火の出るようなカフェゲルボア

洋楽と美術鑑賞が好き。ラフマニノフとビートルズとマネが好き。司書。ネコ好き。セブンイレブンのファン。インターネット世論とは「調子にのるな」と見つけたり。

大学図書館司書を経て現在は大学で情報環境に従事。糸が切れた凧のようなお気楽人生です。音楽、美術、映画、読書、ブログ、飲酒。 いつもいい人、とてもいい人、ただのいい人(´Д` )

命短し、話せよ、親と。

明日は父の命日。あれからもう17年になる。脳梗塞で倒れて意識不明になってから23年だ。両親の死でなにが変わったかというと、もう真剣に、時には一方的に僕のことを叱ってくれる人がいなくなったということ。「お前は小さい頃から人の話を聴かない子供だったから」「幼稚園の頃は明るくて可愛かったんだけどね」。

これは一見すると気楽なような気がするのだが、一人で夜の海に投げ出された気分になる時がある。社会は叱ってくれない。僕を産んだ人はもうこの世にはいないのだ。

父にも母にも思い出話はいっぱいあるが、悲しいから年々忘れていく。残酷なことに減ることはあっても増えることはない。あったらそれは妄想。

「孝行をしたい時に親はなし」。どうか親御さんのいらっしゃる方は、会える時に、会話のできる時にいろいろな話をしておいてください。

Songs in the key of Lifeを探して

それは1976年の冬だった。出るぞ出るぞと言われていたソウル界の大物、Stevie Wonderの久々の新譜「Songs in the key of life」がリリースされ、全米いや世界を震撼させた。なにせ2枚組とシングルというボリューム。あまりのレコーディング期間の長さにレコード会社のモータウンもしびれを切らす程の長期間のレコーディング。多くのゲスト。膨れ上がる予算。当時20歳代でキャリアのピークに達した天才の金も時間もかけた傑作アルバム。悪い訳がない。


冒頭の Love's in Need of Love Todayから曲の間がなく、すべて(レコードの片面)の曲がつながるアルバム(後にプリンスもこの手法を使った)はまさに音の玉手箱。当時まだ甘ったるいポップソングばかり聴いていたませた少年だった僕もすぐにこのアルバムの多くの曲に魅了された。


寒かった76年の冬、自分の部屋で毎週楽しみにしていた土曜の夜のラジオ番組、全米トップ40。そこでもこのアルバムは取り上げられた。なんとアルバムチャート初登場1位。今でこそ初登場1位はビジネス的に狙う販売戦略になったが、当時はまだ珍しく、だからこそ全米も驚いた。このモンスターアルバムからの初のシングルカットはI Wish、邦題は「回想」と名付けられた。この曲はだれでもある思春期の甘い想い出を歌ったチャーミングな曲。特にイントロのキーボード、ベース、そしてドラムのリズムは最高で、前曲の「Sir Duke」からこの曲に繋がる部分は何度聴いても身震いがした。今でもしている。I Wish も全米1位を記録。まさにStevieのピークだ。今にして思えば、遠い日本でもその瞬間に立ち会えたのはちょっと自慢したくなる。


Songs in the key of Lifeにはそれ以外にも愛娘の泣き声を入れた微笑ましい曲や、あるいはBlackmanでの差別やゲットーについての歌詞、Asの畳み掛けるようなコーラス、Joy Inside My Tears でのモーツアルトのような孤高の曲などまさに溢れんばかりの才能の塊だった。僕がこの歳になって往生際も悪く新しい音楽を探しているのは、Songs in the key of Lifeの感動の続きを探しているからかもしれない。第二、第三のSongs in the key of Lifeを探して。


Songs in the key of Life。原題が意味深だ。人生の鍵となる曲たち。その後、ガキだった僕は大人になり、苦しい時、寂しい時、うれしい時、人生の鍵となる時にはこのアルバムを聴き直したものだ。







偏差値の定義から行って国民の過半数は負け組

なんでゆとり教育が支持されたからって、詰め込み教育が問題になったから。でも結局詰め込み以外の教育はない、と揺れ戻しされた。誰が詰め込みを批判したか?もちろん多くは落ちこぼれた人。倍率10倍の大学というのは9人が不合格で1人だけが合格するということ。

偏差値の定義から行って国民の過半数は負け組。僕の持論の給付型奨学金よりも、国立大学の学費を0円にしろ、というのが全く支持されないのは、国民の多くは国立大学に入学できないからだ。誰か優秀な人がトクするのはずるい、許せない。全員が貧乏になるのなら、我慢するという日本人の特性丸出しの話。

なんでもかんでも多数決がいいわけじゃない。教育行政が混乱を極めているのは、この多くの人の意見を反映しようとしているからじゃないだろうか?
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