333「嘘みたいなまじめな話をこれからさせていただきたいと思います」。4日の会見で、市販のうがい薬を前に切り出した大阪府の吉村府知事。「ポビドンヨード。代表的なものにイソジンのようなものがありますが、うがい薬を使う観察研究をやってきた。薬事法上、効能を言うわけにはいきませんが、コロナに効くのではないかという研究が出ました」・・





・ポビドンヨードうがい…京大准教授「期待しないほうが良い。実験ではヨードうがい群が最も風邪をひいた。粘膜を傷つける」




発表によれば、府と府立病院機構「大阪はびきの医療センター」が新型コロナウイルスに感染した軽症者を対象に、イソジンで日に4回のうがいをしたグループと、そうでないグループに分けてPCR検査を実施したところ、うがいをしてないグループは4日目にして陽性者が40%だったのに対し、うがいをしたグループは9.5%にまで低下したというのだ。

 吉村知事は「4日目には10人中9人で陽性反応が出なくなったというものです。容量・用法は守らないといけないが、うがい薬がコロナを低下させる効果があるなら、府民とやりませんかと。呼びかけです」と話した。


・“うがい薬”が重症化抑える? 大阪・吉村知事が発表



 これについて、厚生労働省は「ポビドンヨードについて、新型コロナとの関連での検証はしていない」「新型コロナ対策で効果があるというデータはない」とコメントしている。また、同日夜の『ABEMA Prime』に出演した京都大学ウイルス再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授(ウイルス学)も、「あまり期待しないほうが良い」と話す。

 「まず、被験者の数が少ないということもあるし、実験手順が不完全だ。ヨードはタンパクとくっつくので、PCRの酵素にもくっつく可能性がある。つまり口の中にヨードが残っている場合、PCR検査の感度が下がってしまう可能性もある。その影響が調べられていないし、そのコントロールをして実験をしなければならないので、科学論文として成立しない。確かに喉にいるウイルスを殺すことは可能だろうが、肺の奥や鼻腔でウイルスが増えていれば、喉のウイルスを減らしても何にもならない」。



 さらに宮沢准教授は「京都大学が昔やった実験では、何もしない、水のうがい、ヨードのうがいをする群に分けて風邪を引くかどうかの実験をしたところ、ヨードのうがいをする群が最も風邪を引いた、という結果が出た。一生懸命うがいをすることで、粘膜を傷つけてしまう可能性があるからだ。また、ヨードを飲み込んでしまう人もいると思う。摂り続けてしまうことで甲状腺の機能低下が起きるし、アレルギーのある人もいる。そういう点にも気をつけなければならない。私もイソジンの味が好きで、飲み込んでいたら甲状腺が腫れてしまったことがある(笑)」と語った。

 「ウツワ」CEOのハヤカワ五味氏は「さっきドラッグストアを見てきたら品薄になっていたし、ネットオークション、フリマサイトでは転売も始まっている。メディアがきちんと検証せずに流してしまうのは危険だと思う」、ジャーナリストの佐々木俊尚氏は「ここまで吉村知事は良いイメージで来ていた。下手すると今回のことが命取りになるかもしれない」と話していた。



・医師や薬剤師ではないのに、ドヤ顔で説明して、結果として府民のみならず、全国放送で視聴していた国民を煽るような行動になってしまったのはまずいと思う。うがい薬自体は禁忌のない人が用法を守って使えば、確かに予防になると思うが、買い占めで必要な人がうがい薬を手に入れられなかったり、転売屋が儲かったりするなんてひどい話だ。

・「新型コロナウイルスに感染した軽症者を対象にイソジンで日に4回のうがいをしたグループと、そうでないグループに分けてPCR検査を実施したところ、うがいをしてないグループは4日目にして陽性者が40%だったのに対し、うがいをしたグループは9.5%にまで低下したという」

こういうのは、うがいしてないグループとイソジンでうがいしたグループに加えて水道水でうがいしたグループを入れないと駄目だよね。そして当然口腔内はイソジンの影響を受けているはずなので、イソジンの影響を受けない箇所(気管支洗浄液)を採取して比べないとまったく意味がない。

・うがい薬を使うと、そのときは除菌できても、喉を保護している粘膜が
傷んでしまうため、丸裸になってしまう。
自然な防御力が喉には備わっているのに、それをわざわざ剥ぎ取るような
ことをしているのがうがい薬。
連日うがい薬でうがいしていると、連日保護膜を痛めつけている
状態になるため、むしろ風邪になりやすくなるという統計がある。

・これこそ大阪府が府民全世帯に配ると言うならまだしも、買いに行けとは驚き!株価は跳ね上がり、品は店から消える……知事らしからぬ浅はかな見切り発車に驚く。

・医療者ですが、この程度の結果で効果を紹介するのは如何なものかと考えざる得ない。
ご本人も気にしてはおられるが、薬機法抵触すれすれに思います。

・医薬品の転売は薬事法違反です。
メルカリなどのフリマアプリでは医薬品の転売は規約違反だったはずですし、転売している人は最悪逮捕される恐れもあります。