9509842刺身に添えられている「つま」は、刺身を見栄えよく色鮮やかに演出する名脇役であるが、このつまは食べるべきなのか、残すものなのか、皆さんは分かるだろうか? 食べきる方が好ましいのか、残すと失礼にあたるのか、そのあたりのマナーはどうなっているのだろう?



食べる?残す?刺身に付いてる大根のつま、正解を専門家に聞いた


料理家の山口麗子さん 「大根のつまは食用です。刺身を美味しそうにひき立てる役割もありますが、水分を吸い取って鮮度を保つ防腐作用があります。

また、大根が持つ辛味成分や酵素は、抗菌効果や消化を助ける働きを持ちます。つまり、つまが添えられている刺身は鮮度が保たれているのはもちろん、一緒に食べることで食中毒や消化不良を防ぐことができます」

つまは、むしろ食べた方がよいものだった。そもそも、「妻」が語源という説もあるようで、内助の功で刺身を支える存在といえるのだ。


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刺身の添え物としてよく登場する、しその葉や海藻、小菊などはどうだろうか。

「しその葉や海藻、小菊なども食用です。ほかに、しその穂の部分である『穂しそ』や、タデ科植物の『紅たで』なども刺身に添えられますが、すべて食用で食中毒や刺身の腐食を防ぐ作用などを持つため、食べた方が好ましいです。

ちなみにわさびは大根同様のアブラナ科植物で、つま同様の働きに加え防虫作用を持ちます」


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手を付けずに食べ残したり、逆にすべて完食したら、失礼にあたるだろうか。

「失礼や下品と思われることはありませんが、さまざまな食材の効能を知れば、残す必要がないと分かりますね。また、食べることで食材の無駄も省けます」・・


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