3355DEATH NOTEの第一部で、「キラ」を名乗って殺人を重ねる夜神月がどういったミスでLに追い詰められてしまったのかを、フリーライターのGwern Branwen氏が情報科学の見地から分析を行っています・・





マンガ「DEATH NOTE」の殺人鬼・キラが犯した最大のミスは何なのか


◆1:殺害方法

月の根本的な間違いは、目標とは無関係な方法で殺害することだとBranwen氏は指摘しています。デスノートに名前を書かれた人物は、特定した死因を併記されない限り、心臓発作で亡くなります。その死は信じられないほど正確なものであり、何か非常に変則的なことが起きていることを示していて、キラの存在を早々に浮き彫りにしたといえます。


◆2:殺害するタイミング

さらに、月がデスノートを使って誰かを殺害しますが、この殺害は決してランダムではなく、特定の時間帯に発生する傾向があります。地球上には時差があるため、アクティブタイムによってある程度キラの潜伏する国を絞ることが可能になります。Branwen氏は「このミスによって、Lは70億人から1億2800万人にまでキラの正体を絞ることができました。匿名性は約6ビット分失われます」と論じています。





◆3:Lの挑発

作品序盤で、月はLの影武者であるリンド・L・テイラーの挑発に反応し、生放送でキラを罵倒するテイラーを殺害しました。月の突発的な犯行により、Lは「キラは関東地方に住んでいる」と推測し、日本人口の3分の1にまで絞り込みました。Branwen氏によると、Lはこの挑発によってキラの匿名性をおよそ1.6ビット分削ったといえるそうです。しかし、関東の男性人口はおよそ2150万人であり、月はまだlog221500000≒24.36ビットの匿名性を持っているといえるとのこと。

◆4:警察情報の使用

月は警察庁幹部の父の資格情報を使って警察の機密情報を盗み出していました。Branwen氏は、父親のPCをハッキングしたことによって警察とのつながりをうっかり明らかにしてしまったことが月にとって最大のミスだと指摘。「この間違いによっておよそ1万人に容疑者がしぼられたと仮定した場合、匿名性の情報はおよそ13.29ビットになります。3つ目の間違いから比較して約11ビットの匿名性が失われています」と述べています。

◆5:レイ・ペンバーとその婚約者の殺害

月は、自分を監視していたFBI捜査官のレン・ペンバーとその婚約者だった南空ナオミを殺害しました。ペンバーの婚約者を殺害したことによって、Lはペンバーのターゲットだった月をキラではないかと疑うようになります。月にとっては悪人以外を殺害した初めての犯行でしたが、「この殺害によって、容疑者は200人まで絞られたと仮定した場合さらに6ビットの匿名性を失ったといえます」とBranwen氏は指摘。「キラの匿名性は8ビット弱となり、理論的にはこの時点でゲーム終了といえます」と結論づけています。










・デスノートが本当にあったらどうなるのか