前のことを思う。誰にも邪魔されたくない。
早くライブがしたい。

今年もよろしくお願いします。



余談だが、元旦にTHE CLASHのジョーストラマーの映画、Let's Rock Againを見に行った。とても彼のAttitudeに感銘を受けつつ、自分にはわからないところもありつつで、知らないこと知れて、ジョーのことがさらに好きになった。そこから自分のルーツやらを正月を使い色々と掘り下げていたのだが、GreenDayこの曲とPVが今の状況にわかりやすい。もう10年以上前の作品なのでアメリカの現在の兵役のことは自分は知らないのだけど、実際、どの国でも個人の若者にもこういう現実が突きつけられるのかもしれない。そう考えた時、すごくわかりやすく、想像しやすくなっている。GreenDayはパンクバンドだ。