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久しぶりのこのコーナーですが、まだまだ続けます。なかなか趣味譜面に本腰入れられず時間が経ってしまったので、頻繁に更新していきます。


さて今回はというか今回もsteely danの曲なのですが、今回は1980年発表の名盤「Gaucho」からTime out of my mindという曲をピックアップしてみました。


このアルバム個人的には「彩aja」と並んで大好きなアルバムの1枚なのですが、このアルバムをリリース後しばらくsteely danは活動休止になり、それぞれソロワークがスタートするという第1期のお終いアルバムなのです。タイトルチューンの「Gaucho」がすごーく美しい曲なのでアルバムごと聴いてみることをお勧めします。



さてまるまると考察していきますが、この曲は間奏部分以外はワンコード(サビで少し動く)で演奏されている面白い曲です。コードシンボルでは説明しきれなかったので初めてモード表記を楽譜にしてみました。思えばモードジャズが苦手でモード表記嫌いでしたが今回は仕方ないですw

コードではAorA7と書いて、ミクソリディアン、メジャーペンタ、マイナーペンタのフレーズやメロが構成されてます。まぁ間のフレーズはかなりジャムセッションっぽい作り方です。

そして間奏部分ですが、実はこのパートの音取りたくてこの曲のコピー始めたくらいこのパート気に入ってます。
Aメジャーのキーを中心に展開される8小節のパートですが、Dmaj-A/C#-Cmaj-Fmaj9のようなちょっと変化球な進行もでてきて不思議なサウンドになってます。なんといっても7小節目のB7-9がとっても効果的でかっこいいのです。私的な話ですが、オルタードのテンションは演奏中任意で入れるのがジャズギターの特色だと思っていましたが、ここまで効果的にコードはまる例は珍しいのではないかと一人興奮しておりますww


メンバーも豪華(基本Steely danは豪華ですがw)で、
key Donald Fagen
Bs  Walter Becker
gt   Hugh McCracken,Mark Knopfler
dr   Rick Marotta
上記のオリジナルメンバー含めたリズムセクションに加えて、ホーン隊とコーラスがありえないことに・・
tp  Randy Brecker 
Tenors  Micheal Brecker
altos   David Sanborn
Baritone  Ronny Cuber
Back Vocals Michael McDonald,Leslie Miller,Patti Austin,Valerie Simpson

・・絶句です、豪華絢爛すぎます。そしてなによりすごいのがこの人たち一切この曲ソロとってません!!
もちろんソロ取ることがすべてとは思いませんが、このメンツってこと考えるとね~

さすがドナルドフェイゲンww



~今週のライブ~

6月24日(金)神保町 コンセール

open 17:00 1st set 19:30~、2nd set 20:45~
Charge:¥2,600-(1drink込み、学割¥500引き)
bs 玉木 勝 as harm 菅野 浩 gt 鷲尾広太

神保町の隠れ家的バーコンセールさんでのライブです。ベーシスト玉木さんの企画は楽しみです。菅野さんのクロマチックハーモニカも必聴です!