31成人してからは、陛下とお酒をご一緒するようになりました。地理研のOB会や御所でのバーベキューなど気の置けない友人たちと飲むのです。よく知られるように、陛下はお強いので酔って乱れたことはありません・・





 酔っ払ったところを拝見したのはたった一度だけ。それは90年に秋篠宮さまと紀子さまがご結婚されたあと、赤坂の東宮仮御所に親しい友人が集まって、“先を越されて残念会”のガーデンパーティーを開いた日のことです。

 テーブルにビール、日本酒、ワイン、ウィスキーが並び、チャンポンしたのがいけなかったのかもしれません。陛下が話の途中で一点を見つめたまま動かなくなりました。「大丈夫ですか?」と声をかけても「う~ん」と唸ったきり。やがて席をお立ちになり、お休みになられたということでした。

 秋篠宮さまがご結婚され、親しい友人が集まったのがうれしかったのでしょう。もしかしたら、先を越されたプレッシャーがあったのかもしれません。酔ったお姿を拝見したのはその一度きりです。





 陛下がお休みになったあと、新婚の秋篠宮ご夫妻がお出でになりました。ご兄弟でお酒を酌み交わすところが拝見できなくて、とても残念でした。

 陛下が雅子さまとご結婚されたあと、お二人そろって地理研のOB会に参加されたことがあります。人気者の陛下はすぐにほかの友人たちの方へ行ってしまい、私と雅子さまが残されました。そこから二人で話したのは、前年のクリスマス前に起きたペルー日本大使公邸人質事件のことでした。恐らく4月22日の事件解決直後にお会いしたので、そんな話題が出たのでしょう。

「大変な事件でしたね」

「どうにか解決してよかったですね」

 そこから踏み込んだ話になったわけではありませんが、私は会話の終わりに「本当はどう思っていらっしゃいます?」とお尋ねしました。雅子さまは「本当にそう思っています」とお答えになり、微笑んでいらっしゃいました。ご成婚されたばかりなのに、いつでも公的なお立場を意識してふるまっていらっしゃるのだと、雅子さまの聡明さを強く感じました。さすがは陛下がお選びになった女性だなぁと感慨深く思ったものです・・

(source: 文春オンライン - 天皇がたった一度だけ、友人の前で「酔いつぶれた日」





・この人からは天皇陛下への想いが伝わってくる。
天皇陛下は本当にいいご学友に恵まれたのですね。
人徳のある天皇陛下です。

・皇族相手に「胸襟を開く」日本人はまずいないでしょう?そのあたり外国の人のほうが、皇族方としてもリラックスできるんでしょうね。

・他の天皇陛下のご学友の記事を見ても思いますが、とても良いご学友に恵まれましたね。気品もそうですが、洒落っ気もあります。(先を越されて残念会なんて、近しい方でなくては出来ないですよね)
その意味で学生時代に得られる友は皇族の方にとってとても大切です。
もちろん、陛下の御人徳もあるのですけど。

・真面目だけれども、ゆとりがあるから、ユーモアが出る。
弟に結婚の先を越されたことにちょっとショックを
受けられたのかもしれませんが、
それ以上に、婚約、結婚の時期(昭和天皇の喪中)や
結婚相手に衝撃を受けられたのだと思います。

・酒を呑めば酔うのは当然です。それを、酔い「つぶれた」とする表現は如何なものでしょう。
記事の内容に沿った、キャッチーではない上品な見出しをお願いしたいですね。