2005年10月05日

内に秘めたヒーロー 〜 キャラクターショー巡業の日々

今回は、キャラクターショーの内幕について。

 

自分がバイトしていた事務所は、福岡市にありました。

その事務所は、九州・山口の幅広いエリアを活動範囲にしていました。

ショーの日は早朝(6:30とか)に事務所に集合します。

そしてハイエースに乗り込んで現場に向かうわけです。

 

たとえばスーパー戦隊もののショーの場合、一般的なキャストは、

 悪ボスが1人戦闘員が3人ヒーローが5人

ってな具合です。

それに加えて、MCのコが1人

10人ですね。

 

ところが、ハイエースに載れるのは、せいぜい8人なわけです。

ショーのキャストに2人足りません

車2台で行くわけにもいきません。

 

では、どうするか。

そう。一人二役です。

 

 

ショーの構成上、前半の立ち回りは

   ブルーピンク v 戦闘員3人

   レッド v 悪ボス

ってな感じにしてあるわけです。

 

前半の立ち回りでヤラれて引っ込んだ戦闘員のうち2人は、

裏でブラックイエローに着替えるわけです。

 

タイムリミット付きの着替えです。

ちょっと殺気立ちます。

ショーテープは待ってくれないわけです。

 

「着替え」の役をこなすうちに、各自、自分にとってイチバン速い着替え方を確立していきます。

自分は、ヒーローのスーツを着てから、その上に戦闘員の服を着ることにしてました。

「着る」より、「脱ぐ」方が速いっすからね。

 

戦闘員として暴れている自分の内面には、ヒーローが棲んでいたわけです。

 

 

ショーの前々日くらい、リハーサルを始めるにあたって、まず役が割り振られます。

 「着替えのブラックねっ!」 

と言われたら、戦闘員⇒ブラックの2役ということになるわけです。

 

ちなみに、2役やっても、当然ギャラは変わりません

 

しんどいけど、次第にこれが病みつきにやってくるわけです。

2役やらないともの足りないように感じるようになるわけです。

  戦闘員お子様を泣かしてる自分。

  ブラックワーキャー言われる自分。

わずか数分でのこのギャップ。

ちょっと快感なわけです。

 

最初の立ち回りでピンクに派手にやられて、吹っ飛びながらハケる。

楽屋に駆け込むと同時に背中のジッパーを下げ、ブーツと手袋を手早く脱ぐ。

戦闘員の薄いスーツを脱ぎ捨てる。

内面を被り、ブラック用のブーツと手袋を付ける。

最後に、息を整えて面を付ける。

よ〜し。間に合った! 

立ち回りの手順を頭の中で繰り返しながら、

テープに合わせて、

飛び出す!!! 

 

この瞬間が、たまらんわけでした。



guda_guda_55 at 23:22│Comments(0)TrackBack(0) キャラクターショー巡業の日々 

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ぐだぐだ

神戸在住の38歳会社員。
生誕地は対馬(長崎県)。小学校卒業するまでを対馬で過ごす。
中学から大学卒業までの10年間は福岡県春日市で。

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