9451740名門・星稜のエースとして活躍した西川健太郎氏(23)は、2011年のドラフト2巡目で中日に入団。1年目から1軍で登板し、2年目にはプロ初勝利もマーク。ところが翌年、翌々年と開幕直前に右足内転筋を故障。16年は1軍での登板なし。球団から戦力外通告を受けた。



“将来のエース候補”23歳で戦力外通告 同い年の妻は妊娠中


身重の妻は、夫への戦力外通告を受けて「生活できるのかな」と不安を覚えたという。それでも、現役続行を目指してトライアウトに向かう夫を全力でサポート。直前には「お腹の中に居る赤ちゃんと祈ってます」と、あふれる思いを手紙にしたためた。

球団の施設を借りて調整を続けた西川氏は、「家族のために頑張りたい」と、甲子園球場で開催された本番に臨んだ。マウンドでは最初の打者から三振を奪うなど、対戦した打者3人を抑え「真っすぐで押せた。やることはできた」と汗をぬぐった。夜には自宅に戻り、妻に「やれることはやった」と告げた。


星稜高校時代の西川健太郎氏



西川健太郎氏 ナゴヤ球場でのブルペン投球(7月27日)



西川健太郎氏と朱里夫人


その後は関係者からのオファーを待つ日々。鳴らない携帯電話に「焦りますね」と本音も漏れた。そんな中、中日から打撃投手のオファーが届いた。

裏方就任は、すなわち現役をあきらめることになる。現役への未練に2日間悩んだ西川氏だったが「(妻と子どもを)養っていかなきゃいけない」と、打撃投手のオファーを受けることに決めたという・・


戦力外通告 中日ドラゴンズ 西川健太郎投手の挑戦 ロングバージョン