43山も大きなビルもない平らな群馬県の町に、59・5メートルの正三角柱が突き刺さっている。邑楽(おうら)町シンボルタワー(同町中野)だ。人口約2万7千人の町にしては唐突感があるが、どうしてこんな「立派」なタワーが?





2万7千人の町になぜ立派なタワー?きっかけはあの事業


 タワーは1993年5月開業。きっかけは竹下登政権が「ふるさと創生事業」と銘打って全国の市町村に交付した「1億円」だ。89年、町内からアイデアを募って、町民代表14人が使い道を話し合った。

 その1人で、大信寺住職の岡田真幸さん(67)=同町篠塚=は「子どもみこしに、地区の案内板設置……。様々な案がありました」と振り返る。シンボルタワーの決め手は、文字通り「象徴が欲しい」。「高い場所と言えば古墳くらい。ちょっとした盛り土から町を眺めたら、風景が良かった」と推したという。結果的に総工費は5億円超。バブル期とはいえ当然、賛否両論があり、町長選のテーマにもなった。

 完成から四半世紀。「完成したらしたで、当たり前のものとして定着したのかな」。当時町外れだったタワー周辺は今、町役場や図書館、中央公民館などが集積している。「町全域で見えるから、現在位置も分かりやすい」・・


・邑楽町タワー








・邑楽シンボルタワーの最寄駅 本中野駅