2014年12月31日

2014年。本年も有難うございました!

日刊→週刊→月刊→季刊
……ってな感じに順調にペースダウンした結果とうとう年刊になってしまいました。
せめて年の終わりに1年を振り返るくらいは……ってなことで久々に更新をしてみます。



さてさて。今年も多くの方と多くのご縁を頂いた実り多き年でありました。
新作の舞台脚本は4本を上演頂きました。

『メモリーリリィ-MEMORY LILY-』
『メビウスローズ-MEBIUS LAWS-』
『Bright SIDE STORY』
『波、果つるまで。』


『メモリー〜』と『メビウス〜』は久々にC2さんでの上演。
多分……というかカウントしなくてもほぼ間違いなく今までで一番拙作を上演頂いているのがC2さん。
2年前まで制作としてお手伝いもしていたので気心の知れた団体さん。
そんな近しい関係だけれども、創る作品は決してなぁなぁではなくって、常にハイクオリティが約束
されている……というか、ハイクオリティ前提で、そのクオリティが果たしてどこまでグググンっと
伸びていくのかが毎回楽しみな劇団さんです。

そんなC2さんと久々にご一緒出来たのは作劇はもちろん、それ以外の部分でもとても楽しく刺激的。
でもって作風もこれまた久々の中二病全開を描かせて頂きました。
普段、時代劇やら中二アクションモノが続くと『そろそろ殺陣のない現代モノとか描きたい……』
などと泣き言をぬかしているのですが、どちらも久しく描かないと逆に禁断症状が激しいワケで。
丁度中二病的なそれを吐き出したかった時期に良いお話頂けてとても嬉しかった作品だったりもします。

※ちなみにこちらは既にDVD販売中です。コチラ。


んで、↑の泣き言を神様が聞き届けてくれたのか、今回新たにご縁頂いたのがパレットシアターズさん。
『Bright SIDE STORY』を書下ろしさせて頂きました。
本っっっっっ当に久々の現代モノの長編演劇脚本。(オーディオドラマだったり短編だったりはあった
のですが)
いがみ合っても斬り合いをしなければ、超能力も使ったりしない登場人物たちが妙に新鮮に感じられる
不思議な違和感を味わったりしながらもカリカリ書き上げた記憶があります。

世代としてはあたしよりも少し下のパレットシアターズの皆さん。
そんな世代ぼノスタルジーの琴線をコショコショコショっと触れられるような作品を目指しました。
なんせ久々な現代劇だったので、どうかしら……上手くいったかしらと不安に思いながら稽古場で拝見
した通し稽古を見て、そんな不安は吹っ飛ぶと同時に、少しオッサン世代のあたしまで金銭コショられ
てしまって目元が妙に潤ってしまうという。
芝居に対して真摯なパレットシアターズの皆さん。
そんな素直で実直なつくりが拙作を世代を超えて楽しめるノスタルジックストーリーへと昇華して下さ
いました。本当に有り難や有り難や。


でもって最後は新作幕末時代劇『波、果つるまで。』
これまた初体験の脚本。
何が初体験かって、高校生に新作を書き下ろすことが初体験。
昨年『風の響』を上演頂いた一笑ドミノの皆さんのご紹介で貴重な経験を頂くことが出来ました。

高校演劇。かく言うあたしも高校演劇の出身です。
中学時代は帰宅部だったあたしが入る部活を決めているワケもなく、そこをたまたま前の席に座って
いたI堀君に誘われて演劇部の見学に行くことになり……気が付けばそれから20年。今でもこうして
お芝居に携わり続けています。
そんな高校時代。部員が増えた2年時に初めて地区大会というものに出場しました。
これ、決して贔屓目ではなく、思い出に下駄を履かせまくっているワケでもなく、ポッと出のあたしたち
の高校が他のどの高校にも負けない大好評を頂きまして、こりゃ上位大会確実だと誰しもに思われていた
のですが……蓋を開けてみれば上演時間を数分オーバーしていたとのことでそれも叶わず。。。
結果として高校演劇にはやりきれぬ大きな忘れ物をしてきてしまったという思いがずっと残っていました。
そんな折に頂いたこのお話。
あまり自分の想いをどうこうしてはいけないなと思いつつも、やはりどこかで、あの時と同じ思いを彼ら
彼女らにはさせてはいけないという意識が確実に執筆時にあったのは否定のしようがありません。
20年経ったところで、一部の高校を除いては高校演劇の悩みは共通のようで。人数、男女比、セット、
その他諸々。けれど20年経って自分自身は多少は変わったようで、そういった制約がむしろプラスになる。
女性主体の演劇部。そんな演劇部だからこそ輝かせることの出来る幕末時代劇が仕上がったと思います。
ちなみに結果は、かつてあたしが果たせなかったステップへと進むことが出来ました。
まるであの時の忘れ物を届けて貰えたようでとても嬉しかったです。
駿河総合高校演劇部の皆さん、本当に有難うございました。



