2005年10月16日

男もすなるピンクといふもの 〜 キャラクターショー巡業の日々

東映スーパー戦隊シリーズでは、ヒーロー5人の中に女性が1or2名含まれます。

伝統のピンクであったり、

ホワイトが女性だったり、

ホワイトイエロー2人が女性だったり。

 

有名な話だと思いますが、あの女レンジャーのスーツを着ているのは、

女性とは限りません。 

TVでは、第1作である『バトルフィーバーJ』以来ずっと

男が入っていた、と聞いたことがあります。

それが、自分がバイトをしていた頃、

『ジュウレンジャー』『ダイレンジャー』

初めて(?)女性が演じ、その業界では

ちょっと話題になっていました。

 

では、キャラクターショーの現場ではどうなんでしょ?

答えから言うと、男性も女性も入ってます。

 

自分がバイトしていた事務所では、

ピンクなどの女レンジャーのことを、「女形」と呼んでいました。

梨園では「おやま」ですが、我々はそのまんま「おんながた」と呼んでいました。

 

自分は、女形を演ったことは一度もありません。

男性で女形ができるのは、限られた人だけでした。

特に女っぽい人ではありません。

どちらかというと、ソコツ男っぽい人だったりするわけです。

それが、女形を演じているその人を見ると、

違うんです。

なんです。

っていうか、女以上に女っぽいんです。

 

女性が女形を演じているのと比べると、

立ち回りの動きの面で男に分があるのはもちろんですが、

それ以外の動きでも、

明らかに男が演じてる方が女っぽいんです。

 

ショーが終わって握手会に出ているとき

ブラックの面を被っていた自分は、

横目でピンクの動きを見てみました。

視界に飛び込んできたのは、

女そのものの動きで愛想を振りまいているピンク

中身はのはずなのに、、、

「女だ。。。」 

自分は面の中で目を丸くしておりました。

 

感心した自分は、

ある先輩に、

「○○さんってスゴイ女形っすよね。女以上に女っぽいっすよね!!!」 

と話してみました。

すると、

「そうやね。それは、アイツが女じゃないからやろうね。」

という言葉が返ってきました。

 

なかなか深い言葉です。

 

歌舞伎の女形と同じです。

男が演じるから、

女じゃないから、

だから、常に「女っぽい動き」を意識するんです。

 

女性が女形を演じるとき、

時々、「素の動き」というか、スキが見えてしまうことがあるんです。

巧い男の女形の場合、そのスキがないんです。

 

女性らしい動きを観察し、研究して、

自分の動きで表現する。

女形には、そんなチカラが必要なんです。

だから、限られた人しか女形ができないんです。

そう思ったわけでした。



guda_guda_55 at 22:33│Comments(0)TrackBack(0) キャラクターショー巡業の日々 

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ぐだぐだ

神戸在住の38歳会社員。
生誕地は対馬(長崎県)。小学校卒業するまでを対馬で過ごす。
中学から大学卒業までの10年間は福岡県春日市で。

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