9119924今から約20年前。将棋界は異様な事態にちょっとした騒動となった。当時23歳にしてすでに4冠を手にしていた、羽生善治。1000年以上の伝統を誇る将棋界には、様々なしきたりがある。対局者には上位者と下位者があって、上位者が床の間を背にして上座に座る。しかし・・・



しかし、対局室に早くに現れた羽生はほとんど直線的に何も躊躇うこともなく床の間を背に着席した。ややあって現れた中原は対局室に入るなり目を丸くした。
このとき中原は46歳。羽生は確かに4冠王ではあるが、しかし先輩であり永世名人でもあり、順位も上であり、なにをしても中原が上座であることは明白。

続けて谷川戦。これも正確には順位が上の谷川が上座。しかし先に現れた羽生は今度も平然と上座を陣取る。将棋は羽生が勝ち、名人挑戦権の行方は、プレイオフとなり再び谷川と関西将棋会館で相まみえることとなる。

対局15分前に和服に身を包み現れた羽生は、またしても上座に着く。後から現れた谷川は口にこそしなかったが表情は硬く怒りを顕わにしていた。

これが羽生善治3連続上座事件の顛末。将棋界は騒然となった・・・

(source: ニコニコニュース - 将棋界を騒然とさせた羽生善治「3連続上座奪取事件」を回顧

羽生善治が詰み筋に気づいた瞬間