新作……ではないのですが、上記以外に印象深かったのが下記2作

『MESSAGE』和装演劇集団張り子の虎
『雨の寂』劇団After6


『MESSAGE』は多くの団体で上演頂いた人気作なのですが、それを今まで多くの舞台でご一緒した武居さん
の劇団で上演頂きました。
とにかく大迫力の殺陣。そして機微を上手く捉えた演技。
最高のクオリティのものが組み合わさって生まれる舞台は、やはりこうも感動出来るのだと実感するととも
に、こういった作品がより多くのお客様に届くように、自身の執筆もさらに頑張らなければという励みにも
なりました。
これ、確か本番が関東を襲った大雪の日で、あたしもヒーヒー言いながら劇場に行ったのですが、それにも
関わらずお客様で埋まった客席がとても印象的でした。
あとこの観劇が相鉄本多劇場での最後の観劇になったのも良い思い出。劇場がなくなるのは残念だけれど、
最後に観た作品がこれでよかった。

『雨の寂』はこれまで多くの拙作を上演頂いたAfter6さんの最終公演。拙作の再演でもあります。
After6さんとの思い出は……なんかもうありすぎて困る。
After6さんとご縁が頂けたからこそ広がったものが数多くあります。
それは人脈的なものも芝居に関する観点的なものもそうですが、それ以上に脚本家としてのスキルが何より
大きいと思います。新作の執筆ごとに打ち合わせをして、要望を吸い上げて、それをテキストに起こして、
さらにそれに修正を加えて。そんな今となっては当たり前の作業が、当時はまだ新鮮で、それと同時に本当
に楽しかった。
今の自分はAfter6さんに育てて貰ったところも大きいのではないかなと思っています。
そんな劇団の最終公演。
舞台上の2時間弱もそう。そして結成から今までの長い時間もそう。
本当に素敵な時間を提供してくれてありがとうございました。





新作舞台脚本(+α)は上記なのですが、今年も旧作は多くの劇団・演劇部さんで上演頂きました。
本当に有り難い限りです。
どこの団体さんも様々に工夫を凝らして拙作を見事な作品に仕上げて頂いて、毎度毎度感動するのですが
今年特に印象に残ったのは、学生演劇のクオリティの高さ。
あたし自身も学生演劇は経ているので、決してレベルが低いとは思ってなかったのですが、あたしが学生
時代に観ていた他の学生劇団さんって、何かこう、イマイチ【お客様に楽しんで頂く】という意識が欠落
してたように感じてました。ひょっとしたら今でも残っているのかもしれないですが、エンターテイメント
性を追及することを下に観てる学生劇団さんが当時は多かったのかなと思います。
それが昨年・今年とたまたま近所で学生劇団さんが拙作を上演頂くことが多く、生で学生演劇に触れる機会
が複数回会ったのが考えをガラリと変えました。
どうすれば見やすいか、どうすればより分かりやすく面白く楽しんで頂けるか。
芝居本編はもとより、宣伝から制作まわりも当日パンフもありとあらゆるところにそういった想いが通って
いる。そんなクオリティの高さを感じることが出来ました。
また来年もそういった素敵な学生演劇に出逢えればなと思います。

と。もう一つあった。感動したことあった。
名古屋の劇団、劇団異空間さんが『さくら』『MESSAGE』『ゲッコウテラス』の3作連続上演をして下さった
のも今年でした。
やりたい!!……とは思ってもなかなか実現が難しい企画。
それをこうして現実のものとして下さったのは、異空間さんの劇団としての安定感。
常に良作を提供しつづけ、多くのお客様の支持を頂き続けたからことの賜物なのかなと思います。
残念ながら、まだ一度も生で観劇に伺えていないので、いつか必ずお伺い出来ればなと思っています。



と。ここまでが舞台の話。
実は舞台以外にも幾つか動いていたのですが、それはまだ情報公開出来ないものだったりするので、また次
の更新で。(1年後ってことか?)



ちなみに来年は舞台脚本の新作ですと新作幕末時代劇が1本と、中二系の作品が1本決まっております。
こちら、どちらも情報公開出来次第Twitterでご報告致したいと思います。


それでは、改めまして本年様々にご縁を頂いた皆様本当に有難うございました。
来年も何卒よろしくお願い致します!!


gumba1227 at 14:14│Comments(0)TrackBack(0) 芝居。 | 脚本。

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